京都芸術センター Kyoto Art Center

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<ギャラリー北・南>

 

日本ポーランド国交樹立100周年記念
ポーランド芸術祭2019 in Japan
「セレブレーション−日本ポーランド現代美術展−」


Piotr Bujak, HANABI, 2019


© contact Gonzo


小泉明郎「私たちは未来の死者を弔う」
2019
© Meiro Koizumi
Courtesy of MUJIN-TO Production

2019.5.18(土)〜 6.23(日)

【出展作家】
カロリナ・ブレグワ,アグニェシュカ・ブジェジャンスカ, ピョトル・ブヤク,contact Gonzo,東影智裕,hyslom,今村遼佑, 石橋義正,川田知志,小泉明郎,ダニエル・コニウシュ, ロベルト・クシミロフスキ,マリア・ロボダ,松田壯統,岡本光博, アリツィア・ロガルスカ,笹岡由梨子,ウーカシュ・スロヴィエツ, スタフ・シュムスキ,谷中佑輔,山本麻紀子
【キュレーター】
加須屋明子(京都市立芸術大学教授)
パヴェウ・パフチャレク(大阪大学博士後期課程)


日本とポーランドのアーティスト21組による競演

ポーランドと日本は、それぞれ豊かな歴史や文化の伝統を持ちながら発展してきました。とりわけ、両国に共通してみられる感性的特質、季節や時代の移ろいを敏感に感じ取り、変化する姿に「もののあわれ」を感じ愛でる美意識は高く評価されています。

ポーランドは、複雑な歴史を背負いながらも、その中から優れた芸術を生み出し続けてきたばかりでなく、生活全般と密接に結びつく工芸、建築デザインなどでも知られ、また映画や音楽、ファッションなどの分野でも高い評価を得ています。日本は独自の文化・思想的背景を元に、細やかな手仕事と仕上げの見事さで際立ち、また身体感覚と結びついた多様な表現の豊かさも見逃せません。

本展では、両国の若手中堅の作家に注目し、その美的・批判的価値の共通要素に焦点を当て、鋭い感性で社会を切り取る作品を通じて、両国の現代社会の姿について考えてみたいと思います。

本展を準備するにあたり、異なる様々な文化的背景を持った両国の作家相互がそれぞれに「生きた対話」を行い、意見交換し、学び合ってきました。本展は非・一元的な価値観や現象を示すことを目指しており、それを通じて、主要な中心的位置から隔たった、より小さな社会構造や目立ちにくい地方都市において、より生き生きとした社会生活が営まれることが示されるでしょう。

本展は日本とポーランド両国で実施し、そのことで社会的政治的な変化や芸術のポストコロニアル的な解釈といった、同一のテーマに関して、いわゆる西欧的ではない立場から、多様で異なる見方を提案します。

京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 Tel:075-213-1000

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

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<@KCUA 1.2>

 

ジェン・ボー 個展
「Dao is in Weeds」
-道在稊稗/道(タオ)は雑草に在り


After Science Garden, 2018.


Kindred, 2017

2019.6.1(土)〜 7.15(月・祝)

企画:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
主催:京都市立芸術大学

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAでは、史実や社会現象についての緻密な調査をもとに、雑草をはじめとする植物と協働して未来を考察するための作品を手がける気鋭のアーティスト、ジェン・ボーの個展を開催します。

2019年1月と3月の2回に渡って京都での滞在調査を行ったジェンは、京都市立芸術大学の移転予定地である崇仁地域(京都駅東部エリア)を訪れてその歴史を学び、まちづくりの最中で日々環境が変化していく現在の様子に強い関心を抱きます。そして、大学移転という次なる大きな変化を受け入れようとするこの地域を舞台に、活動家、美術家、建築家、文化人類学者、歴史学者、生態学者などのさまざまな専門を持つ人々と共に、より良き生態学的未来、全ての種の生物における平等をめぐるプロジェクトを実施することになります。本展では、これらの調査をもとに構成したインスタレーションが展開されます。

本展の中国語題である「道在稊稗」とは、『荘子』の一節で「道(タオ)は何処にあるのか」と問われた荘子が「何処でもある、すべてを余すところなく包むものである」と説く場面に現れる言葉です。人為を離れた自然の中においては、全てが等しい価値を持つ——。人類が地球環境に変化を及ぼすようになった地質時代「人新世」に生きる人々に、ジェンはその作品を通じて、地球の環境と生態系、そしてその未来に向けて私たちができることとは何かを問いかけているのです。

京都市中京区油小路通御池押油小路町238番地の1 Tel:075-334-2204 休廊日:月曜日

グランマーブル ギャラリー・パルク

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明楽和記
「Playground」


「Melting Painting」
2019
キャンバス、アイスクリーム
©AKIRA KAZUKI



「 6,000 marbles」
2013
ビー玉
©AKIRA KAZUKI

2019.6.14 (金)~ 6.30(日)

Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2014年より公募展『Gallery PARC Art Competition』を毎年開催し、例年7月に採択プランによる展覧会を実施しています。また、2018年より公募展開催前にあたる6月に、これまでの公募展採択アーティストより1名を選抜して個展(2018年は、2014年の採択アーティスト・むらたちひろ「internal works / 境界の渉り」展)を開催するフレームを設置し、PARCでの公募展をきっかけとして、それぞれのアーティストの「今」の活動や展開を眼差す機会としています。

本年も7月5日(金)より2名・1組による3つの展覧会を連続開催いたしますが、それに先立つ2019年6月14日(金)から6月30日(日)まで、2015年の採択アーティストである明楽和記による個展「Playground」を開催いたします。

明楽和記(あきら・かずき/1988年・和歌山生まれ)は、2011年に成安造形大学 構想表現クラスを卒業、2012年に同大学今井祝雄研究室を修了後、精力的に個展を開催する一方、「ART COURT FRONTIER#12」(ART COURT GALLERY・大阪 / 2014年)や「六甲ミーツ・アート2016」(六甲山・兵庫 / 2016年)、「KAVCアートジャック」(神戸アートビレッジセンター・兵庫 / 2018)などのグループ展などでの発表にも積極的に取り組んでいます。

『私は色を置くこと、与えることで作品を成立させています。』とする明楽は、絵画を「ある場に色が置かれている状態」と解釈しています。この「ある場」とはいわば支持体として、キャンバスや壁、窓や地面などを含み、「色を置く」は絵の具や塗料によるものだけでなく、私たちの目に馴染んだ既製品(付箋、風船や電球、ビー玉やスーパーボールなど)などをも含みます。塗装されて壁にかけられた時計、床にドリッピングされた大量のビー玉、部屋を跳ね回りながら空間にストロークを描くスーパーボール、ギャラリー空間を強引に白色で塗り込めることでつくられた無の象徴(ホワイトキューブ)。これらは「絵画」を解釈・分解した上で、そこから色(要素)を抽出・選択し、支持体(場)を見定め、(再)配置する行為であり、これは明楽にとっての絵画制作と捉えることができます。

要素・場・意味を観察し、そこにある認識や意味を軽妙にズラす、あるいは異なる規則によって並び替え、置き換えることで作品を成立させる明楽は、本展「Playground」において、PARCを「公園」と置き替え、展示空間と公園や道などとの差を排除してみることで、『作品』の在り方や成立条件を考察するものです。また、本展ではその思考を絵画だけでなく彫刻へと広げ、それぞれの境界や関係性へと眼差しを向けます。

協力:内田工業株式会社
   北川鉄工所

〈展覧会について〉

「遊具を彫刻に、猫を絵画に。」
魔法のようですが、これらの異なるものを地続きにしようと試みたとき、頭の中にそれぞれの領域を隔てる壁があるかもしれません。
しかし、その壁を乗り越える、もしくは消し去さることができれば、公園にはカラフルな彫刻が並び、向こうの方で絵画が寝ている、何気ない日常の中に作品のある場が広がることになります。
今回の個展は、公園と遊具をテーマに展覧会を構成し、壁を乗り越えるハシゴ、もしくは壁を壊すドリルのような作品を中心に展示します。

明楽 和記

京都市中京区烏帽子屋町502 2F.3F. 4F Tel:075-231-0706 休廊日:月曜日

イムラアートギャラリー京都 imura art gallery Kyoto

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山﨑史生 個展


「静かな隣人」
2019
楠、水彩絵の具

2019.2.20 (水) 〜 3.6 (水)

この度、イムラアートギャラリーでは4年ぶりとなる、木彫家・山﨑史生の個展を開催いたします。

山﨑の制作スタイルは一貫しており、一本の木から掘り出す「一木造り」技法を用いて像の全身を彫刻した後、水彩絵具で彩色を施しています。
一見すると、異形のもの、と言える山﨑の作品。虚空を見つめ閑寂さを湛えたような彼らは、この世のあらゆる生命種族を超越した半神的存在のようでもあります。整ったものも、歪とされるものも全て受け入れて、肯定的に皆の現前に差し出された立像。この存在の受け取り方は、その時のあなたの心次第、と、まるで己のあり方を問われているように感じます。

長い時間をかけ、作家が作家自身とも向き合い完成された立像は、木彫ならではの温もりを持ち合わせ、純朴な佇まいで、私たちの心に寄り添ってくれることでしょう。

饒舌な眼差しを持った「静かな隣人」。どうぞご高覧下さい。


午後5時を知らせるチャイムの音が近所の造船所から聞こえくる。今日も朝からただ造りかけの作品の前に座っていた。また道を見失っている。悪いクセだが、今の自分には必要な時間だとも思える。迷い込んだ道の端から顔を覗かせる得体が知れぬ何か、その様なモノを取り籠んだ時、作品は動き出す。

山﨑史生

京都市左京区丸太町通川端東入東丸太町31 Tel:075-761-7372 休廊日:日・月曜&祝日

MORI YU GALLERY 京都

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藤 浩志
「Jurassic Plastic」


「Toy Saurus-1200B Araya ashore 1804」
2018年

2019.6.1 (土) 〜6.30 (日)
レセプション パーティ:6.1 (土) 17:00 − 19:00

MORI YU GALLERY では約10年振りとなる藤浩志の個展「Jurassic Plastic」を開催いたします。

藤が考案したおもちゃ交換システム「kaekko」(2000年 - ) によって集まってきたおもちゃの中でも、交換されずに残りつづけたプラスチックの壊れたおもちゃや破片類。これら無視する事の出来ない素材の蓄積を用いて、藤は恐竜や鳥なとのオブジェを制作し、現状を露呈しつつ価値転換をおこないます。 本展では、「かえっこ」の中でも選ばれず残り続けたおもちゃでつくったオブジェ「ToySaurus」やプラスチックの小さな破片を集め色分けした集合体「Ginjo」の他、オブジェをもとに描いた新作平面作品などを展示いたします。


Jurassic Plastic
プラスチックの原料となる原油は、恐竜が暮らしていたジュラ紀の頃の生物の死骸が深い地層に沈殿し、地熱やバクテリアによって分解され生成されたものです。僕が生まれた1960年頃より世界中で石油化学工業は急成長し、1970年代以降プラスチック製品が激増。流通や商品、生活環境は激変しました。

1997年、家庭内で排出されるビニプラ素材への違和感からすべて捨てずに洗浄し収集をはじめました。その活動から発生したのが「かえっこ」です。
「かえっこ」では子どもたちが不要となったおもちゃを持ち寄り物々交換を行います。魅力的なおもちゃは引き取られるのですが、プラスチック類の壊れたおもちゃやファーストフードのおまけなどが大量に溜まり、現在も自宅の倉庫に増え続けています。

これらのプラスチック類は世界中で大量に廃棄され、洪水などで河川に流れこみ、海洋全体に広がり海洋生物に大きな影響を与えています。
1960年に生まれ、数十年のうちに死にゆく僕の存在と、この素材の存在する時間が重なることも無視出来ないのです。

藤 浩志

京都市左京区聖護院蓮華蔵町4-19 Tel:075-950-5230 休廊日:月曜日・火曜日・祝日

ヴォイス・ギャラリー MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w

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<展示室A>

 

中村 敦 個展
mixed media


2019.5.22(水)〜 6.2(日)

菌類や微生物などの集合体はまるでそこに意思があるかのように結束し、その種それぞれの美しい構築物や「紋」を描きながらコロニーを拡張していきます。
それは、DNAに刻まれた独自の文化であり、様式美と言っても良いのではないだろうか。
古今東西の様式的な文様やデザインなどと、遺伝情報によって形成された生態的な形象。
これらの境界が曖昧になって溶け合った世界観と人間の理解を超えた何かが表現出来ればと考えています。

中村敦

<展示室B>

 

ニシジマ・アツシ
「Number Pieces」
mixed media


"Turner Courtain -2017-"
「Humor Identification/脱力と直感」
8/ART GALLERY/小山登美夫ギャラリー,
2017(会場風景)
Photo by Kenji Takahashi

2019.5.22(水)〜 6.2(日)

アーティストトーク:5.25(土)17時〜18時頃
予約不要・無料

京都市下京区富小路通高辻上る筋屋町147-1 Tel:075-341-0222 営業時間:11時~19時 休廊日:月・火曜日

同時代ギャラリー DOHJIDAI GALLERY of ART

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<ギャラリー>

 

「廻 /めぐる ・ 朴 善化 展」

2019.5.21(火)〜 5.26(日)

ジャンル/ 韓国仏画を中心とした膠彩画

20年近く韓国仏画など東洋画の模写制作を続けています。生まれ育った国の文化財である高麗経典見返絵や朝鮮仏画の模写制作は、現在から過去へと自分の源流を廻る旅でもあります。
月日は廻り、ここ同時代ギャラリーで2009年に初めて個展を開催してから10年、この節目に自分の原点を見つめてみたいと思います。

<ギャラリーショップコラージュ>

 

「もののみかた」
いけうらあやこ


2019.5.21(火)〜 5.26(日)

ほんのちょっと”見かた”を変えるだけで見え方や意味が変わってくる
見る側が対象を”どう見るか”で良くも悪くも変わってくる。
場合によっては全く別物に見えていたりもする。
私たちは本当に正しくものを見ているのだろうか。
今まで生きてきた経験や思い込み、その時の感情で歪めて見たり、そもそも”見ていない”こともあるのではないだろうか。
本展覧会ではそんな”もののみかた”をテーマに制作された作品を展示しております。

いけうらあやこ

京都市中京区三条御幸町南東角 1928ビル2階 Tel:075-256-6155 休廊日:月曜日

ギャラリー16 galerie16

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橋川昇平 展
「あなたが見つめる物語」


2019.6.18(火)〜 6.29(土)

オルターモダン以降のアートでは、作品の自立性ではなく、テキストとイメージ、時間と空間、それらの間に編み込まれていく関係性が重視される。
この関係性とは、領域の往復によって成立するものではなく、横断によって成り立つ。
ここでは、制作と鑑賞を横断する作品を提示することで、人新世以降の誰もが当事者となりうる状況を感性の領域で模索する。

橋川昇平

 

由井武人 個展
「エコラリアス」


2019.7.2(火)〜 7.7(日)

子どもは言葉を覚えるときに、それ以前の赤ちゃん語を忘れる。そのように、言葉はいつも「消えてしまった言葉のエコー」である。そして、忘れることは創造の源でもある。
-「エコラリアス 言語の忘却について」 ダニエル・ヘラー=ローゼン 著 関口涼子 訳 内容紹介抜粋-

人はなぜ絵を描くのかという問いは、人にはなぜ絵が見えるのかという問いと根は同じではないかと思う。そこにはまちがいなく言語が関わっていると思うが、気になるのは言語からイメージまでの距離である。モチーフはできるだけ不意にくるものを好んでいる。新しいペンを買った時の試し書きの線、何気なく歩いている時に携帯で撮った写真、生活の中で何となく目に留まったもののスケッチ。それらをドローイングして無意識を意識化し、時には時空の異なるモチーフが画面上でつながったり響きあったりする。その行為の中で「意味が正確には理解できないけど実を感じるもの」が現れてくるのを待っている。
エコラリア=反響言語。言語習得期などに見られる言葉を反復して発すること。
自分に見えている世界を言語としてうまく定着できないくらいの実とイメージの距離感を保てれば、それが自身の絵画にとって理想的なイメージまでの距離であると思う。

由井武人

 

stART: 中澤ふくみ 個展
「中性になって飽和する」


2019.7.9(火)〜 7.14(日)

★ stART2019:京都を中心に芸術系大学からピックアップした若手作家による個展形式の展覧会シリーズです。

「人がすべてのものを創造する世界
自身の身体を奇形し、生活の効率化、利便性の向上をはかる
奇形させた身体を道具として 利用し働くものもいれば
娯楽を目的とした施設に成り代わるものもいる
なりたいものに姿を変え、人のみですべてを担える世界
そこに住まう人々の日常の一部を描く」

中澤ふくみ

<APERTO会場>

 

stART: 佐藤雄飛 展
「心象風景のバスルーム」


2019.7.9(火)〜 7.14(日)

★ stART2019:京都を中心に芸術系大学からピックアップした若手作家による個展形式の展覧会シリーズです。

アイデンティティが情報としてより感じられるようになったが、強いフィルターがかけられているようで全てを知ることはできない。
国、性別、人種、民族、年齢などのカテゴライズされたアイデンティティは矛盾を孕んでいる。

佐藤雄飛

 

stART: 稲垣有惟 展
「かげを徘徊する」


2019.7.16(火)〜 7.21(日)

★ stART2019:京都を中心に芸術系大学からピックアップした若手作家による個展形式の展覧会シリーズです。

コミュニケーションのなかで、その人に付く痕跡がふっとにおった時、どきっとする。
言葉やふるまいから、相手のバックボーンを意図せず覗いてしまった、わずかに後ろめたさを感じる。
その人を作った要素がちらっと顔を出した瞬間、その人の影が濃くなり、深みが出たように見え、ぐっと引き込まれる。
それと同時に、お互いの距離がはなれる感覚がある。
この瞬間、自分の立ち位置を改めて考え、気づく。
あ、他人なんだ、と。

痕跡の集まりが人間を作る。
自己を作り上げた全ての要素は、からだのあらゆる場所に染み付いている。
たまにその中の古いシミが、におってくる時がある。
その時、私は私の帰る場所を思い出す。

稲垣有惟

京都市東山区三条通白川橋上ル石泉院町394 戸川ビル3階 Tel:075-751-9238 休廊日:月曜日

ギャラリーギャラリー GALLERYGALLERY

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「Threads of Thoughts」
ガリ クリクナーニと平野薫

 

2019.6.1(土)〜 6.15(土)

“古着を糸になるまで分解する、そしてその糸を結び直すことによって,新たな形へと生まれ変える”
わたしは、このような方法を用いて作品制作を行い、気配や記憶など実体が不確かで不可思議な存在を追い求めてきました。
本展覧会では、ミナ ぺルホネンの古着を素材とした新作2点と、ドイツで制作した旧作など、数点を出展する予定です。古着の糸を素材とするという同じ手法を持つガリの作品と私の作品が同時に展示されることで、私たちがいつも身につけている服や布、糸を基点として、ものの成り立ちやあり方、ひいては私たちが暮らすこの世界について考えることができるでしょう。

平野 薫

今回の展覧会で展示される作品は、分解と集積、美術と工芸というテーマを持っています。また、工芸と手による創造の文化的意義も考えられています。
最初の素材は、古い衣服の生地からほぐし、糸を作り出します。そしてそれを使い、新しい織物を製作します。もはや衣服でない、新しいオブジェとしての作品が生み出されます。
絣の技法を使用する時もあれば、フェルトにデジタルプリントを施す場合もあります。

ガリ クリクナーニ

京都市下京区河原町四条下ル東側 寿ビル5階 Tel:075-341-1501 休廊日:木曜日

ギャラリー知

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前田 紗希 個展


2019.5.25 (土) ~ 6.8(土)

京都市中京区寺町通丸太町東入る南側下御霊前町633 青山ビル1F Tel:075-585-4160 休廊日:月曜日

KUNST ARZT

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三宅 佑紀 個展
「ラベンダーの箱」


2019.6.18 (火) ~ 6.23 (日)

KUNST ARZT では、昨年に引き続き3度目となる、 三宅佑紀の個展を開催します。
三宅佑紀は、記憶の中にある日常的なモチーフの 「最もそれっぽい姿」を引き出すアーティストです。
本展は、透明感のある油彩のほか、トレーシング ペーパーの両面にパステルで描いた作品群、 「夜のスケッチ」と題して、ヘッドライトの光で 一瞬だけ浮かび上がる暗闇の世界をとらえた 作品群から構成します。ご注目ください。

KUNST ARZT 岡本光博

〈展覧会コンセプト〉

前回の個展からずっと、ある一日の できごとについて考えている。
その日のことは実はあまり覚えていない。
10年以上も前のことで、記憶が曖昧に なっているのだが、最近になってひとつだけ 思い出したことがある。花束を作ったことだ。
庭に植えられていた全ての植物を少しずつ切り、 いくつかの花束を作った。それが昼だったのか 夜だったのか、どんな花束を作ったのかさえ覚え ていないが、庭へ入ったことだけは覚えている。
作った花束は次の日、美しい白い木の箱に 詰められ、遠くへ運ばれたらしいが、 ちゃんと届いたのかどうかは結局よく分からない。

あの日、花束を作ったときのように、 画面の向こう側に誰かの気配を求めて作品を描く。 それを“箱”に詰めたとき、今度は届くだろうか。

三宅佑紀

 

新宅 加奈子 個展
「Embodiment」


2019.6.25 (火) ~ 6.30 (日)

パフォーマンス:6.25(火)〜 29 (土)14:00〜18:00

KUNST ARZT では、昨年に引き続き、 新宅加奈子の個展を開催します。
新宅加奈子は、自身の裸に絵の具を纏う アーティストです。
高校生の頃から継続しているという 「今ここにいる」という実感を得る為の この行為は、彼女にとっては、表現以前に 儀式のようでもあります。
本展では、アーティストの身体を経由した 絵の具を固形化した作品、皮膚上で 硬化していく絵の具の様などを捉えた映像作品、 そして昨年同様パフォーマンスも予定しています。
ご注目ください。

KUNST ARZT 岡本光博

〈アーティストステートメント〉

時々私は裸になって絵の具を全身に纏います。
皮膚の上で混ざり合う絵の具は、 私が私であることを超え、 人間という身体を持った存在であることも忘れさせます。
それは単なる欲求や衝動ではなく、 自分が自分として生きていくために 必要な行いとして始まりました。
むしろ、儀式のようなものだったのかも知れません。
私の日常のなかで現実感が希薄になり、 放っておくと、「今ここにいる」という実感が 徐々に失われていき、その恐怖で、 私の心身は硬直してしまうことがあります。
その為、私はこの儀式を繰り返す事により、 そのような恐怖を取り除き、 そして確かに生きている事を確認しているのです。

新宅加奈子

京都市東山区夷町155-7 2F Tel:090-9697-3786 休廊日:月曜日

ギャラリー モーニング  gallery morning kyoto

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“PLACE”
「そこにいる その場所で・・・」
海老優子・佐古 馨・中津川浩章・
バーバラ クロール・福村真美


2019.6.11(火)〜 6.23(日)

 

Eri’s 2000’s
吉原英里の2000年代 [作品集出版記念]


2019.6.25(火)〜 7.7(日)

吉原英里の2000年代

吉原英里の作品を回顧するとき、インターネット時代における人の「不在」と物の存在感の二面性があることに気づく。
吉原は、1983年のデビューから一貫して帽子や椅子、家具、食器など物や室内の情景をモチーフに、不在の人物の気配が漂う銅版画を独自のラミネート技法で制作してきた。ラミネート技法とは、インクが刷られた雁皮紙と洋紙の間に実物の新聞や封筒、印刷物、自作の版画などを挟み込んで刷り上げる技法だ。86年には《M氏の部屋》でインスタレーションを展開し、版画をイメージ領域から空間へと広げていく。2000年にはイタリア・ミラノで個展を開催した後、本格的に油絵を始めた。

2000年代以降を回顧する本展では、油彩と版画を組み合わせたシリーズが中心に展示される。代表的なのは、《画家のノート・セザンヌ1》や《マーク ロスコの椅子》など、過去の画家たちの作品と椅子やオブジェなどが組み合わされた静物画だ。さまざまな画家と物との組み合わせは、ジョルジョ・モランディの瓶や壺を描いた静物画のように絵画と版画のタッチの差異、配置や構図、遠近などさまざまなヴァリエーション(変奏)を見せる室内楽だ。
さらに、吉原は版画の枠を越えて、空間へと拡張する。それが、80年代に試みたインスタレーションに再び取り組んだ《Garden2012-2》である。鳥が描かれたクッションがソファに置かれた光景を複数画面で展開した本作は、他人の部屋を覗き見るように、画面に配置された物から居住者の人物像や室内を想起させる。いずれも、絵画と版画、作品と空間、美術史と個人史、芸術と生活の境界を、交差、往還する作品だ。

これら吉原の異素材を組み合わせた版画は、キュビスムのパピエ・コレ、シュルレアリスムのコラージュなどを独自に展開したものだが、00年代以降のデジタル社会では見え方がさらに多様になる。なぜなら、インターネットの普及によって、人は匿名になり、ウェブサイトやフリマアプリで売買される個人所有のセカンドハンド(中古品)の家具や服、アクセサリー、本の画像を通じて、私有物から他者の趣味嗜好や人物像を判断する機会が増えたからだ。

吉原の絵画空間に描かれた物の所有者とはいったい誰なのか。それは、展示空間にいる鑑賞者のことかもしれない。鑑賞者が吉原の作品に見ているのは、過去の記憶だろうか、あるいは未来の光景だろうか。いつの時代も変わらず、美術は人が見ることで存在する。

平田剛志(美術批評)

 

「FACE III Exhibition」


2019.7.9(火)〜 7.21(日)

赤松玉女 上村亮太 佐竹龍蔵
廣田美乃 バーバラクロール
松尾勇祐 松平莉奈

京都市東山区中之町207 (三条通白川橋東入四丁目、三条通岡崎広道西南角)
TEL:075-771-1213 休廊日・月曜

エンアーツ eN arts

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showcase #8 “共振体 – Resonators”
curated by minoru shimizu
岡田 将  山口 梓沙


岡田 将「無価値の価値」
2019
© susumu okada


山口 梓沙 「唇」
2019
© azusa yamaguchi

2019.4.12(金)〜 5.12(日)
会期中 金・土・日 12:00-18:00 開廊
アポイントメント 承ります
オープニングレセプション:4.12(金)18:00 - 20:00

eN arts では、清水穣氏のキュレーションによります、写真・映像に特化したグループ展 “showcase #8” を開催いたします。展覧会のタイトルが示す通り、写真及び映像の現代若手作家の「ショーケース」となるこの展覧会は2012年からスタートし、本展がシリーズ8回目の展覧会となります。 “showcase” 出展作家の多くは キヤノンが主催する公募展「写真新世紀」受賞作家です。今回は、2018年度キヤノン写真新世紀優秀賞受賞者 岡田将 と 2017年度キヤノン写真新世紀優秀賞受賞者 山口梓沙のお二人が 副題である “共振体-Resonators”という括りによって選出されました。

そして 今年 eN artsは 第7回を迎えるKYOTOGRAPHIE2019に KG+として参加致します。KYOTOGRAPHIE2019のテーマは「VIBE」―私たちの感覚を研ぎ澄まし、自身の中に眠る何かを揺るがし覚醒させるもの-。そのKYOTOGRAPHIE2019のサテライト展示としまして、showcase #8 では、被写体から発せられるVIBEを感受した二人の作家が、各々のレンズを通して表現した作品群をご紹介致します。それらの作品と対峙したとき、鑑賞者である皆様の内なる感性が揺れ動かされますよう、心から願っております。


showcase #8 “共振体 – Resonators”
curated by minoru shimizu-

2012年に、才能ある新人を紹介する小企画展として始まった「showcase」も今年で8回を数え、今回初めてKyotographieに参加しようとしています。

第1回と第2回は「ネオ・コンポラ—cool & critical」と題して、日本の70年代の「コンポラ写真」の途切れた系譜を継ぐ、若手世代の多彩な表現を集めました。第3回「日本の肖像 Japanese Portraits」展では、不安定な未来を抱える現在の日本の肖像表現を考察し、続く第4回は現代におけるConstructed Photographyを再考する「つくりものconstruct」展、第5回は同じく現代におけるSnapshotを再考する「偶然を拾う— Serendipity」展を企画しました。第6回は、写真の物語性について検討する「Storytelling、引用の物語」展、第7回は「あるがままか画像加工か」という対の代わりに「写真かスキャンか」という対においてデジタル写真表現を考察するものでした。(詳細はeNartsのHP内アーカイヴをご覧ください)

2019年度のKyotographieの総合テーマは「VIBE」ということなので、今回のshowcaseではまさに世界から発せられるヴァイブレーションを感受し、それと共振して写真を制作する2人の作家を選びました。言い換えれば、彼らの写真は、事物の写真ではなく、事物が発するヴァイブレーションと「共振するものresonators」としての写真なのです。

岡田将(おかだすすむ1984年生)は、2018年度キヤノン写真新世紀優秀賞(Sandra Philips選)受賞。岡田が共振しているのは、芥子粒のような石に秘められた長大な時間です。作家は、マクロな自然からミクロな自然まで、人間の時間を超越して流れ続ける地学的・天文学的な時間世界に没入します。写真にはサイズという次元がありません。この本質を活かして、極小の砂粒が、極大の宇宙として撮影されています。

山口梓沙(やまぐちあずさ1995年生)は、2017年度キヤノン写真新世紀優秀賞(清水穣選)受賞。岡田とは対照的に、山口が共振しているのは、まさに人間的時間です。そこに生きている、生きていた人間の気配や記憶が、空間のなかからゆっくりと立ち上ってきます。作家はそれに感情移入するのではありません。そのかすかな雰囲気や幻聴を、繊細に増幅して何枚もの写真に変換するのです。

2019年4月  清水 穣

京都市東山区祇園北側627 円山公園内八坂神社北側 Tel:075-525-2355 開廊日:金・土・日曜日

ギャラリー ヒルゲート  Gallery Hillgate

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〈奥庭スペース〉
貴志カスケ
お庭インスタレーション


2019.3.12(火)〜 7月末まで

 

〈1F〉
宮村長 水彩・スケッチ展


2019.6.18 (火)〜 6.23 (日)

 

〈2 F〉
豊﨑博光 写真展 「世界の核被害」


2019.6.18 (火)〜 6.23 (日)

京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町535番地 Tel:075-231-3702 休廊日:月曜日