イムラアートギャラリー京都 imura art gallery Kyoto

ギャラリーのサイトへ
 

木村秀樹、堀尾貞治
「The Viewport -特異な距離と平行線-」


「Grid 2017-1-20(Ripples and Rainbow 2)」
2017
(Squeegeeing)Acrylic on Canvas
100x50x3cm
木村秀樹


「あたりまえのこと3㎏Painting」
2016

40x50x4cm
堀尾貞治

2017.6.30 (金) 〜 7.29 (土)

この度イムラアートギャラリーは、木村秀樹、堀尾貞治による展覧会を開催いたします。 本展では、現代に生きる、異なるアプローチで40年以上に渡り、現代美術に挑戦し続ける、木村秀樹と堀尾貞治 を交えたスリリングな絵画をご紹介いたします。

木村秀樹は版画家として、1970年代に鮮烈なデビューを飾った後、20代の頃から国際的な版画展で多くの賞 を獲得し、長年に渡り、第一線で活躍を続けています。版画でありながらも絵画と融合した木村の作品はエディ ションを持たない実験的な作品として新鮮な驚きを与えてくれます。本展では、木村秀樹が製作をしている 《Squeegeeing Acrylic on Canvas》シリーズより1998年~現在までの作品を展示いたします。

堀尾貞治は1960年代より戦後の日本美術を牽引した「具体」のメンバーとして活動を開始、1998年の定年退 職までサラリーマンとして働きながら、作家活動を展開していきました。1985年頃より「あたりまえのこと」とい う一貫したテーマのもと日々作品を作り続け、ここ十数年、海外での注目も目覚ましく、年間100本以上もの展覧 会を行い精力的に活躍しています。本展では近年新たに取り組んでいる「重量絵画」、3㎏分の鉄のかけらを繋 ぎ合わせた作品《あたりまえのこと 3㎏ Painting》を展示いたします。

両名の創作活動は脈略のない領域に属するものに見えますが、ビューポート(≒多角的な視点)を設定する時、 新たな世界像が見えてくることでしょう。現代を生きる両名の実験的な"Painting"をご高覧くださいませ。


京都市左京区丸太町通川端東入東丸太町31 Tel:075-761-7372 休廊日:日・月曜&祝日

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

ギャラリーのサイトへ

<@KCUA 1.2>

 

京都市立芸術大学芸術資料館収蔵品展
状況のアーキテクチャー 2017
プロジェクト1
「物質+感覚民族誌」パイロットプログラム
「移動する物質-ニューギニア民族資料」


2017.6.10(土)~ 7.2(日)

京都市立芸術大学芸術資料館では、学生の卒業作品や美術工芸に関する参考品など、本学の教育活動を背景とした資料を収集しています。その中の特殊なコレクションの一つとして、昭和44年(1969年)に美術調査隊によって収集されたニューギニア民族資料があります。ニューギニア島北東部のセピック川流域の神像や仮面、土器を中心としたものです。文化そのものを収集することはできませんが、その中にある物質をコレクションに加えることは可能です。本学芸術資料館だけでなく、世界各地の美術館・博物館の収蔵品の多くは、さまざまな場所からの移動を経て保管されているものなのです。

本展「移動する物質——ニューギニア民族資料」は、収蔵品の「物質」としての「移動」に着目する新たな展覧会シリーズの第1回となります。このシリーズでは収蔵品の物質的側面に焦点を当てた展示を行うとともに、移動によって切り離されてしまった、かつてそれらがあった場所に満ちていた非物質的なものを、展示された物質と再び融合させることを試みます。今回は、研究者たちの協力を得て、音や映像などの非物質的であるが移動可能な資料を用いたレクチャーシリーズを会期中に行い、展示室内の収蔵品の本来の文脈を探ります。

また、この「移動」というテーマは、「still moving」をはじめとする、2023年に予定された京都駅東側エリアへの本学の移転に向けて@KCUAが手がけてきた活動の通奏低音ともなっています。ニューギニアの地から離れて「資料」という名の物質として保管された収蔵品は、ひとたび東山区今熊野にあった本学の旧校舎に収蔵された後に、現校舎である西京区大枝沓掛町へと移動してきました。そして近い将来には、大学にあるさまざまな物質とともに再び移動することになります。本展は、こういったさまざまな「移動」が物質に何をもたらすのかを知るための実験でもあるのです。

【レクチャーシリーズ】

◆レクチャー① ギャラリートーク
2017.6.10(土)14:00–16:00
講師:行木 敬(文化人類学者/神戸山手大学現代社会学部准教授)
◆レクチャー②「切断と接続」
2017.6.11(日)14:00–16:00
講師:藤 浩志(美術家/秋田公立美術大学教授)
聞き手:佐藤知久(文化人類学者/京都市立芸術大学芸術資源研究センター准教授)
◆レクチャー③「移動する音と映像」
2017.7.2(日)14:00–17:00
講師:山田陽一(民族音楽学者/京都市立芸術大学音楽学部教授)
   川瀬 慈(映像人類学者/国立民族学博物館准教授)
*全て無料・申込不要

京都市中京区油小路通御池押油小路町238番地の1 Tel:075-334-2204 休廊日:月曜日

京都芸術センター Kyoto Art Center

ギャラリーのサイトへ
 

「のっぴきならない遊動」
黒宮菜菜 二藤建人 若木くるみ


黒宮菜菜
「女性と浴槽」2016
栖鳳紙、染料


二藤建人
「私の愛は私の重さである。」
2015
インクジェットプリント


若木くるみ
「耳なし芳ニ」2014
パフォーマンス

2017.5.25(木)〜 7.2(日)

アーティスト・トーク:5.25(木)18:30−20:00
進行:平芳幸浩(京都工芸繊維大学)
※入場無料・事前申込不要
レクチャー : 6.17(土)19:30−21:00
「のっぴきならない探検家に聞きたい!」
登壇:関野吉晴(探検家・医師・武蔵野美術大学教授)
※入場無料・要事前申込

京都芸術センターは今年度より、アーティストとの連携を強化して創作・発表の場を広げるべくKAC TRIAL PROJECT / Co-programを始動。昨年12月に、カテゴリーA「共同制作」(公演事業)、カテゴリーB「共同開催」(展覧会事業)、カテゴリーC「共同実験」(リサーチ、レクチャー、ワークショップ等)、カテゴリーD「KAC セレクション」(舞台芸術の分野での発表に限定した支援)の4つの枠組みの中でプランを募集しました。

カテゴリーB(展覧会事業)では、京都を拠点に活動する黒宮菜菜のプラン『のっぴきならない遊動:黒宮菜菜/二藤建人/若木くるみ』を選定し、ギャラリー北・南そして和室「明倫」と場所を拡張しながら、若手作家3名によるグループ展を行います。


〈企画概要〉

わたしたちの祖先はなぜ、自らの身体を過酷な環境においてまでも危険な拡散を試みたのだろうか。

約10万年前にアフリカを出発した人類は4万8000年前頃からアジアにまで広がった。最先端の人類進化学研究を担う海部陽介は、人類のアジア拡散ルートについて、ヒマラヤ山脈を挟んで南北に別れた人類が、まるでアジア全域に大回廊を築くかのように西から東へと横断し、1万年後東アジアで再会したという仮説を提唱している。さらに、東アジアで再び出会った人類は、今度は草舟を作って海に乗り出し、人力渡航で日本まで辿り着いたとも考えているのだ。

また、人類は長い拡散と遊動生活のなかで、身体を飾る装飾具、死者を弔う埋葬や火葬といった儀式、洞窟の壁の描写など、多くの創造活動の痕跡を残している。氷河期の過酷な環境における純粋な生存への欲望とは別の次元で、なにか身体を媒介とした表現活動への根源的な渇望があったのではないだろうか。そして、その身体表現への渇望は、地球上のあらゆる場所へと拡散せざるを得なかった人類の遊動することへの欲望と通低していると思われるのだ。

本展覧会では黒宮菜菜、二藤建人、若木くるみが原初的な欲望である「遊動」をテーマに作品を発表する。すべての人々にとって、人類の「のっぴきならない」欲望の根幹を探る旅となることを期待したい。


京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 Tel:075-213-1000

エンアーツ eN arts

ギャラリーのサイトへ
 

showcase #6「引用の物語 Storytelling」
-curated by 清水穰
金 サジ 三田 健志


金 サジ


三田 健志

2017.5.5(金)〜 5.28(日)
オープニングレセプション:5.5(金)18:00-20:00
会期中 金・土・日 12:00-18:00 開廊

アポイントメント 承ります

2017年5月、eN artsでは、清水穣氏のキュレーションによります、写真に特化したグ ループ展 “showcase #6-引用の物語” を開催いたします。展覧会のタイトルが示す通り、 現代若手写真家の「ショーケース」となるこの展覧会は2012年からスタートし、今回で シリーズ六回目となります。

Showcase #6 のテーマは「引用の物語」です。金、三田の両氏の作品から紡ぎ出され る物語をお楽しみ下さい。

eN arts


showcase #6 – 引用の物語

第6回目showcaseのテーマは、写真における「語り narrative」です。

写真は言葉に対して無防備であるがゆえに、絶対的に中立的です。どんな平凡な風景写 真でも、「暴走事故で幼い命が犠牲になった場所」・・・などと書き添えれば、その平凡さ こそが切ないオーラとなって写真を覆うでしょう。ありきたりの人物写真、でも「撮影 時すでに末期癌だった」・・・などと聞けば見えるはずもない運命の予兆をその表情の上に 探してしまう。しかし、後付けの物語は写真の見方には影響しても、写真自体を変化さ せはしません。写真が言葉に染まることはなく、写真は饒舌な語り部の道具にはならないのです。

他方で、風景写真であれ人物写真であれ、ただ見ているだけでさまざまな連想が浮かん で、断片的な物語を次々と招き寄せるような写真が存在します。物語は外から写真に付 け加えられるのではなく、写真のなかの豊かな細部が、写真を見る私たちの記憶や経験 を刺激して、物語を引き出すのです。

様々なところから、既視感のあるモチーフを引いてきて組み合わせることで、「narrative」 な写真を展開する作家のなかから、異なる二つの才能として、今回は金サジと三田健志 を選びました。

金サジ(1981-)は 2016 年度キヤノン写真新世紀グランプリ受賞。受賞作「STORY」 のシリーズは、ホルバインを思わせる精緻で美しい細部に満ちた、広い意味で —つま り人間に限定されない— 肖像作品です。そのフォーマットは常に「対峙」であり、被 写体と写真家は正対しています。

どこか単一の民族や人種や国家、なにか純粋な神話や伝統といった、帰るべき本来性の 場所を、私たちは、よほど歴史に無知で素朴でも無い限り、信じることができません。 そういう現代社会において、金はあえて、擬似的に宗教、儀式、土俗性、民族性、風土 といった本来性の場所を連想させる断片的なモチーフを巧みに組み合わせて新しい神話 を紡ぎます。それは、もはや帰るべき場所をもたない者が、これから帰る場所なのかも 知れません。帰属意識とは異なる、たった一人のアイデンティティの探求であるのかも 知れません。

本展では、この「STORY」と、それを準備したスナップショットのシリーズを展示し ます。

三田健志(1979-)は 2015 年度キヤノン写真新世紀優秀賞(清水穣選)。大自然の美し い風景写真は、よく見ると奇妙な細部を備えています。三田は、インターネット上で入 手可能な大自然のイメージをプリントアウトし、それを画像の凹凸に合わせて実際に折 り曲げ、そうして作られた立体的風景を舞台の書き割りのように見なして、そこへさら に別のイメージ —旅行者、冒険家— を挿入し、全体を1つの風景写真として再撮影し ます。

私たちは、旅行者/冒険家として設定された視点を通じて、借りてきた風景の中に入り 込みます。三田の基本フォーマットは従って「追跡」です。グーグルアースのなかの仮 想旅行のように、私たちは旅行者/冒険家の後を追って、あらゆるストリートに軽々と 降り立ち、360 度の風景を楽しむわけです。

他方で、作者は紙の縁を見せたり奇妙なアングルを選択したりして、それが擬似的な旅行であることを露呈させます。ネット上に溢れるイメージの大洋で視覚的に溺れながら も、醒めきった冒険家は、どこか、本当に降り立つことのできる場所を探し続けている のです。

2017年5月 清水 穣

京都市東山区祇園北側627 円山公園内八坂神社北側 Tel:075-525-2355 開廊日:金・土・日曜日

MORI YU GALLERY 京都

ギャラリーのサイトへ
 

片野まん
「ボヘミアンは定刻にやって来る。」


2017.6.3(土)~ 6.25(日)
レセプション:6.3(土) 18:00-20:00

夏の終わり。英仏便の飛行機の中で、小声で時間を訊いてきた、太ったヘンリー・フォンダに似た御仁は、ヴィンテージもののぜんまい式腕時計をこちらに見せて、「俺の時計はコンチネンタル・タイムだから」と変顔をした。でも元が男前だから、それもキマッていた。

「僕の頭もまだジャパン・タイムズだから」というと御仁はおどけて、時計を外して窓から棄てる仕草をした。時間はわからないままだが、それでいいのでしょう。

彼はたぶんボヘミアンだから。

サマータイム、あの夏の日に。

そういうお話です。

片野まん


片野まんの腕時計はどこの土地の時間にあわせられているのだろうか。
ヨーロッパに長く住んでいた片野にとって、しばらくぶりに帰ってきた日本は退屈だったのかもしれない。
何本ものギターと描く行為以外になにもない片野の眼前に広がっていたのは、無限に広がる迷路のような空間。
そこはコンチネンタルな時間の土地へと繋がる通路なのか、はたまた存在するかしないか判然としないジャパン・タイムズの土地への通路なのか。片野はジャパン・タイムズにあわせて確かに定刻に着いていたのだが、 そこには人っ子一人、、、誰もいなかった。

しかし10年ほど経った時、数人だけ向こうの方から歩いてくる奴がいた。
ボヘミアン。
確かに彼等は定刻にやって来る。そろそろその時間だ。

片野まんの世界観がよくわかる。
そんな展覧会です。どうぞご高覧ください。

森 裕一


京都市左京区聖護院蓮華蔵町4-19 Tel:075-950-5230 休廊日:月曜日・火曜日・祝日

ヴォイス・ギャラリー MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w

ギャラリーのサイトへ
 

「芸術と考古学~time,timer,timest 夏休みの遺跡~」
プレ展@ヴォイスギャラリー


展示計画の一部

2017.6.16(金)~ 6.24(土)
協力:矢野研究室、TSギャラリー、ギャラリー住吉橋

今夏、米原市教育委員会と立命館大学文学部によって、米原市杉沢地区で縄文遺跡発掘調査が行われます。
矢野健一氏(考古学者)は、2015年、建仁寺塔頭両足院を会場に、同遺跡の出土物がどのように土に埋まっていたかを実際の空間表現するという新しい試みをしました。(2012年発掘調査の出土物による。「日曜日の遺跡」展

今回は、8月26日(土)~31日(木)の期間、いよいよ発掘の現場で行うその続編です。通常は調査や研究が終わるまで一般公開されにくい出土物が、順次、空間に展示されていきます。
また、地中の過去の時間とともに、地表の現代の時間を表す試みとして、これまでも古代ローマの遺跡や近代の戦争遺跡など長大な「時間」と時間の「質」をテーマにしてきた美術家:横谷奈歩(現代美術)が、現地のフィールドワークを経て作品参加します。
発掘と同時進行で展示していくというさらに新しい試みのため、当ギャラリーでは、みなさまの関心をこの企画や遺跡へとつなげていただけるよう、プレ展を企画しました。

〈展示内容〉

展示室B:杉沢遺跡での展示関係者による=プラン図(横谷奈歩)、展示模型(UMMM)、土器片の実測図(立命館大学文学部人文学科 考古学・文化遺産専攻 旧石器・縄文ゼミ)、縄文土器片*杉沢遺跡の出土物ではありません

展示室A:美術と考古学の接続を示唆する作品=古代の遺物や、壮大な時間をモチーフとした作品。すべて「壺」に関する平面作品。ディミトリオス・アントニチス(アテネ在住)のドローイング、日下部一司の写真作品、松井利夫の漆による版画


京都市下京区富小路通高辻上る筋屋町147-1 Tel:075-341-0222 営業時間:11時~19時 休廊日:日・月曜日

同時代ギャラリー DOHJIDAI GALLERY of ART

ギャラリーのサイトへ

<ギャラリー>

 

★企画展
「藍をうつす」
小島柚穂

2017.6.27(火)〜 7.2(日)

やわらかな 春の こもれびか
ふれたら とける はつゆきか
藍がうつすその色は
私がうつすその色は
あなたの中では なにいろか


 

★企画展
Collecting Time 2017
– An exchange program between Geneva & Kyoto –
作家:Maria Bill , Sophie Arrandel

2017.7.4(火)〜 7.16(日)
※7.10(月)休廊/7.16(日)は17時迄
Reception Party:7.14(金)18:00~
後援:スイス大使館

同時代ギャラリーとジュネーブのEspace Cheminée Nordが隔年で交互に行うアーティストインレジデンス。
第5回目となる京都展では、スイスで活動する2名のアーティストによる滞在制作・作品発表を行います。


<ギャラリーショップコラージュ>

 

★企画展
「糸をうつす」
岸田 志穂


2017.6.27(火)〜 7.2(日)

手で染め、手で刺繍をすることに拘りを持って制作しました。
ひと針ひと針縫い留めた、歩く前に履く靴や、日々の暮らしを彩るパネルやアクセサリー。
一本一本の糸が、植物や空をうつします。


京都市中京区三条御幸町南東角 1928ビル1階 Tel:075-256-6155 休廊日:月曜日

ギャラリー16 galerie16

ギャラリーのサイトへ
 

片岡友和 展


2017.6.20(火) 〜 7.1(土)


京都市東山区三条通白川橋上ル石泉院町394 戸川ビル3階 Tel:075-751-9238 休廊日:月曜日

アートスペース虹 ART SPACE NIJI

ギャラリーのサイトへ
 

松本 尚 個展
「間違いの庭」


2017.6.20 (火)〜 7.2 (日)

今回は、新作平面作品数点、その制作過程ドローイングを展示する。
近年平面作品では、装飾性と空間性という矛盾を一つの画面に統合する試みを続けている。
世界を色、テクスチャー、線という別の位相に置き換え、ギャラリー空間にて一つの庭に見立てます。

松本 尚


京都市東山区三条通神宮道東入ル東町247 Tel:075-761-9238 休廊日:月曜日

ギャラリーギャラリー GALLERYGALLERY

ギャラリーのサイトへ

<ギャラリーギャラリー>

 

篠宮和美

 

2017.6.10 (土)~ 6.24 (土)

今までなぜ織を続けることができたのか、その原因を考えてみますと、織には無限の可能性があること、そして色彩を自分の手で作り出すことができることにあります。色彩を自分の手で作り出すということは、糸を染め、例えば8本の同色系の糸を撚り合わせ1本の糸にして織ることにより、微妙なグラデーションが可能になったり、染色により今まで見たこともない色を手に入れる自由を獲得できるからです。新鮮な色との出会いにワクワクし、生きていること見えることの不思議さに改めて心が動きます。
今回の作品のテーマは日の出です。まだ見えない太陽の動きは、刻一刻すべてのものに働きかけ、色彩を誕生させ、新しい世界が始まり、どんなことが起きようとも私たちは前を向いて、歩いていかねばならないことを促します。そこから何かが始まり、何かが起ります。

篠宮和美


<ギャラリーギャラリーEX>

 

小坂のりこ

 

2017.6.10 (土)~ 6.24 (土)

glass works
風を感じるような・・・
軽やかな・・・
もの静かな空気感

小坂のりこ


京都市下京区河原町四条下ル東側 寿ビル5階 Tel:075-341-1501 休廊日:木曜日

グランマーブル ギャラリー・パルク

ギャラリーのサイトへ
 

楠本孝美 個展
「no_name」


「untitled」
シリコン、インク
68×68cm
  2015


「untitled」
シリコン、インク
68×68cm
  2015

2017 6.20(火)〜 7.2(日)
主催:ギャラリー・パルク

楠本孝美(くすもと・たかみ/1985年生まれ・長野県)は、近年、転写や型取りなどによる「うつす」をプロセスに持った作品制作に取り組んでいます。しかし、その「うつす」行為は完璧なコピーを目指されたものではなく、むしろ楠本自身によって「うつせない」が生じるように仕向けられているともいえます。

たとえば楠本はガラスの上にインクでイメージを描き、そこにシリコンを流し込み、固めることでイメージを転写します。しかし、インクの濃淡や偶然によりインクは完全に転写されず、シリコン上にはうつし取られたインクと共に、うつし取れなかったインクの厚み(凸)に相対した凹みが生じます。ここではシリコンにインクという「物質」が移動する「うつす」と、インクという物質の「存在」を「うつす」ことが同時に起きているといえ、楠本が描いた(選択した)イメージは、意図と偶然、インクとシリコンの凹みなど、意味や在り方においてズレやブレといった「うつしまちがい(エラー)」を含んだ「何か」として転写されています。

楠本はこうした作品制作にあたって『未知を取りこぼさないために』という言葉を使います。

私たちは常に「未知」と出会っているといえます。しかし、その「未知」は過去の経験や知識、形式や文法といった類型などから想像することで、瞬く間に「概知」として認識し、それに準じた最適な見方を当て嵌めます。また、この「未知から既知」へのタイムラグがあまりに瞬間的であるため、私たちは目の前の「未知」を自覚することは少なく、また、その認識や見方は一度獲得すると、およそ不可逆的に固定化されてしまいます。いわばこれは、記憶や経験のなかにある実体のともなわない認識の雛形を「オリジナル」として、そこに目の前の未知を当て嵌める、つまり未知をオリジナルのコピーにしてしまうことであり、ここで私たちは雛形に沿わない「未知」を取りこぼしてしまっているといえるのではないでしょうか。

楠本は作品によって『私たちの「見る」が、それがそれであると認識する前の状態に戻れること、あるいは少しでも未知に接する状態を留めること』を目指しているといえます。そして、そのことで私たちの「未知から既知」への認識が、何によって・どのように「つくられていくのか」を観察しようとしているといえます。これは、いわば「伝言ゲームの伝えまちがい」の経緯を観察することに似て、オリジナルが様々な人(媒体)を経て伝達(コピー)される過程で、それぞれの思い込みなどによる些細なエラーがどのように混入し、どのように帰結するのかを見ることで、私たちの認識がどのような因子や流れを持っているのかを知る手立てであるといえます。

本展において、こうした作品の発展として、シリコンではなくコンクリートを用いた作品およそ10点を発表する楠本は、ここに「イメージと物質を同時に眺めることができる状態」をつくりだすことで、より多様なエラーが起こる状態を作品の鑑賞につくりだそうと試みます。


京都市中京区三条通御幸町弁慶石町48 三条ありもとビル2階 Tel:075-231-0706 休廊日:月曜日

ギャラリー知

ギャラリーのサイトへ
 

板垣 旭 個展
「喜怒哀楽の中でみえてきた風景」


2017.6.20 (火) ~ 7.2 (日)

〈アーティスト・ステートメント〉

時が過ぎると共にその場にあったモノは永久に残ることが不可能である。この無常の世界で誕生と消失の循環でなっている事を自身のイメージを通して制作している。

最近の制作においても、幼い頃より人がそこにいたこと、自然物と人工物が新しいモノから古いモノに変わっていく様子に焦点を当て、少しずつ大人へと成長する際に生きている日常の中で存在するモノは永続的に残ることはないという実感が私の制作におけるテーマの精神的な核となった。

本展覧会では、自然の中にある花、草木、雪、海などのある風景にインスピレーションを受け、心象風景として制作してきたものを展示する。

板垣 旭

作家在廊日:毎週末土日終日となります。


京都市中京区寺町通丸太町東入る南側下御霊前町633 青山ビル1F Tel:075-585-4160 休廊日:月曜日

KUNST ARZT

ギャラリーのサイトへ
 

清藤隆由 個展
「ちいさなふくらみ」


2017.6.27(火)~ 7.2(日)

KUNST ARZT では、名古屋を拠点に活動する 清藤隆由の個展を開催します。
清藤隆由は、「成長」をキーワードに、 ウニウニと動きそうなイメージを生み出すアーティストです。
本展では、「ちいさなふくらみ」と題し、 何かが生まれる気配、秘めたるエネルギーを 内包している彫刻/インスタレーションの構想です。
プロの造型家としてのキャリアに加え、 近年は舞台美術も手がけ、活躍の場を広げています。
ご注目頂ければ幸いです。

KUNST ARZT 岡本光博

〈アーティスト・ステートメント〉

自分の中に「ナニか」が、ふっと生まれて、成長し始める。 少し成長し始めると、それに気付き、認識できるようになり、 認識すると同時に自分の中で そのぼんやりした「ナニか」を通して感じる。
そして、それを実現化しようとしてます。
「ナニか」が生まれる原因は目で見たものであったり、 ふと思い出したコトであったり、 夢っだったり、人の話してたことだったり、 食べ物だったりし、そして、すごく些細なことであっても、 素敵なもの、ことが生まれることに感動し、 そんなことを考えながら、 粘土をこねているとぼんやりとカタチになってきます。
そのかっちりしきらず、 これというものに限定されないカタチが、 いろんな人に共通点をもたらして、 何かを感じてもらえるのではないかと思っています。

清藤隆由


 

林 葵衣 個展
「声の痕跡」


2017.7.8(火)~ 7.16(日)

林葵衣は、光や音などを視覚化する試みを通して、 世界のありようを見つめるアーティストです。
本展は、声を出しながら口をキャンバスにあて、 口紅の痕跡をタブロー化する“唇拓”の phonationシリーズからの構成です。
KUNST ARZTのある建物のオーナーらへの 取材を通して得た「土地の記憶」をベースに、 発音内容を構成、“唇拓”したタブロー などの構想です。
一見、キスマークが溢れているような印象ですが、 実際は薄い唇の皮を酷使する過酷なパフォーマンスであり、 そのギャップも魅力です。
ご注目頂ければ幸いです。

KUNST ARZT 岡本光博

〈アーティスト・ステートメント〉

声は、過去を想像させ、時間を遡らせてくれる。
2017年6月に舞台美術を務めた演劇で、 テレサ・ハッキョン・チャというアーティストが書いた 「ディクテ」というテクストに出会った。
韓国に生まれ、アメリカに逃れ生きた彼女は、 母国の歴史や複数の言語、声を生きる中で 変容する身体、アイデンティティの探求を、 書物という形で残した。
「ディクテ」に触れることで、ルーツを探る、 時間を遡るという行為に心惹かれた。
過去を見つめると、現在をとりまく環境、 そして自身が、より鮮明に見えてくる。
タイムカプセルを開き、また閉じたあとに見る景色は、 以前見ていた景色よりも、奥行きが生まれている。
タイムカプセルに閉じ込めるように、声を保存する。

林 葵衣


 

宮崎敦 個展
「ストアジャングル観光」


2017.7.18(火)~ 7.23(日)

KUNST ARZTでは3度目となる 宮崎敦の個展を開催します。
宮崎敦は、二重の意味でポップ・アーティストです。
アンディ・ウォーホルに代表される大量生産、 大量消費社会をテーマに表現するポップアートの形式を 踏襲しつつ、ショップなどに用いられる販売促進のための 広告媒体のポップ広告をモチーフにしています。
そして、ホームセンターでのポップ広告担当の経験を活かし、 独自性あふれるポップな絵画世界を構築しています。
本展は、ポップのある店内の状況をジャングルに例え、 複数のポップ絵画によるインスタレーションです。
ご注目頂ければ幸いです。

KUNST ARZT 岡本光博

〈アーティスト・ステートメント〉

お店の中をジャングル、商品のパッケージ・ 販促用のキャラクター等をそこに住む物と仮定し、 厳しい生存環境※ でありながら、 『クリーンで安心・安全・快適で楽しい』 多種多様のごちゃごちゃしたイメージジャングルを表現します。
※非情な生存競争の場ではあるが、 実施のジャングルと違い観光客が巻き込まれる可能性は皆無で、 その内情は観光客には関係のないことです。
むしろ観光客のせいと言って良いでしょう。

宮崎敦


 

水口菜津子 個展
「Galiban Traveler」


2017.7.25(火)~ 7.30(日)

KUNST ARZT では、3度目となる 水口菜津子の個展とワークショップを開催します。
水口菜津子は、主にガリ版表現を通して、 人・コト・モノをつないできたアーティストです。
多岐にわたる形式(タブロー、絵本、陶器・・・)に、 その都度、対応して用いてきたガリ版表現には、 彼女の作品に内在する素朴さ やかわいらしさが活かされています。
本展では、1週目に新作を中心とした ガリ版表現作品の展覧会を開催し、 2週目に日替わりワークショップを開催します。
ご注目頂ければ幸いです。

KUNST ARZT 岡本光博

〈アーティストステートメント〉

「ガリ版?!」という未知の言葉をきっかけに ガリ版を通じた旅がスタートしました。
ガリ版について、思い出し、語る人々の言葉、 ガリ版を大切に考え、伝承してきた人々の活動、 先人の残したものなどに触れることで、 過去、現在、未来、時空を行き来する生き物 ガリバントラベラーNazentaという視点が生まれました。
そして、その視点を大切にしながら、 ゼロから自身の制作を通じた試行錯誤も始まりました。
 明治時代の発明である謄写版は、 わずかな道具や材料を使う、 シンプルな仕組みの印刷器です。
にも関わらず、続けていくと、自ずと 先人の知恵や工夫など、 様々なことが 発見できるような奥深さもあるのです。
私にとっては、 ガリ版は単に簡易印刷器ではなく、 様々な事物をつなぐメディアであり、 現代のアートを追求する可能性そのものです。
 近年、各地でワークショップの機会をいただくようになりました。
参加者の大半が初めてガリ版と出会う方々です。
ガリ版印刷の方法だけでなく、みなさまに、 私のガリ版最新情報をお伝えできるよう、 日々、新しい試みを交え、制作を続けています。

水口菜津子


京都市東山区夷町155-7 2F Tel:090-9697-3786 休廊日:月曜日

ギャラリー ヒルゲート  Gallery Hillgate

ギャラリーのサイトへ
 

〈1,2F〉
開廊30周年記念企画−
第24回 心に響く小品展


2017.6.20(火)〜 7.2(日)

安野光雅・田島征彦・司修・野見山暁治・平岡靖弘・松谷武判・村山明 他
135人の現役作家の油彩・水彩・日本画・版画・彫刻・工芸の小品


 

〈1.2F〉
京都二紀 小品展
生駒泰充・黒田冨紀子・大西生余子・日下部直起 他


2017.7.4(火)〜 7.9(日)


 

〈1F〉
2017 京都銅版画協会 ミニアチュール展


2017.7.11(火)〜 7.16(日)


 

〈2F〉
京都銅版画協会 特別展示2017
ハセガワ アキコ・二宮 さち子

2017.7.11(火)〜 7.16(日)


京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町535番地 Tel:075-231-3702 休廊日:月曜日

Pickup Exhibition

 

「アンキャッチャブル・ストーリー」
牛島光太郎 田中秀介 阿児つばさ


牛島光太郎
「届かなかった光の範囲」
廃校となった体育館(福岡)2016


田中秀介
個展「ふて寝に晴天、平常の炸裂。」
(Gallery PARC、京都、2017)展示風景


阿児つばさ
「花路里」Division、京都
(2016)

2017.6.11(日)〜 7.17(月・祝)
Open: 月・金 14:00 - 20:00
    土・日・祝 12:00 -18:00

主催:「アンキャッチャブル・ストーリー」展実行委員会
企画・キュレーション:武本彩子
助成:公益財団法人西枝財団、アーツサポート関西
協力:Gallery PARC
会場:瑞雲庵(京都市北区)
https://www.n-foundation.or.jp/current-exhibition

〈展覧会概要〉

自分以外の「誰か」が同じ世界で生きている。そのことを、私たちはどのくらい精確に受け止めることができているのでしょうか。

近年、わかりやすい言葉によって編集された、誰かの「ストーリー」が、大勢の人々にとらえられ、裁かれ、無残な状態にされるようなことを数多く見かけるようになりました。キャッチーな言葉のあふれる現在、私たちは、本当は完全にわかることなどできない『誰か』のストーリーを、自分に「わかる」言葉でつかまえ、消費することを、無自覚に繰り返すようになっているのかもしれません。

このたび、3名の美術作家(牛島光太郎、田中秀介、阿児つばさ)による展覧会を、京都市北区の古民家・瑞雲庵(ずいうんあん)にて開催します。

牛島光太郎(うしじま・こうたろう/1978年・福岡県生まれ)は数年にわたって、路上に落ちている、過去に誰かの所有物であった、ボタンやキーホルダーなどの「モノ」を拾い集めてきました。牛島はそれらを丁寧に配置し、一見無関係な言葉と組み合わせることで、意味や機能から離れた、そのもの自体の存在を見出そうとします。

田中秀介(たなか・しゅうすけ/1986年・和歌山県生まれ)は、仕事に従事する人々や、光を浴びる建物の姿など、一見何の変哲もないながらも、どこか印象に残る場面を描いています。田中は、現在自らが「見ている」と思っているものが、一体どのようなもの・ことであるのかを、描くことで紐解きます。タイトルとして与えられた言葉は、さらに広がりのある情景を画面にもたらします。

阿児つばさ(あこ・つばさ/1991年・兵庫県生まれ)は、ふと出会った「わからない」言葉やイメージを出発点に、ドローイング、写真、旅やリサーチ、パフォーマンスと、さまざまな方法で思考を展開してきました。ものや人々を介して、徐々に『わからない』へと近づく阿児は、自身の作品を、ストーリーでも物語でもない、一寸先の未来に向けて発せられた「シナリオ」と位置づけます。

彼らは、過去・現在・未来における、「わからない」ものを扱いながらも、それらを簡単に「わかる」ものにしようとはしません。そのことは、わからない何かの輪郭をなぞりながらも、安易につかまえることなく、むしろどこまでも逃がそうとする試みのようでもあります。 発された言葉が、一瞬のうちに広まり、多くの人につかまえられてしまうような状況で、自覚できないほどたやすく、加害者や被害者になってしまうことがあります。それでも、言葉がなければ知り得なかったかもしれない「誰か」のことに、無関心にならず、その『つかまえられないストーリー』とともに生きるための態度やすべを、彼らの作品から見つけることができるのではないでしょうか。

武本彩子

展覧会公式 Facebook
https://www.facebook.com/uncatchable2017/

お問合せ:本展実行委員会
TEL&FAX:075-231-0706(Gallery PARC)