イムラアートギャラリー京都 imura art gallery Kyoto

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上田順平 個展
「シン/ エン」


「ソウ/チ」
2019
レンガ、テラコッタ、陶器、炻器、
半磁器、磁器、ファインセラミックス
5×1200×5 [cm]
Photo:Takeru KORODA


「リ/ジュン」
2017
ガラス
11×11.5×5.5 [cm]
Photo:Takeru KORODA

2019.9.27 (金) 〜 10.26 (土)
※10.5(土)は 「ニュイ・ブランシュKYOTO2019」の開催にあわせて22:00まで開廊

この度イムラアートギャラリーは、芸術における「やきもの」の可能性を探求し、多様な表現を展開する上田順平の個展「シン/エン」を開催致します。
上田は、これまで「やきもの」が背負う文化や歴史、「うつわ」という概念、装飾と機能および用途に対しての問いから、それらの関係性に着目した作品を制作してきました。

2010年には、「五島記念文化賞美術新人賞」を受け、同年より(旧)五島記念文化財団、(現)東急財団の研究員としてメキシコに滞在しました。本展は、(旧)五島記念文化財団の助成を受け、本年1月に横浜市民ギャラリーにて開催された海外研修成果発表展での作品を中心に構成されます。

上田は、研修期間中に、メキシコの風土や文化、古代文明を伝える考古学資料に触れたことにより、長い時間の中で紡ぎ出され受け継がれてきた「やきもの」の変遷や、文明と技術と芸術の接点について考えるようになったと言います。
そして、水をすくう動作から生まれた掌のなかの水面の形に四角形を見たことから、原初から現在までのヒトの営為を繋ぐ手がかりとして四角形という図形に注目し、作品の要素としました。

一方、研修後の大きな変化として、これまで素材としてきた陶磁器に加え、レンガ、瓦、*1ファインセラミックスを作品素材に用いるようになりました。
世界最古の建築資材の一つであるレンガと、焼き物の歴史の最先端に位置するファインセラミックス、そして、日本の風土から生み出され育まれ続ける瓦*2(淡路瓦)、それぞれが持つ文化的背景や物質の特色から作品素材として選択され、それらの焼き物だけが持つ材質感と色彩による表現を提示します。

イムラアートギャラリーの展示スペースは特徴的なレンガ床を呈しており、作品としてのやきものと現代生活の中で機能する焼き物の在り方や、作品と展示空間の豊かな色彩の重なりにもご着目いただけます。

本展では、これらの多様な「やきもの」を用いて、「最初の理の発見から今日までのヒトの営為と物質と時間の関係」を可視化し、観者の中に一つの体験を生み出すことを試みます。

*1ファインセラミックス
ファインセラミックスは、ガラスや陶磁器などの仲間であり、その中でも精製された原料を用いて作られた高精密・高機能なセラミックスを指します。自動車やスマートフォン等の部品として幅広く用いられています。

*2淡路瓦
淡路瓦は、日本三大瓦の一つであり兵庫県淡路島で制作されています。淡路島特有の良質な土から作られ、煙で燻す事で表面に炭素の膜をつくる「いぶし瓦」を主体とします。粒子が細かく美しい仕上がりが特徴です。

京都市左京区丸太町通川端東入東丸太町31 Tel:075-761-7372 休廊日:日・月曜&祝日

グランマーブル ギャラリー・パルク

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菅 かおる 展
「光と海」


「Origin(古代の記憶)」
410×318mm
雲肌麻紙に岩絵の具・金泥
2018


「AQUA(deep silver)」
1455×1455mm
雲肌麻紙に岩絵の具・黒箔
2016

2019.10.11 (金)~ 10.27(日)

企画:はがみちこ

【関連イベント01】

「蝋燭の光による特別鑑賞」
会期中の[金]・[土]20:00~22:00
(無料・予約不要)

【関連イベント02】

「トークイベント」 10.12[土] 18:00~19:30
菅かおる・はがみちこ・佐々木暁一(長性院副住職)
(無料・予約不要)

Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2019年10月11日(金)から27日(日)まで、菅かおるによる個展 「光と海」を開催いたします。 なお、「光と海」は10月5日(土)・6日(日)に長性院(京都)で開催される展示を第1期とし、本展はその第2期として開催いたします。

菅かおる(かん・かおる/1976年・大分生まれ)は「水」をおもなモチーフに、伝統的な日本画の画材や技法を用いて「水に見る景色」を描き出します。しかし、その作品は日本画の写生に基づく精密な描画によるものだけでなく、自らの興味や好奇心を出発点とする絵画的な探求が重ねられた独自の世界として現れています。

水をモチーフとして、そこに在る空間・事象を描こうとする菅にとって、周囲の光や鑑賞者の動きに呼応して浮かび・沈む日本画材の特性が、まさにこの感覚を再現するにあたり適切なものであったといえます。

古来より日本画は、自然光や蝋燭などの限られた光源のもとに鑑賞されることを前提として、その画材や技術を深化させてきました。本展はこうした探求をさらに進化させ、様々な光と空間に作品を展開することで、絵に内在する様々な魅力を発見する機会として取り組まれます。

第1期に真宗佛光寺派長性院、第2期にギャラリー・パルクと2会場に展開する本展において、宗教空間とギャラリーという属性の異なる空間に対して、作品はどのように作用し、空間は作品鑑賞にどのように作用するのでしょうか。またギャラリー・パルクでは通常の美術照明とは異なる光源を用いることで、作品と光の関係性についても考察を深めます。


〈ステートメント〉

蝋燭の灯で絵を鑑賞するという個展をしたことがある。 日本画という伝統技法を使って作品を描いているからには、古来からの光で自分の絵を見る試みをしてみたいというのが始まりだった。2014年の Gallery PARC での個展では、16曲の屏風に見立てた両面絵画を並べ、ギャラリー空間のスポットライトで部分的にカラーフィルターをあてて展示した。

今回、長性院では蝋燭で2日間の展示。その日どのような天気になるかわからないし、お寺という特別な空間が絵をどう見せるのか。昔の人にとってお寺はどういう場所だったのか、今よりもっと身近で救いを求める空間だったのか、など考えながら制作している。Gallery PARC では、長性院で展示した作品に新作を加えて展示する予定。Gallery PARC はギャラリーという、作品を展示する為にこしらえられた空間だが、4階では自然光の入る、面白い空間がある。そこで蝋燭、人工の光と移り変わる自然光と様々な実験をしたいと思っている。私のアトリエで作った作品が、置かれる環境でどのような変化をみせるのか。

ひとつの展示が終わればそこで終わりではなく、その試みが新たな創作のアイデアを生む。そのような機会を与えて頂けることに感謝してこの個展に挑みたい。

菅かおる

【主催】うみをめぐる会
【共催】真宗佛光寺派 長性院、Gallery PARC
【協力】一般社団法人HAPS、有限会社中村ローソク
【助成】京都府文化力チャレンジ補助事業

京都市中京区烏帽子屋町502 2F.3F. 4F Tel:075-231-0706 休廊日:月曜日

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

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<@KCUA 1.2>

 

京都市立芸術大学芸術資料館収蔵品活用展
「still moving library」

〈関連作家〉


田村友一郎


西尾美也


久門剛史

2019.9.28(土)〜 11.3(日)

企画:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
主催:京都市立芸術大学

書籍・情報・人の集まる場所、図書館。2023年に京都市立芸術大学が移転を予定している新キャンパスの建物のうち、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAの入る棟では、図書館がその中心となっています。大きく開かれた吹き抜けのある図書館の周りには、さまざまな専攻や機関が配置されており、多様な出会いと連携が生まれることが期待されています。

図書館とは、いくつもの資料やアーカイブが集積され、それらをめぐって人々が集う場所です。本を読みに来る人、静かな場所を求めてやって来る人、イベントや講座に参加するために来る人、そして図書館で働く人々も、この場に集まった情報を選び取り、それぞれの形で活用します。これらは全て、図書館が有する有形・無形を問わないアーカイブを「再編集」する作業だと言えましょう。

「still moving library」は、書籍をめぐるさまざまな「再編集」のかたちから、図書館という場所の活用について考えるための期間限定のライブラリーです。

「still moving library」プロジェクトメンバー:
池田精堂、大西麻貴、岸本光大、榊原充大、佐藤知久、垰田ななみ、高橋藍、仲村健太郎、西尾咲子、藤田瑞穂、松本久木、森野彰人


さまざまな「再編集」のかたちをみる・読む・参加する:

■再編集のパターン1「本棚する」
「本棚する」の参加者は、「still moving library」の書籍から好きなものを選んで、自分だけの本棚を作ることができます。また、過去にどんな「本棚する」が行われたのか、そのアーカイブを見ることもできます。

■再編集のパターン2「本づくり」
「still moving library」で集めた情報を、自分だけの本にすることができます。

■再編集のパターン3「ギャラリーのアーカイブで遊ぶ」
「still moving library」の中で、@KCUAのアーカイブを整理します。2018年度のアーカイブを書籍化するプロセスを公開し、随時デザイナーが滞在して作業を行います。

■再編集のパターン4 「富本憲吉『わが陶器造り』」
芸術資源研究センターの研究成果書籍である、富本憲吉『わが陶器造り』(2019年3月出版)で参照されたものなど、この本の周囲にあるものを芸術資料館収蔵品などから選んで「再編集」します。
出品作品:尾形乾山「色絵槍梅文水指」、野々村仁清「瀬戸釉筒水指」、富本憲吉「赤絵金銀彩羊歯文様壺(未完)」

■再編集のパターン5「美術における映像アーカイブ」
美術をめぐるアーカイブを「再編集」した映像作品を上映します。
・展覧会を記録・再編集する:田村友一郎「叫び声/ Hell Scream」
・イベントを記録・再編集する:西尾美也「感覚の洗濯」
・作品を記録・再編集する:久門剛史作品映像アーカイブ

京都市中京区油小路通御池押油小路町238番地の1 Tel:075-334-2204 休廊日:月曜日

京都芸術センター Kyoto Art Center

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<和室「明倫」>

 

アーティスト・イン・レジデンスプログラム
2019 成果発表展 J・Triangular
「Kyoto Makai : Ghostly Japan」




2019.10.11(金)〜 10.25(金)

主催:京都芸術センター

アーティストトーク
日時:10.12(土)14:00~15:00 
会場:京都芸術センター 和室「明倫」
無料 ※事前申込不要 ※逐時通訳有り

京都芸術センターのアーティスト・イン・レジデンスプログラムでは、京都での滞在制作を希望するアーティストや芸術分野の研究者をビジュアル・アーツ部門とパフォーミング・アーツ部門から隔年で交互に募集しています。 2019年度は300件を超える応募の中から、コロンビア出身で台湾在住のビジュアル・アーティスト、J・トライアンギュラーが選抜されました。トライアンギュラーは8月から京都に滞在し「幽霊」をテーマに取り組んできたプロジェクト(2019年8月~10月)の成果発表展を開催します。

トライアンギュラーはこのレジデンスで、日本の”幽霊の伝承(Ghostlore)”を探求しています。幽霊を記憶と歴史を再構築する役割を持ち合わせたものだと考え、本展では、語り継がれてきた幽霊と古今が混ざり合った幽霊への探求を映像インスタレーションとして発表します。普段は気に留めない記憶や意識に改めて気づくことになるでしょう。

★Triangularの滞在中の様子を、京都芸術センターfacebookページに随時掲載しています。こちらもあわせてご覧ください! https://www.facebook.com/kyotoartcenter

京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 Tel:075-213-1000

MORI YU GALLERY 京都

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北村英哲
「The Pieces」


2019.10.5 (土) 〜 10.27 (日)

北村英哲は1981年生まれ。「VOCA展」(2005年)へ出品、MORI YU GALLERYにて初個展を開催した2005年以来、弊廊では14年ぶりの個展となります。

北村は街の景色などから色や形を拾っていき、筆の向くままドローイングを描いていきます。描いていく間に、ある形は時として何かに飛躍していくことがあり、北村はその形をなるべく熱量は下げないまま立体におこしていきます。出来上がった立体を今まで展示したことはありませんが、平面のための立体というよりも、立体作品としても自立できるように作っていくのだと語ります。そしてその立体をまた平面に、タッチやマチエールも感じられるよう、絵が生きてきたなと感じられるまで描いていきます。

北村はある時期、抽象的な表現を始めました。対象を立体へおこすことなく抽象的な表現を試みた作品は、対象からすくい上げてきた線の数々が、自由度を増してキャンヴァスを駆け巡ります。こうした塑像を過程から省きつつも、描く行為の中で塑像の要素を加えたかのような作品群は以前の作品とは違った印象を与えます。さらにその後に描かれてきた、塑像という行為からほとんど解放されたかのようにもみえる抽象的作品群も展示いたします。

今展では、15年にもわたる様々な表現の試行錯誤を経て、また以前のように立体を作る過程を経て完成した新作一点が展示されます。塑像された立体なのかドローイングの原風景の一部なのか、イメージが揺れるような感覚を与えてくれる新作は、過去の作品群の中にあっても小品ですが不思議な力を持って鑑賞者を惹き付けます。
北村の2004年から現在までの作品群をどうぞご高覧ください。

京都市左京区聖護院蓮華蔵町4-19 Tel:075-950-5230 休廊日:月曜日・火曜日・祝日

ヴォイス・ギャラリー MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w

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近藤千晶 展
「光の方へ」


「光の方へ2 Toward the Light」
アクリル・綿布
162× 162 cm/2019

2019.10.23(水)〜 11.3(日)
パーティー:10.26(土)17時〜19時
休廊日:10.28(月)・29(火)

過日 厳冬の候
丘の上にキャンパスを臨む河川に
かかる橋の両詰から
光を受けた二ツの大円環が
対岸に向けゆっくりと転がり
橋の中央で交叉した

N先生の絵画場の実験を
見守ったその日から
網膜に焼き付いた橋を渡る垂直の環と
先生の頭の中にあった計測器のことを
ずっと考え続けている

近藤千晶

京都市下京区富小路通高辻上る筋屋町147-1 Tel:075-341-0222 営業時間:11時~19時 休廊日:月・火曜日

同時代ギャラリー DOHJIDAI GALLERY of ART

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<ギャラリー>

 

「キャラ・デ・ファンタジーア! 2019」
主催:京都精華大学マンガ学部 キャラクターデザインコース3回生
ジャンル:イラスト・キャラクターデザイン

 

2019.10.14(月祝)〜 10.20(日) (最終日は18:00まで)

アナログ画、デジタル画、アイデアの発想法、幅広いメディアや業界で活躍するために学んだ3年間。
学んだ事を活かし作品を制作を発表する、それがキャラ・デ・ファンタジーアです。
それぞれ個性的な作品が完成しました、学生たちが作り出すキャラクターの世界をご覧下さい。

 

「空気展」
いけうらあやこ

2019.10.22(火)〜 10.27(日) (最終日は18:00まで)

場の空気
人の空気
なんとなく
感じる あの
”空気感” を描きました。

<ギャラリーショップコラージュ>

 

細見きらり 個展
「はじめの結び」


2019.10.14(月祝)〜 10.20(日) (最終日は18:00まで)

−雑草崇拝画を描く−
少女期地元の桂川の土手でよくみち草をし、草と草を“結び”遊んでいた。
名も知らない道ばたの草を「結ぶ」ことで、雑草ではなく命ある愛の形が生まれてきた。この草遊びの“結び”と日本古来からある風習の組紐や水引、注連縄の“結び”を重ね合わせて描く事で、日本人に根付いている八百万の信仰心に語りかける作品を作る。

<ギャラリービス>

 

「キャラ・デ・ファンタジーア! 2019」
主催:京都精華大学マンガ学部
キャラクターデザインコース3回生
ジャンル:イラスト・キャラクターデザイン


2019.10.14(月祝)〜 10.20(日) (最終日は18:00まで)

アナログ画、デジタル画、アイデアの発想法、幅広いメディアや業界で活躍するために学んだ3年間。
学んだ事を活かし作品を制作を発表する、それがキャラ・デ・ファンタジーアです。
それぞれ個性的な作品が完成しました、学生たちが作り出すキャラクターの世界をご覧下さい。

 

「THE WALL to DIVIDE」
古中雄二


2019.10.22(火)〜 10.27(日) (最終日は18:00まで)

隠れた人の「叫び」を描かれてきた壁画。現代では形を変えてグラフィティーとして街中に存在する。いつの間にか見えないように、見ないようにしてしまっている自分の「叫び」を作品として展示します。

京都市中京区三条御幸町南東角 1928ビル2階 Tel:075-256-6155 休廊日:月曜日

ギャラリー16 galerie16

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詹 涵逸 展
「あいだ」


2019.10.15(火)〜 10.20(日)

私は台湾で生まれ、留学のため2017年に京都に来ました。現在は情報・メディアに対する思考をもとに作品を制作しており、特に「情報の認識」「記録する方法」「アナログメディアとデジタルメディアの関係性」「情報化社会における身体感覚」などの課題に注目しています。また、京都での暮らしをきっかけに、アイデンティティ・言語・日常生活などにも関心を持ち始め、多様な素材を試しながら作品を展開しています。本展は私のその二年半の留学の軌跡です。
「メディア」には「間」という意味があります。しかし「メディアとメディアの間」にもまた “何か” が存在しているのです。それは形にならないもので、網のように我々の生活を包み覆うメディアの隙間にあるものです。
メディアとメディアの間、言語と言語の間、国と国の間 − その “何か” を模索していこうと思っています。

詹 涵逸

 

坂口裕美 展
「雨より冷たく」


2019.10.22(火)〜 10.27(日)

私は、モチーフを見ながら描くのではなく、人の内面を描きたいと思う。
絵画のイリュージョン(遠近法や空間の表現、地と図の関係)を否定せずに、物語(フィクション)ではない世界=私の心が出くわしたことを描いている。私が経験したことは、描くことによって、誰かにとっては物語(フィクション)になるのかもしれないけれど。
パレットの上で、一色目を作る。作った色をキャンバスに置く。二色目を作り、キャンバスに置く…。配色に納得できるまで、ウエスで消すか、何回も塗り直す。色の調和/不調和を乗り越えて、塗り進める。
心や感情などの目に見えない色をキャンバス上につなぎとめる。心を実存につなぎとめるように描いている。
今回の展覧会「雨より冷たく」も、私が経験した、ごく個人的な一連の出来事がもとになっている。失恋するまでと失恋してから、それに纏わる感情。それらはすでに、過去になりつつあるのだが、絵にするのには、心を落ち着かせるための時間が少し必要だった。何かを失い、それでも容赦なく月日は流れ、無理をして自らを生活にねじ込まないといけない。そんな経験が、今回の絵の始まりになっていると思う。

坂口裕美

京都市東山区三条通白川橋上ル石泉院町394 戸川ビル3階 Tel:075-751-9238 休廊日:月曜日

KUNST ARZT

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山里 奈津実 個展
「Uterus Hysteria 」
*本来の展覧会タイトルはギリシャ語表記


2019.10.15 (火) ~ 10.20(日)

KUNST ARZT では、昨年に引き続き 山里奈津実の個展を開催します。
山里奈津実は、金表現効果の研究と実践をベースに 「世界に対する好奇心」を探究するアーティストです。
「光」と「命」をメインモチーフに、大胆に科学の視点や 自らの出自を重ね合わせ、 独特の現代日本画を生み出しています。
本展では、「子宮」を意味するギリシャ語をタイトルに、 生命が宿る場所に焦点を当てた展開です。
ご注目ください。

KUNST ARZT 岡本光博


〈アーティスト・ステートメント〉

私は「自分が今住む世界に対する好奇心」を 金という素材を介して表現している。
古来より、聖なるものを描くときに用いられる 金の目的は「光」であった。
2016年、卵子は受精の瞬間にたった一度だけ光る (亜鉛のスパークが生じる) と科学誌Scientific Reportsにて発表された。
私たちは、姿形が形成される一番初めの その瞬間にのみ光る。
人間は、科学が発達するもっと前から、 生命誕生の瞬間には光が常に存在していたことを 無意識に気付いていて、輝く素材である金が 絵画に長く用いられてきたことと、 どこかでつながっているのではないだろうか、 と根拠のないことを考えている。

山里 奈津実

 

カンダシンジ 個展
「月と小川の記録(イミモウロウ)」


2019.10.22 (火) ~ 10.27(日)

KUNST ARZT では、昨年に引き続き 3度目となるカンダシンジの個展を開催します。
カンダシンジは、細密描写を武器に、 シュールな世界観を表現するアーティストです。
ひたすら、病的なほど細密に描き込まれた アーティストの脳内世界です。
プラ板に描いた細密描写を加熱し、 さらに超細密にする展開もあります。
本展は、モノクロ作品群での構成です。
ご期待ください。

KUNST ARZT 岡本光博


〈アーティスト・ステートメント〉

自分のリズムに思いを巡らすこと
自分を想いやること
性格も思想も社会的なしがらみも突き抜けて
ぼくの記憶とあなたの記憶は忘却の波に削られていく
記憶の化石が燃えている
心海の底でゆらめくイメージズ
ぼくたちのイメージズ
愛すべきイメージズ

カンダシンジ

京都市東山区夷町155-7 2F Tel:090-9697-3786 休廊日:月曜日

エンアーツ eN arts

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大島成己 個展
「卓上の静物」


2019.9.20(金)〜 10.13(日)
会期中 金・土・日 12:00-18:00 開廊
アポイントメント 承ります
オープニングレセプション:9.20(金)18:00 - 20:00
NUIT BLANCHE 2019:10.5(土)12:00 - 21:00

ご協力:Yumiko Chiba Associates

eN arts では 2019年9月20日より、大島成己(1963生)による個展「卓上の静物」を開催致します。2003年ロッテルダム国際建築ビエンナーレや2004年第9回ヴェネツィア・ビエンナーレのフォトグラフィ・セクションにおいて作品を発表。国際的に活躍しているアーティストです。現在は多摩美術大学で教鞭をとりながら、主に東京にて制作を続けております。代表的な作品には「layer colored」 「scene, light, color」 「reflections」 「haptic green」などのシリーズがあります。特徴的なのは、写真作品内に遠近二つの距離感を混在させて空間認識を揺るがし、鑑賞者にかつて感じたことのない視覚体験をもたらすということ。(各シリーズの詳細はこちらをご参照下さい。http://www.naruki-oshima.org/top.htm

京都に学び、卒業後は京都にて教鞭をとる という京都にゆかりの深い大島ですが、京都における初個展となる本展では、新シリーズ「The Neutral : Still Life on a Table」より新作12点を発表致します。

慌ただしく過ぎてゆく日常生活での「見る」という世界から私たちを解放し、研ぎ澄まされた視覚と感覚で「視る」ことにより、外の世界との鑑賞者の新しい関係を構築してゆく大島作品・・・その不思議な感覚をお楽しみいただければ幸いです。

毎年恒例となりました京都市とアンスティチュ・フランセ関西が開催する ニュイブランシュKYOTO に 今年も参加致します。10月5日 土曜日は通常より長く 21:00まで開廊しております。秋の夜長を eN arts でお楽しみ下さい。
http://www.nuitblanche.jp


「The Neutral:Still Life on a Table」
シリーズについて


装置としての写真は、単眼のレンズで捉えられた対象世界をスクリーンに投影し、それを定着する。つまり、一つの視点を基点にして対象に向けられた視界の四角錐を切断した面がスクリーンであり、それが絵画となり、写真となってきた。そしてこの装置において世界は表象化され、私たちの認識に大きく関わってきたわけだが、私はこうしたあり方に限界と息苦しさを感じ、そこから解放されるために写真装置のあり方を問い続けてきた。それが私の実践となってきたのである。

その実践のこれまでの例としては、ガラスファサードの反射を被写体にした写真イメージを複数のレイヤーに切り分け(=スクリーンの多重化)、空間を錯綜させることで一元的なスクリーンに揺らぎをもたらしたり、あるいは対象の一部をズームアップした数百枚の写真を一枚に統合し(視点の多数化)、遠近の距離感を混在させることで、単眼によるパースペクティブを壊乱させようとしてきた。

今回の新シリーズ『The Neutral : Still Life on a Table』では、後者の複数のショットを統合するスティッチングの技法で制作されている。この技法を応用すれば、様々な箇所にピントを設定することができるので、複数に設定された焦点をレイヤー面として現出させ、四角錐の切断面を卓上の風景に表し、客体化させようとしている。つまり単眼による安定的な空間から離れて、複数の焦点によって生じるレイヤー面とそれ以外の暈けた空間域の間に<界面>を生じさせることにより、安定的な写真空間に揺らぎをもたらそうとしている。そこにおいては、卓上の静物たちは、意味特定されがたい物へと変容し、触覚感、色彩、形の生々しさとして現れてくるだろう。ざらざらとした、つるっとした、ぬめっとした<表面>、物の属性としての固有色から離れて気体、あるいは非物質化した<色彩>、量感を失い陰影化した<形>などなど、抽象的な現象として静物たちは現れてくる。意味文脈から離れて、なにかに特定されがたい<ニュートラルな状態>として物の有り様を提示すること、それが今回の新シリーズの狙いとなっている。

大島成己

京都市東山区祇園北側627 円山公園内八坂神社北側 Tel:075-525-2355 開廊日:金・土・日曜日

ギャラリーギャラリー GALLERYGALLERY

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大手裕子 個展
「系譜の模様」
織による空間構成

 

2019.10.5(土)〜 10.20(日)
10.5(土)ニュイブランシェ参画のため、19:30まで。

自分とつながる人々、自然、人の営みはひとつひとつ、取るに足らないようであっても立ち止まって掬い上げてにると私にとって全てかけがえのない捨て去ることができないものだと気づきます。それらを繋ぎ、絡ませ、解き、撚り、編み、組み、断ち、裂き、績き、紬ぎ、織ることが私の全てであるとようやく考えがたどり着いたところです。
糸や織りに関わることはそれを身をもって感じ、形あるものに成すことができるしごとです。無限の可能性があり自由であるけれども逃れられない摂理もあります。

素材や技法に向かって何とか自分の表現を求めていくとその摂理は時に私を助け、また妨げとなり、まだまだうまく折り合うところを探り、迷っているところです。
この度は、私の大切な人々との往還が始まりとなって制作していますが、もとよりこれに完結がある訳は無く、遠い道のりを行きつ戻りつしているという状況をそのまま表した作品となりました。

大手裕子

京都市下京区河原町四条下ル東側 寿ビル5階 Tel:075-341-1501 休廊日:木曜日

ギャラリー知

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「1m x 2m, ‘Vol. 1」


2019.9.28 (土) ~ 10.6(日)
オープニングパーティー:9.28(土)18:00-20:00

※ニュイ・ブランシュ 京都 2019
10.5(土)19:00 – 22:00

ワークショップ
アーティスト:Chia Keh Ling Joyce, Lim Bee Ling, Low Mei Yi Guineviere, Ng Siok Hoon, Sao Thu Myat Pyi Tan Cindy, Tan Shi Qi Andrea, Zhang Qiao and Richard Steiner.

京都市中京区寺町通丸太町東入る南側下御霊前町633 青山ビル1F Tel:075-585-4160 休廊日:月曜日

ギャラリー モーニング  gallery morning kyoto

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濱野裕理 展
「水の夢におぼれる」


2019.10.15(火)〜 10.27(日)
会期中 月曜日休廊、12-18時

私というコンバーター (converter)を通してみる世界。
目には見えない心の内側、深層へ深層へと意識を集中させていく。
感情の高まりや心の痛み、懐かしい匂い、肌を撫でる空気、鼓膜の裏に感じる鼓動・・・
私は感じるままにキャンバスに表現することができる。 そのどれもが私にとっての「リアル」だ。

濱野裕理

京都市東山区中之町207 (三条通白川橋東入四丁目、三条通岡崎広道西南角)
TEL:075-771-1213 休廊日・月曜

ギャラリー ヒルゲート  Gallery Hillgate

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〈1 F〉
三橋 卓 個展
「向こう側とその間」


2019.10.15 (火)~ 10.20 (日)

 

〈2 F〉
たくまたえこ 油絵展


2019.10.15 (火)~ 10.20 (日)

 

〈1 F〉
入佐美南子 展
「イメージの形象」


2019.10.22 (火)~10.27 (日)

様々な生命体の根源を考えると、その成り立ちや構造に不思議な魅力と神秘を感じる。変容する細胞の形成、生成はイメージの増殖を与えてくれ、そのイメージの形象をもとに、生命体の神秘を感じさせる画面構成の構想が広がる。様々に変容する細胞を生命のエネルギーの根源として、空間に生命体が浮遊している状態や、細胞の中に入り込んだような異空間を表出したい。

入佐美南子

 

〈2 F〉
佐々岡まゆこ 個展
「胡蝶の夢」


2019.10.22 (火)~10.27 (日)

奈良に移って三度目の秋を迎えました。
慌ただしく過ぎてゆく日々の暮らしのなかにも古都の気配はあちらこちらに存在し、柔らかな懐かしさをもって流れています。
そんな悠久の時間を覚えながら、小さな祈り、小さな恵み、もののあはれをうつせぬものかと描いてきました。
皆様のお時間をひととき頂戴し、ご高覧頂けますと幸いです。

佐々岡まゆこ

京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町535番地 Tel:075-231-3702 休廊日:月曜日