◆展覧会についての最新情報は、各ギャラリーのサイトでご確認ください。
イムラアートギャラリー京都 imura art gallery Kyoto
木村秀樹 個展
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《Celadon・Lake 翠い湖》 |
2024.5.8 (水)~ 5.25 (土) 1970年代より現在に至るまで、現代版画における代表的な作家のひとりとして、また画家としても国内外で活動する木村秀樹。この度イムラアートギャラリーでは、2015年以来9年ぶりの個展を開催いたします。 木村秀樹は、版画家として鮮烈なデビューを飾った後、主にシルクスクリーン技法で制作しながら、紙、ガラス、キャンバス、と多岐にわたる支持体を駆使し、絵画と版画の融合した作品も発表してきました。1980年代にはシルクスクリーンの技法を用いて、水鳥のイメージを描いた作品「水鳥のシリーズ」を制作しています。シリーズの制作休止から約40年の月日を経て、再び「水鳥のシリーズ」に取り組むとき、木村がメディアとして新たに選んだのは「焼き物」でした。 本展では、作品の中心に青磁の水鳥と波紋タイルを据えた、ミクストメディアによる立体作品《Celadon・Lake 翠い湖》 、《 Celadon・A Water Bird on the Pool》 と、青磁の水鳥の写真画像を使用したシルクスクリーン版画作品など、新作9点を展覧いたします。今回の展示構成の主となる「青磁の水鳥と波紋タイル」は、成形に3Dソフトやプリンターを用い、また出力されたプラスチック製の水鳥/タイルを手作業で成形し、その後型取り、粘土を鋳込み、乾燥させ、素焼き、本焼きと、複雑な制作プロセスを経て、完成された作品です。かつて家業であった陶器屋、粟田焼への思いも寄せて制作された新作を、是非ご高覧ください。 <作家ステイトメント>主題「水鳥」について 1983年~86年にかけて、この水鳥のイメージを使った作品が約30点余り存在しますが、一連の作品群を「水鳥のシリーズ」と呼んでいます。腕と水鳥のダブルイメージは、両義性のイメージと読み替えることができますが、どっち付かずの、あいまいな、確定不能性のアナロジーとも言えます。この一種のつかみ難さを中核に据える事で起こるはずの、不完全感/未完性感/混乱/いらつき等々の中で行われる制作とは、意外と面白いのではないかと思いついたのです。 当初、「水鳥のシリーズ」の制作には写真製版のシルクスクリーン技術の使用を前提としていました。1970年代に試みた、Pencil や Blinder のシリーズを通して得た1つの結論がありました。それは、写真製版のシルクスクリーンを使って印刷されたイメージは、存在として両義的であるという事でした。原寸大に引き伸ばされたPencilのイメージは、虚と実の境界面に揺らぎつつ、物質でもなくイメージでもない、あるいはその両方でもあるような「両義性」を称えつつ存在し続けます。私は写真製版のシルクスクリーンが創り出す、この独特の存在感を「皮膜性」と呼び、その培養にそれ以降の制作の方向性を定めつつありました。 水鳥のシリーズの方法論的核は、「両義性=水鳥」を「両義性=シルクの皮膜性」で制作する事。つまり「両義性の二乗」の可能性です。数式に表すなら 両義性×両義性=X となります。Xとは何か? そもそもこの問いに答えを出す事は可能か? もし可能なら、少なくとも、誰も見た事がないシーン/視覚を創り出せるはずでは?このような漠然とした期待がモチベーションでした。 一方、両義性=曖昧さ/確定不能性です。曖昧さの二乗は更に大きな曖昧さとなり、途方もない混乱を生み出すだけではないのか? あり得る予想です。 作品の制作とは建築に似ています。まず基礎となる土台があり、その上に骨組みが置かれ、さらに壁があり、内装外装が施され完成に至るのですが、一貫して求められるものは各プロセスの堅牢な安定性でしょう。しかし、仮に制作過程の一部に、両義性すなわち信頼性の欠如が挿入されていたら? 少なくとも崩壊、瓦解、の危険性に怯え続ける存在である事から逃れられないでしょう。 「両義性の二乗」という方法論は、砂上の楼閣ならまだしも、せいぜい仮設の足場を設置するのが精一杯ではないのか? もっともな疑問と言うべきでしょう。がしかし、逆に、私はそこに魅力を感じたのです。 完成されるべき構築物/作品が、期待されざる結果しか保証できないのなら、その制作過程には自由が生まれるからです。少なくとも素材の使用制限やスケールの制約からの解放は期待できますし、制作現場はおおいなる実験場と化すはずです。この混乱に乗じて私が目論んでいたのは、作品形式の横断的展開でした。オーソドックスな版画の形式に止まるのではなく、絵画すなわち支持体のキャンバスへの移行や、イメージの立体化すなわちインスタレーションへの展開でした。 「水鳥のシリーズ」は、両義性のイメージ/確定不能性を制作の中核に据えることで生まれる、揺れの中で、思考の諸相を、メディア横断的に検証する事と言えるかもしれません。1983年頃にスタートしましたが、それは、1986年頃一旦休止という形で終わる事になりました。それから約40年の間隔をおいて、メディアを青磁の焼き物に置き換えて、この度の個展に結びついたという訳です。 ここで極私的な事情を書かせて頂きたいのですが、実は私の祖父は明治から大正にかけての時期、京都で粟田焼と呼ばれる陶器の製造に携わっていました。その息子、すなわち私の父は、粟田焼や清水焼の貿易に関わる仕事をしていました。つまり私は陶器屋の息子と言う事になります。美術大学に入学したものの、陶芸にはとんと縁のない半生を過ごしてしまいましたが、ここに来て6歳で死別した父親を思い返す事も多くなり、一度くらい陶器屋の息子らしい作品を作ってみたいと思う様になりました。一連の作品のタイトルに Reunion・絆という言葉を使用した理由の1つには、家族の絆という意味を暗示したかったからです。そしてもう1つは、自身の制作史において、1986年の制作と2024年の制作の間に、絆を確認する事は出来るのか? という興味がありました。 青磁の焼き物は、唯それだけで美しいです。この事に疑問の余地はありません。ご高覧賜りますよう、お願い申し上げます。 木村秀樹 |
京都市左京区丸太町通川端東入東丸太町31 Tel:075-761-7372 休廊日:日・月曜日&祝日
同時代ギャラリー DOHJIDAI GALLERY of ART
〈ギャラリー〉
絵空事 ーPipe dreamー KG+PICK UP |
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2024.4.16(火)〜 4.28(日) 私は写真を介して自己表現することに抵抗がある。シャーコフスキー流に言えば、窓派でありたいと願っている。ストリートスナップを撮る際は可能な限り主観を排して、都市の中で交錯する人々の姿を捉えたいと思っている。だが、どうしても個人的嗜好が影響することは避けられない。そこでAIを導入すれば、主観をミニマムにできるのではないかと考えた。 これらは「写真」とは認められないかもしれないが、写真がその意味を拡張してきた歴史の延長線上にあるだろう。 |
北川祥三 個展 |
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2024.4.29(月)〜 5.12(日) <今回の個展開催にあたり> |
渡邊啓子 個展 |
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2024.5.21(火)〜 5.26(日) 台所のシンクに窓からの光が差し込み その光に包まれてキラキラ揺れる泡に心奪
われその一瞬一瞬の美しさを描き留めたいと思ったのが泡を描くきっかけでした。 |
京都市中京区三条御幸町南東角 1928ビル2階 Tel:075-256-6155 休廊日:月曜日
エンアーツ eN arts
showcase #12 |
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澤田 華 谷平 博 |
2024.4.12(金) 〜 5.12(日) eN arts では 4月12日より、清水穣氏のキュレーションによります写真・映像に特化したグループ展 “showcase #12” を開催します。展覧会のタイトルが示す通り、写真・映像の現代若手作家の「ショーケース」となる showcase 展は2012年からスタートし、本展がシリーズ12回目となります。そして今回 本展の為に 清水氏より選出されましたのは 澤田華・谷平博のおふたりです。 恒例になりましたが、eN artsは 本年もKYOTOGRAPHIE2024に KG+ for Collectorsとして参加致します。(https://kgplus.kyotographie.jp) KYOTOGRAPHIE2024のテーマは「『SOURCE』―源は初めであり、始まりであり、すべてのものの起源である。」 澤田・谷平両氏の作品の源を探るべくキュレーションされた showcase #12にて、写真・映像作品における現実の行方…写真が源なのか、現実が源なのか…両者の作品の源を探りにお出まし下さい。 皆様の御来廊を心よりお待ち申し上げております。 eN arts showcase #12 curated by Minoru Shimizu 第12 回目のshowcase は、驚くほど緻密に書き込まれた鉛筆ドローイングで注目された谷平博(たにひらひろし1982⽣、初登場)と、2017年度キヤノン写真新世紀優秀賞(Sandra Phillips選)を受賞してから活躍著しい澤田華(さわだはな1990年⽣、2018年以来再登場)を取り上げる。 谷平の作品で、大自然の中でシャーマンと化した人物が、硬い鉛筆で精緻に描きこまれている。写真は、その登場以来、⾁眼に⾒えないものを次々と映像化してきた(最果ての⾃然や宇宙の写真、コンマ以下の瞬間を捉える科学写真やスポーツ写真、⼼霊写真…等々)その結果、我々の知る「現実」は、可視と不可視を問わず、もはやすべてありふれた写真と成り果てたと⾔って良い。写真こそが現実だ、写真のように描かないと⼈はもはやリアルだと⾔ってくれない……1970年代に⽣じ、いまだにYouTubeなど巷でよく⽬にする、スーパーリアリズムのドローイングは、その事実の⽪⾁な表現なのだ。それとは異なり谷平は、写真化した「現実」を超えるもの、写真に写らないものを求めて鉛筆を握る。紙⾯を刻むような谷平作品の本質、その超細密の線の輻輳から⽣まれる灰色の輝きの美しさは、そのコンセプトからして写真に写らない。必ず実物を見てほしい。 さて、写真とはつねに「何か」の写真である。この「何か」、すなわち写真の指⽰対象(レフェラン)は、写真の外に存在する現実とみなされてきた。澤田華の対象は、インターネットで出会う画像である。それはすべてスキャンされた画像であり、言い換えれば真空パック画像である。ここで澤田は、真空パックを切開し、現在可能なデジタル的手法を駆使して、ぺちゃんこになった画像を三次元に復元することで、かつて存在した「何か」、すなわち写真の外部へと遡行しようとする。いったいそんな「何か」は現実に存在したのか、しているのか? もっとも、かつて存在した「何か」を澤田自身も信じているわけではない。澤田作品は懐疑的な遊戯性に満ち、むしろ「かつて存在した何か」から完全に切れてしまった現在のデジタルイメージのあり方をユーモラスに浮かび上がらせる。 2024年4月 清水 穣 大抵は見過ごされてしまうような些細な物事に、やけに引っ掛かってしまうことがある。例えば、たまたま写真に小さく写り込んだ何か。聞き取れなかった言葉らしき音。映画を見ているモニターに反射する自分の姿。「分かる」と「思い込む」の共通性。そうした時に立ち止まり、観察してみることが、作品のスタートになる。 図像や言葉というのは、案外漠然としていて、掴みどころがない。だから、それに触れた人の知識と経験から導き出される「想像」によって意味が形成されて、受容される。「想像」はまるでパテのように、自然で便利に、凹凸や穴を繋ぎ埋めてくれるが、たとえその埋め方が多少荒々しく無理が生じていたとしても、そのことが意識されることはない。 私は、図像や言葉と「想像」の間で勝手に結ばれてしまう、あたかも自然であるような振る舞いをするこの運動を、いちいち停止させる、あるいは過剰にすることで、これらの関係性を一瞬明らかにする。そうすることで、図像や言葉に元々あった歪みや欠落、ズレや偏りが露わになると同時に、そこに入り込もうとする私たちの「想像」にもまた意識を傾けることができるようになる。(たとえすぐにまた「想像」が追いついて、馴染んでしまうとしても。) 澤田 華 作品に描かれている人物はブッシュワッカーと呼んでいる架空のキャラクターに扮した自分自身の姿で、背景にひろがる風景は、自分の住んでいるところから半径数キロ圏内の山や海である。ブッシュワッカーとは何か説明すると、この作品の元となった映像作品を作ったのが2004年だったが、その前年にイラク戦争を始めたブッシュ(bush)大統領を杖でピシャリと打つ(whack)人(=Bush Whacker)という意味の造語である。戦争を始めた権力者を杖で叩くということから反戦メッセージが想起されるかもしれないが、反戦がテーマというほど社会性は強くはなく、ただ当時のみんなが感じていた不穏な空気が反映されて生まれたものだと思う。権力や社会を変えるのは民衆であってほしいという思いから、ブッシュワッカーの服装はいわゆる労働者階級の普段着といった格好そのままにしている。モチーフに寓意性を持たせることは時に作品を限定的意味合いに固定してしまう恐れがあるが、これは理解に必要な事だと思ったため記述した。 それとはまったく別に、ブッシュワッカーのマスクには神道の行事で使う榊が使われていたりするなど、日本の文化、特に来訪神(まれびと)からも影響を受けている。そして世界各地に来訪神に似た行事があったりするのは興味深い。 国際情勢が悪化していく中、世界の中で日本人であり続けること、自分自身が世界とどう関わっていくことができるのか、その探究が制作の根底にある。 谷平 博 |
京都市東山区祇園北側627 円山公園内八坂神社北側 Tel:075-525-2355 開廊日:金・土・日曜日
ギャラリー16 galerie16
内田聖良 個展 |
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2024.4.16(火) 〜 4.27(土) 《バーチャル供養講》は、炎上や分断が「厄災」を生む現在に「ありえるかもしれない架空の信仰」を体験するインスタレーション。VR空間に建てられたお堂に、様々な人の思い出の品が3Dアイテムに変換され奉納されている。内田は本作の制作にあたり青森の地蔵信仰で目に見えない死者と人々が供物によって関わるインタラクションをリサーチし、現代の見えざる他者―アルゴリズムによって分断された人々を想像させる手法に転換した。思い出の品の3Dオブジェクトへの変換は、大量の写真を3次元に合成する手法「フォトグラメトリ」によって行われる。これらのデータをダウンロード可能な状態にし、別のゲーム等の一部として活用=(転生)させ未来の物語の生成プロセスに介入するなど、現代の写真のあり方や記憶の流通・価値についての模索が行われる。 本シリーズは、展示空間に合わせ物語とVR空間が変化しており、本展でも新版が語られる予定。 |
立花 光 展 |
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2024.4.30(火) 〜 5.11(土) 誰もいないホテルの廊下、窓のない地下のプール、レイトショーのあとのショッピングモール、ふと迷い込んでしまった巨大倉庫、開店前のゲームセンター。見る前からすでにあり、あとからあったと知る時空間。傍らにある密室のバックヤード。私たちはそれらへ壁抜けする。 立花は、国家的な枠組みを超えて見られる、歴史や文化と無関係な場に着目する。私たちの傍らで控えている、交換可能でマッシブな存在。遡行的に、あとから遅れて発見される匿名的な場。立花は、こうした存在や場をふと目撃する感覚を、「壁抜け」と表現する。「壁抜け」とは、<そこにうっかり抜けてしまった> <それは見る前からあった>がもつれた感覚である。 それは「写真」の2つのテーゼ<その瞬間にまさに出会った> <それはかつてあった>よりもありふれた、それでいてもっとも不確かな感覚、「なにかを見る」という感覚——不可逆でありながら代替可能な「目-存在」の感覚である。 |
京都市東山区三条通白川橋上ル石泉院町394 戸川ビル3階 Tel:075-751-9238 休廊日:月曜日
ヴォイス・ギャラリー MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w
KG+ 参加展 |
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殖蓮村76号墳(群馬県伊勢崎市) |
2024.4.13(土)~ 4.28(日) <トークイベント>4.20(土) 18時30分~20時、予約不要・先着20名 このシリーズでは、現代人の暮らしの傍らで、それとは無関係に存在しつつ景色のなかで交ざり合う古墳に着目して、歳月の積層の上に生きる人間のありようを現出させることを試みる。古墳は十数世紀前に権力者の眠る墓として象徴性も持ちつつ築造されたが、現在に至る過程で尊厳を保持されないかたちで毀損され、または都市のうちに埋もれ静安を保てなくなっているものが少なくない。ごく近年に文化財としての価値が認識され保護・保全の対象となってきたが、すでに進んだ都市化のために家屋・公共施設や公共インフラなどとの間に緩衝もなく墳丘が残る景観は、時間も意識も大きく隔たる人間の営みが隣り合う奇異な相をなしている。(西村勇人) ◎常設部の展示 |
KG+ 参加展 |
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「異なる存在」(2023) |
2024.5.1(水)~ 5.12(日) 写真を撮るために用意されているものは何もない場所に行って、そこで自分にとっての「写真」を探す。大阪の街を撮り始めたのは、昨年5月のこと。別に大阪らしさを求めたわけではない。都市と人のいる状況を客観する、そこに興味があった。 |
常設部にて;酒井一貴 ”new world ”と同時期 |
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ゼラチンシルバープリントに雑巾がけ |
2024.4.13(土)~ 5.12(日) 通りすがりの名もなき情景や役割を終えてしまったかのようなモノに向けてシャッターを切る。誰からも注目を浴びることなく、ひっそりと佇むそれらにも其々の物語があるのではないかと想像を巡らせる。 *雑巾がけ・・・1920~30年(大正末期~昭和初期)頃、流行した日本独自のピグメント印画法。暗室で焼いたプリントにオイルを引き、その上に油絵具を塗って拭い落しながら調子を出していく技法。 |
京都市下京区富小路通高辻上る筋屋町147-1 Tel:075-341-0222 営業時間:11時~19時 休廊日:月・火曜日
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
SPECIAL EXHIBITIONS |
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2024.4.20(土)〜 6.9(日) 主催:京都市立芸術大学 京都市立芸術大学の新キャンパス移転から半年が過ぎ、はじめての春を迎えようとしています。移転計画が決定してから新キャンパスがオープンするまでの約10年、大学移転という大きなできごとがこの地域に何をもたらすのか、人々の注目が集まりました。 2015年には、「芸術であること」「大学であること」「地域にあること」の3つを大学の果たすべき役割とし、新キャンパス全体を、外に向かって開かれ、ある基準面から浮き隔たることで日常の視点を変え、新たな解放を生み出す「テラス(Terrace)」と位置づけるという移転基本コンセプトが策定されました。そして2017年に乾・RING・フジワラボ・o+h・吉村設計共同体による「まちのように育まれる、水平につながっていくキャンパス——大学と地域、芸術と社会の新しい関係性を生み出すフレーム」をテーマとした建築設計プランが採用となり、2023年秋に新キャンパスが竣工しました。 またこの間に、移転予定地周辺で、多様な活動が生み出されていきました。@KCUAでは、「still moving」などの大学移転をめぐる複数のプロジェクトや、この地域のこれまでの歩みと豊かな自然環境を背景として、これから育まれていく新たな生態系を考察するためのさまざまな取り組みを行ってきました。 新キャンパスの@KCUAの展示室での2回目の展覧会となる本展では、変わりゆくまちを見つめ、それぞれの方法でアプローチしてきたアーティストたちの活動、@KCUAの取り組み、それらと京都市立芸術大学の教育と表現の歩みとを重ね合わせて、大学と地域、芸術と社会がつながって育まれる、生態系の未来を考えるための場を作り出します。 新キャンパスの敷地内には、かつて運河として開削された人工河川である高瀬川が流れています*。また、沿岸に大学と周辺地域との交流広場「崇仁テラス」が整備されるなど、高瀬川は大学と地域とをつなぐシンボルの一つとなりつつあります。そこで本展では、高瀬川に着想を得たイメージをもとに会場を構成し、内と外の境界をまたいでひろがる「テラス」という理念の体現を試みます。それは、新キャンパス、そしてそこに込められた建築家たちの想いへの、@KCUAからの一つの応答でもあります。 ものごとをじっと観察して何かを作るという表現行為は、長い歴史のなかで面々と受け継がれてきた、世界に近づき、対話するための術でもあります。これまでになされてきたさまざまな「対話」どうしがつながり、ともに考え、育み、ひろげることは、未来への可能性を豊かにひらくことを願う新たな「対話」のはじまりとなるでしょう。 * 高瀬川は新キャンパスのE・F棟の付近、H棟とJ棟の間を通っています。また、2002年に現在の流路に変更される前は、旧流路の一部は新キャンパスのC棟(@KCUAのある建物)周辺を通っていました。 新しい生態系を育む「対話」のための活動: |
京都市下京区下之町57-1 京都市立芸術大学 C棟1F Tel:075-585-2010 休廊日:月曜日
MORI YU GALLERY 京都
藤原康博 |
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2024.3.22(金)~ 5.12(日) MORI YU GALLERYは3月22日(金)より、藤原康博「覆う -Cover-」を開催いたします。 藤原康博 多摩美術大学を卒業後にロンドンへ渡り、2002年にChelsea College of Art and Design MA Fine Art, Londonを修了。2019年グループ展「パラランドスケープ “風景” をめぐる想像力の現在」(三重県立美術館)に参加。2022年「感覚の領域 今、「経験する」ということ」(国立国際美術館、大阪)に出品。2023年「Y2 project 藤原康博 -記憶の稜線を歩く」三重県立美術館 柳原義達記念館(三重)。銀座メゾンエルメスやHermès Hong Kong(香港)など国内外のエルメスウィンドウのディスプレイも手掛ける。パブリック・コレクションに国立国際美術館(大阪)、Hwajeong Museum(韓国) 、Hana bank(韓国) 、THYSSEN – BORNEMISZA ART CONTEMPORARY(オーストリア)など。 |
京都市左京区聖護院蓮華蔵町4-19 Tel:075-950-5230 休廊日:月曜日・火曜日・祝日
ギャラリー ヒルゲート Gallery Hillgate
〈1F〉 |
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2024.4.23 (火) ~ 4.28 (日) < 展覧会に寄せて >京都で3年ぶりの個展となります。 |
〈1F・2F〉 |
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2024.4.30 (火) ~ 5.12 (日) ▼夜話市民講座(ギャラリートーク) |
〈1F〉 |
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2024.5.14 (火) ~ 5.19 (日) 我が子のように愛した猫たちの仕草に魅入られ、猫の作品ばかり描くようになりました。愛猫たちが私に教えてくれた幸福の時間はかけがえのない宝物です。 |
〈2F〉 |
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2024.5.14 (火) ~ 5.19 (日) 私たちは日々、何かを選択しながら生きている。良い選択もあれば、良くない選択も。ハッピーな結果を求めて選択したつもりが、とんでもない結果になってしまうこともある。人生で何が起こるか予測できなくても、つねに良い選択をしながら、調和を保って生きたいものである。 |
〈1F・2F〉 |
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2024.5.21 (火) ~ 5.26 (日) 〈出展作家〉 |
〈1F〉 |
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2024.5.28 (火) ~ 6.2 (日) 30年ぶりの個展をヒルゲートさんで開いてから2年が経ちました。 大槻睦子 |
〈2F〉 |
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2024.5.28 (火) ~ 6.9 (日) リトグラフ作家。大学を退職してから京都の北の方で石版画工房を運営中です。ギャラリーヒルゲートで個展を開いていただけることになりました。工房が好きすぎて、作品も工房でお見せしたいなあと思っていたのですが、少し遠いので足を運んでいただけるのか、不安でした。先年ギャラリーの2階から寺町通を見下ろしながらオーナーの人見さんと話をしていたとき、この部屋が工房と同じように心地良いのだから、工房のように作品が乾燥ポールからぶら下がったりしたらどうだろうと、思いついたのが今回の展示です。(映像は作品のマケット、実作とは違います) |
〈奥庭空間〉 |
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2024.1.9 (火) ~ 6.23(日) “人間の作為” と “自然の現象”の双方から素材に関わる独自の手法で彫刻制作を行う。 廃材などの収集物を用いたインスタレーションや、「里山」を舞台にした野外芸術企画の運営などを通して、“人間と外界の関係性” について考察している。作品制作のさなか、自然現象の作用によって素材の獲得するフォルムやパターン、テクスチャーは私たち人間の目には見えない世界の存在を示唆するものなのかもしれない。自然現象をはじめとした、身の回りに当たり前のように存在する物事やそれらを知覚している身体への好奇心や想像力を回復し、人間本位の視点を自覚し直すような場を提示したい。 |
京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町535番地 Tel:075-231-3702 休廊日:月曜日
京都芸術センター Kyoto Art Center
<ギャラリー北・南>
林智子 個展 |
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2024.3.30(土)〜 6.9(日) 京都芸術センターでは、林智子の個展「そして、世界は泥である」を開催します。 【関連プログラム1 アーティストトーク】本展出品作家の林智子が、展覧会会場を回りながら、自作についてお話します。 *上記以外のプログラムについても、現在、実施検討中です。 |
京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 Tel:075-213-1000
ギャラリー・パルク Gallery PARC
林 勇気 |
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2024.4.13 (土) ~ 5.12 (日) Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2024年4月13日から5月12日まで林勇気による個展の「灯をみる」を開催いたします。 ギャラリー・パルクでは7年ぶりとなる林勇気の個展「灯をみる」では、 林の近作・新作のいくつかを展示するとともに、 蝋燭の灯による幻灯機によってイメージを映写する「場と時間」をも作品として提示します。 本展では毎時00分ごとに、スタッフによってプロジェクターや照明の電源を切り、 オリジナルの幻灯機に蝋燭に火を灯してスライドの映写をおこないます。 Statement蝋燭の灯で「忘れられない一日」に撮影された写真をみる。 蝋燭の灯で映写できる幻灯機を制作した。 時間が経過し蝋燭の灯は燃え尽きて消えてしまう。 林 勇気 本展はKYOTOGRAPHIE サテライト企画KG+に参加しています。 |
京都市上京区皀莢町287 堀川新文化ビルヂング2階 開廊時間:13時~19時 休廊日:水・木曜日
GALLERY TOMO
常設展 |
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常設展を不定期で行っています。 作家:篠原猛史、近藤大祐、石原孟、宮岡貴泉、 展示・作品に対するお問い合わせは以下の連絡先までどうぞ。 |
京都市中京区寺町通丸太町東入る南側下御霊前町633 青山ビル1F Tel:075-585-4160 休廊日:月・火曜日
KUNST ARZT
張 諒太 個展 |
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Ancient Mikines |
2024.4.23(火)〜 4.28(日)
KUNST ARZTでは、昨年に続き2度目となる
張諒太の個展を開催します。 (KUNST ARZT 岡本光博) <アーティスト・ステートメント>木版画における彫りとは何か? |
中桐聡美 個展 |
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imitation #1 |
2024.4.30(火)〜 5.5(日)
KUNST ARZT では、昨年に引き続き
2度目となる、中桐聡美の個展を開催します。 (KUNST ARZT 岡本光博) <展覧会コンセプト>本展では、祖母の家にある仏壇や
神棚、食卓、トイレなど
家の様々な場所に20年以上置いてある
造花の写真を元に作品を展開する。 |
京都市東山区夷町155-7 2F Tel:090-9697-3786 休廊日:月曜日
ギャラリー恵風 Gallery Keifu
*今後周囲の状況を鑑み、変更することもございますので、ご来場の際はホームページやFacebookでご確認くださいませ。
〈1F〉 |
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2024.4.23(火)~ 4.28(日)
今回の木版画(彫り進み法)創作展で作者は記録しようとする内容(精神→彫る行為→版)を、繰り返す版の彫りと油性インクの刷り重なりによって生まれる油性木版画(彫り進み法)がもつ特有の痕跡(内面)や凹凸(時間)という表情を示す。 |
〈2F〉 |
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2024.4.23(火)~ 4.28(日) 銅版画を中心に制作をしています。今回は墨のドローイングも展示します。 |
京都市左京区聖護院山王町21-3 TEL:075-771-1011 休廊日:月曜日
Gallery G-77
KG+ |
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「人形」2023 |
2024.4.13(土) ~ 4.28(日) 「ギャラリー G-77 は、プログラム KG+ (Kyotographie 2024) の一環として、イスラエル人写真家のアンナ・ハヤットとスラヴァ・ピルスキーによる「Existence」というタイトルの展覧会を開催します。 スタジオの内外で撮影された大判の白黒ポラロイド写真を通して、彼らはトラウマ、自己犠牲、そして現在進行中の戦争とテロの影響を深く受けているイスラエル社会における人生の脆弱さというテーマを探求しています。 彼らの作品は、厳格なドキュメンタリー表現から離れ、現在の出来事と共鳴する比喩的なイメージを構築します。 一貫したスタイルとテーマで統一されたこの展覧会には、ルネッサンスの美学と現代の写真を融合させたメインシリーズ「My Personal Jesus」が含まれます。 10月7日のテロ攻撃を受けて、アーティストたちは直接的なアプローチを反映した新作を作成し、共感と思索を呼び起こします。 素材や技術を試しながら、彼らは歴史的な遺物のように見える写真を作成し、時間の経過を伝え、見る人の経験に興味をそそる層を加えます。 |
京都市中京区中之町73-3 Tel:090-9419-2326 休廊日:月・火曜日
現代美術 艸居
<艸居>
三島喜美代 個展 |
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三島喜美代 / Work2003 (Newspaper) Work2003 (Newspaper)の詳細 |
2024.2.15(木)〜 5.7(火) 好評につき、そして4月22日(月)はアースディであることから、「三島喜美代 個展」を5月7日(火)まで延長いたします。会期延長は艸居の立体作品の展示のみとなります。 この巨大な作品、《Work2003 (Newspaper)》は溶融スラグ(ゴミを1400度で焼却した際に生成されるガラス質の粉)から作られた、唯一実際のゴミをメディウムとした三島作品の中でも非常に重要な作品となります。作品には「pollution」の文字も転写されており、三島独特のユーモア溢れる作風で環境汚染に警鐘を鳴らしてきました。本作品は2003年10月9日から11月25日まで国立国際美術館で開催された「大地の芸術 クレーワーク新世紀」展に出品、屋外に展示され、2023年には岐阜県現代陶芸美術館の「三島喜美代 - 遊ぶ 見つめる 創りだす」でも展示されました。コマーシャルギャラリーでは初の展示となり、21年ぶりの関西での展示となります。 高度成長期によりもたらされた大量に溢れるゴミに恐怖心を抱いた三島は、60年代後半/70年代前半までは蚊帳、布団、軍服、ご主人様が読み終えたLIFEなどの雑誌や、負けた馬券などの身近なゴミを使って平面作品を制作していました。60年代後半からは、エフェメラルとエターナルな性質を併せ持つ陶を用いて、空き缶やコミックブック、新聞紙などの「割れるゴミ」を制作しています。 |
京都市東山区元町381-2 Tel: 075-746-4456 開廊時間:10:00AM- 6:00PM 休廊日: 日・月曜日
京都 蔦屋書店
<5F エキシビションスペース>
大山エンリコイサム 展 |
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Artwork ©Enrico Isamu Oyama / EIOS |
2024.4.5(金) ~ 4.23(火) 主催:京都 蔦屋書店 大山エンリコイサムは、ストリートアートの一領域であるエアロゾル‧ライティング (※)のヴィジュアルを再解釈したモティーフ「クイックターン‧ストラクチャー」(以下 QTS)を起点にメディアを横断する表現を展開し、国内外で注目を集めるアーティストです。 今年1月にNADiff Gallery(東京‧恵比寿)で行われた個展では、QTSを自律するブックエンドとして三次元化し、書物とのあいだに生じる相互作用によって空間の変容を試みました。今回、大山はかたちが同じでも大きさが違うと物体の特徴が変化する「寸法効果(scale / effect)」の概念に着目、拡大と縮小を通してQTSを表現し、再解釈しています。会場には絵画作品とともに、大型の立体作品や、絵画作品のひとつ《FFIGURATI #616》を238個の小型キューブに分解して再構成した新作の平面作品などが並び、スケール横断の効果を体現する構成となっています。 ※NYのストリート文化から発展した、自分の名前をアートとして描画する表現文化 <アーティストステートメント>物体はかたちが同じでも、大きさが異なると、力の作用が変化する。あるサイズで自立する物体は、別のサイズでは自立しないことがある。表面積は寸法の2乗に、体積は3乗に比例するため、2センチ角のキューブが20センチ角になると表面積の増加が、200センチ角になると重量の増加が、変化の特徴となる。このように、サイズの変更が物体の物理的におもとなる特徴を変えることを「寸法効果(scale effect)」と呼ぶ。 美術には、見慣れた対象のサイズを極端に変え、ギャップや違和感を生むことで私たちの認識を揺さぶる作品がある。そのとき外観は見慣れたままでも、内側はしばしば別の構造や組成をしている。もろく繊細に見える作品が、耐久性のある素材で作られることもある。しかし物理的な変化のみではない。サイズの変更が対象をもとの状態から美術作品に変える点で、寸法効果はその社会的な定義をも同時にかき換えている。 それを敷衍して、寸法効果は物理的な大きさ(サイズ)のみでなく、社会の位相や集団の規模といった抽象的な大きさ(スケール)の変化にも付随すると思考実験したい。たとえば年長者を敬うという考えは、家庭や地域ではマナーや慣習として、企業では年功序列の制度として表れるが、もとは古代中国の国家思想であった。同型の考えが社会的なスケールの変化により、慣習、制度、思想という強度の異なる概念になる。 モティーフ「クイックターン・ストラクチャー(QTS)」はこれまで、メディアを横断するアイコンとして展開してきた。本展「Scale / Effect」ではその点をいっそう推し進め、ひとつのQTSを拡大と縮小のなかで表現し、マテリアルと設計、メディアと形式、空間とレイアウトの変化、そしてQTSの図像そのものが再解釈されるさまを提示することで、物理と概念の両面からスケール横断の効果を引き出した構成になっている。 |
大岩オスカール 個展 |
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《Light Shop 3》2023 Oil on canvas/122×148 cm |
2024.4.26(金) ~ 5.15(水) 主催:京都 蔦屋書店 大岩オスカールは1965年ブラジル・サンパウロ生まれ。1989年にサンパウロ大学建築学部を卒業後、東京、ニューヨークと拠点を移しながら制作活動を行っています。大都市での生活体験をもとにしてそれぞれの土地の環境や社会問題をテーマに、風刺やユーモアを交えた俯瞰的でダイナミックな絵画作品は、国際的にも高い評価を得ており、国内外の美術館にも多数作品が収蔵されています。 今回の京都 蔦屋書店での個展は「ライトショップ」と題しています。健康な体を作りあげるためには食べ物が重要なように、心の栄養となる「精神的な食べ物」とはどんなものか、それを提供するお店とはどんなものかという想像をもとに作品の物語は展開されます。 日本の風景としてなじみ深い、灯のもとに人々が集まる小さく心地よい場所として「屋台」も制作、会場に設置されます。大岩オスカールの描く暖かく優しい光に包まれて、心を満たす鑑賞をご体感ください。 <アーティストステートメント>ライトショップ 大岩オスカール |
<6F ギャラリー>
井村一登 個展 |
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《wall-ordered horizon #2》H500mm×W500mm×D100mm, |
2024.4.27(土) ~ 5.14(火) 入場:無料 井村一登は1990年京都市生まれ。2015年に京都市立芸術大学総合芸術学科を卒業し、2017年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻を修了しました。歴史の中で素材や技法が発展し、多様化している「鏡」をテーマに、人と鏡の関係性や歴史、そこから生じる現象を探求しながら、独自の技法で作品制作をしています。 本展は、井村が生まれ育った京都での初めての個展です。網羅的な制作、リサーチをする一方、自身が視界に映る景色を鏡として捉える現状を「明晰夢」のように捉え、鏡像側の自身の意識に触れるように「明晰鏡」と題しました。井村がアーティスト活動を開始してからこれまでに制作してきた様々な形状の「鏡」の作品を合わせてアーカイブ的に展示いたします。異なる性質を持った鏡同士が新たな秩序を持った鏡像の反復を作り、数列の可視化をコンセプトに制作しているシリーズ「wall-ordered」の新作をはじめ、トルコ、チャタル・ヒュユクの遺跡で出土した黒曜石の鏡をモチーフとした「loose reflection」、“魔鏡”の製法に着目し、今は見えない裏面の情報を表面に映しだした「invisible layer」シリーズの作品も展示します。鏡と人間の関係が変遷してきた長い歴史、その一歩先の様々なアイデアによって追求し続ける井村の世界観を、是非会場にてご体感ください。 |
京都市下京区四条通寺町東入ニ丁目御旅町35 京都髙島屋S.C.[T8]5・6階
Tel: 075-606-4525 営業時間:10:00~20:00 (不定休)