MORI YU GALLERY 京都

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飯村隆彦 河合政之
「Out of Frame」


飯村隆彦
「A Chair and the Projected」
2019年


河合政之
「Trans-flux no.1」
2019年

2019.7.13 (土) 〜 9.1 (日)
アーティスト・トーク:7.13 (土) 15:30 − 17:00 (予約不要・無料)
オープニング レセプション:7.13 (土) 17:00 − 19:00
休廊日:月・火、7.27 (土)、8.11 (日) 〜20 (火)

MORI YU GALLERY は、一貫して哲学的な映像作品を発表し続ける二人のアーティスト、 飯村隆彦と河合政之による二人展「Out of Frame」を開催いたします。

本展では、ヴィデオの撮影システムを使いながら、そこに言語表現を絡ませることで「見る」ことと「見られる」ことの 本質に迫ろうとした飯村隆彦の初期ヴィデオ映像作品《CAMERA, MONITOR, FRAME》(1976) と、新作ドローイング 数点、さらに、1960 年代初期から始めた実験映画の方法をヴィデオアートに結合し、知覚における実験を試みた飯村の コンセプチュアル・ヴィデオ作品《A CHAIR》(1970) を今回、飯村自身がインスタレーションとして再解釈した新作《A Chair and the Projected》(2019) もあわせて展示いたします。

また、今回展示される河合政之による新作オブジェ 《Trans-flux》(2019) 約 4 点は、河合が続けてきた《Video Feedback》シリーズの新しい展開となります。
初日 (7/13) の午後 3 時 30 分から、飯村と河合によるアーティスト・トークをおこないます。ぜひご覧ください。


Out of Frame

一貫して哲学的な映像作品を発表し続け、世界的に評価される二人のアーティスト、飯村隆彦と河合政之による二人展。飯村と河合が 20 年以上の対話を通して紡いできた美学的思索は、彼らそれぞれの芸術活動と表裏一体のものとなって、その作品に圧倒的な美学的 強度を与えている。

飯村隆彦は 60 年代からアヴァンギャルドのパイオニアとして知られてきたが、その真骨頂は 70 年代以降の、映像や時間経験の本質 に迫るコンセプチュアルな作品群である。飯村のハードかつミステリアスな美学は、従来多くの論者を尻込みさせてきた。だが河合政 之は、昨年末に出版した『リフレクション:ヴィデオ・アートの実践的美学』(水声社)の中で、その本質を初めて、鮮やかに読み解 いて見せている。

飯村のヴィデオ映像作品《CAMERA, MONITOR, FRAME》(1976)は、同書の中で河合が分析の中心に据えた作品である。ナラティ ヴや表象の要素を極力排し、カメラ、モニター、飯村自身、そして最低限のテクストと何も映っていない画面だけで構成されるミニマ ルな映像。その中で、見る/見られる視線・欲望が、内在と超越を貫いて循環する構造が、あらわにされる。ヴィデオ映像特有のフィー ドバック的な構造の中に観客を巻き込み、主観と客観をつなぐフレームを超えて視線と欲望が運動するメディア的な様相の会得へと、見る者を導く。

《A CHAIR》(1970)は、おそらく日本で最初のヴィデオ・テープ化された芸術作品である。フィルム映写機から発せられる光によっ て、椅子の背後でその影が明滅する。《A CHAIR》は、飯村自身がその日本への最初の紹介者の一人である、ジョセフ・コスースの《One and Three Chairs》(1965)を参照している。

使用目的を失った椅子、写真とテクストからなる《One and Three Chairs》(1965)は、当時世界的に最先端であったコンセプチュ アル・アートの代表的作品である。この作品に対する映像芸術による応答と見ることができる飯村の《A CHAIR》では、椅子本体と その影が光の中で明滅する様が淡々と映し出される。洞窟の影のように背後で明滅する椅子の影は、対象(椅子本体)のインデックス という役割を与えられながらも、リズミカルにフリッカーする時間の中で純粋な出来事としてあらわれ、物語性を許容しない。過去の 記憶や無目的な椅子と切断されつつ、次第にその間隙に豊潤なる非=意味の世界が見えてくる。コスースの作品に対して、飯村の作品 では椅子の影を作り出すのがフィルム(映画)の投影である。フィルムの作り出す光学的な光と影は、物理的な光の有無(ポジ/ネガ) であるが、一方ヴィデオに撮影されたそれは、光と影のどちらも同じく電子的な〈データ(河合による概念)〉の結果である。つまり、 飯村の作品はメディアとしての映画とヴィデオの差異を初めて明確に意識し、顕在化させた芸術作品といえる。 今回の展覧会では、飯村が同作品をインスタレーションとして 50 年近くを経て再解釈した新作《A Chair and the Projected》(2019) も展示される。

河合政之によれば映像とは、サブジェクト(作り手・観客)がオブジェクト(もの・できごと)を伝える情報・コミュニケーションの ツールなのではない。あるいは、映像自体が自立したひとつのオブジェクト(表象・テクスト)なのでものない。そこにあるのはただ、〈データ(与件)〉と河合が呼ぶ、その作用の連続だけである。〈データ〉は内在的・物理的な事象としてつかまえることはできないが、かといって超越的で不可知なものでもない。つまりそれは、論理的言説にも神学的啓示にも与さないものである。そうした〈データ〉 こそがメディアの本性であり、その現代的なあらわれが映像(ヴィデオ)なのである。

ヴィデオ、つまりデータとしてのメディアの作用は、身体や欲望といった有機的な世界から、電子や機械の無機的な世界までをも貫き、 無数に多様なループを描いて循環している。この循環を、河合は〈フィードバック〉という概念でとらえている。フィードバックする データは、時間や欲望といったさまざまな不確定要素を巻き込み、内在と超越の間をときに接続し、ときに切断しながら、逸脱し続け る。そしてそうしたデータのフィードバックの「結果」が、ときに世俗的な眼には主体・客体やコミュニケーションや論理となって映 り、ときに宗教的な眼には啓示となって現れるに過ぎない。要は、すべては本来、逸脱しつつ循環するデータの作用に他ならないので ある。

河合の新作《Trans-flux》(2019)は、彼が続けてきた《Video Feedback》シリーズの新しい展開である。半透明のフレームの中に 浮いているモニターの中で、ヴィヴィッドで抽象的なパターンが流れ続けている。その映像は、アナログな映像機器をイレギュラーに 接続し、電子データを自動的に暴走させることによって作り出されている。この作品は、透明(transparent)と不透明(opaque) の間に位置する、〈半透明(translucent)〉というコンセプトを提示するものである。〈半透明(translucent)〉は、超越と内在の間 を接続/切断するデータの特性を表している。循環しながら逸脱し続けるヴィデオ・フィードバックの映像は、それを意味として、あ るいは啓示として受け取ろうとするような、見る者の試みをつねにすり抜けていく。そしてさらにそうした映像が、半透明なフレーム によって接続/切断されることにより、二重にデータ/メディアとして、つまり偽=オブジェクト(quasi-object)として顕現する のである。河合の《Trans-flux》は〈データ〉をメディアの本質と捉えると同時に、そのデータとしてのメディアが、二項媒介的な関 係性から成り立つものではなく、むしろ非=意味を生産し続ける、豊穣な「間」にこそ見出せるのではないかと我々に問いかけている。

京都市左京区聖護院蓮華蔵町4-19 Tel:075-950-5230 休廊日:月曜日・火曜日・祝日

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

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<@KCUA 1.2>

 

ジェン・ボー 個展
「Dao is in Weeds」
-道在稊稗/道(タオ)は雑草に在り


After Science Garden, 2018.


Kindred, 2017

2019.6.1(土)〜 7.15(月・祝)

企画:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
主催:京都市立芸術大学

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAでは、史実や社会現象についての緻密な調査をもとに、雑草をはじめとする植物と協働して未来を考察するための作品を手がける気鋭のアーティスト、ジェン・ボーの個展を開催します。

2019年1月と3月の2回に渡って京都での滞在調査を行ったジェンは、京都市立芸術大学の移転予定地である崇仁地域(京都駅東部エリア)を訪れてその歴史を学び、まちづくりの最中で日々環境が変化していく現在の様子に強い関心を抱きます。そして、大学移転という次なる大きな変化を受け入れようとするこの地域を舞台に、活動家、美術家、建築家、文化人類学者、歴史学者、生態学者などのさまざまな専門を持つ人々と共に、より良き生態学的未来、全ての種の生物における平等をめぐるプロジェクトを実施することになります。本展では、これらの調査をもとに構成したインスタレーションが展開されます。

本展の中国語題である「道在稊稗」とは、『荘子』の一節で「道(タオ)は何処にあるのか」と問われた荘子が「何処でもある、すべてを余すところなく包むものである」と説く場面に現れる言葉です。人為を離れた自然の中においては、全てが等しい価値を持つ——。人類が地球環境に変化を及ぼすようになった地質時代「人新世」に生きる人々に、ジェンはその作品を通じて、地球の環境と生態系、そしてその未来に向けて私たちができることとは何かを問いかけているのです。

京都市中京区油小路通御池押油小路町238番地の1 Tel:075-334-2204 休廊日:月曜日

京都芸術センター Kyoto Art Center

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<ギャラリー北・南>

 

FOCUS♯2 マルコス・フォレロ展
「-repeated trace-」




2019.7.13(土)〜 8.18(日)

主催:京都芸術センター
アーティストトーク:7.13(土)14:00‐
会場:和室「明倫」
※入場無料、事前予約必要なし
※7.14(日)‐16(火)は祇園祭のため10:00‐17:00
8.14(水)、15(木)は休廊

フランスとコロンビを拠点にして活動し、今注目を集めるアーティスト、マルコス・アヴィラ・フォレロ。彼の映像作品と新作の展示を行います。

昨年より京都芸術センターで始まった、個展形式の展覧会「FOCUS」。着実に制作・発表を続け、注目を集めるアーティストを取り上げ、鑑賞者と作品・作者とが対話できる場の創出を目指しています。

今回のFOCUS♯2に出展するアーティストは、フランスとコロンビアを拠点にして活動しているマルコス・アヴィラ・フォレロです。フォレロの作品には、紛争などの影響で暴力や抑圧を被る人々やアマゾン川流域の部族と地域社会に焦点をあてたものが多く、また音楽、パーカッション、ダンスが作品表現としてよく用いられます。彼は綿密なリサーチと当事者との協働のもと、これらの作品制作に臨んでいます。

本展覧会では、京都でのリサーチをもとに制作された新作とともに、過去作となる映像作品3点(<A TARAPOTO,UN MANATI>(2011)、<Cayuco>(2012)、<Atrato>(2014))を展示します。

フォレロは、京都に滞在し新作を制作するにあたって、冶金・製鉄工場で働いていた元職人たちをリサーチ。彼らが、工場労働の中で行っていた冶金・製鉄の動きを書道の動きとダンスの動きに翻訳することを試みます。工場で働いていた職人たち、書道家、ダンサーたちとの協働のもと、いわば「動きの伝言ゲーム」を行って、クリエィティブな身体表現をつくりだすことを試みます。

また、過去作品はいずれも彼の代表作であり、<A TARAPOTO,UN MANATI>(2011)と<Atrato>(2014)はともに、アマゾン川流域を舞台にした映像作品です。両作品では、アマゾン川流域に居住する部族とその地域社会に伝わる文化伝承の再興とアレンジが試みられています。特に、<Atrato>(2014)では、その地域の若者たちと協働して、消滅の危機に瀕していた伝統的ドラム奏法のアレンジが試みられており、音楽作品としても鑑賞できます。<Cayuco>(2012)は、モロッコを舞台にした映像作品であり、貧困などの困難な境遇におかれ、アフリカからヨーロッパに渡ろうとする人々と彼らの地中海に至るまでの道のりを題材にしています。


【参加者募集】

アーティスト・イン・レジデンス プログラム 2019
京都芸術センター×ヴィラ九条山
リサーチレジデンシー/アンスティチュ・フランセ シテ・アンテルナショナル・デザール
http://www.kac.or.jp/26192/

応募資格:
-日本に居住し、活動を行うアーティスト、研究者、キュレーター、プログラムディレクター(国籍、年齢、芸術ジャンルは問いません)
-パリでの滞在、リサーチを希望する理由が明確である方
-英語またはフランス語でのコミュニケーションが可能である方
-終了後、京都芸術センターあるいはヴィラ九条山が主催する報告会等に参加できる方
※個人での応募のみ。複数人の滞在はできません。

滞在期間:
①2019.10.9(水)〜 11.4(月・祝)
②2019.11.9(土)〜 2020.1.4(土)(各1人)

応募締切:2019.7.25(木)必着。

応募・問合せ:
京都芸術センター「アーティスト・イン・レジデンス/アンスティチュ・フランセ  シテ・アンテルナショナル・デザール」係
TEL:075-213-1000  http://kac.or.jp

京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 Tel:075-213-1000

グランマーブル ギャラリー・パルク

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<2階展示室>

 

加藤舞衣
「部屋と外 / a room and outside」


「wall」
2019
2240×1520mm
いづみ紙にリトグラフ



「wall_3」
2018
760×1120mm
いづみ紙にリトグラフ

2019.7.5 (金)~ 7.21(日)

本展は広く展覧会企画を公募し、厳正な審査により選出されたプランを展覧会として実施する、コンペティション「Gallery PARC Art Competition 2019」の採択プランによる展覧会です。2014年から毎年開催により6回目を迎える本年は、応募総数64プランから、平田剛志(美術批評)、勝冶真美(京都芸術センタープログラムディレクター)の2名の審査員を交えた厳正な審査により、採択された3つの展覧会を前期・後期に渡って開催いたします。

3フロアに渡る展示室を持つPARCの空間を活かした展開として、本年は前期となる7月5日から7月21日までの[#01]では、2階展示室で加藤舞衣による個展「部屋と外」を、4階展示室で坂口佳奈・二木詩織による展覧会「キャンプができたらいいな。」を同時開催することで、2つの個展を構成します。 また、後期となる7月26日から8月11日までの[#02]では、パルクの全フロアを会場に、洪亜沙による個展「アンバー・ランド」を開催いたします。

〈ステートメント〉

私の作品に描かれているモチーフは、道端に落ちていた踏み潰された花びらや誰かが捨てた空き箱やビニール袋、壁に貼られたままになって長年放置されていたテープ、使われた後のガーゼやほつれた糸などである。
自作の中で一番表現したいことは、物の在り様であり、支持体の中に時間が流れている様な景色と空間である。物本来を見ることに焦点を当てて制作を進めていく中で、「物は時間の経過や自然の力や人間の力で形や色が変化していっている」ということに興味を持った。
自作が目指しているのは、物そのものを主役とし、自分自身の感情や想いよりも、物の存在をダイレクトに見せることである。そのため、「インク=物」「紙=空気」に見立てて、物と空気の溶け合いを「 紙とインクの対話」で表現している。

加藤 舞衣

<4階展示室>

 

坂口佳奈・二木詩織
「キャンプができたらいいな。 / I wish I could camp.」


坂口 佳奈
「リビングルーム」
2018
2000×3000mm
油絵の具、カンヴァス



二木 詩織
「untitled」(武蔵野美術大学修了制作)
2019
映像、観葉植物等のインスタレーション
撮影: 加藤 健

2019.7.5 (金)~ 7.21(日)

〈展覧会コンセプトやテーマ〉

旅、距離、時間をコンセプトの作品制作をしたいと考えています。 私たちが住んでいる土地から京都に到着するまでの距離や道中も記録にとり作品として発表したいです。そのために、まず京都へ行くこと計画します。それに基づいて出発し、道中記をつけていきます。

坂口佳奈・二木詩織

京都市中京区烏帽子屋町502 2F.3F. 4F Tel:075-231-0706 休廊日:月曜日

ヴォイス・ギャラリー MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w

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<展示室A>

 

中村 敦 個展
mixed media


2019.5.22(水)〜 6.2(日)

菌類や微生物などの集合体はまるでそこに意思があるかのように結束し、その種それぞれの美しい構築物や「紋」を描きながらコロニーを拡張していきます。
それは、DNAに刻まれた独自の文化であり、様式美と言っても良いのではないだろうか。
古今東西の様式的な文様やデザインなどと、遺伝情報によって形成された生態的な形象。
これらの境界が曖昧になって溶け合った世界観と人間の理解を超えた何かが表現出来ればと考えています。

中村敦

<展示室B>

 

ニシジマ・アツシ
「Number Pieces」
mixed media


"Turner Courtain -2017-"
「Humor Identification/脱力と直感」
8/ART GALLERY/小山登美夫ギャラリー,
2017(会場風景)
Photo by Kenji Takahashi

2019.5.22(水)〜 6.2(日)

アーティストトーク:5.25(土)17時〜18時頃
予約不要・無料

京都市下京区富小路通高辻上る筋屋町147-1 Tel:075-341-0222 営業時間:11時~19時 休廊日:月・火曜日

同時代ギャラリー DOHJIDAI GALLERY of ART

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<ギャラリー>

 

「廻 /めぐる ・ 朴 善化 展」

2019.5.21(火)〜 5.26(日)

ジャンル/ 韓国仏画を中心とした膠彩画

20年近く韓国仏画など東洋画の模写制作を続けています。生まれ育った国の文化財である高麗経典見返絵や朝鮮仏画の模写制作は、現在から過去へと自分の源流を廻る旅でもあります。
月日は廻り、ここ同時代ギャラリーで2009年に初めて個展を開催してから10年、この節目に自分の原点を見つめてみたいと思います。

<ギャラリーショップコラージュ>

 

「もののみかた」
いけうらあやこ


2019.5.21(火)〜 5.26(日)

ほんのちょっと”見かた”を変えるだけで見え方や意味が変わってくる
見る側が対象を”どう見るか”で良くも悪くも変わってくる。
場合によっては全く別物に見えていたりもする。
私たちは本当に正しくものを見ているのだろうか。
今まで生きてきた経験や思い込み、その時の感情で歪めて見たり、そもそも”見ていない”こともあるのではないだろうか。
本展覧会ではそんな”もののみかた”をテーマに制作された作品を展示しております。

いけうらあやこ

京都市中京区三条御幸町南東角 1928ビル2階 Tel:075-256-6155 休廊日:月曜日

ギャラリー16 galerie16

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stART: 稲垣有惟 展
「かげを徘徊する」


2019.7.16(火)〜 7.21(日)

★ stART2019:京都を中心に芸術系大学からピックアップした若手作家による個展形式の展覧会シリーズです。

コミュニケーションのなかで、その人に付く痕跡がふっとにおった時、どきっとする。
言葉やふるまいから、相手のバックボーンを意図せず覗いてしまった、わずかに後ろめたさを感じる。
その人を作った要素がちらっと顔を出した瞬間、その人の影が濃くなり、深みが出たように見え、ぐっと引き込まれる。
それと同時に、お互いの距離がはなれる感覚がある。
この瞬間、自分の立ち位置を改めて考え、気づく。
あ、他人なんだ、と。

痕跡の集まりが人間を作る。
自己を作り上げた全ての要素は、からだのあらゆる場所に染み付いている。
たまにその中の古いシミが、におってくる時がある。
その時、私は私の帰る場所を思い出す。

稲垣有惟

京都市東山区三条通白川橋上ル石泉院町394 戸川ビル3階 Tel:075-751-9238 休廊日:月曜日

ギャラリーギャラリー GALLERYGALLERY

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細田あずみ 個展
「日よけ厄よけ傘」
蝋染めによる作品

 

2019.7.13(土)〜 7.28(日)

平安時代に疫病退散を願ってはじめられた祇園祭。
初めて観たとき、なんと優雅な祭なのだと衝撃を受けました。
山鉾を飾る懸想品や衣装の美しさに喚起され、いちファンとして、
祇園祭をテーマに、日をよけ厄も除けるかさを臈纈染めで染めました。

細田あずみ

京都市下京区河原町四条下ル東側 寿ビル5階 Tel:075-341-1501 休廊日:木曜日

ギャラリー知

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藤田 薫 乾漆彫刻展
「Drops」


2019.7.13 (土) ~ 7.27(土)

1986 大阪府生まれ
2011 広島市立大学大学院芸術学研究科彫刻専攻修了

個展
2017 Caori Fujita 乾漆彫刻展 “your ”, GALLERY TOMO, 京都
2013 『Caori Fujita solo exhibition-essence of life-』, Watanabe Fine Art, 大阪

グループ展
2017 あいづまちなかアートプロジェクト2017, 末廣嘉永蔵、松本家蔵, 福島
「創造する工芸-その多様性と可能性-」第6回国際工芸美術作家協会展, はつかいち美術ギャラリー, 広島
MATⅢ INTERNATIONAL ART FESTIVAL 2017, CINE PATIO HS-LAB, 広島
AVANT]{GARDEN, Arena 1 Gallery, アメリカ,サンタモニカ
2016 Esseri Animali, MAG, イタリア, コモ
2015 FESTART OSAKA 2015 6人の作家達, MI gallery,大阪
その他アートフェア出展多数

アーティストホームページ
http://caori-fujita.com/ja.html

京都市中京区寺町通丸太町東入る南側下御霊前町633 青山ビル1F Tel:075-585-4160 休廊日:月曜日

KUNST ARZT

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森田志宝 個展
「漆の表面張力」


2019.7.16 (火) ~ 7.21 (日)

KUNST ARZTでは、地元京都で、関西初個展 となる森田志宝の個展「漆の表面張力」を開催します。
森田志宝は、糸に漆を塗り、無数の漆玉が連なる “漆糸”を空間に解き放ってきたアーティストです。
表面張力という自然現象から生まれた漆玉は、 水滴のようなみずみずしさと美しさを内包し、 糸に生命感を与えます。ご注目ください。

KUNST ARZT 岡本光博

〈アーティストステートメント〉

雨の日に蜘蛛の巣に水滴がつく様子から着想を得て、 蜘蛛の糸と似た成分を持つ絹糸を使い、漆を塗った。
漆は表面張力によって球体になり、 絹糸には無数の漆玉が発生した。

水滴はやがて蒸発して消えるが、 漆玉は漆が空気に触れることで固まり、その場に形が残る。

私はこれを「漆糸」と呼ぶ。
漆糸を空間の重力にさらし、 素材や自然現象と向き合うことは まだ私の知らない漆を知る手がかりになると考える。

森田志宝

 

井上裕加里 個展
「線が引かれたあと」


2019.7.27 (土) ~ 8.4 (日)

KUNST ARZT では、井上裕加里の三年ぶり三度目の個展を開催します。
井上裕加里は、タブー視される二項対立する事象の境界を検証するアーティストです。
これまでに、個人的なネットワークを通して、日本と韓国、中国との歴史認識のズレに関するリサーチを重ねてきました。
歴史に翻弄されてきた人々の生の声を掬い上げた映像作品「maginal woman (2019)」、 韓国、日本の高校生に教室でグルーピングさせた状況を映像化した「grouping -Japan,Korea- (2013・2017)」他、 小さな声に耳を傾ける姿勢は、広島に出自を持つことと関係があるのかもしれません。ご注目ください。

KUNST ARZT 岡本光博

〈アーティストステートメント〉

私は、東アジアの近現代に潜在する歴史認識、 文化観の差異や関係性、地域性をテーマに映像作品を制作しています。
他者・他国を排除する動きが世界で顕在化している今日、「他者」とは何であり、「私たち」と「私たち以外」の境とは何であるのかを作品を以って考察しています。

井上裕加里

京都市東山区夷町155-7 2F Tel:090-9697-3786 休廊日:月曜日

ギャラリー モーニング  gallery morning kyoto

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「FACE III Exhibition」


2019.7.9(火)〜 7.21(日)

赤松玉女 上村亮太 佐竹龍蔵
廣田美乃 バーバラクロール
松尾勇祐 松平莉奈

京都市東山区中之町207 (三条通白川橋東入四丁目、三条通岡崎広道西南角)
TEL:075-771-1213 休廊日・月曜

エンアーツ eN arts

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showcase #8 “共振体 – Resonators”
curated by minoru shimizu
岡田 将  山口 梓沙


岡田 将「無価値の価値」
2019
© susumu okada


山口 梓沙 「唇」
2019
© azusa yamaguchi

2019.4.12(金)〜 5.12(日)
会期中 金・土・日 12:00-18:00 開廊
アポイントメント 承ります
オープニングレセプション:4.12(金)18:00 - 20:00

eN arts では、清水穣氏のキュレーションによります、写真・映像に特化したグループ展 “showcase #8” を開催いたします。展覧会のタイトルが示す通り、写真及び映像の現代若手作家の「ショーケース」となるこの展覧会は2012年からスタートし、本展がシリーズ8回目の展覧会となります。 “showcase” 出展作家の多くは キヤノンが主催する公募展「写真新世紀」受賞作家です。今回は、2018年度キヤノン写真新世紀優秀賞受賞者 岡田将 と 2017年度キヤノン写真新世紀優秀賞受賞者 山口梓沙のお二人が 副題である “共振体-Resonators”という括りによって選出されました。

そして 今年 eN artsは 第7回を迎えるKYOTOGRAPHIE2019に KG+として参加致します。KYOTOGRAPHIE2019のテーマは「VIBE」―私たちの感覚を研ぎ澄まし、自身の中に眠る何かを揺るがし覚醒させるもの-。そのKYOTOGRAPHIE2019のサテライト展示としまして、showcase #8 では、被写体から発せられるVIBEを感受した二人の作家が、各々のレンズを通して表現した作品群をご紹介致します。それらの作品と対峙したとき、鑑賞者である皆様の内なる感性が揺れ動かされますよう、心から願っております。


showcase #8 “共振体 – Resonators”
curated by minoru shimizu-

2012年に、才能ある新人を紹介する小企画展として始まった「showcase」も今年で8回を数え、今回初めてKyotographieに参加しようとしています。

第1回と第2回は「ネオ・コンポラ—cool & critical」と題して、日本の70年代の「コンポラ写真」の途切れた系譜を継ぐ、若手世代の多彩な表現を集めました。第3回「日本の肖像 Japanese Portraits」展では、不安定な未来を抱える現在の日本の肖像表現を考察し、続く第4回は現代におけるConstructed Photographyを再考する「つくりものconstruct」展、第5回は同じく現代におけるSnapshotを再考する「偶然を拾う— Serendipity」展を企画しました。第6回は、写真の物語性について検討する「Storytelling、引用の物語」展、第7回は「あるがままか画像加工か」という対の代わりに「写真かスキャンか」という対においてデジタル写真表現を考察するものでした。(詳細はeNartsのHP内アーカイヴをご覧ください)

2019年度のKyotographieの総合テーマは「VIBE」ということなので、今回のshowcaseではまさに世界から発せられるヴァイブレーションを感受し、それと共振して写真を制作する2人の作家を選びました。言い換えれば、彼らの写真は、事物の写真ではなく、事物が発するヴァイブレーションと「共振するものresonators」としての写真なのです。

岡田将(おかだすすむ1984年生)は、2018年度キヤノン写真新世紀優秀賞(Sandra Philips選)受賞。岡田が共振しているのは、芥子粒のような石に秘められた長大な時間です。作家は、マクロな自然からミクロな自然まで、人間の時間を超越して流れ続ける地学的・天文学的な時間世界に没入します。写真にはサイズという次元がありません。この本質を活かして、極小の砂粒が、極大の宇宙として撮影されています。

山口梓沙(やまぐちあずさ1995年生)は、2017年度キヤノン写真新世紀優秀賞(清水穣選)受賞。岡田とは対照的に、山口が共振しているのは、まさに人間的時間です。そこに生きている、生きていた人間の気配や記憶が、空間のなかからゆっくりと立ち上ってきます。作家はそれに感情移入するのではありません。そのかすかな雰囲気や幻聴を、繊細に増幅して何枚もの写真に変換するのです。

2019年4月  清水 穣

京都市東山区祇園北側627 円山公園内八坂神社北側 Tel:075-525-2355 開廊日:金・土・日曜日

イムラアートギャラリー京都 imura art gallery Kyoto

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山﨑史生 個展


「静かな隣人」
2019
楠、水彩絵の具

2019.2.20 (水) 〜 3.6 (水)

この度、イムラアートギャラリーでは4年ぶりとなる、木彫家・山﨑史生の個展を開催いたします。

山﨑の制作スタイルは一貫しており、一本の木から掘り出す「一木造り」技法を用いて像の全身を彫刻した後、水彩絵具で彩色を施しています。
一見すると、異形のもの、と言える山﨑の作品。虚空を見つめ閑寂さを湛えたような彼らは、この世のあらゆる生命種族を超越した半神的存在のようでもあります。整ったものも、歪とされるものも全て受け入れて、肯定的に皆の現前に差し出された立像。この存在の受け取り方は、その時のあなたの心次第、と、まるで己のあり方を問われているように感じます。

長い時間をかけ、作家が作家自身とも向き合い完成された立像は、木彫ならではの温もりを持ち合わせ、純朴な佇まいで、私たちの心に寄り添ってくれることでしょう。

饒舌な眼差しを持った「静かな隣人」。どうぞご高覧下さい。


午後5時を知らせるチャイムの音が近所の造船所から聞こえくる。今日も朝からただ造りかけの作品の前に座っていた。また道を見失っている。悪いクセだが、今の自分には必要な時間だとも思える。迷い込んだ道の端から顔を覗かせる得体が知れぬ何か、その様なモノを取り籠んだ時、作品は動き出す。

山﨑史生

京都市左京区丸太町通川端東入東丸太町31 Tel:075-761-7372 休廊日:日・月曜&祝日

ギャラリー ヒルゲート  Gallery Hillgate

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〈奥庭スペース〉
貴志カスケ
お庭インスタレーション


2019.3.12(火)〜 7月末まで

 

〈1 F〉
2019 京都銅版画協会ミニアチュール展


2019.7.16(火)〜 7.21(日)

 

〈2 F〉
京都銅版画協会 特別展示
大内 冨佐子・森田 道子


2019.7.16(火)〜 7.21(日)

京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町535番地 Tel:075-231-3702 休廊日:月曜日