◆展覧会についての最新情報は、各ギャラリーのサイトでご確認ください。

イムラアートギャラリー京都 imura art gallery Kyoto

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伊庭靖子 展


伊庭靖子《 Untitled 2022-07 》
Oil painting, 145.5×145.5cm, 2022

2022.12.2 (金) ~ 12.23 (金)

この度、イムラアートギャラリーでは約13年ぶりとなる伊庭靖子の個展を開催いたします。

伊庭は、1990年代半ばから油彩画に取り組み始めて以来、艶やかな器や素材感のある寝具など、 わたしたちの日常に存在するモチーフを描き続けてきました。伊庭の作品は、作家自身が撮影した写真にもとにして生み出されています。とはいえ、それらは、カメラレンズを通して捉えた世界の写実的な再現にとどまらず、被写体を包み込む光や空気といった、感覚的な「質感」が描き出されています。そのため、作品の画面には、写真が持つ透明感や軽快さとともに、モチーフそのものが有する美しい色彩や、それらを照らす繊細な光が柔らかく溶け合っています。

これまで静物モチーフを主に描いてきた伊庭ですが、近年において、モチーフに対する関心は、次第に風景や空間へと向かうようになりました。本展では、風景を描いた新作を含む、約5点の作品をご紹介いたします。

光と色彩が調和する伊庭独自の絵画空間を、是非会場でご高覧ください。

京都市左京区丸太町通川端東入東丸太町31 Tel:075-761-7372 休廊日:日・月曜日&祝日

同時代ギャラリー DOHJIDAI GALLERY of ART

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〈ギャラリー〉

 

型染の仲間達 vol.13 2023
新川晴美 根岸き久江
村上由江 佐野江美子


2023.3.21(火)〜 3.26(日)

 

a m u 展 P l u s
amu design写真教室


2023.3.28(火)〜 4.2 (日)

写真は景色をそのまま写すだけの映像記憶ではない。
伝えたい気持ち、
現したい色彩、
一瞬の煌めき、
微睡むような憂鬱、

同じ写真教室で学びえた技術と、より高められたそれぞれの世界観。
10人のフォトグラファーが自分と対峙しながら完成させた、
繊細な、惑いは鮮烈なメッセージをお届けします。
「この作品展があなたのプラスとなりますように」

 

鄭琪満(チョン・ギマン)作陶展
  ~遠くから遠くへ~


2023.4.4(火)〜 4.9(日)

20代前半、朝鮮半島、韓国へ言葉もわからずリュックひとつ担いで行きました。
美術館や市井の骨董屋で出会った器。そのむこうに遠くにいる作る人の手と顔が見えました。
器は人が創っていることを強く感じました。
自分自身を表現できる作品を創作していきます。
唐津焼の伝統的な一技法、白や青みを帯びた藁灰釉が、漆黒のあめ釉に流麗に溶け合う「朝鮮唐津」。
辰砂釉を掛け独自に創作した「朝鮮唐津赫」、藁灰釉単味の「斑唐津」。
動きの中に柔らかさと、静謐を表現しました。
瑠璃釉、赫い釉薬を施した粉引など、食器や花器、茶器、陶板等を展示します。

京都市中京区三条御幸町南東角 1928ビル2階 Tel:075-256-6155 休廊日:月曜日

エンアーツ eN arts

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UNITED
池谷保 関口正浩 西太志
風能奈々 松田啓佑


池谷 保
untitled
840 x 710 mm
キャンバスに油彩
2022


西 太志
Head Series -Behind The Eyes-
195 x 155 x 145 mm
陶土、磁土、羊毛、釉薬
2022


風能奈々
鳥が三日月に見えた日
530 x 410 mm
パネルにアクリル
2022
Courtesy of Tomio Koyama Gallery


松田啓佑
untitled
242 x 334 mm
紙にアクリル
2022


関口正浩

2023.1.20(金)〜 2.19(日)
会期中の金・土・日 12:00-18:00

アポイントメント 承ります
御協力:小山登美夫ギャラリー

eN artsの2023年は 池谷保・関口正浩・西太志・風能奈々・松田啓佑によるグループ展覧会「UNITED」で幕明けです。「団結した、協力した、まとまった、一致した、結束した」という意味をもつ “united” をタイトルとして展覧会を開催するのは本展が三度目。ひとつの目的のもと作家たちが結束し協力しあい、皆の作品群が共鳴し、互いを高めあう展覧会・・・それが eN artsの 「UNITED」です。

今回の「UNITED」はかねてより「いつか一緒に発表したい」と願っていた5名の作家達がその想いを胸に集結する アーティスト主導の表現の場 として開催いたします。(出展作家の経歴や過去の展覧会情報はeN arts ホームページ に掲載しております各作家のCVをご参照下さい。) 皆様の御来廊を心よりお待ち申し上げております。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

eN arts


絵を描く行為が始めと終わりをつなぐ線上の時間から離れるために、立体的な時間の中に点を打つような感覚で描けたらと思っています。

池谷 保


虚構と現実の境界や匿名性をテーマに、木炭によるドローイングから発展した絵画と、黒い陶土による陶作品や衣類に泥を塗り込み、焼成した立体作品を制作している。近作では匿名性を象徴する覆面とその下に隠れた素顔が同化していくシリーズにも取り組んでいる。

西 太志


世界が美しいということを気づかせてくれるような絵を描きたいと思うようになりました。

今までは自分の底にあるものを自分の奥の奥にと潜っていって、やっと手にして戻ってきて、なんだこれはと眺めるという作業を続けてきましたが、最近は庭に出たりスープを煮込んだり、息子と過ごしたりする中で、 探さなくてもただそこにあるものが、悲しくて嬉しくて、暮らしていくことと絵を描くことがいつの間にか緩やかにつながってきたような気がします。

生きていくことは大変だし素晴らしいし、死ぬことも楽しみだし、息子がちょっと前までいたところ、父や友人がいまいるところ。
芸術も暮らしも隅々までよく味わえたらなと思う日々です。

今回の作品はここ数年取り組んでいる熱ペンで分厚く層状に塗った絵の具を溶かしながら引っ掻いてゆくことで絵が掘り出され、また塗りつぶされていくことで隠されていくことの繰り返しを経て出来上がります。
地層のように積み重なっていく絵の具はそれぞれの異なる層が隠されながらも透ける図像や盛り上がるマチエールによって関係しあっています。

風能奈々


最近陶芸で立体作品を作るようになって、これまで私が意識していた、絵を描く行為の痕跡(筆致など)を表現と一致させることは、立体でもできることに気がつきました。

今回の展示では画面と向き合い絵の世界を作り上げることを意識して制作しています。

松田啓佑

京都市東山区祇園北側627 円山公園内八坂神社北側 Tel:075-525-2355 開廊日:金・土・日曜日

ギャラリー16 galerie16

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佐々木昌夫
「不明へ」


2023.3.7 (火) ~ 3.25 (土)

「われわれが境界を知らないのは、境界線など引かれていないからだ」と、世界の境界についてウィトゲンシュタインは言ったが、私の作品もまたこのことに基づいている。言語によって意味づけられたこの世界の内部と、その外部との境界が不確定であることに向き合って、作品を制作できることを私は望む。この世界とその外部とそのすぐ隣に遍在する不明との間の境界は曖昧であり、いとも簡単に、今あるこの世界の日常と客観は崩壊する。だが一方で、境界が不確定であることを凝視してこそ、思考と創造が生まれるのでもある。
ところで、せめてパンデミックが、戦争との境界線や独裁との境界線も引かれていないことを、露呈してくれないだろうか。

 

マツムラ アヤコ 個展
「夜に」


2023.3.28 (火) ~ 4.2 (日)

人の経験による認識を皮膚感覚という視点から探求し、脳と皮膚の関係を表す「お守り」のような織物を制作しています。本展『夜に』は、闇に焦点を当てた展覧会です。藍染を施した皮を軸に植物染料、化学染料によって染色した皮や羽根を組み合わせた作品群をお見せします。皮を裂いて織るという作業を野生と理性が混在する物と見立て、「再構築」する試みです。皮の交差によって現れる図を現在を生きる人の細胞のメタファーとして発表いたします。

 

奧田博土 展
「めぐる水」


2023.4.4 (火) ~ 4.15 (土)

生命の源、豊饒な水の巡りは生命の豊かさの巡り。
水はめぐりめぐりながら全てを溶解し、また新たな命を生み出す。
信楽の風化花崗岩粘土を薪の火で焼き、地球のエネルギ-を引き出すシリ-ズ ‘時空’の展開が、ギャラリ-空間を満たす見えない水の中で、命の地の鼓動が響いたらと思う。

奥田博土

京都市東山区三条通白川橋上ル石泉院町394 戸川ビル3階 Tel:075-751-9238 休廊日:月曜日

ヴォイス・ギャラリー MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w

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「Touch the ART! (for children) 2nd.
- artist:Eiko Tanaka」


copyright:Touch the ART! (for children) / Eiko Tanaka


photo by Eiko Tanaka

2023.3.25(土) 13~19時 / 26(日)13~19時

新しいアートを創り出し、直に触れてもらうことを目的とするTouch the ART! (for children)は、一般財団法人NISSHA財団が支援し、日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社が展開するプロジェクト。第2回の作家は、リトグラフ・絵画・コラージュを横断的に創作する美術家の田中栄子です。

主催:日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社
助成:一般財団法人NISSHA財団
コーディネイター:松尾 惠

京都市下京区富小路通高辻上る筋屋町147-1 Tel:075-341-0222 営業時間:11時~19時 休廊日:月・火曜日

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

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<@KCUA 1,2>

 

KCUA EXHIBITIONS
フェムケ・ヘレフラーフェン
「Corrupted Air|腐敗した空気」


Femke Herregraven,
Corrupted Air – Act VI,
Installation view of Taipei Biennial 2020,
Courtesy of the artist and Taipei Fine Arts Museum

2023.1.28(土)〜 3.21(火)

企画:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
主催:京都市立芸術大学
助成:公益財団法人 花王芸術・科学財団、芸術文化振興基金
後援:オランダ王国大使館

──生ある者は二度しか死ねない。 一度目は呼吸が止まったとき、二度目は誰かに最後に名前を呼ばれたとき。

フェムケ・ヘレフラーフェン(1982年ナイメーヘン(オランダ)生まれ、アムステルダム在住)は、現代の金融技術やインフラに関する抽象的なデータから、それらが持つ意味や生態学的影響などについて検証し、ジャンル横断的で多様な表現方法を用いて独自のイメージを生み出す気鋭のアーティストです。

本展は、国際的に高く評価された《Corrupted Air—Act VI(腐敗した空気——第6幕)》(2019)を中心に、彼女の活動を日本で初めて紹介する貴重な機会となります。同作品は、大災害に投機する金融商品であるカタストロフィ・ボンド*(大災害債/CATボンド)についての調査研究から過去の生態系の大惨事を証言し、すでに絶滅してしまった生物のデジタルモデルの3体が、人間によって引き起こされようとしている「6度目の大絶滅」について議論するという演劇的なインスタレーションです。パンデミック以前に作られた作品ではありますが、目に見えない空気中のウイルスに怯えながら日々を過ごす「コロナ禍」を経験し、未だその呪縛から解放されていない私たちにとって、この「Corrupted Air(腐敗した空気)」というタイトルは、さらなる問いを投げかけているかのように感じられます。また、バッテリー素材のリチウムの高騰を出発点として、技術産業の原材料、金融投機、エネルギーにまつわる幅広い問題を探求するアーティスト・ラン・プロジェクト「On-Trade-Off」の一環で制作された《A Prelude to: When The Dust Unsettles(予兆:さめやらぬほとぼり)》(2022–23)や、現在進行中のプロジェクトの構想資料などもあわせて紹介します。

京都市中京区油小路通御池押油小路町238番地の1 Tel:075-334-2204 休廊日:月曜日

MORI YU GALLERY 京都

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飯村隆彦
「ヴィデオ・フィールド」


Takahiko Iimura "Video Field #2"
1975, single channel video, 5min.

2023.3.4(土)— 3.26(日)
opening reception: 3.4(土) 16:00 – 18:00

アーティスト:飯村隆彦
河合政之、瀧 健太郎、西山修平、浜崎亮太、韓 成南

モリユウギャラリーは 3月4日(土) - 3月26日(日) まで、飯村隆彦 「ヴィデオ・フィールド」を開催いたします。

昨年他界した飯村隆彦が 1970 年より手掛けた、ヴィデオ作品を中心に据えた回顧展を開催いたします。 飯村のテープ作品のデジタル化アーカイヴから発見された、本邦初公開の作品を含む、彼の 50 年に及ぶ足跡をたどります。 また飯村に影響を受ける後継の若手アーティストによるトリビュート作品も併せて紹介します。

【飯村隆彦 カタログ・レゾネ出版のお知らせ】

本展示にあわせて、飯村隆彦のヴィデオテープ作品を中心に纏めたカタログ・レゾネが出版されます。
アーカイヴ・プロジェクトによって詳細が明らかになった、飯村が1970年から制作をつづけたヴィデオアート60作品を掲載。
河合政之、瀧健太郎、森裕一 (MORI YU GALLERY) による寄稿を収録。
『飯村隆彦 ヴィデオ・フィールド ヴィデオテープ作品総目録』
A4、36P、カラー | 2023年3月出版

京都市左京区聖護院蓮華蔵町4-19 Tel:075-950-5230 休廊日:月曜日・火曜日・祝日

ギャラリー ヒルゲート  Gallery Hillgate

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〈1 F〉
シュライナー・コール 作品展

2023.3.21 (火) ~3.26 (日)

 

〈2 F〉
橋本美術研究所 第12回はるびの会 展
同時開催:ウォーターカラー橋本真弓展(2F奥)

2023.3.21 (火) ~3.26 (日)

・橋本美術研究所のこと
2001年9月に開設した橋本スケッチクラブを前身として、2003年12月に、アートコア教室が誕生しました。2006年3月に橋本美術研究所教室を加え、故・橋本幸志とともに、生涯学習の一助としての絵画教室をめざし、橋本真弓の「心で描く透明水彩」を、絵を描くことを通して共に学び自己を高めることに資するという、一貫した理念のもとにご指導をさせて頂き、今日に至っています。

・はるびの会展のこと
橋本美術研究所はかつて旧春日小学区にあり、「春日」の枕詞「はるびの」を教室展名に冠してから、早くも第12回展を迎えます。
コロナ禍の中、緊急事態宣言が出されるたびにお休みとなった教室、モチベーションの維持が困難な状況にも負けず、続けて来られ描かれました渾身の作品の数々を、どうぞ、ご覧下さいますように……

 

〈1 F〉
木村隆 陶展

2023.3.28 (火) ~4.2 (日)

 

〈2 F〉
村井宏二 村井由美子 絵画展
~それぞれの日々の中で~

2023.3.28 (火) ~4.2 (日)

 

〈1・2 F〉
2022年度
メキシコ政府アギラ・アステカ勲章受章記念
竹田鎮三郎の原風景
メキシコからの贈り物
竹田邦夫 彫銀展

2023.4.4 (火) ~ 4.9 (日)

アギラ・アステカ勲章
1933年12月29日、アベラルド・L.ロドリゲス政権が大統領令として制定したものです。この勲章は、メキシコに対してあるいは全人類に対して、優れた功績を示した外国人に贈り、顕彰するものです。メキシコを知らしめ、他国とメキシコの関係強化に実績を残した政治家、芸術家、企業家に、毎年1名に授与されるものです。

メキシコからの贈り物
メキシコ、インディオの世界ヘモチーフをもとめ、メキシコの金・銀・オパール等を使ったネックレス、ペンダント、指輪など、独創的な装身具を中心にご紹介します。
又、併せて、メキシコ伝統の幻の染織作品、貝紫染めによる作品もご紹介します。

 

〈奥庭空間〉
江藤佳央琉 石彫 自選展

2023.1.10(火) ~ 6.25 (日)

過去から未来へ・・・
 失望から希望へ・・・
  現世から来世へ・・・
何処から何処へ・・・

京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町535番地 Tel:075-231-3702 休廊日:月曜日

京都芸術センター Kyoto Art Center

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<ギャラリー北・南>

 

國盛麻衣佳・Olectronica
「記憶への手つき
Handshake with Memory」


國盛麻衣佳《まんまんさま》2018


Olectronica《wood figure》2022

2023.2.23(木・祝)〜 3.26(日)
休廊日:3.1 (水)

骨董、古材、炭鉱、生活-
物に宿る記憶と握手するような、2組の作家の「手つき」

暮らしの中で使われてきた物には、人々の生活の痕が残り、まるで記憶を宿していると感じられることがあります。本展では、出品する2組のアーティストたちの物との関わり方を「手つき」と呼ぶことで、両者の姿勢や創造性を浮き彫りにします。
大分を拠点とするOlectronicaは、用途を失った骨董やガラクタを取り上げ、それらを別の何かに見立てることで、作品を作ります。一方、福岡の採炭地に生まれ育った國盛麻衣佳は、「炭鉱」をテーマに、そこで暮らした生活者の姿などを描き出します。
この社会の中から消え去ろうとしているものに寄り添い、そこにあるものを掬い取ろうとすること。表現ジャンルも扱っているモティーフも異なってはいますが、彼らはどちらも、人の生活と密接に関わっていた物を取り上げ、それらを再び人との関係性の中に結び直そうとします。
私たちは物とどのように関わることができるのか。自然環境や限られた資源への配慮が求められる一方で、私たちの生活はいまなお、消費や廃棄と深く関わっています。そうした状況の中で、両者がものに触れ、作品を作る際の「手つき」は、消費や使用とは異なった物との新しい関わり方を示してくれるでしょう。

関連企画

①ギャラリー・ツアー:2.23 (木・祝)14:00-15:00
②ワークショップ Olectronica「《figure》をつくる」
:2.25 (土) 13:00-15:00
③レクチャー 國盛麻衣佳『炭鉱と美術―産業と美術表現が結びつくとき―』
:2.26 (日) 16:00-18:00
④クロージング・トーク:3.26 (日)17:00-18:30

京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 Tel:075-213-1000

ギャラリー・パルク Gallery PARC

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田中 和人
「Picture(s)」


《Picture(s) #36》
2022

2023.2.25(土)〜 3.19(日)

主催:ギャラリー・パルク

【ステートメント】

Picture(s) - 抽象的なペインティング。そして、暗室で露光され、様々な色に発色した印画紙(カラーフォトグラム)の構成。アクリルボックスが彼らの運命を封印する。その平面上に、ヒエラルキーはない。彼らは、メディウムとしての差異をそのまま提示しながらも、共存し、影響し合う。メディウムの歴史上の緊張関係を解放するカンバセーション。破かれ、折りこまれたフォトグラムは重なり合い、キャンバスから浮遊する。それらは、絵の具のストロークを模倣しながらも、その色や彫刻的な形態は、より鮮やかに。 絵画、あなたは誰? 写真、あなたは誰? あるいは、私は誰? 形象を持たずに。 本展覧会では、最新作「Picture(s)」を中心に、これまで取り組んできた他の複数のシリーズ作品を同空間に展示することで、俯瞰的かつ有機的に、制作活動の全体像を浮かび上がらせることを試みる。

田中和人

京都市上京区皀莢町287 堀川新文化ビルヂング2階   開廊時間:13時~19時 休廊日:水・木曜日 

GALLERY TOMO

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鳥彦 -JUGGLER-

2022.12.2 (金) ~ 12.17 (土)
13:00-18:00 金土日のみOPEN
※年内最終の展示となります。

メゾチント技法を用いて特徴あるモノクロームで鳥人の物語を描いている鳥彦。これまで培った技巧を活かし、黒の世界の住人の表情は更なる独創性を見せていく。
今回はエディションを切らず全てmono。技法こそメゾチントではあるものの、作品自体はオリジナル。作家自身がセレクトしたフレームと合わせて一点しかない珠玉の展開を見せる。
2022年の仕事が集約された版画絵画と呼べるシリーズ、この機会に是非ご覧下さい。


アーティスト・ステートメント

JUGGLER
ジャグラーとは奇術師、手品師を意味し、私の描くイメージの原型ともなっているタロットでは魔術師(The Magician)のカードにあたる。手業を使う者であり、その技術は創意工夫によって生み出される。そしてジャグラーはペテン師の意味も含んでいる。うわべと本質、嘘とまことを巧みにコントロールして、見せたいものを見せる。
ジャグラーは二つの対立する要素を自在に行き来する、それゆえにどちらにも属することはない。それは人間そのものでもある。自らの属性をさまざまに変えて、留まることはなく、何者にもなれないまま、やがて疲れていく。
ジャグラーには何かが必要だ。碇となるような何かが。

鳥彦

京都市中京区寺町通丸太町東入る南側下御霊前町633 青山ビル1F Tel:075-585-4160 休廊日:月・火曜日

KUNST ARZT

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■新型コロナウイルス感染対策を行った上で、展覧会を開催しております。

 

VvK34
集治千晶キュレーション
「アニミズムの小箱」



2023.3.17(金)〜 3.26(日)

青の羊
影山多栄子
集治千晶
山吉由利子

KUNST ARZTでは、VvK (アーティスト・ キュレーション)展覧会の34回目として、 集治千晶キュレーションによる 「アニミズムの小箱」展を開催します。
集治千晶は、版画、水彩、ヒトガタ・オブジェといった 多様な形式で、フェミニンな表象を大胆に取り入れ、 原初的なパワーに満ち溢れた作品を制作する アーティストです。
本展では、集治千晶作品、 集治千晶人形コレクション、 集治千晶と人形作家のコラボレーションを ベースに、ただの「人形」ではない、 アートとしての「人形(ヒトガタ)」をお見せします。

KUNST ARZT 岡本光博

「人形(ヒトガタ)」に強い興味を持ったのは 約15年ほど前に出会ったある人形作品が きっかけだった。ただの遊び道具、 そして一方的に愛でるためだけのものだ と思っていた「人形」に初めて心を強く揺さぶられた。 今までに感じたことのない感情が込み上げ、 そこに生命を感じると同時に自己投影してしまう自分。 「この感覚は一体?」 それ以来「人形」と「アート」に於ける違いは 何なのかを考察してきた。

まだはっきりとした答えは出ていないが、 私が強く感じているのは 両者の間に大きな隔たりはなく 一つに繋がっている、 或いは繋ぐことができるということ。 今回はそれを展示という形で試みたいと思う。

集治千晶 (本展キュレーション、アーティスト)

 

下村悠天 個展
# \ Re-touch


##0
2022
パネルにアクリル
2250×2250mm

2023.3.28(火)〜 4.2(日)

KUNST ARZTでは、下村悠天の個展を開催します。
下村悠天は、二次元のキャラクターへの関心、欲望から、 結果として、絵画的イリュージョンを誘発させるアーティストです。
#シリーズは、膨らませた風船の上にアクリル絵具で キャラクターの顔を描き、萎んだ状態を“絵画”として 表現する連作です。萎んだ状態であることが、 キャラクターが3次元化したことの証でもあり、 729個もの萎んだキャラクターの顔がシンプルに 並べられた作品「##0」(2022)には、圧倒的な凄みがあります。
本展は、現在展開中の#、\、Re-touc (当個展より「⊥」から改題)の3シリーズを 同時にご覧いただける構想です。
お楽しみに。

KUNST ARZT 岡本光博

<アーティスト・ステートメント>

《Re-touch》シリーズについて
キャラクターやドットといった一つの境界であり、 揺るがない平面であるものに対して「Re-touch」は ふたつの働きかけがなされている。
ひとつめは、二次元のキャラクターを指で暴力的に壊しながら、 筆でそれを修正するようにして癒していること。
そしてふたつめは、指でドット的な輪郭を引き延ばし、 筆で薄く溶いた絵具を重ねることで、 ドット自体をぼかしていることだ。
それらは、既存のイメージとの間の絶え間ない振動を表しながら、 中間の領域をシームレスに描き出している。

下村悠天

 

張 諒太 個展
黒 刻 希國 / 輝 刻 劇画


Sanctuary of Apollo No,1
2020
単色木版画、プレス機刷り
イメージサイズ、70×180cm

2023.4.4(火)〜 4.9(日)

KUNST ARZTでは、初となる 張諒太の個展を開催します。
張諒太は、劇画調に彫り描く木版画を通して、 異文化を考察するアーティストです。
現存する古代ギリシャ文化の遺構を 取り込んだ横幅180㎝のダイナミックな パノラマ木版画「Sanctuary of Apollo No,1」(2020)は、 歴史的人工物と自然の対比が劇画調木版とリンクし、 風景画とは思えない動的エネルギーを内包しています。
本展メインルームはその同シリーズの新作を加え、 360度の大パノラマビューの構想です。
サブルームはギリシャ神話のヘラクレスの 物語「レルネのヒュドラ」を劇画調木版で表現します。

KUNST ARZT 岡本光博

<アーティストステートメント>

木版画における彫りとは何か?
そんな問いかけを続けているのが、 自分の木版制作の根本だと考えています。
木版プレス機と銅版インクを用いることで、 ヨーロッパ式の木版制作を現代の形に進めていく。
彫りを「削る」ものではなく、「描く」ものとして、 新たに言語化していく。彫り描く感覚を持つ私には、 彫刻刀と油絵の筆と同じものになりつつあります。
彫りとは、表現なのか技術なのか。
今回のギリシャの風景を描いた本作は、 こうした彫りの表現と風景が 何処か溶け合った気がするものでした。
自分の彫り描く感覚が、 古代ギリシャ人の作る石柱に似ている。
そんな遠くある感覚を版画へと引き出しています。

張 諒太

京都市東山区夷町155-7 2F Tel:090-9697-3786 休廊日:月曜日

ギャラリー恵風  Gallery Keifu

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*今後周囲の状況を鑑み、変更することもございますので、ご来場の際はホームページやFacebookでご確認くださいませ。

 

〈1F〉
田村 仁美 展
another smile


2023.3.21(火)~ 3.26(日)

描いては塗り込めて、消すように、覆うように
そうした繰り返しの奥底から〝彼ら〟は現れて来る。
幾多の未練を抱え込みつつ、また別の微笑みを浮かべて
私は、そんな〝彼ら〟にもうひとつの口元を与えたい。(田村)

 

〈2 F〉
木田 陽子 個展
そう


2023.3.21(火)~ 3.26(日)

陶芸の技法と素材をもちいて、言葉を表現のよりしろとした制作をしています。
身辺の出来事からキーワードをきめて、その一字一字の形をきっかけに陶造形をつくります。

本展覧会では「そう」の二文字に着目した作品を主に展示します。

土の膜に刃を入れて窓を開け、削り、磨いて、かたちを見定めながら、 自らの発話のようなものを残そうとしています。(木田)

 

〈1 F〉
後藤 吉晃 展
「内景」


2023.3.28(火)~ 4.2(日)

とりとめの無いものが琴線に触れたとき、その眼差しは対象に向かいつつも、 半分は自らの内側の光景に向けられているように思います。
2015年から個展には「内景」と題してきました。
記憶や捉え方といったものが像を成すその光景は、断片的、曖昧、且つ鮮明です。
描く行為の中で心の内にうつりゆく光景を留めたいと思っています。(後藤)

 

〈2 F〉
入江 俊平 展
~山星花~


2023.3.28(火)~ 4.2(日)

広い山あいに囲まれて山の斜面を覆うシャガの花。
一日たつと枯れてしまうが儚さゆえに美しい。
揺ららかに立ち並ぶその様子はまるで山に咲く星のようだ。
そんな心動かされた景色を制作しました。(入江)

京都市左京区聖護院山王町21-3 TEL:075-771-1011 休廊日:月曜日

2kw gallery

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フルタミチエ 展
「鳴る色、放つかたち」


2023.3.4 (土) 〜 3.26(日)

鳴る色 放つかたち

わたしは 手を動かしながら
共鳴を さぐる
解き放つ 瞬間の てざわり
色とかたちは こだまする

はじめに、確かなイメージはなく
最初の一筆から、連鎖していくように、描く
空間のバランスとアンバランスを探る

その、不安と高揚がまざった、感覚の先

わたしを、越えることで 作品は昇華する

フルタミチエ

滋賀県大津市音羽台3-29-1 TEL:090-5241-8096 休廊日:月・火・水曜日

Gallery G-77

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渡邉野子 個展
「Love Myself 」


野生の花の陳述 -雪の朝に-
2022年
油彩、アクリル、キャンバス
194.0x130.3cm

2022.12.4(日)〜 12.25(日)
開催時間:12:00 〜 19:00
月曜日~休み

渡邉野子の現在のコンセプトはフィジカルとデジタルが混在する世界で、絵画の新しい魅力をかたちづくることです。渡邉の抽象絵画における多様な線と魅惑的な色彩は、見る人自身のフィジカルを揺さぶるエネルギーを持ち、絵画空間が有機的であることを気づかせてくれます。
「アートは自分だけの美しいものと出会う奇跡を起こし、創造性を解き放ってくれる。抽象絵画がもたらす、わからないものや異質なものとの手探りの対話は、自分の人生を自分のものにすることにつながっている。絵画の前に立つことが、観る人にとっても、ありのままの自身を愛し、自身について話すことにつながることを期待して、描いている。(渡邉)」
普段あまりアートに触れることの無い方にも、ぜひご覧いただき、アートとの出会いを楽しんでいただければ幸いです。

 

展覧会「Beautiful World」 in 河村能舞台
文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業




日本の伝統芸能・能の舞台となる能楽堂を会場に、様々な分野から集結した12名の現代アーティストの作品展示やパフォーマンスを行います。
本アート展は、戦後日本の前衛芸術史において重要な現代美術家・水谷勇夫氏をはじめ、日本、ウクライナの現代アーティストの立体・絵画・インスタレーション・工藝・生花による3日限りの特別な展覧会です。
2020から続く抑制された日々に、新たな価値観「美しい世界」をダイナミックに表現します。

※期間中はアーティストによるライブペインティングやクリスマスイベントを開催。
2022年12月23日 「Music IS。 おんな 線」渡邉敬介/ライブペインティング  15:00-16:00
2022年12月24日 「変容する生け花」イリヤ・ビビコフ/パフォーマンス    15:00-16:00
2022年12月24日 「光に包まれて」來迦結子/クリスマスイベント      17:30-18:30

普段あまりアートに触れることの無い方にも、ぜひご覧いただき、アートとの出会いを楽しんでいただければ幸いです。

日時:2022年12月23日(金)〜25日(日)11:00-19:00
場所:河村能舞台(京都市上京区烏丸上立売上ル柳図子町320-14)
入場料:大人1,000円、学生500円
主催:任意団体 Gallery G77
問い合わせ:090−9419−2326

参加するアーティスト:有本健司、鵜飼つや子 瓦 蒐集家 、セルゲイ・マフノ(ウクライナ)、草月派京都イリヤ・バイビコフ、田中幹人、土田泰子、水谷イズル 、水谷勇夫 、山元ゆり子、來迦結子 、渡邉敬介 、渡邉野子

京都市中京区中之町73-3 Tel:090-9419-2326 休廊日:月・火曜日

現代美術 艸居

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<艸居>

 

三島喜美代 個展


三島喜美代、《Copy 16-1》
2016
印刷したセラミックに手彩色
H39.7xW28.7xD4cm 他14点

2023.2.2 (木) 〜 4.26 (水)

艸居(本店)では、三島喜美代の個展を開催いたします。艸居では、2017年に引き続き2度目の個展となります。60年代から大量に消費されるゴミや、溢れる情報 社会へ「恐怖心」を抱き、環境問題や社会現象に警笛を鳴らしてきた三島。具象絵画から始まり、抽象絵画、彫刻、エッチング、セラミック、大規模なインスタレーションと多種多様な媒体を駆使して、作家独自の表現方法を確立することに成功した初の作家といえるでしょう。そして「ゴミ」を割れるセラミックで制作した作家としては他に例を見ることがありません。本展では恐怖が押し寄せてくるような緊迫感あるセラミックのビラのインスタレーションを中心に、60 年代のペインティングから、実験的な彫刻、80 年代の貴重なセラミック、エッチング、最新作を展示いたします。

1932年に十三(大阪)で生まれた三島は、50年代より伊藤継郎のアトリエに通い絵画の制作を始めます。その後は三島茂司に師事し、新聞紙、雑誌、馬券、蚊帳など、印刷物や廃材を使用した実験的なコラージュ作品に取り組みました。本展では、その中でも資料的に貴重な絵画作品《Work E》を展示いたします。三島が日本の前衛美術において画家として頭角を表すことになった重要な作品の一つです。その後は絵画作品のみならず、廃棄された金属や木片などを組み合わせた実験的な彫刻を制作します。《Work 72-J》は、チキンワイヤーや木の枝、転写した紙などを組み合わせた、作家が試行錯誤しながらも新しい表現方法を見出していく原点となる作品です。

「ある日、作品を並べていたところ、どこからか猫が入ってきて、ガシャガシャーンと割っていきました。これや!と思いました。」―三島喜美代

60年代後半に、三島は「割れる印刷物」を発表します。それは、新聞紙、ビラ、コミックブックなどをシルクスクリーンで土に転写したゴミの作品です。情報化社会、大量消費社会への「恐怖心」を絵画で表現することに限界を感じていた三島は、落とすと粉々に砕けてしまうセラミックとの出会いにより、作家が抱えていた社会への危惧心をよりリアルに表現していきます。

1986-87年は、ロックフェラー財団の奨学金によりニューヨークに滞在し、アンディー・ウォーホール、ロイ・リキテンスタインなどその他多くのポップアートの作家たちと交流しました。交流はあったものの、三島は自身の作品はポップアートではないと言及しています。そこには、三島がどのグルーブにも所属せず、ひたすら自身の表現を追い求めてきた強い姿勢が窺えます。

三島は「ずっと続けていればいつか女性として認められる時代が来る」と、師でもあり伴侶でもあった茂司の言葉に支えられたと言います。本展では三島が絵画としてキャリアをスタートさせた 60 年代から最新作《Work 22-CS22》や《Box Post Box 22》までを展示し、三島が女性としてエネルギッシュに活動してきた軌跡を垣間見ることができます。是非この機会にご高覧いただけますと幸いです。

京都市東山区元町381-2 Tel: 075-746-4456 開廊時間:10:00AM- 6:00PM 休廊日: 日・月曜日

美術館情報

京都市京セラ美術館
新館 東山キューブ

特別展
跳躍するつくり手たち:人と自然の未来を見つめるアート、デザイン、テクノロジー
2023.3.9 (木) - 6.4(日)


TAKT PROJECT,
《glow ⇄ grow: globe》
2019年
Photo:Takumi Ota
(参考作品)


京都市京セラ美術館
ザ・トライアングル

八幡亜樹:
ベシュバルマクと呼ばないで//2022
2023.2.14(火) - 5.28(日)


《ベシュバルマクと呼ばないで//2022》2023年


京都国立近代美術館

開館60周年記念
甲斐荘楠音の全貌
—絵画、演劇、映画
を越境する個性
2023.2.11(土・祝) - 4.9(日)


美術館「えき」KYOTO

ミュシャ展
マルチ・アーティスト
の先駆者
2023.2.17(金)– 3.26(日)


ポスター「椿姫」
1896年/リトグラフ


オードリー・
ヘプバーン 写真展
AUDREY in Cinema
2023.4.1(土)–
5.14(日)


『ティファニーで朝食を(1961)』より
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