◆展覧会についての最新情報は、各ギャラリーのサイトでご確認ください。

イムラアートギャラリー京都 imura art gallery Kyoto

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辻村史朗 展


2022.5.20 (金) 〜 6.10(金)

このたび、イムラアートギャラリーでは約10年ぶりとなる辻村史朗の個展を開催いたします。

日本を代表する陶芸家の一人である辻村史朗(1947-)。
味わい深く、型にとらわれない力強い作品は日本だけでなく、海外からも高く評価され、メトロポリタン美術館やボストン美術館をはじめとした数多くの美術館や博物館で作品が所蔵されています。

辻村は、日本民藝館(目黒、東京)で古の名も無き大井戸茶盌に魅せられ、1971年24歳の頃に作陶を決意します。その後、人里離れた奈良の山奥に住処と窯を自らの手で建てて以来、50年にも渡って独自の創作活動に打ち込んでいます。辻村史朗の表現は焼きものにとどまらず、絵画や書などにまで及びます。内なるものから発する「何か」に突き動かされながら、追い求める「何か」を形に表すために、何度も何度も満足のいくまで、毎日ただひたすら手を動かし続けます。生み出された作品すべては、その一つ一つに、豪快さのうらに、あたたかみのある美しさを秘め、唯一無二の力強い存在感を放ちます。

本展では、そんな辻村作品の中でも絵画と壺を中心にご紹介いたします。孤高の芸術家・辻村史朗が力を注いできた生命力溢れる作品群を間近でご堪能ください。

京都市左京区丸太町通川端東入東丸太町31 Tel:075-761-7372 休廊日:日・月曜日&祝日

同時代ギャラリー DOHJIDAI GALLERY of ART

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〈ギャラリー〉

 

「三十九人旅、」


2022.7.5(火)〜 7.17(日)

どこかにあるようなどこにもないような場所へ。
三十九人が描き出すそれぞれの旅のかたち。

 

「日本画グループ -聲-(KOE)」
竹内昌二 田中達也
前川祥子 森中 歩


2022.7.18(月)〜 7.24(日)

言葉にならない内側から表出される絶対的な純粋。視覚の彼方に隠されたモノ
それは文字の羅列やデジタルでは表現できない理屈を越えた我々の心の奥底にあり続けるものと解釈する。
日本画グループ【ー聲ー】は、それぞれの新たな展開を模索し、共鳴し合った一つの空間から「生きた聲」を提示していく。

 

成安造形大学 イラストレーション領域4年生
田中・永江ゼミ展「縁・円・艶」


2022.7.27(水)〜 7.31(日)

タイトルの『縁・円・艶』は、「縁」あってこの大学に集い、「円」になって繋がり、彩りの「艶」を表現する、という気持ちを表します。
当展はイラストやフィギュアが 1つのギャラリーに集う展示会です。成安造形大学 イラストレーション領域 4年生17名の個性が、あなたの心にえんえんと残りますように。

京都市中京区三条御幸町南東角 1928ビル2階 Tel:075-256-6155 休廊日:月曜日

エンアーツ eN arts

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深澤伊穏 個展
「加速浸食」


2022.7.8(金)〜 7.31(日)
会期中の金・土・日 12:00-18:00

アポイントメント 承ります

2022年7月 eN artsでは 深澤伊穏個展「加速浸食」を開催いたします。 インターナショナルスクールを卒業後、オーストラリア ニューサウスウェールズ大学美術学部を卒業。陶芸に魅せられた深澤は日本に帰国後、多治見市陶磁器意匠研究所セラミックスラボにて本格的に技術を学びました。

深澤は、風化や浸食という自然現象に着眼し、それらの現象を陶磁器にて人工的に表現出来るか否かを試行錯誤しています。自身の手により作られた人工の造形物が自然に変形したり、作為をもって施した釉薬が自然に垂れ落ちていく様を観察しつつも コントロールし、素材や造形が作品内で「自然と人工」「作為と無作為」を往来するのを表現してゆきます。

本展では、オーストラリアより帰国してからの3年間、岐阜県多治見市にて制作してきたシリーズ「回転」「加速浸食」「石の上」より最新作をご披露致します。深澤伊穏の京都での初個展を是非ご高覧下さい。

eN arts


加速浸食
陶磁器を実験的な制法を用いて、素材の物理的な境界を試し、壺や花器を文明として見立て、「壺らしさ」の概念を探求しています。粘土の天然素材を扱うときのプロセスがどの程度まで自然現象なのか、人工的なのかが、よく疑問に思うことがあります。海岸崖の浸食を観察するときにも同様の疑問が生じます。このプロセスは、私たちの環境の消費によって加速されているのでしょうか? _壺の形と粘土の岩のような質感によって物質的に表現され、自然の要素によって形作られている表情を与えます。土の自然な動きをどの程度まで介入するかを意識して、これらのあいまいな境界の中で制作しています。

深澤伊穏

京都市東山区祇園北側627 円山公園内八坂神社北側 Tel:075-525-2355 開廊日:金・土・日曜日

ギャラリー16 galerie16

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岩村伸一 個展


2022.7.5 (火) ~ 7.16(土)

 

leaves vol.3
●関西造形教育研究会OB展


2022.7.19 (火) ~ 7.24(日)

河野有希・新村葉月・竹中友美
中村 祥・西本実紀・きりたさゆり
前田香奈

協力:德永芳子/関西造形教育研究会

京都市東山区三条通白川橋上ル石泉院町394 戸川ビル3階 Tel:075-751-9238 休廊日:月曜日

ギャラリーギャラリー GALLERYGALLERY

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野田凉美 個展
「昭和について」
(mixed media)


2022.6.25 (土) 〜 7.10(日)

<ステートメント:昭和について>

石炭の頃
私は、石炭から石油へとエネルギーが変換する時代に生きてきた。映画「にあんちゃん」、土門拳写真集「筑豊のこどもたち」、鉱山の事故やストライキのニュース、黒い羽募金など石炭についての記憶はわずかしかない。リサーチしたからといってそこへ近づけるわけでもないが、この快適な生活が成り立ってきた昭和のエネルギーについて知るべきだと思った。

有刺鉄線
動物を分離し占有し管理するために、人は安価で有効な柵を作り出した。やがてそれは戦争の武器となり、人を強制的に分離する囲いとしても使われてきた。今では、侵入を防いでいるのか囲われているのかさえ分からない見えない不安な柵がある。

輸入果物
子どもの頃のおやつは、冬はミカンとリンゴ、夏はブドウとスイカ、そして病気見舞いにはバナナとパイナップルの缶詰だった。今では季節を問わず世界中の食物がマーケットに並ぶようになった。旬に優るものはない。

昭和のにおい
衣替えの頃になると祖母はベンヂンをしみこませた布で冬物の袖口や襟首周りの汚れを拭き取っていた。
※「昭和のにおい」は持ち帰りいただけます。(お一人様1点ずつ)

京都市下京区河原町四条下ル東側 寿ビル5階 Tel:075-341-1501 休廊日:木曜日

ヴォイス・ギャラリー MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w

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「From the Deep」
マリアノ・チン 個展
(新作ドローイング)


“Sleep Walking series:level 3"
2022年
30.48x45.72cm (12"×18")
水彩紙に墨汁、アクリル絵具

2022.7.10(日)~ 8.7(日)
臨時休廊:7.29(金)

フィリピンで画家、彫刻家、イラストレーターとして活躍するマリアノ・チンの新作ドローイングをご紹介します。
マリアノ・チンは、1971年生まれ。フィリピン大学で絵画を学んだ後、アーティストとしての活動を開始し、マニラ近郊に設立されたアーティスト・ラン・スペース"Srrounded by Water"のメンバーとしても活躍しました。児童書の挿絵画家としても活動し、児童文学の発展と促進を推進する政府機関の1つPhilippine Board on Books for Young Peopleから2度表彰されました。

2002年~2004年、文部科学省奨学金留学生として、京都市立芸術大学において木版画を学びました。滞日中の2003年と帰国後の2010年、当ギャラリーでは個展開催のほか、プロジェクトに参加依頼。現在は、独立系の中堅作家として、個展および活躍中のアーティストとの共同制作とグループ展を精力的に開催しています。

日本のアニメの影響もあるという彼の作品は、サイケデリックで時にグロテスクなディストピアの物語です。
昨年から延期していた本展を開催するにあたり、このたびの展示作品には、その間の政治やコロナ禍などの社会情勢が反映されています。

*本年11月17日~12月4日、マリアノ・チンをふくむ6名のアーティストによるグループ展〈態度と実践~フィリピンの独立系アーティストたち~ 〉を予定しています。

京都市下京区富小路通高辻上る筋屋町147-1 Tel:075-341-0222 営業時間:11時~19時 休廊日:月・火曜日

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

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<@KCUA 1.2>

 

SPECIAL EXHIBITIONS
「京芸 transmit program 2022」
小松千倫、阪本結、野村由香


野村由香《繰り返される営み》
2019
撮影:高嶋清俊


小松千倫《BEE WEE》2020
撮影:木奥恵三


阪本 結《Landscapes(洛西)》
2021

2022.4.16(土)〜 6.26(日)

「京芸 transmit program」は京都市立芸術大学卒業・大学院修了して間もない若手作家の中から、いま、@KCUAが注目するアーティストを紹介するプロジェクトです。アーティストの活動場所として日本でも1、2を争う都市京都における、期待の新星を紹介するシリーズとして、毎年春に開催してきました。

今年度は、音楽家・美術家・DJとして活動しながら、インターネットによる情報環境の下における身体経験の記録や伝承をテーマに光や音を介して制作する小松千倫(メディア・アート)、日々刻々と移りゆく自然や都市のさまざまな景色を取材し、それらがキャンバスの上で混ざり合う架空の風景画へと結実させる阪本結(油画)、生活における振る舞いや、食事・排泄などの不可欠な営みに関心を寄せ、変化しつづける社会の中で個人がどのように生きられるかをテーマに作品を展開する野村由香(彫刻)の3名を展示します。

社会や生活環境における変化は、さまざまな形で私たちの前に現れます。ゆるやかに移り変わっていくときも、あるいは強勢で思いがけない変化がもたらされるときも、私たちはそれらの流れを受け入れながら、考え方や知覚のあり方を絶えず更新し続けています。そしていつの時代も、アーティストたちは、すぐそこで起こる出来事や変化にしなやかな態度で寄り添い、新たな創造へと転換してきました。時代の変化を読み取る鋭敏な感覚を持つ小松、阪本、野村の創作活動は、刻一刻と状況の変わる現代に生きるための新たな気づきをもたらしてくれることでしょう。

京都市中京区油小路通御池押油小路町238番地の1 Tel:075-334-2204 休廊日:月曜日

MORI YU GALLERY 京都

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藤原康博
「記憶の稜線を歩く」


2022.5.15(日)– 6.26(日)

モリユウギャラリーは 6月26日(日)まで、藤原康博「記憶の稜線を歩く - Walking the Ridges of Memory -」を開催いたしております。

藤原康博は、記憶などをテーマに、絵画や立体作品を発表してきました。 彼が描く対象は、山や森、寓話の小人や小屋、静物など様々ですが、それぞれの作品は一見すると普段我々が見慣れた風景にうつるでしょう。しかし、その写実的な作品には独特の雰囲気があります。藤原はこの絵画の源泉を何処から得て、どのような思考で描いているのでしょうか。
藤原は「私の作品は、崇高なものには程遠いものですが、自分の記憶から何かを少しずつ加えつつ、何かを削ぎ落としていくように描いていきます」と語ります。山がまだ山という名称さえなかった太古の時代に存在していたそれと、自身の記憶の底から導かれた山の表象との「間」に存在する image を描いていると言えるのではないでしょうか。それは、現実と人の記憶の間と言ってしまえば、写実絵画の説明のようなあたりまえの話になってしまいますが、藤原の絵画に在る「間」 とは大きな違いがあります。彼の絵画は actual な山と潜在的な山との間にある山であり、質の違いを獲得しつつ、空間だけでなく、時間を含んだものとしても描かれています。山の白い image は、時間の「間」で浮遊するかのように、物質性を強調する支持体としてベニヤ板の上に描かれた時、記憶より actual な山に近づきつつもその「間」を保ち、映像のように揺蕩っています。また一方、山の image は、キャンヴァス上に描かれた時、自身の記憶により近いものですが、actual な意味からも離れすぎない image として、時間と共に「在る」と言えるでしょう。

我々鑑賞者は、誘われるように、空白としてのその「間」にいつしか没入し、自らの記憶における山と藤原の描く山とを比較し、彼の潜在的な思考と、現実的な自然における山との対峙によって、さらなる迷宮へと誘われます。

藤原は、国立国際美術館(大阪)で開催中の展覧会『感覚の領域 今、「経験する」ということ』に出品しています(5/22まで)。 ここでの作品の多くには、2020 年に網膜剥離を発症した彼自身の経験が盛り込まれています。部屋の中のベッドや布団といったものと窓から見える外の風景が綯い交ぜになったような絵画には、今まで存在していた家という内部と外部の境界が 脆くも崩れ去ったような風景が描かれています。遠くにあるはずの山の image が家の中の布団の山の image と重なり、違和感なく鑑賞者の眼前にあって、そこにあった山とここの布団の山が同時に立ち上がり一つになっている絵画と受け取れます。これは、藤原が網膜剥離を患う以前から制作してきたベニヤ板に描かれた山と、キャンヴァスに描かれた山とが重なったようなものともとれるでしょう。治療、療養後に描き出した今回の作品群が、さきほど説明した image の難解さを理解 し易いものにしたとも解釈できるでしょう。我々鑑賞者が理解可能で写実的 actual なものと藤原自身の潜性的なものの「間」 にある image は、藤原が語る「記憶の奥行き」という「眼には見えない記憶の谷」にこそ「在る」のです。ときには平面作品に、 ときには立体作品に用意された迷宮という箱の入口が鑑賞者を迎えてくれるでしょう。
どうぞ御高覧ください。


記憶の稜線を歩く

一見一本の線のように見える稜線であるが、それは幾重にも折り重なる峰や谷の姿でありそこには複雑に入り混じった奥行きが介在する、視覚が作り出したある視点から見た架空の線であるといえる。

私たちの記憶も似たようなものに感じる。視覚を通して得た情報を網膜で信号に分解し脳内で再構成し必要なものは記憶として残す。そして、それら断片的な記憶の峰や谷を紡ぎ繋ぎながら日々の活動を可能にしていると言える。

時として、その線上を歩いていると思わぬ落とし穴に遭遇する。目には見えない記憶の奥行きである。それは現実と思い込みとのあいだにある差異といえるかもしれない。そうであろうと思い込んでいたところに思わぬ深い谷が存在し見た目とは違う側面に気付くのである。

現実とは案外脆いものなのかもしれない。稜線の両脇に広がる深い谷のように、日常を形作る記憶の足元にも深い谷が存在し認識を覆させる準備をしているように思えてならない。

藤原康博

京都市左京区聖護院蓮華蔵町4-19 Tel:075-950-5230 休廊日:月曜日・火曜日・祝日

ギャラリー ヒルゲート  Gallery Hillgate

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〈1・2 F〉
「第 29 回 心に響く小品展」

2022.6.28 (火) ~ 7.10 (日)

2 年半に及ぶパンデミックが終息を見ないままに、今また戦争の悲劇に世界は直面しています。この困難な状況を生きる中で、芸術や文化は大切なものであり、時に力を与えてくれるものであることを私たちに再確認させてくれたように思います。
御高齢の大家から 20歳代の新鋭まで現役作家の小品を展示させていただく毎年恒例の当展は、今年 29 年目を迎え、152 人の作家が御出展下さることになりました。
油彩・水彩・日本画・版画・ドローイング・写真・彫刻・陶・染・織・漆...。小さな作品の中に広 がる奥深く豊かな世界をお楽しみいただきたく御案内申し上げます。

ギャラリーヒルゲート

 

〈1・2 F〉
「第 15 回 京都二紀小品展 」

2022.7.12 (火) ~ 7.17 (日)

 

〈1 F〉
「京都銅版画協会ミニアチュール展」

2022.7.19 (火) ~ 7.24 (日)

 

〈2 F〉
前川秀治 銅版画展
(京都銅版画協会 特別展 2022)

2022.7.19 (火) ~ 7.24 (日)

 

〈1・2 F〉
<シリーズ第 5 回>
「池袋モンパルナスの青春
-生誕 110 年丸木俊を中心に-」

2022.7.26 (火) ~ 7.31 (日)

〈出展作家〉
麻生三郎 田政明 丸木 俊
小熊秀雄 田中佐一郎 野見山暁治
丸木位里 山本恪二 吉井 忠

人見ジュン子さん(ギャラリー・ヒルゲート)は時間が経つと丸木位里・丸木俊の展覧会をしないではいられない気持ちになるそうである。二人の作品を見たくなる。それは人見さんの原点、ギャラリーを始めた頃の初心を思い起こさせる。この話を私は幾度となく聞いた。そのたびに人見さんの熱意を感じる。そしてその熱に位里も俊もおおいに意気に感じたのだと思う。そして、展覧会は始まった。二人はお客様との会話を楽しんだ。

丸木ひさ子

2022 年は、丸木俊先生の生誕 110 年に当たります。1989 年から毎年開催してきた丸木位里・俊展の作品選びにアトリエに伺った折、お二人から宇佐美承著『池袋モンパルナス』を紹介していただいたのがきっかけで、2003 年に私どもでのシリーズ第 1 回「池袋モンパルナスとその周辺」を開催することになりました。戦争へと傾斜していく時代の中で、若い芸術家たちが多く住み「池 袋モンパルナス」と呼ばれたアトリエ村は、そこだけは自由な精神と芸術創造の熱気に溢れたつか の間の空間であったのでしょう。
その時代の困難と葛藤は、戦後、GHQの抑制の中で 1950 年から「原爆の図」を発表し始めた 丸木夫妻の原点を形作ったのかもしれません。同じ時空間を共有した作家たちの作品とともに丸木 俊先生の’50 年代から’90 年代の作品を展示致します。
どうぞ御高覧下さいませ。

ギャラリーヒルゲート

京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町535番地 Tel:075-231-3702 休廊日:月曜日

京都芸術センター Kyoto Art Center

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<ギャラリー北・南、和室「明倫」、ほか館内各所>

 

FOCUS#4 伊東宣明
「時は戻らない」


《Time Cannot Go Back》
2020-2022

2022.5.14(土)〜 7.18(月・祝)
※6.8(水)は臨時休館

京都芸術センターでは、経験や実績を積み重ねてきたアーティストを個展形式でとりあげる「FOCUS」の4回目として、伊東宣明の個展「時は戻らない」を開催します。

伊東はこれまで、映像、インスタレーション、そしてパフォーマンス等によって、一貫して「生/死」「精神」「身体」そして「時間」といった、逃れようのない概念に向き合ってきました。作品において、これらのテーマとともに発見されるのは、時間メディアである「映像」への彼の洞察です。 本展では、伊東の旧作や近作、そして現在のすがたを一挙に紹介します。会期中は展示や関連イベントに加え、南ギャラリー内の小部屋を「制作室13」として不定期に公開します。このオープン・スタジオでは、来館者が被写体として伊東の制作に参加することができます。

本展のタイトルにもなっている最新作《時は戻らない》は、逆再生を用いた映像作品です。巻き戻っていく映像を観るとき、私たちは「何も起こらなくなっていく」ことへの驚きと、居心地の悪さを覚えるでしょう。もし仮に「時を戻す」ことができ、取り返しのつかない出来事を取り消せたとしたら、その「時間」はなかったことになるのでしょうか。伊東の作品にみられる、野蛮なようで穏やかで、しかしどこかユーモラスな表現は、対峙する私たちに、私たち自身や、その周囲に流れる、生きている時間の感触をあらためて意識させてくれます。

カメラで撮影された私たちは、やがて映像から離れ、それぞれに生き、その映像は過去のものとなっていきます。しかし時を隔てて、私たちはその映像の前にふと立ち止まることがあるかもしれません。そのとき映像は、撮影されたときとはまた異なるものをうつす「作品」として、私たちの前にあらわれるのかもしれません。本展は伊東宣明の作品と活動を通じて、私たちにとっての「生きて、ともに観る時間」について再考する機会となるでしょう。

京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 Tel:075-213-1000

ギャラリー・パルク Gallery PARC

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すべ と しるべ(再)2021-2022
#01 蛇が歩く音
守屋友樹


2022.6.11(土)〜 7.3(日)

主催:ギャラリー・パルク

「蛇が歩く音|only the voice remained」守屋友樹
凍結した諏訪湖の湖面が割れる音を聞いたことをきっかけに「蛇が歩く音」という作品を作り始めました。氷が割れているはずなのに目視できず、音だけが延々と響いている状況に、僕は心地よさと不気味さを感じました。また、目には見えないからこそ想像できることに興味を抱きました。以来、その音を聞こうと冬の湖を繰り返し訪ねています。あの音はどのようなものだったのか、どうして心に揺らぎを起こしたのか。刹那的で一度きりの体験のあとに、音の不在(記憶にしかない音)から湖や水辺が表象する伝承や実際に起きたことに関心が広がり、リサーチするようになりました。「かつて聞いた音」という既に失われてしまったものを始まりとして、その場所や歴史、話を聞いた人たちの声が、湖面が割れる音から外へ外へと僕を連れ出してくれるようでした。不在について考えることは水鏡を覗くようなもので、水面に写る自身とその背後に広がる景色を映し出すと思っています。もっと端的に言えば死から生を見返すようなものと言えるかもしれません。

去年の秋に南丹市八木町内にある元酒蔵でこの作品を発表をした際、副題を「walk with serpent」としていました。作品内に出てくる蛇という象徴が目には見えない形となって共に時間を経ていくことを暗示としてつけたものです。今回、目には見えないもの、聞くことができない音を想像してみた時、不在の周辺から物語るいくつもの声があることを意識していました。展示会場や八木町内で出会った人たちから蛇にまつわる話を聞き、パソコンで文字起こしした際、肉体から離れた声がモニターに表示されていることに気がつき 「only the voice remained」(声だけが残った) と変更しました。

京都市上京区皀莢町287 堀川新文化ビルヂング2階   開廊時間:13時~19時 休廊日:水・木曜日 

ギャラリー知

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板垣 旭 個展

2022.5.13 (金) 〜 5.28(土)
13:00-18:00 金土日のみ営業

1992 福井県鯖江市生まれ
2015 京都嵯峨芸術大学芸術学部造形学科油画科卒業

GALLEY TOMOではおよそ2年ぶりとなる、板垣旭の個展”Circle”を開催いたします。
福井出身の画家である板垣旭は、眼前に横たわる日本海を日常の背景に、またそれらを制作の主題としてきました。

近年、特に海、雲に興味を持っており、これらのモチーフが一瞬一瞬時間の流れによって表情が変化していると発見が出来たといいます。
その事の気づきを制作に踏まえて、自身が生きてきた人生の時の経過、この世界の地球なり、歯車なり、レコードなどの回転する円のイメージで表しています。

板垣の眼を通してみる大海の移ろいゆく相は、この世界の悠久の時間の経過を示しつつ自らがどう生きることを考える問いかけや、また大切な人の存在や不在を感じる、寂寥感の相まった不思議な感覚も得られる機会となるでしょう。

青山 知相 GALLEY TOMO

京都市中京区寺町通丸太町東入る南側下御霊前町633 青山ビル1F Tel:075-585-4160 休廊日:月・火曜日

KUNST ARZT

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■新型コロナウイルス感染対策を行った上で、展覧会を開催しております。

 

大石茉莉香 個展
「花と肉」



2022.7.2(土)〜 7.10(日)

KUNST ARZT では、昨年に引き続き、 9年連続となる大石茉莉香の個展を開催します。
大石茉莉香は、崩壊から消滅に至るイメージに美を見出してきたアーティストです。
TVやネットから際限無く流されるイメージから生み出される“一般共通認識”に強く疑念を持ち、 まるで隠された何かを暴くかのように、 それらを崩壊させてきました。
本展では、「激しい砂ぼこりの中で人が 血を流し砂まみれで横たわっていた」 戦火の映像からのインスピレーションを核として、 インスタレーション展開する構想です。

KUNST ARZT 岡本光博

<展覧会コンセプト>

戦火の映像を見た。
激しい砂ぼこりの中で 人が血を流し砂まみれで横たわっていた。
たぶん死んでいる。
その時に私は人は砂だらけになって死ぬこともあるのだということを知り、 血が混ざった砂のなんとも言えない ザラザラとした質感が頭から離れなかった。
スーパーで買ってきた肉を道路に落として砂だらけにしてしまったらただ勿体無いと嘆くだけだろうか。
また、道端の花を踏みつぶして歩く時私は罪悪感を持っていただろうか。

大石茉莉香

 

都築 匠 個展
「2022」


2022.7.12(火)〜 7.17(日)

KUNST ARZT では初となる都築匠個展を開催します。
都築匠は、少女や女性をモチーフに、人間の精神の脆さや儚さを表現するアーティストです。
アニメ的なフラットな色面から構成する描写をベースに、 女性に対して性的な眼差しを向けながらも女性に対して共感を示すアンビバレントな視点を内包し、 ポップに展開しています。
本展では、アクリル画をメインに、 オリジナルキャラクターを3D彫刻にした作品も発表予定です。
ご注目ください。

KUNST ARZT 岡本光博

京都市東山区夷町155-7 2F Tel:090-9697-3786 休廊日:月曜日

ギャラリー恵風  Gallery Keifu

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*今後周囲の状況を鑑み、変更することもございますので、ご来場の際はホームページやFacebookでご確認くださいませ。

 

〈1 F〉
吉原 拓弥 展
刻刻


2022.7.5(火)~ 7.10(日)

草花や鳥などの一生やその生命力を通して、人の豊かさや社会性を感じる。
刻々と流れる時間の中で、それらを紐解きながらどう表現すればその有り様を表現できるのか、日々奮闘している。
今回の展示では、いくつかの作品に上から絵具を垂らした表現がある。
重力によって流れる絵具で、確実に、ゆっくりと、決して逆らえない時を表現した。
ご高覧いただけると幸いです。(吉原)

 

〈2 F〉
森 桃子 個展
-息衝く-


2022.7.5(火)~ 7.10(日)

遠くへ出かけることが憚られた約2年間、散策する場所や機会が以前よりも限られていると感じます。
そのような状況で身近な場面に目を向けてみると、愛でるべき自然や人のありようがそこかしこに息づいていることを改めて実感させられます。身の回りの世界の豊かさに目をみはりつつ、そのときの感覚を画面に置いて描きました。(森)

 

〈1 F〉
宮田 彩加 展
発掘と装飾


2022.7.14(木)〜 7.24(日)

制作するにあたって、モチーフや素材を発掘するところから始まることがある。
ある時は昔の書物から。ある時は水辺で拾った陶器の欠片から。
長い年月を経て出逢ったモチーフや素材が私の制作意欲をかき立たせるのです。
それらをさらに私が装飾を加え、過去と現在をコラージュすることで新たな作品へと変容させていく。(宮田)

 

〈2 F〉
上坂 秀明 展
‐highlight‐


2022.7.14(木)〜 7.24(日)

ドラマの中で俳優たちはセリフとともに 顔の表情でも我々に合図を送る。
日常生活は振り返ってみればテレビの中や舞台上で繰り広げられる出来事のように、 「印象に残る合図(ハイライト)」の連続のように思う。
多くの印を、目を通してブレンドすることで、 現在地での印象の組み合わせを画面上で試みることにした。 (上坂)

京都市左京区聖護院山王町21-3 TEL:075-771-1011 休廊日:月曜日

2kw gallery

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かえすがえす
をおりかえす
長尾 圭


2022.7.2 (土) 〜 7.24(日)

滋賀県大津市音羽台3-29-1 TEL:090-5241-8096 休廊日:月・火・水曜日

Gallery G-77

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イトウ ナホ 個展
「Constellation~想起されつづけるもの~」


「回想は、不可思議」
2021年
岩絵具・麻紙・膠
162.0 x 521.2 cm

2022.4.12(火) 〜 5.1(日)

この春、Gallery G-77では、イトウ ナホ個展、“Constellation~想起されつづけるもの~”を開催いたします。

「星座」を意味するこのタイトルは、一つ一つは小さな点である無数の星々が、ある時、ある繋がりを見出されて喚起される物語のように、日常のあらゆるささやかな営み、幾つかの偶然であった出会い、喜びと悲しみ、また名づけようもない小さな心の動きや出来事が、時空を越えて繋がり、人がある時、ある気づきをもって、その人にとっての固有の意味を見出してゆく、その営為を表すキーワードです。この、固有の意味を見出してゆく営為、“constellate”することは、「私」というものが世界に含まれていること、また、世界というものが確かに繋がり合っていることを理解することかもしれません。

動乱が続く世界情勢の中、空に境界がないように、誰もがそれぞれの星座を見出し、物語を紡ぎながらも、それらが同時に、また同じ場所にあることを真に理解し合えることを願って。
イトウは、自身の絵画制作おいて、この固有の意味と、あらゆる固有の同時性を体現しようと格闘しています。

この度は、昨年夏、新型コロナウィルス蔓延の影響で開催も危ぶまれる中、京都市美術館における気鋭の日本画グループ展に招待作家として発表した5mを超える大作を含む、イトウの進行形の試みを是非ご高覧ください。

京都市中京区中之町73-3 Tel:090-9419-2326 休廊日:月・火曜日

現代美術 艸居

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<艸居及び艸居アネックス>

 

「K.モルギン:
21世紀作品 2001-2019」


クリスティン・モルギン
The Four Corners of Brad Pitt, 2018
未焼成粘土、塗料、インク、木材
H44.5 x W61cm x D68.6cm

2022.6.23 (木) 〜 7.27(水)

艸居及び艸居アネックス(京都)では「K・モルギン:21 世紀作品 2001-2019」を開催いたします。

今春、東京の SOKYO ATSUMI にて開催された日本初個展に引き続き、京都においては初の個展となります。2001 年の初期作品から 2019 年までの近作を展示し、彼女の長年にわたる探求をご紹介いたします。

ロサンゼルスを拠点に活動しているモルギンは、未焼成の粘土を使用して、絵本や玩具、ドナルドダック、ヨーダ、ブラット・ピットなど、個人的または集団的な記憶を呼び起こすオブジェやアイコンを制作しています。

「私の作品は、物質の尊さ、気高さ、頑固さを表現した繊細なものです。荒廃し、 衰退することが決まっているにもかかわらず、必然的な終焉に抵抗しているのです。」
―クリスティン・モルギン

彼女の作品は、一見すると海外のガレージセールに並んでいそうな使い古して風化したガラクタのように見えます。色褪せたカセットテープや擦り切れたステッカー、読み古された雑誌や絵本は、実は粘土から作られています。また未焼成の粘土で模したベニヤ板やダンボールのオブジェの隣には、本物のベニヤ板やダンボールが並んでいたり、何が本物で何が作りものなのかわからなくなります。目くらましのようなモルギンの熟練した技巧の効果は、私たちを取り巻く物質に対する感覚を高め、世の中の物事に対する見方を変えてくれます。

粘土の上に塗料、インク、グラファイト、マーカーを使い、風化し、ボロボロになった表面を作り出すことで、鑑賞者はかつての所有者を想い、懐かしさやノスタルジーな気持ちがこみ上げてきます。

またフランシスコ・ゴヤ、フィリップ・ガストン、ゴッホなどから影響を受けており、アメリカの政治的、社会的な問題を直接作品の中に表現するところも彼女の作品の大きな魅力です。

京都市東山区元町381-2 Tel: 075-746-4456 開廊時間:10:00AM- 6:00PM 休廊日: 日・月曜日

コウジュコンテンポラリーアート COHJU contemporary art

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土取郁香 個展
「Blind Spot」


2022.3.3(木) 〜 4.9(土)

COHJU contemporary artでは、2022年3月3日(木)から4月9日(土)まで、弊廊では初となる土取郁香の個展「Blind Spot」を開催いたします。

土取郁香は1995年兵庫生まれ。2020年京都造形芸術大学大学院(現・京都芸術大学大学院)美術工芸領域修士課程修了。在学中より、親密な二人の姿を描く「I and You」シリーズや、風景から色や形といった要素を抽出した「a scene」シリーズなど、繊細ながらも凛とした空気の漂う絵画で高い注目を集めています。ラッカースプレーなど即興性と平面性の高い素材を用いることで、具象と抽象の間を自由に行き交うような画面構成と色彩感覚で、独自の世界観を追求しています。

本展のタイトル「Blind Spot」は、盲点や死角といった意味を持つ言葉です。日々の生活の中で私たちが見落としている関係性や感情の機微、あるいはまだ触れられていない物事の一側面などに目を向ける土取の絵画にとっては通奏低音とも言える要素の一つです。新作10点前後を中心に、見えているもの / 見えていないものが同居させることで、私たちに気づきを与えるような展示構成を予定しています。この機会に、是非ご高覧いただけますと幸いです。

*ART FAIR TOKYO出展のため、3月8日から14日は休廊いたします。

京都市中京区毘沙門町557 江寿ビル Tel: 075-256-4707 開廊時間:1:00PM-6:00PM 休廊日: 日・月・祝日

美術館情報

京都市京セラ美術館
新館 東山キューブ

アベンジャーズ展
2022.7.8(金)- 8.26(金)


京都市京セラ美術館
ザ・トライアングル

彦坂敏昭:砂のはなし
2022.5.31(火)– 9.25(日)

《手と砂》 2022年
©Hicosaka Toshiaki
撮影:前谷開


京都国立近代美術館

MONDO 映画ポスター
アートの最前線
2022.5.19(木)– 7.18(月・祝)

『ブルース・ブラザース』
ポスター:オリー・モス
(2010年) MONDO所蔵


美術館「えき」KYOTO

時間~TIME
BOWIE×KYOTO×
SUKITA
リターンズ
鋤田正義写真展
2022.6.25(土)– 7.24(日)

©Sukita