◆展覧会についての最新情報は、各ギャラリーのサイトでご確認ください。
イムラアートギャラリー京都 imura art gallery Kyoto

梅田正徳 展
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![]() 「PEONY」 ![]() 「SAKURA」 |
2022.3.15 (火) 〜 3.26(土) イムラアートギャラリーでは、初めてとなる梅田正徳の個展を開催いたします。梅田正徳は、1941年生まれ、桑沢デザイン研究所リビングデザイン科を卒業後、イタリアに渡り、オリベッティ社のコンサルタントデザイナーとして、エットレ・ソットサスと協働します。 81年からは、ソットサスの主宰するメンフィス・グループの活動にも参加しました。日本には79年に帰国してウメダデザインスタジオを設立、家具のデザインにとどまらず幅広くデザイナーとして活躍し、数々の賞を受賞しています。 「日本的なイメージやコンセプトを西欧の造形言語によって文脈を構築すること」[i] で梅田の和魂洋才ともいえる独創的な世界観は表現されています。「日本的なるモノとは主として現代生活に継承されている伝統的美意識の引用であり、それらは茶道のワビ、サビの世界、四季のうつろい、幽玄なる自然美、禅の東洋的宇宙観、プリミティブな土着信仰と民話、武道の精神性と規範、花鳥風月を愛する俳人の心、絢爛豪華な歌舞伎、華麗な伝統工芸、神聖な儀式、祭りの興奮と陶酔、そして浮世絵や遊郭のエロティシズムなどそのモチーフは数限りない。」[ii] こうした日本的美意識は、常に梅田のデザインのインスピレーションの源でもありました。 京都国立近代美術館には、メンフィスのために制作された「タワラヤ」が収蔵されています。また、香港に昨年オープンした美術館M+には、147点の作品が買い上げられコレクションされており、海外での注目も高まっています。本展では、最新作の椅子「PEONY」と「SAKURA」の2点を発表いたします。自然との共生をイメージして制作された作品から、梅田の尽きることのないデザインの源泉の一端を感じていただければと思います。 [i] 1985年「現代デザインの展望−ポストモダンの地平から」展覧会図録p.124 |
京都市左京区丸太町通川端東入東丸太町31 Tel:075-761-7372 休廊日:日・月曜日&祝日
エンアーツ eN arts

Showcase#10 |
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![]() 平本成海 ![]() 吉村泰英 |
2022.4.8(金)〜 5.8(日) 2022年4月8日より 清水穣氏のキュレーションによります 写真・映像に特化したグループ展 “showcase #10” を開催いたします。展覧会のタイトルが示す通り、写真及び映像の現代若手作家の “ショーケース” となるshowcase展は2012年以来毎年開催され、本展は10周年を迎える記念すべき展覧会となり、“反響する違和感 – Echoes of Alienation”という副題のもと平本成海と吉村泰英のお二人が選出されました。新聞の切り抜きや日々の生活など、日常のシーンから切り取られた写真であるにもかかわらず、どこか「違和感」を覚える作品群が エコー(反響)する様は コロナ禍のカオスを具現化しているかのようです。 このカオスが我々の新日常にならないことを願いつつ・・・ eN arts あらゆる芸術表現に先立つ最もベーシックな世界、つまり芸術の0度としての「日常性」やあるがままの「日々」は、写真表現の本質とされ、その目的であり続けてきました。しかし、2020年以来のコロナ禍がわれわれに教えたことは、その最も基本的な世界が、じつにフラジャイルなものであり、いとも簡単にそして何の劇的効果も伴わずに、崩壊してしまうものだということだったでしょう。外出を禁じられたわれわれは、今更のように、自らの日常生活と向き合うことを強いられました。意識下でわれわれを包んでいた環境は、不自由な拘束衣へと変わり、あるがままの日々は、どこかへ消えてしまった、その一方で、執拗に続くコロナ禍は未だ新たな「日常」の座を獲得してはいない。いま、あるがままの日常とは「あるがまま」が消えた違和感にほかなりません。 10周年を迎えたshowcase#10では、この現況に写真で応える作家を2名紹介します。 平本成海(ひらもとなるみ、b.1984)は2019年第20回写真「1_WALL」展でグランプリ受賞。実は、aka山崎雄策としてすでに2015年、showcase#4 “construct”に参加しています。一人の人格の中で、この二人がどのように棲み分けているのかは、平本=山崎のみぞ知ることですが、作品から見ると、前者は撮影しないで写真を作るタイプ、後者は撮影してから写真を作るタイプと言えそうです。 吉村泰英(よしむらやすひで、b.1993. https://yasuhideyoshimura.com/)は、2020年度キヤノン写真新世紀優秀賞受賞。showcaseの新人として、本展では受賞作『馬の蹄』を展示します。どこにでもあるようなプレハブの小綺麗な家で、どこにでもいるような「僕」と「彼女」が、犬やうさぎが死ぬよりほかに起伏のない「平凡な日々」を上演し続けます。「馬の蹄」は西洋では幸運のシンボルですが、作品は「平凡な日々にこそ幸あり」という青い鳥のモラルを写し出す代わりに、小さな違和感や不気味さを澱のように溜めていきます。 2022年4月 清水 穣 前頭葉合成研究の権威として知られるオロモウツ医科大学名誉教授のニコラ・ホラー(Nikola Holá)氏が17日、プラハの病院で死去していたことがわかった。68歳だった。 平本成海 人は出会う。 吉村泰英 |
京都市東山区祇園北側627 円山公園内八坂神社北側 Tel:075-525-2355 開廊日:金・土・日曜日
ギャラリー16 galerie16

寺田就子 展 |
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2022.5.24 (火) ~ 6.4(土) たまに通る川沿いの堤防 視線がやや高くなり 家々が眼下に広がる 寺田 就子 |
京都市東山区三条通白川橋上ル石泉院町394 戸川ビル3階 Tel:075-751-9238 休廊日:月曜日
ギャラリーギャラリー GALLERYGALLERY

小野山和代 個展 |
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2022.5.14 (土) 〜 5.29(日) 素敵な色の糸巻きコーンがたくさんあった。ラップフィルムの芯、CDを重ねる芯、粘着カーペットクリーナーの芯…それらの芯はどう言うのだろうか。コーンと言うのか、ただ紙菅と言うのだろうか? 1, pullingシリーズ 今回はcollection-KAシリーズを展開しました。コロナ禍の中、少しずつ作りためた作品です。どうかご高覧ください。 小野山和代 |
京都市下京区河原町四条下ル東側 寿ビル5階 Tel:075-341-1501 休廊日:木曜日
ヴォイス・ギャラリー MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w

KG+ |
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![]() "name is kyoto #04" |
2022.4.27(水)~ 5.8(日) 街を撮る。そこにある路地や建築物、樹々など、何でもいい、目に入った対象を、見えたと思ったその時に撮る。街の表層を撮る。巷では「京都」という街は、確固たるイメージが先行する土地柄である。作者はその河の流れには乗らず、個人的な写真の意思を優先する。写真とは言い換えれば、撮影者のモノの見方とも言える。同時に、カメラという道具が見た視野だとも言える。路上を歩き、対象を見つけ、それをどう撮るかを判断し、結果どんな感じに写るのか、後はカメラに任せる。すると写った写真と自分の間に微かな驚きが生まれる。そしてその行為を繰り返す。そこから浮かび上がって来た街の姿に、それら写真の集積に、作者はあらためて「kyoto」と名付けるのである。 (酒井一貴) 酒井氏が見る「京都」は、早朝の青い光の中の京都です。けれども、そこに、定型化された京都は映らず、清々しいだけの朝も無いように見えます。 |
〈常設室〉
「チマ・チョゴリの佇まい」 |
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![]() 「祖母のチョゴリ」 |
2022.4.8(金)~ 5.8(日) 祖母の遺品のチマ・チョゴリは、白や淡い色味のものが多い。祖母が着用した姿を実際に見たことはないけれど、記憶の中の彼女の佇まいを重ねあわせて、着た姿を想像する。そのようにして想像した姿が、いつしか彼女にまつわる記憶の一部となっていることに気がつく。 OH Haji 呉夏枝 |
京都市下京区富小路通高辻上る筋屋町147-1 Tel:075-341-0222 営業時間:11時~19時 休廊日:月・火曜日
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

<@KCUA 1.2>
SPECIAL EXHIBITIONS |
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![]() 野村由香《繰り返される営み》 ![]() 小松千倫《BEE WEE》2020 ![]() 阪本 結《Landscapes(洛西)》 |
2022.4.16(土)〜 6.26(日) 「京芸 transmit program」は京都市立芸術大学卒業・大学院修了して間もない若手作家の中から、いま、@KCUAが注目するアーティストを紹介するプロジェクトです。アーティストの活動場所として日本でも1、2を争う都市京都における、期待の新星を紹介するシリーズとして、毎年春に開催してきました。 今年度は、音楽家・美術家・DJとして活動しながら、インターネットによる情報環境の下における身体経験の記録や伝承をテーマに光や音を介して制作する小松千倫(メディア・アート)、日々刻々と移りゆく自然や都市のさまざまな景色を取材し、それらがキャンバスの上で混ざり合う架空の風景画へと結実させる阪本結(油画)、生活における振る舞いや、食事・排泄などの不可欠な営みに関心を寄せ、変化しつづける社会の中で個人がどのように生きられるかをテーマに作品を展開する野村由香(彫刻)の3名を展示します。 社会や生活環境における変化は、さまざまな形で私たちの前に現れます。ゆるやかに移り変わっていくときも、あるいは強勢で思いがけない変化がもたらされるときも、私たちはそれらの流れを受け入れながら、考え方や知覚のあり方を絶えず更新し続けています。そしていつの時代も、アーティストたちは、すぐそこで起こる出来事や変化にしなやかな態度で寄り添い、新たな創造へと転換してきました。時代の変化を読み取る鋭敏な感覚を持つ小松、阪本、野村の創作活動は、刻一刻と状況の変わる現代に生きるための新たな気づきをもたらしてくれることでしょう。 |
京都市中京区油小路通御池押油小路町238番地の1 Tel:075-334-2204 休廊日:月曜日
ギャラリー ヒルゲート Gallery Hillgate

〈1・2 F〉 |
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2022.5.24 (火) ~ 5.29 (日) 〈出品作家〉 |
〈1 F〉 |
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2022.5.31 (火) ~ 6.5 (日) 2014年、私は現代詩を代表する詩人の一人である金 時鐘(キム シジョン)さんに出会いました。そして翌年の夏、金さんに導かれて詩人や小説家、詩の仲間たちと共に信州旅行へ行きました。 大槻睦子 |
〈2 F〉 |
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2022.5.31 (火) ~ 6.5 (日) |
〈奥庭空間〉 |
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2022.1.10 (月・祝)~ 6.19 (日) イマジネーションを描く-フローティング 信ケ原良和 |
京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町535番地 Tel:075-231-3702 休廊日:月曜日
京都芸術センター Kyoto Art Center

<ギャラリー北・南、和室「明倫」、ほか館内各所>
FOCUS#4 伊東宣明 |
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![]() 《Time Cannot Go Back》 |
2022.5.14(土)〜 7.18(月・祝) 京都芸術センターでは、経験や実績を積み重ねてきたアーティストを個展形式でとりあげる「FOCUS」の4回目として、伊東宣明の個展「時は戻らない」を開催します。 伊東はこれまで、映像、インスタレーション、そしてパフォーマンス等によって、一貫して「生/死」「精神」「身体」そして「時間」といった、逃れようのない概念に向き合ってきました。作品において、これらのテーマとともに発見されるのは、時間メディアである「映像」への彼の洞察です。 本展では、伊東の旧作や近作、そして現在のすがたを一挙に紹介します。会期中は展示や関連イベントに加え、南ギャラリー内の小部屋を「制作室13」として不定期に公開します。このオープン・スタジオでは、来館者が被写体として伊東の制作に参加することができます。 本展のタイトルにもなっている最新作《時は戻らない》は、逆再生を用いた映像作品です。巻き戻っていく映像を観るとき、私たちは「何も起こらなくなっていく」ことへの驚きと、居心地の悪さを覚えるでしょう。もし仮に「時を戻す」ことができ、取り返しのつかない出来事を取り消せたとしたら、その「時間」はなかったことになるのでしょうか。伊東の作品にみられる、野蛮なようで穏やかで、しかしどこかユーモラスな表現は、対峙する私たちに、私たち自身や、その周囲に流れる、生きている時間の感触をあらためて意識させてくれます。 カメラで撮影された私たちは、やがて映像から離れ、それぞれに生き、その映像は過去のものとなっていきます。しかし時を隔てて、私たちはその映像の前にふと立ち止まることがあるかもしれません。そのとき映像は、撮影されたときとはまた異なるものをうつす「作品」として、私たちの前にあらわれるのかもしれません。本展は伊東宣明の作品と活動を通じて、私たちにとっての「生きて、ともに観る時間」について再考する機会となるでしょう。 |
京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 Tel:075-213-1000
ギャラリー・パルク Gallery PARC

【 一枚物語│同意のない出会い |
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![]() 《一枚物語》参考画像 |
2022.5.3(火)〜 5.29(日) <Statement> “それから「イメージ」と「テキスト」が説明し合わないような作品を描き始めました。描き始めると、「イメージ」と「テキスト」が 適切に説明し合わない 関係をつくるのが、簡単ではないことが分かりました。 牛島光太郎 <About> 一見すると無関係のようにも思える「もの と ことば」を組み合わせ、ものがたりの気配や予感“のようなもの”をつくりだす美術家・牛島光太郎が、6年間に渡って描き溜めた「一枚物語」。 【ギャラリートーク】「牛島さんの話」 【ワークショップ】「知らない誰かのつくり話」 |
京都市上京区皀莢町287 堀川新文化ビルヂング2階 開廊時間:13時~19時 休廊日:水・木曜日
KUNST ARZT

■新型コロナウイルス感染対策を行った上で、展覧会を開催しております。
大東真也 個展 |
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2022.5.21(土)〜 5.29(日)
KUNST ARZT では、4年ぶり2度目となる
大東真也の個展を開催します。 KUNST ARZT 岡本光博 <アーティストステートメント> 制作している作品は時間性を軸に作品制作している。 大東真也 |
志村佳苗 個展 |
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2022.5.31(火)〜 6.5(日)
KUNST ARZT では、2年振り6度目となる
志村佳苗の個展を開催します。 KUNST ARZT 岡本光博 <コンセプト>女性が日常を送る中で起こる少し寂しくなる出来事や、
瞬間に画面を通して向き合える様な
展示空間になれば良いと思います。 志村佳苗 |
はかなシ 個展 |
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2022.6.7(火)〜 6.12(日)
KUNST ARZT では、2年ぶり4度目となる
はかなシの個展を開催します。 KUNST ARZT 岡本光博 <アーティスト・ステートメント> 街のいたるところで自動販売機を見かける。 それだけのはず。 でも何故だろう はかなシ |
京都市東山区夷町155-7 2F Tel:090-9697-3786 休廊日:月曜日
ギャラリー恵風 Gallery Keifu

*今後周囲の状況を鑑み、変更することもございますので、ご来場の際はホームページやFacebookでご確認くださいませ。
〈1 F〉
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2022.5.24(火)~ 5.29(日) コピー機が原稿を照明ランプで照らし感光体に映し出すとき、
途中で原稿が消えると感光体は存在しない原稿のもう半分を反転して写しとり、
モノクロの原稿を色鮮やかに転写する。 ※デカルコマニー |
〈2 F〉
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2022.5.24(火)~ 5.29(日) 私の作品に登場する怪物や人物、植物は全て実際には存在しません。 |
京都市左京区聖護院山王町21-3 TEL:075-771-1011 休廊日:月曜日
Gallery G-77

イトウ ナホ 個展 |
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![]() 「回想は、不可思議」 |
2022.4.12(火) 〜 5.1(日) この春、Gallery G-77では、イトウ ナホ個展、“Constellation~想起されつづけるもの~”を開催いたします。 「星座」を意味するこのタイトルは、一つ一つは小さな点である無数の星々が、ある時、ある繋がりを見出されて喚起される物語のように、日常のあらゆるささやかな営み、幾つかの偶然であった出会い、喜びと悲しみ、また名づけようもない小さな心の動きや出来事が、時空を越えて繋がり、人がある時、ある気づきをもって、その人にとっての固有の意味を見出してゆく、その営為を表すキーワードです。この、固有の意味を見出してゆく営為、“constellate”することは、「私」というものが世界に含まれていること、また、世界というものが確かに繋がり合っていることを理解することかもしれません。 動乱が続く世界情勢の中、空に境界がないように、誰もがそれぞれの星座を見出し、物語を紡ぎながらも、それらが同時に、また同じ場所にあることを真に理解し合えることを願って。 この度は、昨年夏、新型コロナウィルス蔓延の影響で開催も危ぶまれる中、京都市美術館における気鋭の日本画グループ展に招待作家として発表した5mを超える大作を含む、イトウの進行形の試みを是非ご高覧ください。 |
京都市中京区中之町73-3 Tel:090-9419-2326 休廊日:月・火曜日
現代美術 艸居

鯨虎じょう 個展 |
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2022.5.14 (土) 〜 6.11 (土) 土や釉薬などの素材と真摯に向き合い実験的なコミュニケーションを重ねて生み出される鯨虎の作品は、国内外の様々な展覧会に出展され、近年活躍の幅を広げています。艸居において初の個展となる本展覧会では新作の陶作品計34点を展示致します。 今回の作品のモチーフとなっているのは、展覧会の通り「お守り」です。新型コロナウイルスの世界的な流行がもたらした影響は計り知れず、この新しい日常の中で人々は何を心の支えとしているのか。それは「癒し」であり、人によって異なる形をしていると鯨虎は考えます。 |
京都市東山区元町381-2 Tel: 075-746-4456 開廊時間:10:00AM- 6:00PM 休廊日: 日・月曜日
コウジュコンテンポラリーアート COHJU contemporary art

土取郁香 個展 |
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2022.3.3(木) 〜 4.9(土) COHJU contemporary artでは、2022年3月3日(木)から4月9日(土)まで、弊廊では初となる土取郁香の個展「Blind Spot」を開催いたします。 土取郁香は1995年兵庫生まれ。2020年京都造形芸術大学大学院(現・京都芸術大学大学院)美術工芸領域修士課程修了。在学中より、親密な二人の姿を描く「I and You」シリーズや、風景から色や形といった要素を抽出した「a scene」シリーズなど、繊細ながらも凛とした空気の漂う絵画で高い注目を集めています。ラッカースプレーなど即興性と平面性の高い素材を用いることで、具象と抽象の間を自由に行き交うような画面構成と色彩感覚で、独自の世界観を追求しています。 本展のタイトル「Blind Spot」は、盲点や死角といった意味を持つ言葉です。日々の生活の中で私たちが見落としている関係性や感情の機微、あるいはまだ触れられていない物事の一側面などに目を向ける土取の絵画にとっては通奏低音とも言える要素の一つです。新作10点前後を中心に、見えているもの / 見えていないものが同居させることで、私たちに気づきを与えるような展示構成を予定しています。この機会に、是非ご高覧いただけますと幸いです。 *ART FAIR TOKYO出展のため、3月8日から14日は休廊いたします。 |
京都市中京区毘沙門町557 江寿ビル Tel: 075-256-4707 開廊時間:1:00PM-6:00PM 休廊日: 日・月・祝日