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イムラアートギャラリー京都 imura art gallery Kyoto

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木村秀樹 個展
- 青磁・水鳥 -


《Celadon・Lake 翠い湖》
100×143.5×109 cm
Celadon Ceramic, Wood
2024

2024.5.8 (水)~ 5.25 (土)

1970年代より現在に至るまで、現代版画における代表的な作家のひとりとして、また画家としても国内外で活動する木村秀樹。この度イムラアートギャラリーでは、2015年以来9年ぶりの個展を開催いたします。

木村秀樹は、版画家として鮮烈なデビューを飾った後、主にシルクスクリーン技法で制作しながら、紙、ガラス、キャンバス、と多岐にわたる支持体を駆使し、絵画と版画の融合した作品も発表してきました。1980年代にはシルクスクリーンの技法を用いて、水鳥のイメージを描いた作品「水鳥のシリーズ」を制作しています。シリーズの制作休止から約40年の月日を経て、再び「水鳥のシリーズ」に取り組むとき、木村がメディアとして新たに選んだのは「焼き物」でした。

本展では、作品の中心に青磁の水鳥と波紋タイルを据えた、ミクストメディアによる立体作品《Celadon・Lake 翠い湖》 、《 Celadon・A Water Bird on the Pool》 と、青磁の水鳥の写真画像を使用したシルクスクリーン版画作品など、新作9点を展覧いたします。今回の展示構成の主となる「青磁の水鳥と波紋タイル」は、成形に3Dソフトやプリンターを用い、また出力されたプラスチック製の水鳥/タイルを手作業で成形し、その後型取り、粘土を鋳込み、乾燥させ、素焼き、本焼きと、複雑な制作プロセスを経て、完成された作品です。かつて家業であった陶器屋、粟田焼への思いも寄せて制作された新作を、是非ご高覧ください。


<作家ステイトメント>

主題「水鳥」について
それは何気なく組んだ腕の姿が、水鳥のように見える事を、偶然発見した所から始まりました。1980年代の初頭だったと思います。その後、友人たちをモデルにして、意図的に水鳥に見えるようポーズをとってもらい、画像を多々採集するうち、これを使って何か面白い事が出来るのではないかと思い始めました。

1983年~86年にかけて、この水鳥のイメージを使った作品が約30点余り存在しますが、一連の作品群を「水鳥のシリーズ」と呼んでいます。腕と水鳥のダブルイメージは、両義性のイメージと読み替えることができますが、どっち付かずの、あいまいな、確定不能性のアナロジーとも言えます。この一種のつかみ難さを中核に据える事で起こるはずの、不完全感/未完性感/混乱/いらつき等々の中で行われる制作とは、意外と面白いのではないかと思いついたのです。

当初、「水鳥のシリーズ」の制作には写真製版のシルクスクリーン技術の使用を前提としていました。1970年代に試みた、Pencil や Blinder のシリーズを通して得た1つの結論がありました。それは、写真製版のシルクスクリーンを使って印刷されたイメージは、存在として両義的であるという事でした。原寸大に引き伸ばされたPencilのイメージは、虚と実の境界面に揺らぎつつ、物質でもなくイメージでもない、あるいはその両方でもあるような「両義性」を称えつつ存在し続けます。私は写真製版のシルクスクリーンが創り出す、この独特の存在感を「皮膜性」と呼び、その培養にそれ以降の制作の方向性を定めつつありました。

水鳥のシリーズの方法論的核は、「両義性=水鳥」を「両義性=シルクの皮膜性」で制作する事。つまり「両義性の二乗」の可能性です。数式に表すなら 両義性×両義性=X となります。Xとは何か? そもそもこの問いに答えを出す事は可能か? もし可能なら、少なくとも、誰も見た事がないシーン/視覚を創り出せるはずでは?このような漠然とした期待がモチベーションでした。

一方、両義性=曖昧さ/確定不能性です。曖昧さの二乗は更に大きな曖昧さとなり、途方もない混乱を生み出すだけではないのか? あり得る予想です。

作品の制作とは建築に似ています。まず基礎となる土台があり、その上に骨組みが置かれ、さらに壁があり、内装外装が施され完成に至るのですが、一貫して求められるものは各プロセスの堅牢な安定性でしょう。しかし、仮に制作過程の一部に、両義性すなわち信頼性の欠如が挿入されていたら? 少なくとも崩壊、瓦解、の危険性に怯え続ける存在である事から逃れられないでしょう。

「両義性の二乗」という方法論は、砂上の楼閣ならまだしも、せいぜい仮設の足場を設置するのが精一杯ではないのか? もっともな疑問と言うべきでしょう。がしかし、逆に、私はそこに魅力を感じたのです。

完成されるべき構築物/作品が、期待されざる結果しか保証できないのなら、その制作過程には自由が生まれるからです。少なくとも素材の使用制限やスケールの制約からの解放は期待できますし、制作現場はおおいなる実験場と化すはずです。この混乱に乗じて私が目論んでいたのは、作品形式の横断的展開でした。オーソドックスな版画の形式に止まるのではなく、絵画すなわち支持体のキャンバスへの移行や、イメージの立体化すなわちインスタレーションへの展開でした。

「水鳥のシリーズ」は、両義性のイメージ/確定不能性を制作の中核に据えることで生まれる、揺れの中で、思考の諸相を、メディア横断的に検証する事と言えるかもしれません。1983年頃にスタートしましたが、それは、1986年頃一旦休止という形で終わる事になりました。それから約40年の間隔をおいて、メディアを青磁の焼き物に置き換えて、この度の個展に結びついたという訳です。

ここで極私的な事情を書かせて頂きたいのですが、実は私の祖父は明治から大正にかけての時期、京都で粟田焼と呼ばれる陶器の製造に携わっていました。その息子、すなわち私の父は、粟田焼や清水焼の貿易に関わる仕事をしていました。つまり私は陶器屋の息子と言う事になります。美術大学に入学したものの、陶芸にはとんと縁のない半生を過ごしてしまいましたが、ここに来て6歳で死別した父親を思い返す事も多くなり、一度くらい陶器屋の息子らしい作品を作ってみたいと思う様になりました。一連の作品のタイトルに Reunion・絆という言葉を使用した理由の1つには、家族の絆という意味を暗示したかったからです。そしてもう1つは、自身の制作史において、1986年の制作と2024年の制作の間に、絆を確認する事は出来るのか? という興味がありました。

青磁の焼き物は、唯それだけで美しいです。この事に疑問の余地はありません。ご高覧賜りますよう、お願い申し上げます。

木村秀樹

京都市左京区丸太町通川端東入東丸太町31 Tel:075-761-7372 休廊日:日・月曜日&祝日

同時代ギャラリー DOHJIDAI GALLERY of ART

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〈ギャラリー〉

 

渡邊啓子 個展
「うたかた ephemeral moment」


2024.5.21(火)〜 5.26(日)

台所のシンクに窓からの光が差し込み その光に包まれてキラキラ揺れる泡に心奪 われその一瞬一瞬の美しさを描き留めたいと思ったのが泡を描くきっかけでした。
一つ一つの泡が 私の色々な「思い」を包んで 寄り添い重なりあって 消えては現 れあらわれては消えていきます
その「儚さと無限」の世界を描いていきたいと思います

京都市中京区三条御幸町南東角 1928ビル2階 Tel:075-256-6155 休廊日:月曜日

エンアーツ eN arts

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showcase #12
“現実の行方
– Whereabouts of photographic reality –”
curated by minoru shimizu
出展作家:澤田 華・谷平 博


澤田 華


谷平 博

2024.4.12(金) 〜 5.12(日)
会期中 金・土・日 12:00-18:00
アポイントメント承ります 入場無料 KG + 2024参加

eN arts では 4月12日より、清水穣氏のキュレーションによります写真・映像に特化したグループ展 “showcase #12” を開催します。展覧会のタイトルが示す通り、写真・映像の現代若手作家の「ショーケース」となる showcase 展は2012年からスタートし、本展がシリーズ12回目となります。そして今回 本展の為に 清水氏より選出されましたのは 澤田華・谷平博のおふたりです。

恒例になりましたが、eN artsは 本年もKYOTOGRAPHIE2024に KG+ for Collectorsとして参加致します。(https://kgplus.kyotographie.jp) KYOTOGRAPHIE2024のテーマは「『SOURCE』―源は初めであり、始まりであり、すべてのものの起源である。」 澤田・谷平両氏の作品の源を探るべくキュレーションされた showcase #12にて、写真・映像作品における現実の行方…写真が源なのか、現実が源なのか…両者の作品の源を探りにお出まし下さい。

皆様の御来廊を心よりお待ち申し上げております。

eN arts


showcase #12 curated by Minoru Shimizu
現実の行方

第12 回目のshowcase は、驚くほど緻密に書き込まれた鉛筆ドローイングで注目された谷平博(たにひらひろし1982⽣、初登場)と、2017年度キヤノン写真新世紀優秀賞(Sandra Phillips選)を受賞してから活躍著しい澤田華(さわだはな1990年⽣、2018年以来再登場)を取り上げる。

谷平の作品で、大自然の中でシャーマンと化した人物が、硬い鉛筆で精緻に描きこまれている。写真は、その登場以来、⾁眼に⾒えないものを次々と映像化してきた(最果ての⾃然や宇宙の写真、コンマ以下の瞬間を捉える科学写真やスポーツ写真、⼼霊写真…等々)その結果、我々の知る「現実」は、可視と不可視を問わず、もはやすべてありふれた写真と成り果てたと⾔って良い。写真こそが現実だ、写真のように描かないと⼈はもはやリアルだと⾔ってくれない……1970年代に⽣じ、いまだにYouTubeなど巷でよく⽬にする、スーパーリアリズムのドローイングは、その事実の⽪⾁な表現なのだ。それとは異なり谷平は、写真化した「現実」を超えるもの、写真に写らないものを求めて鉛筆を握る。紙⾯を刻むような谷平作品の本質、その超細密の線の輻輳から⽣まれる灰色の輝きの美しさは、そのコンセプトからして写真に写らない。必ず実物を見てほしい。

さて、写真とはつねに「何か」の写真である。この「何か」、すなわち写真の指⽰対象(レフェラン)は、写真の外に存在する現実とみなされてきた。澤田華の対象は、インターネットで出会う画像である。それはすべてスキャンされた画像であり、言い換えれば真空パック画像である。ここで澤田は、真空パックを切開し、現在可能なデジタル的手法を駆使して、ぺちゃんこになった画像を三次元に復元することで、かつて存在した「何か」、すなわち写真の外部へと遡行しようとする。いったいそんな「何か」は現実に存在したのか、しているのか?

もっとも、かつて存在した「何か」を澤田自身も信じているわけではない。澤田作品は懐疑的な遊戯性に満ち、むしろ「かつて存在した何か」から完全に切れてしまった現在のデジタルイメージのあり方をユーモラスに浮かび上がらせる。

2024年4月 清水 穣


大抵は見過ごされてしまうような些細な物事に、やけに引っ掛かってしまうことがある。例えば、たまたま写真に小さく写り込んだ何か。聞き取れなかった言葉らしき音。映画を見ているモニターに反射する自分の姿。「分かる」と「思い込む」の共通性。そうした時に立ち止まり、観察してみることが、作品のスタートになる。

図像や言葉というのは、案外漠然としていて、掴みどころがない。だから、それに触れた人の知識と経験から導き出される「想像」によって意味が形成されて、受容される。「想像」はまるでパテのように、自然で便利に、凹凸や穴を繋ぎ埋めてくれるが、たとえその埋め方が多少荒々しく無理が生じていたとしても、そのことが意識されることはない。

私は、図像や言葉と「想像」の間で勝手に結ばれてしまう、あたかも自然であるような振る舞いをするこの運動を、いちいち停止させる、あるいは過剰にすることで、これらの関係性を一瞬明らかにする。そうすることで、図像や言葉に元々あった歪みや欠落、ズレや偏りが露わになると同時に、そこに入り込もうとする私たちの「想像」にもまた意識を傾けることができるようになる。(たとえすぐにまた「想像」が追いついて、馴染んでしまうとしても。)

澤田 華


作品に描かれている人物はブッシュワッカーと呼んでいる架空のキャラクターに扮した自分自身の姿で、背景にひろがる風景は、自分の住んでいるところから半径数キロ圏内の山や海である。ブッシュワッカーとは何か説明すると、この作品の元となった映像作品を作ったのが2004年だったが、その前年にイラク戦争を始めたブッシュ(bush)大統領を杖でピシャリと打つ(whack)人(=Bush Whacker)という意味の造語である。戦争を始めた権力者を杖で叩くということから反戦メッセージが想起されるかもしれないが、反戦がテーマというほど社会性は強くはなく、ただ当時のみんなが感じていた不穏な空気が反映されて生まれたものだと思う。権力や社会を変えるのは民衆であってほしいという思いから、ブッシュワッカーの服装はいわゆる労働者階級の普段着といった格好そのままにしている。モチーフに寓意性を持たせることは時に作品を限定的意味合いに固定してしまう恐れがあるが、これは理解に必要な事だと思ったため記述した。

それとはまったく別に、ブッシュワッカーのマスクには神道の行事で使う榊が使われていたりするなど、日本の文化、特に来訪神(まれびと)からも影響を受けている。そして世界各地に来訪神に似た行事があったりするのは興味深い。

国際情勢が悪化していく中、世界の中で日本人であり続けること、自分自身が世界とどう関わっていくことができるのか、その探究が制作の根底にある。

谷平 博

京都市東山区祇園北側627 円山公園内八坂神社北側 Tel:075-525-2355 開廊日:金・土・日曜日

ギャラリー16 galerie16

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橋川昇平 展
虚構器官


2024.5.14(火) 〜 5.25(土)

芸術を巡って美学と文化人類学の経緯を見ると、以下のようなことが言えると考えられる。

1.美や作品に本質はないため、いつ構築されるかが問題となる。
2.モノを芸術にする制度とは何かという問いは、植民地政策に関連する非対称的な権力構造を批判することと密接につながる。
3.この制度批判の実践において、芸術と芸術のようなモノの境界は再定義され続ける。その中では、作者・作品・観者(享受者)の間の関係性が問題として浮上する。

従って、作者・作品・観者の間の制度を批判することによって美や作品が構築される時を示す装置としての作品および展示を行う。

 

櫻井 類 個展
まばゆいシャウト、それも在り方


2024.5.28(火) 〜 6.8(土)

京都市東山区三条通白川橋上ル石泉院町394 戸川ビル3階 Tel:075-751-9238 休廊日:月曜日

ヴォイス・ギャラリー MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w

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中村 敦 個展
"camouflage"


"camouflage painting ⑤"
2023年
72.8×51.5cm
キャンバス、アクリル絵具、その他

2024.6.12(水)~ 6.23(日)
13~19時 *最終日17時まで

Camouflage- 偽装、迷彩、カモフラージュ。
タイトルからして作家がミリタリーや軍事など、「あまり穏やかでないもの」に興味を持っている人物なのかな?と思われる方も多いとか思いますが、作家本人がその誤解を楽しんでいるフシもあります。
実際、迷彩模様そのものを描いている訳ではありませんが、それらの誤認も含めて「迷彩に見える何か」、「迷彩に偽装(Camouflage)した何か」をシリーズで制作しています。 現在まで、主に菌類や植物など自然界の生命活動のアルゴリズムと文化の関係性をテーマに、数々のシリーズ連作を手掛けてきましたが、今回の展覧会もその一連の表現活動の一環になります。
自然界は多種多様な種族の共存の場でもありますが、互いのテリトリーを奪い合う容赦ない生存戦略の戦場でもあります。正にミリタリー。人はその熾烈な戦場の景色を観て美しいと言います。
迷彩模様に見える「何か」は、「あまり穏やかでないもの」よりも「更に穏やかでないもの」でもあります。(中村敦)

京都市下京区富小路通高辻上る筋屋町147-1 Tel:075-341-0222 営業時間:11時~19時 休廊日:月・火曜日

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

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SPECIAL EXHIBITIONS
京都市立芸術大学移転記念事業
Floating and Flowing ——
新しい生態系を育む「対話」のために


2024.4.20(土)〜 6.9(日)
休館日:月曜日、4月30日、5月7日(4月29日、5月6日は開館)

主催:京都市立芸術大学
会場構成:池田精堂
企画:藤田瑞穂(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAチーフキュレーター/プログラムディレクター)
作家:佐々木萌水、崇仁すくすくセンター(挿し木プロジェクト|代表:山本麻紀子)、高瀬川モニタリング部、前田耕平、森夕香、京都市立芸術大学美術学部日本画専攻絵画制作資料

京都市立芸術大学の新キャンパス移転から半年が過ぎ、はじめての春を迎えようとしています。移転計画が決定してから新キャンパスがオープンするまでの約10年、大学移転という大きなできごとがこの地域に何をもたらすのか、人々の注目が集まりました。

2015年には、「芸術であること」「大学であること」「地域にあること」の3つを大学の果たすべき役割とし、新キャンパス全体を、外に向かって開かれ、ある基準面から浮き隔たることで日常の視点を変え、新たな解放を生み出す「テラス(Terrace)」と位置づけるという移転基本コンセプトが策定されました。そして2017年に乾・RING・フジワラボ・o+h・吉村設計共同体による「まちのように育まれる、水平につながっていくキャンパス——大学と地域、芸術と社会の新しい関係性を生み出すフレーム」をテーマとした建築設計プランが採用となり、2023年秋に新キャンパスが竣工しました。

またこの間に、移転予定地周辺で、多様な活動が生み出されていきました。@KCUAでは、「still moving」などの大学移転をめぐる複数のプロジェクトや、この地域のこれまでの歩みと豊かな自然環境を背景として、これから育まれていく新たな生態系を考察するためのさまざまな取り組みを行ってきました。

新キャンパスの@KCUAの展示室での2回目の展覧会となる本展では、変わりゆくまちを見つめ、それぞれの方法でアプローチしてきたアーティストたちの活動、@KCUAの取り組み、それらと京都市立芸術大学の教育と表現の歩みとを重ね合わせて、大学と地域、芸術と社会がつながって育まれる、生態系の未来を考えるための場を作り出します。

新キャンパスの敷地内には、かつて運河として開削された人工河川である高瀬川が流れています*。また、沿岸に大学と周辺地域との交流広場「崇仁テラス」が整備されるなど、高瀬川は大学と地域とをつなぐシンボルの一つとなりつつあります。そこで本展では、高瀬川に着想を得たイメージをもとに会場を構成し、内と外の境界をまたいでひろがる「テラス」という理念の体現を試みます。それは、新キャンパス、そしてそこに込められた建築家たちの想いへの、@KCUAからの一つの応答でもあります。

ものごとをじっと観察して何かを作るという表現行為は、長い歴史のなかで面々と受け継がれてきた、世界に近づき、対話するための術でもあります。これまでになされてきたさまざまな「対話」どうしがつながり、ともに考え、育み、ひろげることは、未来への可能性を豊かにひらくことを願う新たな「対話」のはじまりとなるでしょう。

* 高瀬川は新キャンパスのE・F棟の付近、H棟とJ棟の間を通っています。また、2002年に現在の流路に変更される前は、旧流路の一部は新キャンパスのC棟(@KCUAのある建物)周辺を通っていました。

新しい生態系を育む「対話」のための活動:
・京都市立芸術大学及び京都市立美術工芸高校移転整備工事乾・RING・フジワラボ・o+h・吉村設計共同企業体との対話
・崇仁すくすくセンター・挿し木の地植え
・高瀬川をめぐる活動シリーズ(京芸高瀬川保勝会、佐々木萌水ワークショップ、高瀬川モニタリング部、前田耕平パフォーマンスほか)
・場を作る活動(イヌ場、たき火場ほか)
などを予定しています(会期終了後に実施・継続するものを含む)。
詳細はウェブサイトにて随時公開いたします。

京都市下京区下之町57-1 京都市立芸術大学 C棟1F Tel:075-585-2010  休廊日:月曜日

MORI YU GALLERY 京都

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アキ・ルミ 個展
「トレース・パニック trace panic」


2024.5.18(土)~ 6.16(日)
オープニングレセプション:5.18(土)16:00-19:30
開廊時間:12:00 -18:00
休廊日:月・火・祝日

MORI YU GALLERYは5月18日(土) より、アキ・ルミ個展「トレース・パニック trace panic」を開催いたします。

Aki LUMI:東京生まれ、1993年よりパリ在住。
人工物。人は何を作り、知見を得、世界を創り上げ獲得してきたのか。彼はこの問いと反省に基づいて、写真、デッサン、タブロー、コラージュ、コンピュータによる計算によって制作してきました。作品制作の道具は絵筆、ペン、定規、コンパス、ハサミ、銀塩写真プロセス、電卓、コンピュータ。古代の石画に描かれた世界創造の神、人頭蛇身の伏羲と女媧の手には定規とコンパスが握られています。展示作品『Fract-graph』のタブローの主体は建築物であり、そこに様々な道具によって人の世界認識がレイヤーとして幾重にも重ねられていきます。白い画布にコラージュされたクラフト紙、鉛筆デッサン、建築パース、そして黄金の滝。さらに重ねられるのは細いペンによって引かれた直線と幾何学図形。

今回は新しいドローイングのシリーズも展示されます。それらの中心には建築に代わり畏れの念から生まれた石像たちが震えるような赤い線で描かれ、画面の奥より浮かび上がってきます。
作家は言います「高層ビルもゴジラも親は一緒。同じ半導体から生まれた」。
限られた手段とシステムで世界を見る人間。無限に絡み合う世界をトレースできるのか。そのような問いを発する機会を提供します。

写真作品『The Garden』シリーズは数百枚の写真を組み合わせて作り上げられたフェイク・フォトです。世界各地の森や公園から集められた植物の写真が縮尺を無視して建築写真の上に高密度に貼り込まれていきます。基材となる建築物は宗教建築の内部。ハサミと糊とコンピュータを往復して造られたパラダイスが銀塩写真として出現します。

京都市左京区聖護院蓮華蔵町4-19 Tel:075-950-5230 休廊日:月曜日・火曜日・祝日

ギャラリー ヒルゲート  Gallery Hillgate

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〈1F〉
石井清子 日本画展
ときめきのまなざし

2024.5.14 (火) ~ 5.19 (日)

我が子のように愛した猫たちの仕草に魅入られ、猫の作品ばかり描くようになりました。愛猫たちが私に教えてくれた幸福の時間はかけがえのない宝物です。
身近な動植物との出会いの中に心躍るモチーフがあり、絵を描く対象に対するときめきと感動を形にする喜びを感じています。

 

〈2F〉
さまざまな選択
リチャード・スタイナー木版画展

2024.5.14 (火) ~ 5.19 (日)

私たちは日々、何かを選択しながら生きている。良い選択もあれば、良くない選択も。ハッピーな結果を求めて選択したつもりが、とんでもない結果になってしまうこともある。人生で何が起こるか予測できなくても、つねに良い選択をしながら、調和を保って生きたいものである。
今回の展覧会では、最新作を含めさまざまな時代の作品を幅広く紹介するよう心掛けました。どうぞお楽しみください。

 

〈1F・2F〉
颯々展

2024.5.21 (火) ~ 5.26 (日)

〈出展作家〉
渡辺章雄 牧野良美 谷井俊英 小西達子
岸本裕子 亀山玲子 大矢眞弓 石原貴暉

 

〈1F〉
大槻睦子 個展

2024.5.28 (火) ~ 6.2 (日)

30年ぶりの個展をヒルゲートさんで開いてから2年が経ちました。
信州で理不尽な目に遭った人たちから「託された想い」の中で制作を続けて来ましたが、その間ニュースでは、ウクライナやガザで日々失われてゆく多くの命に接し、また今年の元旦には能登半島が大きな地震に見舞われ、私たちの周りは現在進行形の苦しみに満ちています。
日々、そんな人々を思って制作するのは、自分自身が「痛み」を実感できるかどうかが全てではないか、と考えます。しかし温かく安全な暮らしをしている自分が、それを実感するのはとても難しいです。
2年前に大切な友人を亡くしました。それ以来、私は空ばかり見るようになりました。空を見ていると彼女が見えるような気がするのです。そして彼女の痛みと残された人々の痛みについて考える時、信州もガザも能登半島も、日々の暮らしと繋がっているように感じます。
「自分だけの朝を おまえは欲してはならない」金 時鐘さんの言葉が沁みます。

大槻睦子

 

〈2F〉
出原 司のリトグラフ

2024.5.28 (火) ~ 6.9 (日)

リトグラフ作家。大学を退職してから京都の北の方で石版画工房を運営中です。ギャラリーヒルゲートで個展を開いていただけることになりました。工房が好きすぎて、作品も工房でお見せしたいなあと思っていたのですが、少し遠いので足を運んでいただけるのか、不安でした。先年ギャラリーの2階から寺町通を見下ろしながらオーナーの人見さんと話をしていたとき、この部屋が工房と同じように心地良いのだから、工房のように作品が乾燥ポールからぶら下がったりしたらどうだろうと、思いついたのが今回の展示です。(映像は作品のマケット、実作とは違います)

 

〈奥庭空間〉
葛本康彰 個展
流れの途中、その名残り

2024.1.9 (火) ~ 6.23(日)

“人間の作為” と “自然の現象”の双方から素材に関わる独自の手法で彫刻制作を行う。 廃材などの収集物を用いたインスタレーションや、「里山」を舞台にした野外芸術企画の運営などを通して、“人間と外界の関係性” について考察している。作品制作のさなか、自然現象の作用によって素材の獲得するフォルムやパターン、テクスチャーは私たち人間の目には見えない世界の存在を示唆するものなのかもしれない。自然現象をはじめとした、身の回りに当たり前のように存在する物事やそれらを知覚している身体への好奇心や想像力を回復し、人間本位の視点を自覚し直すような場を提示したい。

京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町535番地 Tel:075-231-3702 休廊日:月曜日

京都芸術センター Kyoto Art Center

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<ギャラリー北・南>

 

林智子 個展
「そして、世界は泥である」



2024.3.30(土)〜 6.9(日)

京都芸術センターでは、林智子の個展「そして、世界は泥である」を開催します。
京都に拠点を置くアーティストの林智子は、京都の芸術系大学で染織を学んだ後、ロンドンに渡り、先端的なテクノロジーを援用しながら、人と人との間に生じる感覚やコミュニケーションをテーマにする作品を制作してきました。その後、アイルランドやスコットランドなどでの滞在を経て京都に戻った林は、豊かな自然と歴史に触れ、人の内なる自然と外に広がる自然とのつながりに意識を向けるようになります。
イタリアの詩人ジャコモ・レオパルディの言葉を展覧会名に冠する本展は、林のこうした関心に根差すものです。細かな粒子の夥しい集合が水気によって結び付けられた泥は、特定のかたちを持つことはありません。それは濁り、汚れたものと見なされる一方で、生命を育むこともあります。
そして、世界は泥である。本展で林は、世界を個と全体が有機的に結びつき、生命を循環させる運動と捉え、その中での私たちの生の在り方を思考します。私たちの内なる自然と外なる自然はどのように共鳴しているのか。本展では、社会的な秩序によって隠されている「形なきものの形」・「声なきものの声」と私たちが再び関係を取り結ぶことで、言語以前の感性を呼び覚ますことを試みます。

【関連プログラム1 アーティストトーク】

本展出品作家の林智子が、展覧会会場を回りながら、自作についてお話します。
出演:林智子(本展出品作家)
聞き手:安河内宏法(本展企画、京都芸術センタープログラムディレクター)
日 時:2024年 3月30日(土)14:00― 15:00(予定)
集合場所:京都芸術センター ギャラリー南
料 金:参加無料 (要事前申込)
■ 問合せ先
京都芸術センター
Tel:075-213-1000(10:00-20:00)

*上記以外のプログラムについても、現在、実施検討中です。
詳細が決まりましたら、お知らせします。

京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 Tel:075-213-1000

ギャラリー・パルク Gallery PARC

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堤 加奈恵
土から生えるもの 土に眠るもの


2024.5.25 (土) ~ 6.16 (日)
13:00 ~ 19:00 水・木休廊

Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2024年5月25日から6月16日まで堤加奈恵による個展の「土から生えるもの 土に眠るもの」を開催いたします。

ギャラリー・パルクでは初めてとなる堤加奈恵の個展です。 2011年に京都精華大学大学院を修了した堤加奈恵(1986年・京都市生まれ)は、以後、綴織によるタペストリー制作などに取り組んできました。しかし、2018年〜19年のフィンランド滞在を機に、日本で生まれ育った自らのルーツに興味を抱くとともに、身近な素材や日本の染織工芸品などを取り上げながら、自身で織った布を造形作品として発表するようになります。

堤は現存する染織技法に倣いながら、とりわけ布にまつわる「織る」・「染める」に着目した制作を続けることにより、一枚の布を成す様々な技法を知るとともに、その背景や歴史の変遷などを読み込みます。また、それら技術やプロセスが内包する感情や事象をテーマに作品をあらわすことで、染織と鑑賞者の間を媒介し、そこに多くの対話が起こることを目論見ます。
会場には「化学染料と天然染料」のあり方を眼差した作品などを含む新作4点をはじめ、近年の堤作品をあわせたおよそ15点ほどを展示します。

Statement

人の手により生み出されてきた、あらゆる類の布とそれを作るため蓄積された無数の技術。様々な染織技法を見聞きする中で、現在の生活基盤を作り上げるまでに変化し繰り返された手作業と奮闘の一片を、現存する染織技法を倣うことで垣間見ている。ここで遭遇する感情や事象をテーマにし、「染織品」と「鑑賞者」の間を視覚的に媒介する作品を、染織技法を用いて制作している。

堤 加奈恵

京都市上京区皀莢町287 堀川新文化ビルヂング2階   開廊時間:13時~19時 休廊日:水・木曜日 

GALLERY TOMO

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常設展

常設展を不定期で行っています。

作家:篠原猛史、近藤大祐、石原孟、宮岡貴泉、
   板垣旭、こうす系、杉谷一考、藤田薫、
   町田藻映子、皆吉経之、月乃カエル

展示・作品に対するお問い合わせは以下の連絡先までどうぞ。
GALLERY TOMO

京都市中京区寺町通丸太町東入る南側下御霊前町633 青山ビル1F Tel:075-585-4160 休廊日:月・火曜日

KUNST ARZT

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上田 愛 個展
まじないごと


Dress code No.134
2024
ブラジャー・レディースショーツ
H420mm×W250mm×D180mm

2024.5.11(土)〜 5.19(日)

KUNST ARZT では、2年振り5度目となる 上田愛の個展を開催します。
上田愛は、女性用下着で構築したオブジェを通して、 虚像と肉体の関係を考察するアーティストです。
連作「Dress code」(2017-)は、裁断していない、 商品そのままの女性用下着を縫い合わせたオブジェです。
本展は、女性用下着で神具と花を形づくり、 祭壇を構成します。
覗きに来てください。

(KUNST ARZT 岡本光博)

<アーティストステートメント>

幾つかの生物は種の保存のために 自らを装飾することで生存競争を勝ち抜いてきた。
人間もその一種だ。
しかし他の生物とは異なり現代に至るまで 人間の装身行為はエスカレートし、 独自の発展をなしている。
あくまで異性の目のためにあったコスチュームは 自らの快楽のためのものに変化した。
私はコスチュームを扱う作品を通して 古い身体感 から抜 け出した 新たな現代の身体を模索している。

 

水野智鶴 個展
父をみていた


Hidden parents
2023
1682×1188mm

2024.5.21(火)〜 5.26(日)

KUNST ARZTでは、初となる 水野智鶴の個展を開催します。
水野智鶴は、シルクスクリーン技法を通して、 信仰の在り方を考察するアーティストです。
作品は、アーティスト自身の信仰体験に基づいた 個人的なものではありますが、 独特のスタティックなシルクスクリーン技法は、 モノの存在の気配や感覚を 鑑賞者に喚起させる力があります。
本展では、これまで以上に深いレベルで、 自身の状況を俯瞰的に見つめ直すことから 抽出した作品で構成されます。

(KUNST ARZT 岡本光博)

<アーティスト・ステートメント+展覧会コンセプト>

私の価値観や物事の判断基準は、 生まれ持った性質が影響しながら教義によって 良いと定義された習慣や、信仰や宗教コミュニティによって 形成されているわけであるが、 その信仰が絶対的な存在になり得なかった時、 自分自身をどのように定義できるのだろうか。
制作で試みていることは、写真を用いて 作家自身の価値観や拠り所の揺らぎを 作品化すること、自身の状況を 俯瞰的に見つめることである。
立ち現れたイメージは緩やかに崩れ、 緩やかな再生を今も繰り返している。

 

清藤隆由 個展
move about


2024.5.28(火)〜 6.2(日)

KUNST ARZT では、8度目となる、 名古屋を拠点に活動する 清藤隆由の個展を開催します。
清藤隆由は、「成長すること/朽ちること」を カタチにしてきたアーティストです。
ミミズ、エイリアン、コロニー、果実、卵、骨、 細菌的なモチーフを、ユーモラスでかわいく、 たまに渋さを内包したオリジナルのフォルムで、 陶、3D、鉄、木、ガラスなど多様な素材を 自由自在に扱い表現しています。

(KUNST ARZT 岡本光博)

<アーティスト・ステートメント>

「もの」人知れずとしても時間とともに 成長したり朽ちていったりします。
いろんなものが一定方向に進んでいく。
この成長過程を切り取り、カタチにします。

京都市東山区夷町155-7 2F Tel:090-9697-3786 休廊日:月曜日

ギャラリー恵風  Gallery Keifu

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*今後周囲の状況を鑑み、変更することもございますので、ご来場の際はホームページやFacebookでご確認くださいませ。

 

〈1F・2F〉
山田修作・相見節子 展


2024.5.14(火)~ 5.19(日)

ー見て美しく使って美しい器ー
今回は器の展覧会です。
料理を作る時に想像力を刺激するような 食器を目指して制作しています。(山田)

- SPACE RED & GREEN -
このところの題材は起伏です。地面や水面に隆起や量塊が現れるように、油絵具のひと筆が線や面となって空間を刻みます。
絵画の限られた矩形に無限の広がりを認め、視線が呼び込まれるということも、ひとが外界を認識するということと同様なのかもしれません。ふと視線が誘われる空間を形作れればと思います。(相見)

 

〈1F〉
高岡美岐 個展


2024.5.21(火)~ 5.26(日)

スマートフォンの動画機能で撮影した八坂神社の風景と、行き交う人の流れ当時の風景への現在の自分の思い、印象を、絵具と筆を使って元の画面にじっくりと侵食させていき、新たな画面を作り上げる。(高岡)

 

〈2F〉
江原三保子 日本画展
Garden


2024.5.21(火)~ 5.26(日)

庭で過ごすのが好きでした。祖父が集め母が育てた四季折々の花咲く実家の庭。
湿った校舎裏や化石の出る溜池も私にとっては庭の一部で、そこはどこまでも広い世界へ繋がっていると信じていました。
やがて、それらの場所がなくなっても私の心には庭ができていて、植物を描くようになってからは縁結んだ植物が移植され、空高くオリーブ茂り百日紅やミモザ咲き誇る地面は今も広がり続けています。
少し立ち寄って遊んでいってはみませんか。ようこそ、私の庭へ。 (江原)

 

〈1F〉
下 千映子 展
れ・い・ん・ど・ろっ・ぷ・す 24


2024.5.28(火)~ 6.2(日)

京都で5年ぶりの恵風さんでの個展です。
98年から「れ・い・ん・ど・ろっ・ぷ・す(雨だれ)」をテーマにアクリル絵の具で制作。
年々変化、進化していく雨だれを楽しんでください。
紙、布の素材を生かした雨だれを表現しています。
色、形なき雨。
草、木、花、人、全ての生き物に、なくてはならないもの。
命の恵みと愛おしさを感じ、楽しめる空間にしたいと思います。(下)

 

〈2F〉
清水啓史 陶展


2024.5.28(火)~ 6.2(日)

昨年の清水六兵衞、清水宏章との3人展に続き今年初めて個展をさせて頂く事になりました。
大学院では植物の研究し、卒業後大阪の繊維メーカーに3年間勤め現在陶芸の活動をしております。
日頃は青い器、三島の器を中心に作陶しておりますが今回新たな試みとしてろくろを利用した白と黒の練り込みの器を展示いたします。
まだまだ未熟な点も多々ありますが楽しんで見て頂けたら幸いです。(清水)

京都市左京区聖護院山王町21-3 TEL:075-771-1011 休廊日:月曜日

2kw gallery

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小倉正志 展
CHAOS


2024.5.4(土) 〜 5.26(日)
月・火・水 定休 最終日は17時終了

現代社会は新たなる変貌を遂げ、都市空間は膨大な情報がもたらすグローバル化した世界の中で、人間が個としての存在感の希薄な時代に直面しています。世界は電脳都市として日々進化し、対人間ではなく、スマートフォンやパソコンのコンピュータを介したコミュニケーションと、管理化された ID とパスワードによる社会システムが個人の証明となるのです。ポジティブに考えるならば、人間は手のひらの操作で日常を生きています。

私は都市をテーマに作品を描いてきたのですが、時代の変貌を見つめていると、仮想空間の存在が高まる今日、抽象画の存在感がより際立つ時代ではないかと思います。制作活動をスタートした当初は、都市の象徴としてのビルディングを線状に描いた画面が印象的でした。私の絵画としての在り方も変容し、21 世紀に入り、表層空間としての都市は、ハイクオリティのビルやタワーが森のように都市を覆い、可視化できない人間の感情もそこには息づいています。私の作品もビルディングの表現そのものから、より抽象的な形に変化し、都市に存在する「増殖する欲望の連鎖」をキーワードにした作品を表現していきたいと考えています。

今回発表する作品は、形としての都市ではなく、可視化できない感情=心を表現しています。画面に抽象的に描かれる遺伝子のようなドットの連なりは、人間の欲望を表しています。私の電脳空間にフィクションとしてイメージする都市には、欲望の遺伝子が浮遊し、それが都市に潜んでいるのです。
色彩と形を媒体にそこから変化していく作品は、今までにないプロセスを経て完成させました。30 年近く制作していると、オートマチックに作品のプロセスが流れていきがちですが、それは制作活動における、自分に潜在的にある色彩や、構図の定着のされ方に影響するものと思われます。

制作活動 28 年、新たな作品に向かう節目になると感じています。

小倉正志

滋賀県大津市音羽台3-29-1 TEL:090-5241-8096 休廊日:月・火・水曜日

Gallery G-77

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KG+
アンナ・ハヤット & スラヴァ・ピルスキー展覧会
「Existence」(存在)


「人形」2023
ポラロイド写真、ライスペーパー
84 x 105 cm

2024.4.13(土) ~ 4.28(日)
11:00 ~ 18:00 (月曜日休み)

「ギャラリー G-77 は、プログラム KG+ (Kyotographie 2024) の一環として、イスラエル人写真家のアンナ・ハヤットとスラヴァ・ピルスキーによる「Existence」というタイトルの展覧会を開催します。

スタジオの内外で撮影された大判の白黒ポラロイド写真を通して、彼らはトラウマ、自己犠牲、そして現在進行中の戦争とテロの影響を深く受けているイスラエル社会における人生の脆弱さというテーマを探求しています。 彼らの作品は、厳格なドキュメンタリー表現から離れ、現在の出来事と共鳴する比喩的なイメージを構築します。 一貫したスタイルとテーマで統一されたこの展覧会には、ルネッサンスの美学と現代の写真を融合させたメインシリーズ「My Personal Jesus」が含まれます。 10月7日のテロ攻撃を受けて、アーティストたちは直接的なアプローチを反映した新作を作成し、共感と思索を呼び起こします。 素材や技術を試しながら、彼らは歴史的な遺物のように見える写真を作成し、時間の経過を伝え、見る人の経験に興味をそそる層を加えます。

京都市中京区中之町73-3 Tel:090-9419-2326 休廊日:月・火曜日

現代美術 艸居

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<艸居>

 

林秀行 回顧展


林秀行
背のびする丘
1995

H90 x W50 x D26 cm
H35.4 x W19.6 x D10.2 in.

2024.5.17(金)〜 6.15(土)

この度、艸居にて「林秀行 回顧展」を開催いたします。

惜しくも2024年3月29日に87歳で逝去されました林秀行は日本の陶芸界で長年にわたり活躍し、多くの人々に愛されてきました。彼の作品は、独自のスタイルと技術を持ち、日本の伝統的な焼き物文化と現代のアートシーンを融合させたものとして高く評価されています。本展では50年を渡って過去の代表的な作品と最新作品が展示されます。オブジェ作品からお茶碗、器まで約90点以上の作品が展示されます。

林は、陶芸界で革新的な動向を生み出した「走泥社」のメンバーの一人として、また、オブジェ作品を通じて現代陶芸の牽引者として活動してきました。彼は、陶芸の世界における職人の価値や重要性を強調し、日本の焼き物文化における役割や責任についても語ってきました。日本の焼き物文化が日常生活に密接に関わっていることや、文化の多様性が京都の焼き物文化に反映されていることを強調してきました。彼は、焼き物に携わる者として、文化の継承と発展に貢献することの重要性を認識してきました。

これまで前衛的なオブジェ作品を数多く制作し、オブジェ作品を作る際に、几帳面な計画よりも直感や手での作業に重きを置いてきました。彼は、合理性や効率性を追求する世の中において、自らの作品作りのスタイルが逆行していることを認識していましたが、その逆行こそが面白いものを生み出す源泉であると考えました。

本展は、日本の陶芸界だけにとどまらず重要な展覧会となることでしょう。作品を通じて、彼の芸術的な遺産を賞賛、彼の長年の功績を称えることができる貴重な機会になれば幸いです。

<艸居アネックス>

 

小池一馬
Paintings and Sculptures


小池一馬、《BC240122》
2024

H34 × W20 × D15 cm

2024.5.16(木)〜 6.27(木)

艸居アネックスでは、小池一馬の個展「Paintings and Sculptures」を開催いたします。 小池は、画家・彫刻家として現在大阪を拠点に活動しています。各地の偶像をモチーフに作られる黑い陶の彫刻で知られている小池ですが、2018 年以前はペインティングやドローイングを中心に発表をしていました。「Paintings and Sculptures」と題された本展では、黑い陶の彫刻8点に加え、新作のペインティングを7点展示いたします。

小池は近年、世界的に活躍するペインターたちと二人展を開催する機会に恵まれました。香港の AISHONANZUKA で、Djordje Ozbolt 氏(2023)と Jordy Kerwick 氏(2024)、デンマークの HAGD Contemporary で Henrik Godsk 氏(2023)など、彼らの個性的なペインティングと自身のセラミック彫刻を合わせて空間を作ることが、小池にとって絵画について考える重要な機会となりました。

本展では 2024 年に入ってから制作が開始されたペインティングシリーズ 「Garden」が初めて公開されます。小池の母方の家族は代々、造園業を営んできました。庭に強く興味を持ち、造園の仕事に携わったこともある小池は「庭をモチーフにした絵画」を作りたいと⻑年構想してきたと言います。

本展では、これまで以上にペインティングと彫刻の関係性を意識した展示をめざし、空間を創造します。艸居アネックスでは、初の個展となるこの貴重な機会に是非ともご高覧いただければ幸いです。

京都市東山区元町381-2 Tel: 075-746-4456 開廊時間:10:00AM- 6:00PM 休廊日: 日・月曜日

京都 蔦屋書店

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<5F エキシビションスペース>

 

大岩オスカール 個展
「ライトショップ」


《Light Shop 3》2023 Oil on canvas/122×148 cm

2024.4.26(金) ~ 5.15(水)

主催:京都 蔦屋書店
入場:無料

大岩オスカールは1965年ブラジル・サンパウロ生まれ。1989年にサンパウロ大学建築学部を卒業後、東京、ニューヨークと拠点を移しながら制作活動を行っています。大都市での生活体験をもとにしてそれぞれの土地の環境や社会問題をテーマに、風刺やユーモアを交えた俯瞰的でダイナミックな絵画作品は、国際的にも高い評価を得ており、国内外の美術館にも多数作品が収蔵されています。

今回の京都 蔦屋書店での個展は「ライトショップ」と題しています。健康な体を作りあげるためには食べ物が重要なように、心の栄養となる「精神的な食べ物」とはどんなものか、それを提供するお店とはどんなものかという想像をもとに作品の物語は展開されます。 日本の風景としてなじみ深い、灯のもとに人々が集まる小さく心地よい場所として「屋台」も制作、会場に設置されます。大岩オスカールの描く暖かく優しい光に包まれて、心を満たす鑑賞をご体感ください。

<アーティストステートメント>

ライトショップ
私の日常は毎日忙しいですが、気分転換のためによく料理をします。ニューヨークに住んでいるため、外食は量が多くて味付けが濃く、高い。一杯のラーメンでも3千円以上かかることもあります。そこで、健康を考えながら、平日料理をするときは40分以内で作れるものを心がけ、週末は1時間ほどかけて料理をします。大体の物は作れます。
物理的に良く食べることで体の健康を維持しようとしていますが、人の健康を維持するためには精神的にも良いものを「摂る」ことが重要だと思っています。では、精神的な栄養を視覚化するとどのようなものになるでしょう?光のような、煙のような、微かな存在のようなもの、形のないものではないかと思います。
この世の中には物理的な食べ物を売るお店は多いですが、精神を育てる栄養を提供するお店は少ないと思います。現代社会では、物理的な食べ物が得られない人も多い中、精神的なケアにアクセスをする余裕のない人が大勢いると思います。今回の「ライトショップ」シリーズでは、この精神的な食べ物を提供するお店を想像しました。

大岩オスカール

<6F ギャラリー>

 

井村一登 個展
「明晰鏡」


《wall-ordered horizon #2》H500mm×W500mm×D100mm,
ガラスミラー, アルミミラー, LED, 額縁,2024年
(photo by Kenryou Gu)

2024.4.27(土) ~ 5.14(火)

入場:無料

井村一登は1990年京都市生まれ。2015年に京都市立芸術大学総合芸術学科を卒業し、2017年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻を修了しました。歴史の中で素材や技法が発展し、多様化している「鏡」をテーマに、人と鏡の関係性や歴史、そこから生じる現象を探求しながら、独自の技法で作品制作をしています。
紀元前の遺跡から出土される黒曜石から、現代の光学機器、全国各地の素材に至るまで、鏡面にまつわるあらゆる要素を追求することで「自身の内面しか知らない自身」、「自身の外見しか見えない他者」の二者の間にあるコミュニケーションから鏡の再現性まで多面的にアプローチします。

本展は、井村が生まれ育った京都での初めての個展です。網羅的な制作、リサーチをする一方、自身が視界に映る景色を鏡として捉える現状を「明晰夢」のように捉え、鏡像側の自身の意識に触れるように「明晰鏡」と題しました。井村がアーティスト活動を開始してからこれまでに制作してきた様々な形状の「鏡」の作品を合わせてアーカイブ的に展示いたします。異なる性質を持った鏡同士が新たな秩序を持った鏡像の反復を作り、数列の可視化をコンセプトに制作しているシリーズ「wall-ordered」の新作をはじめ、トルコ、チャタル・ヒュユクの遺跡で出土した黒曜石の鏡をモチーフとした「loose reflection」、“魔鏡”の製法に着目し、今は見えない裏面の情報を表面に映しだした「invisible layer」シリーズの作品も展示します。鏡と人間の関係が変遷してきた長い歴史、その一歩先の様々なアイデアによって追求し続ける井村の世界観を、是非会場にてご体感ください。

京都市下京区四条通寺町東入ニ丁目御旅町35 京都髙島屋S.C.[T8]5・6階
Tel: 075-606-4525 営業時間:10:00~20:00 (不定休)

美術館情報

京都市京セラ美術館
新館 東山キューブ

京都市美術館開館
90周年記念展
村上隆
もののけ 京都
2024.2.3(土)-
9.1(日)



京都市京セラ美術館
ザ・トライアングル

嶋春香:仮縫いと野良仕事
2024.3.5(火)-
6.23(日)


嶋春香
《移ろいの庭 scene #1》
2024年


京都市京セラ美術館
本館
北回廊・南回廊1階

パリ ポンピドゥー
センター
キュビスム展
―美の革命
ピカソ、ブラックから
ドローネー、
シャガールへ
2024.3.20(水・祝) -
7.7(日)



京都国立近代美術館

没後100年
富岡鉄斎
2024.4.2(火)-
5.26(日)


美術館「えき」KYOTO

高砂淳二写真展
-この惑星(ほし)の
声を聴く-
2024.4.6(土)–
5.19(日)


バオバブ/マダガスカル
©Junji Takasago


生誕150周年記念
菱田春草と
画壇の挑戦者たち
—大観、観山、
その後の日本画へ
2024.5.25(土)–
7.7(日)


菱田春草 《朝之牡丹》
1906年 水野美術館所蔵


京都文化博物館

<4・3階展示室>
特別展
松尾大社展
(まつのおたいしゃ)
みやこの西の
守護神
(まもりがみ)
2024.4.27(土)-
6.23(日)



京都国立博物館

特別展
「雪舟伝説
―「画聖」の誕生―」
2024.4.13(土)–
5.26(日)