◆展覧会についての最新情報は、各ギャラリーのサイトでご確認ください。

イムラアートギャラリー京都 imura art gallery Kyoto

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「CUBE 樂雅臣彫刻展」


左:Cube Crack h.155 w.180 d.175 2023 神武岩
右:Cube 石器 拾壱 h.150 w.173 d.173 2023 神武岩
撮影:伊藤 信

2024.1.16 (火)~ 2.24 (土)

このたび、京都を拠点に活動する彫刻家・樂雅臣の個展「CUBE 樂雅臣彫刻展」を開催いたします。イムラアートギャラリーでは2017年以来、7年ぶりの個展開催です。

樂雅臣は、茶の湯の歴史とともに茶碗師として450年以上の時を重ねてきた京都・樂家、その第15代樂吉左衞門の次男として京都に生まれました。東京造形大学大学院を卒業後、樂家より独立し、彫刻家として活動。石を彫刻することで人工物として支配する事なく、自然をいかし、造形と共存した作品を表現します。これを「石の中に表現を、表現と共に自然を」という自身の言葉に込めて、制作しています。20代では生命の摂理を表現した「輪廻」、30代ではくちばしをモチーフにした鳥が運ぶ輪廻「Stone box」、40歳を迎えた2023年、同じく輪廻をテーマにしながらも、石を焼くという新しい手法で石の表現を広げた「石器」シリーズを発表。作品の姿、形は変わりながらも、創作の根底にある「循環」というコンセプトと「自然を思いながら制作をする」という感覚は変わることはありません。

本展では、新たに神武岩(溶結凝灰岩)を用いて制作された彫刻作品「Cube」と「Crack」を中心に、約10点を展示いたします。「Cube」は、物質を立方体で表した彫刻作品です。神武岩(溶結凝灰岩)を立方体の形状にし、焼成することにより歪みや割れが生じ、新たな形状へと変化します。物体の進化を表すとともに、過去の痕跡も表した作品です。また「Crack」も「Cube」と同様に、永久的物質の象徴である石を焼成し、割れを生じさせることにより、「反永久」を表現した作品です。樂は「反永久」について「常に変化を繰り返す自然の摂理の中で、『永続的』に維持されるものは何もない。現在目にする物質は過去からの進化・変化の過程であって、未来への途中にある。一時的に維持されている光や空気、水、石さえ、留まることのない変化を繰り返している。つまり存在と命は『反永久』、そして『輪廻』、そして『循環』」と語ります。会場で作品と対峙するとき、石を彫り、焼き、時には磨くことで生まれる独特な表情、自然物から生み出されていく作品に込めた彼の思いを感じていただけますと幸いです。

京都市左京区丸太町通川端東入東丸太町31 Tel:075-761-7372 休廊日:日・月曜日&祝日

同時代ギャラリー DOHJIDAI GALLERY of ART

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〈ギャラリー〉

 

FLASH
城 愛音


2024.2.20(火)〜 2.25(日)

あの風の色、光、温度、季節感。
絵を描くとき、「その時」に感じた印象を思い出しながら、ひとつずつグラデーションに置き換えている。私の場合、何気ない日々の出来ごとは色で記憶されやすい。
疾走、焦燥、軽やかさを感じながら、眼が冴えるような色を紡いでゆく。これらの集積が、反射光や硬質な眩しい光にみえてくる。どこまでも個人的で、輝くような透明な時間を、絵の中にとどめておきたい。

京都市中京区三条御幸町南東角 1928ビル2階 Tel:075-256-6155 休廊日:月曜日

エンアーツ eN arts

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Transmutation
松田啓佑 個展


UNTITLED
2023
158x227mm
acrylic color on paper
©keisuke matsuda

2024.2.16(金) – 3.10(日)
会期中 金・土・日 12:00-18:00
アポイントメント承ります 入場無料

目の前の現実を絵画に変換しようとしています、数年前から陶芸の立体作品も作るようになり世界のイメージは次元を問わないことに気がつきました。それを踏まえた上で絵画での表現を探求し発表したいと考えています。

松田啓佑


2024年2月16日 金曜日より松田啓佑個展を開催します。
大胆で潔い筆の運びや画面の埋め合わせを一切しない独創性を有する松田作品は抽象画としてカテゴライズされがちです。しかし、松田氏は「『目の前にある自分の世界』を可能な限り正確に写し描いている」と言います。すなわち彼の作品は具象画。彼を取り巻く環境の変化、様々な体験や移りゆく心情が凝縮された松田氏だけに観得る「目の前にある自分の世界」をあるがままに描写しているのです。ただその「世界」は彼の脳裏に於いても泡沫の如く現れては消えゆく・・・それ故に迷うことなく瞬息でその世界を観たままに描き留めねばなりません。こうして唯一無二の存在となる松田作品は創出されるのです。近年松田氏は陶芸にも興味を抱き、彼の「世界」を陶芸作品にも投影するようになりました。平面と立体の相互関係を模索しながら、独自の世界をさらに展開してゆく松田啓佑の個展を是非お楽しみ下さい。

京都市東山区祇園北側627 円山公園内八坂神社北側 Tel:075-525-2355 開廊日:金・土・日曜日

ギャラリー16 galerie16

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鷹木 朗 展


2024.2.13(火) 〜 2.24(土)

例えば遠くの木立を眺める。
ここからは、ただ淡くグレーがかった壁のように見えている。
よく見ればそこには一本一本の樹木があり、無数の枝葉があるのだろう。
キャンバスの上でいくつもの線状がいくつもの色彩で重なる。
次第にその重なりは壁のように平坦に塗り込められていく。
そして、それは無限の彼方に遠ざかっていくように感じられる。

鷹木 朗

 

塩賀史子 展
彼方の庭-永遠のひとつぶ-


2024.2.27(火) 〜 3.9(土)

<アーティスト・ステートメント>

庭園の起源は、人間が此の世の中に彼の世ー冥界の楽園ーを造形し具現化しようとする試みだった、という説があります。
木々や草花が光に照らされた光景の美しさに目を奪われる時、私はその説を思い出し、目に見えるこの世界が、見えない向こう側の世界とつながっていることを感じます。
私が描く題材としている、それらの光景は、私にとって広い意味での「庭」であり、それらを注意深く観察し描くことで、生命の神秘と、輝きの中に潜む彼方の世界への想像を表現することを目指しています。

2024年2月 塩賀史子

京都市東山区三条通白川橋上ル石泉院町394 戸川ビル3階 Tel:075-751-9238 休廊日:月曜日

ヴォイス・ギャラリー MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w

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現代美術二等兵
「ギンギラギンにあてもなく」
(同時開催:駄美術クリアランスセール)


「逆銀歯」


「銀シャリ3種」

part 1:2023.12.13(水)~ 17(日)
      *初日 13(水)のみ16~19時
      *14(木)~17(日)13~19時
part 2:2024.1.9(火)~14(日)
      *9(火)~13(土)13~19時
      *最終日 14(日)のみ13~17時

磨けば光るかも!と己の僅かな可能性を
あてもなく信じた時代も過ぎ去り
見せかけのメッキが剥げるのを恐れている間に三十数年。
今ではすっかり頭がハゲた現代美術二等兵が、
輝いて見えるものや、見た目まぶしいものに惹かれて作った駄美術がさりげなく並びます。
更に、奥の部屋では思いつき系新作を数点展示。
そして更に過去作品の中でも、ちょっと微妙な駄美術を
お求めやすいセール価格で展示、販売します。
豪華2本立ての駄美術展、ぜひお運びください。(現代美術二等兵)

京都市下京区富小路通高辻上る筋屋町147-1 Tel:075-341-0222 営業時間:11時~19時 休廊日:月・火曜日

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

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SPECIAL EXHIBITIONS
京都市立芸術大学移転記念事業
久門剛史
「Dear Future Person, 」


ジャミール・アーツ・センター(ドバイ)での展示風景
2023年
サイズ可変
撮影:久門剛史

2023.12.16(土)〜 2024.2.18(日)
休館日:月曜日(1.8、2.12は開館、翌火曜日(1.9、2.13)を休館)
    年末年始(12.29(金)-1.3(水))

主催:京都市立芸術大学
協力:オオタファインアーツ
企画:藤田瑞穂(@KCUA チーフキュレーター/プログラムディレクター)

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAは、2010年より拠点としていた堀川御池を離れ、2023年10月にオープンした京都駅東側エリアの本学新キャンパス内にて活動することになりました。新たな展示室での記念すべき最初の展覧会として、気鋭の美術家、久門剛史(1981年京都府生まれ、京都府在住、本学彫刻専攻出身)による個展を開催します。

久門は、自らの体験を通じて自然、地球、そして宇宙と人間との関係を考察し、それらに着想を得た音、光といった無形の事象と造形物で構成するインスタレーション作品を中心とした制作活動を続けてきました。非常に繊細でありながらもスケールの大きな事象を感じさせる豊かで巧みな表現によって、鑑賞者個々の身体感覚に訴えかけ、潜在的な意識への気づきをもたらす作品は国内外で非常に高く評価されています。

本展は、久門にとって出身地であり、活動拠点でもある京都での初個展となります。首都の喧騒から少し離れて、古くからの人間の活動の記憶をとどめる京都に身を置き、また日本最古の芸術大学である本学にて、独自の哲学をもって制作を続けるさまざまな表現者と出会い学んだことは、久門の感性をさらに研ぎ澄ませ、その表現に深みを与えてきたと言えるでしょう。緻密にプログラムされた空間と事象の構成の巧みさを強調されがちですが、他の追随を許さぬ造形力の高さ、制作過程においても一回性、唯一性を貫くその精神こそが、久門作品に並ならぬ緊張感を与える最も重要な要素の一つとなっているのです。

本展では、新しい@KCUAの展示室に合わせて構成された、唯一無二の大規模なインスタレーションが展開されます。それはタイトルにあるように、思考と表現を深め、各々の瑞々しい感性で世界を捉えようとする活動の場である芸術大学を舞台に、久門が一人の表現者として「未来の人」へ向けた壮大なメッセージとも受け取れるかもしれません。その作品世界に対峙するとき、現代に生きる私たちのそれぞれの現在地、そして来るべき未来について、あらためて考えるきっかけがもたらされることでしょう。

京都市下京区下之町57-1 京都市立芸術大学 C棟1F Tel:075-585-2010  休廊日:月曜日

MORI YU GALLERY 京都

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黒田アキ 近藤髙弘
「BLUE」


Takahiro Kondo 《MONO-BLUE》
2023 ceramic


Aki Kuroda 《Untitled》
2023 324.2×324cm mixed media on canvas

2023.11.10(金)~ 2024.2.24(土)
会期中の金曜・土曜日(1PM -6PM)開廊、アポイントメント制となります。

MORI YU GALLERYはこの度、京都に開廊いたしまして23年目を迎えることができました。
改めまして、皆様方からの日々の温かいご支援ご厚情に心より感謝申し上げます。
弊廊の新たな試みといたしまして、2023年10月28日にVIEWING ROOMをオープンする運びとなりました。このスペースは普段は開廊しておりませんが、所属作家の過去作などをご高覧いただく場として、また年に数回の特別展を開催する予定でございます。

今回はオープン記念といたしまして、黒田アキ氏と近藤髙弘氏の「BLUE」展を開催いたします。お二人は約30年前に近藤氏がひいた器に黒田氏が絵付けをしたことをきっかけに交流が始まりました。私もお二人とお会いしてからの数十年間、現在に至るまで数度にわたりコラボレーションをしていただきました。黒田氏のblueは隣人であったミシェル・フーコーが好きだった「官能的なBLUE」であり、その深淵さは多くの人を魅了してきました。また近藤氏のblueは、近藤悠三から引き継がれた近藤blueです。今回の展覧会では、お二人ともまた其々に新しい「BLUE」を創出しておられます。
今回それぞれ10数点ほど出展される作品群は、全て新作となります。お二人の圧倒的な世界観をご堪能ください。

場所:〒602-0007 京都市上京区下清蔵口町133−17
   075-950-5230

京都市左京区聖護院蓮華蔵町4-19 Tel:075-950-5230 休廊日:月曜日・火曜日・祝日

ギャラリー ヒルゲート  Gallery Hillgate

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〈1F・2F〉
田島征彦 新作絵本
「花見じゃ そうべえ」原画と
曽我蕭白より GAMA仙人シリーズ」

2024.2.20 (火) ~ 3.3 (日)

◆夜話市民講座
講師 田島 征彦 (染色・絵本作家)
「絵本『つしま丸』制作、取材を始める」
2月23日(金・祝) 18:00~19:30
ギャラリー1F
参加費1,000円(学生500円)
定員35名(要予約)

 

〈1F〉
悠画会「5人の日本画展」

2024.3.5 (火) ~ 3.10 (日)

〈出展作家〉
清河滋子 赤井美津子 藤本達子
村田美智子 朝来恵子

京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)で共に学んだ5人の日本画展です
是非ご高覧下さいますようご案内申し上げます

 

〈2F〉
吉田恵利子 絵画個展
~風のしらべⅪ~

2024.3.5 (火) ~ 3.10 (日)

世界にふきわたる風
愛とやさしさと安らぎをはこぶ風
風のしらべをあなたに

 

〈奥庭空間〉
葛本康彰 個展
流れの途中、その名残り

2024.1.9 (火) ~ 6.23(日)

“人間の作為” と “自然の現象”の双方から素材に関わる独自の手法で彫刻制作を行う。 廃材などの収集物を用いたインスタレーションや、「里山」を舞台にした野外芸術企画の運営などを通して、“人間と外界の関係性” について考察している。作品制作のさなか、自然現象の作用によって素材の獲得するフォルムやパターン、テクスチャーは私たち人間の目には見えない世界の存在を示唆するものなのかもしれない。自然現象をはじめとした、身の回りに当たり前のように存在する物事やそれらを知覚している身体への好奇心や想像力を回復し、人間本位の視点を自覚し直すような場を提示したい。

京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町535番地 Tel:075-231-3702 休廊日:月曜日

京都芸術センター Kyoto Art Center

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<ギャラリー北・南>

 

当意即妙 ー芸術文化の抵抗戦略




《Masking/Unmasking Death
死をマスクする/仮面を剥がす》
2022 撮影:冨田了平


3 AM Performance Art Collective

2024.1.12(金)〜 2.19(月)

ミャンマーで起きたクーデター以降に生じたアート、映画、音楽など、さまざまな文化実践から生きる希望を見出し、政治・社会的困難と文化のあり方を考えるための展覧会。 Co-program2023カテゴリーB採択企画。

出展作家:
Masking/Unmasking Life
3 AM Performance Art Collective
WART
ドキュ・アッタン
Yangon かるた

主催:居原田遥、京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
入場無料・予約不要

当意即妙(とういそくみょう):その場にうまく適応したすばやい機転。当座の機転。仏語の「当位即妙」が語源とも言われている。

人は誰しも、生きていくなかで、予期せぬ出来事や困難に直面します。それは当たり前だった日常や穏やかな生活が壊れてしまうようなものかもしれません。
それは、社会の大きな力によって引き起こされ、自分一人の力では、どうにも解決できないかもしれません。そうしたときに、すばやく、的確に、自分の出来ることで「なにか」する。絶望的な状況に対して、ユーモア溢れる、希望となるアクションを起こす。アートをはじめとする文化実践(Cultural Practice)には、そうした現実――絶望的な世界――に対し、未来のための「一手」となる可能性があると信じています。
2021年2月、ミャンマーではクーデタが起こりました。それは、さまざまなかたちの暴力を生み出しました。そうした暴力は、いまなお人々を、そして人々が願う希望や平和を脅かしています。しかし、そこには抵抗を示し戦い続け、願いや想いを声にし、あるいは言葉では表せない「なにか」を表現し続けているひとたちがいます。
そうした状況をふまえ、3つの目的を掲げます。

ひとつめに、ミャンマーのクーデター以降、さまざまな暴力と戦うひとたちともに。これからの方法を考えていきます。
ふたつめに、ミャンマーのクーデターがもたらした暴力やその実態を知ること、そしてそこで希望となるひとびとにあまり出会う機会がなかったひとたちとともに。知らないことから導き出す新しい希望を考えていきます。
みっつめに、アートをはじめ文化実践(Cultural Practice)を通じて、絶望的な世界や社会的・政治的課題や困難と向き合い、それらを活用・応用したいと思うひとたちともに。世界と向きあう方法―戦略―を見出していきます。

そして、あらゆる人たちと共に思考するための機会となることを目指します。

居原田遥(本展企画者)

*連動企画・イベント詳細はhpからご確認ください。

京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 Tel:075-213-1000

ギャラリー・パルク Gallery PARC

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野田凉美
供養


2024.2.1(木) ─ 2.25(日)
13:00 ─19:00
水・木休廊(2月1日は開廊)

Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2024 年2月1日[木]から2月25日[日]まで、野田凉美による個展「供養」を開催いたします。

野田凉美(のだ すずみ)は、1980年代より現在まで、おもにデザインやアートの領域での制作・発表活動を続けるアーティストであり、2006年より川島テキスタイルスクールのディレクター(現在はアドバイザー)、2012年より京都造形芸術大学特任教授(17年まで)、2017年より京都市立芸術大学特任教授(〜22年まで)を務めるなど、後進の指導においても大きな役割を担ってきました。

本展は「供養」をテーマに、現在まで国内外において精力的に活動を続ける野田凉美の新作・近作およそ20点あまりにより、現在の野田の仕事やその眼差しの先を窺い知る機会となるものです。
なお、野田は同時期にギャラリー・パルクと同会場にある NEUTRAL『Contemporary Textile Art MINIATURE WORKS -THE KYOTO- vol.3』(2月3日まで)や、京都国立近代美術館で開催されている『小林正和とその時代—ファイ バーアート、その向こうへ』(3月10日まで)にも作品を出品しております。こちらもあわせてご覧いただければ幸いです。


Statement

供養
私は、消耗品、ラベル、不要品など身近で手に入れやすい素材を使う。
街に住み、現代を生きる私にとってそれは合理的で自然なことだ。日常のありふれたものから、人は何を失い、何を欲しているのか、大切なことは何かが見えてくる。かつて西陣織に欠かせなかった紋紙は、デジタルデータへと移行し、金銀平箔は、分業の職人技から無駄のない工程のプロダクト製品へと変わり、物質性の低い情報社会となりつつある。また、大量の薬のパッケージは脅迫的健康長寿社会を象徴しているかのようだ。

編み技法は、穴で構成されているので柔軟性に富み、解いて再使用できるので、モノを増やしたくない私にとって好都合の技法と言える。しかし、出来上がったモノはいずれゴミと化すなら恐ろしいディレンマを含んでいる。
つくることをやめられない私は、せめて先人を敬い供養する慎みを忘れずにいたい。

一本の糸から穴をつくり続けていく単調な行為は、私にとって現生の欲や呪縛から逃れ、自由に浮游するための時間だ。
どんな時にも穴をつくれば風通しが良くなり、柔らかで澄んだ思考と精神が得られる。また、穴をつくることは、付け入る隙を与えるということであり、それはちょっとした綻びのような魅力がある。

京都市上京区皀莢町287 堀川新文化ビルヂング2階   開廊時間:13時~19時 休廊日:水・木曜日 

GALLERY TOMO

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常設展

常設展を不定期で行っています。

作家:篠原猛史、近藤大祐、石原孟、宮岡貴泉、
   板垣旭、こうす系、杉谷一考、藤田薫、
   町田藻映子、皆吉経之、月乃カエル

展示・作品に対するお問い合わせは以下の連絡先までどうぞ。
GALLERY TOMO

京都市中京区寺町通丸太町東入る南側下御霊前町633 青山ビル1F Tel:075-585-4160 休廊日:月・火曜日

KUNST ARZT

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小松可奈子 個展
おママごと


血となり肉となる
2023
赤の刺繍糸、ピンクのTシャツ
60cm×67cm

2024.2.20(火)〜 2.25(日)

KUNST ARZTでは、2年ぶり4度目となる小松可奈子の個展を開催します。
小松可奈子は、慣例や習慣から感じた違和感を毒気を含んだユーモアでポップに昇華させるアーティストです。
コロナ禍の中での妊娠出産をテーマにした前回の個展に続き、 本展では3歳になった子どもの40代ママとしての日常体験をベースに展開します。
そこには家父長制、ジェンダー・・・ 様々な問題が透けて見えてきます。

(KUNST ARZT 岡本光博)

<展覧会コンセプト>

子どもを産んで、気がつけば3年目。
それでも自分に向けられた「お母さん」呼び、 「〇〇ちゃんのママ」という言葉をすんなりと受け入れられないことがある。
「家族」だから、「親子」だから、 という考え方もいまだに苦手である。
「お母さん」という仮面は、 いつになったら私に染み込むのかしら。
(気づいていないだけでもう染み込んでいる?)
公的な書類を提出するとき、 妻である私の名前で申請しても 「世帯主」である夫の名前でなければ受理されないことがあるのは何故?
女である私が子育てを担うのがそもそも当たり前なのだろうか。
子が絵本の登場人物を「これは男の子?女の子?」と聞いてくることにちょっとイライラする。
女の子がピンクで男の子が青で、 女の子がスカートで男の子がズボン、 みたいな常識って何?
女の子らしく、男の子らしく、ってなんなの?
(とはいえ子がいつの間にかピンクを好むようになっていたなぁ)
仕事をしていて、子どもの病気で休まなきゃいけない時のあの行き場のない罪悪感って一体何なんだろうか。
子どもへの教育がわからない、自分も大した人間でもないのに。
トイレトレーニングが進まない。どうしようかな、 でも調べるのもだるいなぁ。
良い「母親」って何だろうな。
こんなことにいちいち気になる私は気にし過ぎなのだろうか?
私の頭の中はこんな感じ。
いつまでたっても「おままごと」してるみたい。
「ママ」の真似事をしてるみたい。

 

カンダ シンジ 個展
エキゾチックユーレイ


エキゾチックユーレイ
2018
6×8cm

2024.3.2(土)〜 3.10(日)

KUNST ARZT では、昨年に引き続き5度目となる、 カンダシンジの個展を開催します。
カンダシンジは、細密描写を武器に シュールな世界観を表現するアーティストです。
本展は、心の中の風景、 心象スケッチで構成する予定です。
今年から拠点を生誕の地である京都から 実家の北海道へ移しての初個展となります。
また、カンダシンジは、ポケモンカードの イラストレーターとしての顔も持っています。

(KUNST ARZT 岡本光博)

<アーティスト・ステートメント>

私にとって絵を描くということは自分の体に息づく 「リズム」を認識することだと言えます。
日常の生活の裏側で私の表面的な性格や思想や 社会的立場とは関係なく、心臓の鼓動のように脈打つリズム。
そのリズムに静かに耳を傾けるとき、化石になって埋 もれていた数えきれない記憶の断片が見えてきました。
鮮明だったディティールは忘却の波に削られ、 記号的でプリミティブな姿で横たわる記憶の化石たち。
化石になった記憶が燃えている。
青白い炎の中、ゆらゆらと立ち上るイメージたち。
その現場を描き記したイメージ図。
私はそれを「イメージズ」と呼ぶことにしました。

 

亀田ひなた 個展


imaginary dog 1
2022
絹 酸性染料
1500×1800mm

2024.3.12(火)〜 3.17(日)

KUNST ARZTでは、初となる 亀田ひなたの個展を開催します。
亀田ひなたは、自身を取り巻く諸問題を 糸目友禅を用いて表現するアーティストです。
立ち入り禁止を意味するバー、デジタルが バグったような大画面の中央に 誘い込むような手が複数描かれた「WARNING(2023)」、 腸と絡むように精気のない人々に自殺を誘うかのような ロープが複数垂れ下がる「mement mori(2022)」。
ネット依存、過剰管理社会、食の問題などが 浮かび上がりますが、文様化され、ポップな色彩、 そして伝統的な手法によって、独自の軽やかな 表現を作り出しています。
本展では1000-10(せんとう)と題して、 ギャラリーを銭湯に見立てての展示構想です。

(KUNST ARZT 岡本光博)

<アーティスト・ステートメント>

糸目友禅という伝統的な染色技法を用いて、自身の体験を通して見えてくる大 小様々な問題を提起するような作品作りを目指している。
これらは人が想像力を豊かに、思考することをやめないための戒めである。
いつの時代も人は争い、美しい自然は失われる。
生きているうちには到達できないであろう理想郷を夢見て、この社会において 私にできることが表現活動である。

京都市東山区夷町155-7 2F Tel:090-9697-3786 休廊日:月曜日

ギャラリー恵風  Gallery Keifu

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*今後周囲の状況を鑑み、変更することもございますので、ご来場の際はホームページやFacebookでご確認くださいませ。

 

〈1F・2F〉
松本健宏 作品展
日常 祈りの色と感謝の形


2024.1.25(木)~ 2.4(日)
※ 1.29 (月)休廊

ギャラリー恵風さんでは初めての展覧会です。展示させていただきますのは蠟絵染と人形等です。
蠟絵染は、布と蠟と染料の力に助けられる面白さがあり、人形は郷土人形のアバンギャルドなところに影響されています。
今回は「日常」をテーマに、過去、現在とともに、普段作っている作品を展示して、 一人の人間から現れ出た世界を楽しんでいただけたらと思います。(松本)

京都市左京区聖護院山王町21-3 TEL:075-771-1011 休廊日:月曜日

2kw gallery

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高松 威 / 高良 優子
プラグマを眺める




2024.2.3(土) 〜 2.25(日)
休廊日:月・火・水

なにかこちらから働きかけることで、そのものとの距離感は動くたびに離れていく気がする。それは手をかける度に愛着が増して、そのもの自体から隠されていくからだろうか。 働きかけることを繰り返すなかに慣れや懐きがある。かたく集中しなくても、意識が取られることがないような、余裕のある身振りに安心する。物事を滑らかに進めていくそれらは作業的で冷たい印象になっていく。そのものに対する新鮮な興奮した手つきではなくなっただけかもしれない。

繰り返す物事をおもうことや、語ることができる居心地のよさ。自身を豊かに感じるひとつの方法のようにおもう。それは回想することとよく似ている気がする。 可能性を捨てて選択していくことを繰り返してはそれらを回想する。過去から現在に投げかけられる期待をおもう。そういった仕方で物事を眺めていく時に、新しさではない地点で生き生きとした現実を見つけていくことができるのではないだろうか。
「書くことで自分をまずしくする、そう感じることがある。(中略)選びとらなかった部分から新しい力を引き出すことが出来なくなる。」 鶴見俊輔著、期待と回想 語りおろし伝、朝日新聞社、2008、p,590

滋賀県大津市音羽台3-29-1 TEL:090-5241-8096 休廊日:月・火・水曜日

Gallery G-77

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渡邉敬介による絵画 in 興聖寺(織部寺)


渡邉敬介「鳴き龍」
2023
ミクストメディア、紙
125x190 cm

2023.12.1 (金) ~ 12.10 (日)

ゲスト;アンドレイ・コンチャノフ(米国)
パフォーマンス:12.2(土) スタート16:00〜1時間

「音を描く」 展覧会

見えざるものが鮮やかなアートに変わる、興聖寺での魅力的な空間へ足を踏み入れてください。 この展覧会では、音楽と絵画をシームレスに結びつけるプロの音楽家である渡邉敬介の見事なスケッチが紹介されています。 渡邉はその場での即興のスケッチを実践し、風景、建築、人物、日常の儚い瞬間など、さまざまな主題を捉えます。 素早いスケッチを通じて、彼は情熱、動き、そして時間の経過を伝え、官能的な魅力に満ちた芸術作品を生み出します。
さらに、アメリカのアーティスト、アンドレイ・コルチャノフのビデオインスタレーション「Shadow-Makers」(シャドウメイカーズ)が展示を豊かにします。コルチャノフは自身のニューヨークのスタジオ壁に遠くの建設現場の光が投影する影を3.5年以上にわたり、これらの影の写真約2300枚を記録しながらそれに伴う音を収録しました。このインストールは日常の環境に見られる非意図的な美を強調し、予期せぬ場所での芸術の探求を奨励します。

「音を描く」 パフォーマンス

ハリー・ファン・ドーヴェレンによるオランダ語の詩の朗読が、京都の興聖寺で生き生きとした筆運びに姿を変えます。日本のアーティスト、渡邉敬介とオランダのナレーター、キネ・ブレッツシュライダーが、「音を描く」と題した即興のパフォーマンスで協力します。多彩なアーティストが才能を結集して、聴覚体験を魅力的な視覚体験に変えます。
キネはオランダの詩を朗読し、彼女が話すと、渡邉はその言葉に応じてライブで絵を描き、音をアートに変えます。興聖寺の静かな雰囲気に触発されたオランダの詩の美しさが生き生きと表現されます。それは言葉とイメージの魔法の融合で、皆様の目の前で行われます。

場所:興聖寺(織部寺)
住所:京都市上京区堀川町上御霊前上上天神647
アクセス:鞍馬口駅[2]徒歩13分
料金:無料
展覧会URL:https://www.g77gallery.com/ja/drawing
補助:京都府文化力チャレンジ補助事業
主催:任意団体Gallery G-77

京都市中京区中之町73-3 Tel:090-9419-2326 休廊日:月・火曜日

現代美術 艸居

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<艸居><艸居アネックス>

 

三島喜美代 個展


三島喜美代
モノローグ A、1969
画布に油彩
H162 × W130 cm

2024.2.15(木)〜 4.17(水)

この度、艸居と艸居アネックスにて「三島喜美代 個展」を開催いたします。艸居(京都市東山区古門前通大和大路東入ル元町 381-2)と艸居アネックス(京都市中京区一之船入町 375 SSS ビル 3F)の2会場での展示となります。みなさまにぜひご高覧いただきたくご案内申し上げます。会期は2月15日(木)〜 4月17日(水)です。艸居、艸居アネックス、SOKYO ASTUMI(天王洲)、SOKYO LISBON(リスボン、ポルトガル)、海外アートフェアでの個展に引き続き、本展は10回目となります。

具象絵画から始まり、抽象絵画、コラージュ、エッチング、彫刻、陶、大規模なインスタレーションなど多種多様な媒体を介して、日本の高度経済成⻑によって大量に消費されたゴミや、氾濫する情報社会への「恐怖感」や「不安感」を作品にしてきました。60代後半からはその「恐怖感」を、落とすと粉々に割れてしまうエフェメラルな性質を持つ陶で表現し、三島のゴミに対する「危機感」をよりリアルに表現します。70年以降は陶を用いて、空き缶や段ボール箱、コミックブックなどの代表作を発表してきました。

艸居では、溶融スラグ*で制作した大型作品《Work2003 (Newspaper)》2点を中心に、新作の陶作品を展示いたします。《Work2003 (Newspaper)》はコマーシャル・ギャラリーでは初の展示となります。三島は作品を巨大化させることに、クレス・オルデンバーグなどの影響はなかったと言います。

「ただ面白いなと思ってやったというだけなんです。それを巨大化することによって、もうちょっと印象が、普通の大きさよりも少し大きくするほうが印象が深いなと思いました。(中略) ただ作ってみようと思っただけで。ただ、見ていて、ああ面白いと思ったのをやってみたいだけで、初めから計画性ないんです。パッと見て面白いなと思ったんで、それをやってみよう。それを大きくすることによって、何か印象も違うし、やっぱり違いますよね。同じサイズのもので見るのと、ワッと大きくするのと。直島でもそうですけど、ああいうふうに大きくすると、何かまた違う意味があるんですけども、私は強烈に面白いなと思ったんです。 三島喜美代」
(三島喜美代個展 1950年代から2021年まで、三島喜美代は語る
ハンス・ウルリッヒ・オブリスト、京都、艸居、2021、103p.)

艸居アネックスでは、平面作品《モノローグ》シリーズを5点展示いたします。用を成した新聞、LIFE Magazine、そのほか蚊帳や布団などの身近なゴミ使ったコラージュなど、一般に良く知られている平面作品とは全く趣向を異にする「人体シリーズ」で、数点は今展が初公開となります。師でもあり伴侶でもあった茂司の「ずっと続けていればいつか女性として認められる時代が来る」という言葉を信じてひたすら制作に打ち込んできた三島。日本人女性という観点からどのように社会を見つめ、自身の生活を記録してきたか、新たな視点で三島作品を紐解く機会になれば幸いです。

本展に合わせて、艸居では3冊目となる「三島喜美代 展覧会図録」の刊行を予定にしております。出品作品を含め、2023年4月1日に行われました片岡真実氏(森美術館館⻑)とのトークイベントの書き起こしと、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト氏(アーティスティック・ディレクター、サーペンタイン・ギャラリー)が三島とのインタヴィー後に「DAS MAGAZIN」に寄稿してくださった記事『「Horrorund Humor」日本人アーティスト三島喜美代の作品に触れる - まさに一見の価値あり!』を収録。刊行に先立ちご予約を承っておりますので、info@gallery-sokyo.jpよりお申し込みいただけますと幸いです。

最後に、第2弾目のイベントとなる CAT(Collaboration Art Team)を3月16日(土)1- 4PM に艸居アネックスにて開催いたします。三島喜美代スタジオ代表の上田準三氏と制作チーフの吉田文雄氏をスペシャル・ゲストにお招きし、子どもたちと一緒に三島作品から溢れ出すエネルギーやユーモアを感じ取り、作品制作をする予定です。お申し込みは、info@gallery-sokyo.jp までお願いいたします。定員15名。定員に満ち次第締め切り。

*ゴミを 1400°Cの高温で焼成し出来たガラス状の粉末。

京都市東山区元町381-2 Tel: 075-746-4456 開廊時間:10:00AM- 6:00PM 休廊日: 日・月曜日

美術館情報

京都市京セラ美術館
本館 北回廊1階
新館 東山キューブ

京都市美術館開館
90周年記念展
村上隆
もののけ 京都
2024.2.3(土)
- 9.1(日)



京都市京セラ美術館
ザ・トライアングル

山本雄教:仮想の換金
(priceless museum)
2023.10.13(金)- 2024 2.12(月)


山本雄教《4050円の女》
2023年
撮影:守屋友樹


京都国立近代美術館

開館60周年記念
小林正和とその時代
―ファイバーアート、
その向こうへ
2024.1.6(土)-
3.10(日)


美術館「えき」KYOTO

イッタラ展
フィンランドガラスの
きらめき
2024.2.17(土)– 3.29(金)


アルヴァ・アアルト
《アアルト ベース》
1936-1937年
©Design Museum
Finland,
Photo:
Johnny Korkman


京都文化博物館

<4・3階展示室>
特別展
コスチューム
ジュエリー
美の変革者たち
シャネル、
ディオール、
スキャパレッリ
小瀧千佐子
コレクションより
2024.2.17(土) - 4.14(日)