◆展覧会についての最新情報は、各ギャラリーのサイトでご確認ください。

イムラアートギャラリー京都 imura art gallery Kyoto

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ローランド・ハーゲンバーグ 写真展
「ニューヨーク フレンズ」


Jean-Michel basquiat
©Roland Hagenberg


Andy Warhol
©Roland Hagenberg

Part1:2022.9.10 (土) ~ 10.1 (土)
Part2:2022.10.22 (土) ~ 11.25(金)

イムラアートギャラリーではローランド・ハーゲンバーグの写真展を開催します。
ローランド・ハーゲンバーグは、80 年代NY のアートシーンを牽引してきたアーティストたちと親交を持ち、独自の感性から彼らの自然な姿を記録してきました。
「アンディ・ウォーホルをインタビューしている時、ファインダー越しでしか見ることのできない、彼の刹那の表情に心を動かされたのをきっかけに、アーティストたちを撮り始めたのだ」と彼は言います。
近年では、ロンドンのバービカン・センター、パリのルイ・ヴィトン財団でのジャン=ミシェル・バスキアの回顧展にて、彼が撮影したポートレートが世界的に注目を集めました。本展覧会では、バスキアやウォーホルを被写体とした写真をはじめ、NY アーティストたちのポートレート写真をご紹介します。是非ご高覧ください。

井村優三


ローランド・ハーゲンバーグ
Roland Hagenberg

オーストリア生まれ、ウィーン育ち、現在は東京と京都に拠点を置く。写真家、ライターなどアーティストとして様々な顔を持つマルチメディアクリエイター。『VOGUE』、『Architectural Digest』などに記事や写真を多数寄稿し、80 年代には多くのアーティストとコラボレートし、ニューヨークのアート界をビジュアル化する出版プロジェクトに関わる。最近では、ハーゲンバーグが撮影したバスキアのポートレートがバービカン・センター(ロンドン)、森アートセンターギャラリーでの回顧展のメインビジュアルやカタログの表紙などに使用されている。主な近年の展覧会に『NEW YORK PORTRAITS「蘇る 1983 年」』(エースホテル京都、2021 年)、「バスキアとNY アーティストたち Roland Hagenberg 写真展」(三菱地所アルティアム・福岡、2018 年)など。

ニューヨークのローランド・ハーゲンバーグ
1979年から1982 年にかけて、ローランド・ハーゲンバーグはベルリンに住んでいた。当時、西ベルリンは(共産主義国東ドイツの首都で)、“ベルリンの壁” に包囲されていた。(近代的な街全体を壁の中に閉じ込めるという)異常な事態を一般市民は不満に思っていたものの、世界中から、多くのアーティストやミュージシャンたちが、魅せられ、感化されていた。ハーゲンバーグが、友人のフォルカ・ディールとドイツの現代芸術家のインタビューと写真をまとめた初の著書『ペインターズ・イン・ベルリン』を著したのは、この頃である。当時、ハーゲンバーグは、ドイツの雑誌『ステァン』の仕事で、マイケル・スチュアートとキース・へリングという二人の若手グラフィティ(落書き)・アーティストを紹介するために、ニューヨークを訪れていた(スチュアートは、地下鉄の壁に絵を描いている最中に、警察官によって殺されてしまった。へリングは、世界的な有名人になりかけていた)。この旅の後、1983 年に、ハーゲンバーグはニューヨークに移り住むことを決めた。そして、まさにアートの歴史を生み出したアーティストたちの中で、1991 年まで仕事を続けた。

京都市左京区丸太町通川端東入東丸太町31 Tel:075-761-7372 休廊日:日・月曜日&祝日

同時代ギャラリー DOHJIDAI GALLERY of ART

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〈ギャラリー〉

 

熊田悠夢 個展
「おとずれる想像」


2022.9.27(火)〜 10.2(日)

想像することは私を生きやすくする。そう気づいてから、ずっと風景や自然に求めてきたものは、それそのものではなく、そこからなにかを想像するための手がかりなのだと知った。そして想像に追随する感情の、起伏を噛みしめるあそびを愉しんでいる。想像は誰しもにふいにおとずれ、雲のように刻々と姿を変え、気持ちにたしかな変化をのこして消えていく。

この展覧会は、ニュイブランシュ2022参加イベントです。

京都市中京区三条御幸町南東角 1928ビル2階 Tel:075-256-6155 休廊日:月曜日

エンアーツ eN arts

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深澤伊穏 個展
「加速浸食」


2022.7.8(金)〜 7.31(日)
会期中の金・土・日 12:00-18:00

アポイントメント 承ります

2022年7月 eN artsでは 深澤伊穏個展「加速浸食」を開催いたします。 インターナショナルスクールを卒業後、オーストラリア ニューサウスウェールズ大学美術学部を卒業。陶芸に魅せられた深澤は日本に帰国後、多治見市陶磁器意匠研究所セラミックスラボにて本格的に技術を学びました。

深澤は、風化や浸食という自然現象に着眼し、それらの現象を陶磁器にて人工的に表現出来るか否かを試行錯誤しています。自身の手により作られた人工の造形物が自然に変形したり、作為をもって施した釉薬が自然に垂れ落ちていく様を観察しつつも コントロールし、素材や造形が作品内で「自然と人工」「作為と無作為」を往来するのを表現してゆきます。

本展では、オーストラリアより帰国してからの3年間、岐阜県多治見市にて制作してきたシリーズ「回転」「加速浸食」「石の上」より最新作をご披露致します。深澤伊穏の京都での初個展を是非ご高覧下さい。

eN arts


加速浸食
陶磁器を実験的な制法を用いて、素材の物理的な境界を試し、壺や花器を文明として見立て、「壺らしさ」の概念を探求しています。粘土の天然素材を扱うときのプロセスがどの程度まで自然現象なのか、人工的なのかが、よく疑問に思うことがあります。海岸崖の浸食を観察するときにも同様の疑問が生じます。このプロセスは、私たちの環境の消費によって加速されているのでしょうか? _壺の形と粘土の岩のような質感によって物質的に表現され、自然の要素によって形作られている表情を与えます。土の自然な動きをどの程度まで介入するかを意識して、これらのあいまいな境界の中で制作しています。

深澤伊穏

京都市東山区祇園北側627 円山公園内八坂神社北側 Tel:075-525-2355 開廊日:金・土・日曜日

ギャラリー16 galerie16

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今回はメイン会場とAPERTO会場にて、二つの展覧会を開催します。
10月1日(土)はNUI BLANCHE(ニュイ・ブランシュKYOTO 2022)参加で、12:00〜21:00の開廊時間となります。

 

中村治彦 展
「歴史・叡智・未来」


2022.9.30 (金) ~ 10.15 (土)

 

長谷中和夫 個展
ceramic works


2022.9.30 (金) ~ 10.15 (土)

京都市東山区三条通白川橋上ル石泉院町394 戸川ビル3階 Tel:075-751-9238 休廊日:月曜日

ギャラリーギャラリー GALLERYGALLERY

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高木光司 個展
(fiber)


2022.9.24 (土) 〜 10.9(日)

作家コメント:
表層のみで構造化することは出来るか考えています。

京都市下京区河原町四条下ル東側 寿ビル5階 Tel:075-341-1501 休廊日:木曜日

ヴォイス・ギャラリー MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w

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「態度と実践
~フィリピンの独立系アーティストたち~ 」
ルイ・コルデロ
リン・クイズンビン
マリアノ・チン
エムエム・ユ
ヤスミン・シゾン
金村 仁

参考作品


Louie Cordero×Mariano Ching


MM Yu


Ling Quisumbing

2022.11.18(金)~ 12.4(日)

* ACK連携プログラム採択事業

京都市下京区富小路通高辻上る筋屋町147-1 Tel:075-341-0222 営業時間:11時~19時 休廊日:月・火曜日

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

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<@KCUA 1.2>

 

京都市立芸術大学芸術資料館収蔵品活用展
「うつしのまなざし」


2022.9.17(土)〜 11.6(日)

川田知志
入江波光、岩井弘、岩倉壽、木下章、林司馬、宮本道夫

企画:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
主催:京都市立芸術大学

フレスコ画の伝統的技法とグラフィティを融合させ、壁画の現在形を 更新し続ける、川田知志が再解釈する、絵画における模写世界

京都市立芸術大学芸術資料館には、明治期から教材として用いられてきた絵手本や、粉本類(下絵、模本、写生など)が数多く収蔵されています。学生たちは、描き手が何を表現しようとしたのかを読み解きながらこれらを写すことによって、描画の基本を学びました。この「うつし」による学びのあり方は、大正から昭和にかけて、古画の模写研究を熱心に行った入江波光、林司馬らによって、独自の絵画表現を生み出すための模写教育へと発展していきました。そして、模写対象は日本の古画だけにとどまることなく、画家たちの学びの意欲は世界中へと広がります。たとえば林司馬の後任として模写の教員となった岩井弘は、フレスコ画と日本画の類似点に着目し、1970年代、二度にわたって当時日本画の教員であった岩倉壽、木下章とともに、イタリア・トレビーゾ市立美術館の所蔵であるトマソ・ダ・モデナのフレスコ壁画《聖オルソラ物語》を日本画の画材を用いて模写しました。

本展では、この《聖オルソラ物語》の6作品を中心に、本学の模写教育に携わった画家たちの模写作品を取り上げ、それらにあらわれた「うつしのまなざし」について考察します。現代に生きる表現者として、彼らのまなざしへの応答を絵筆によって試みるのは、フレスコ画の技法を用い、都市空間と人との関係性について壁画表現を通して考察してきた川田知志です。川田は近年、フレスコ壁画の移設技法「ストラッポ」(壁から絵を剥がして別の下地に貼り付けて移動させる技法)など、壁画を解体し、移動させて再構築することで、空間と時間との二つの側面から切り離して仮設的な状態を生み出す表現に取り組んできました。本展会期中の毎休館日に、川田は模写作品と対峙しながら、その手を動かし続けます。画家は何を見て、何を感じ取り、何を表現しようとするのか。先人と川田の「うつしのまなざし」が、100年余り、あるいは模写作品の原本が描かれたもっと昔からの時間のなかで交差し、展示室のなかに新たな光景として次々に映し出されていきます。

京都市中京区油小路通御池押油小路町238番地の1 Tel:075-334-2204 休廊日:月曜日

MORI YU GALLERY 京都

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中山玲佳
「交錯する日常 - Intertwined daily life」


2022.9.21(水)– 10.23(日)
*作家在廊日* 9.24 (土) 25 (日) 10.1 (土) 9 (日) 15 (土) 22 (土) 23 (日)

「paint→cut→put→paint の話」

放っておいた絵を切って今描いている絵に貼ってみると意外と画面が動きだして手が進むと前から思っていた。それで目の前の絵が美しく?なるかどうかはわからないのだけれど、何かしら自分の中で腑に落ちる感覚がある。
それはどこか、日々を過ごしていてふと"前"のことを思い出し、断片的に"今"に介入してくるような変な感じとよく似ていて、わたしはその感覚が嫌いではない。
そうやっていろんなコトやモノが交錯しながら生きているということを、描いて切って貼ってまた描いて、という作業を通して実感できるのは心地がよいし、自分では割り切れない曖昧さみたいなものを肯定できるような気がするのです。

いつも使用しているアクリル絵具、鉛筆に加え、油絵具やコラージュを取り入れて制作した様々なサイズの作品約20点を展示します。

中山玲佳

京都市左京区聖護院蓮華蔵町4-19 Tel:075-950-5230 休廊日:月曜日・火曜日・祝日

ギャラリー ヒルゲート  Gallery Hillgate

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〈1・2 F〉
ニュイ・ブランシュ KYOTO2022 参加企画
松谷武判・神野立生
「パリで出会った二人展」

2022.9.20 (火) ~ 10.2 (日)

 

'50 年代から'60 年代関西を拠点に活動し、現在は国際的に注目を集める具体美術協会。その会員であった松谷武判は、1966 年に京都市美術館で開催された第 1 回毎日美術コンクール展(関西日 仏学館・毎日新聞京都支局主催)でグランプリを受賞し、フランス政府給費留学生として渡仏。以 来 56 年間、パリを拠点に国際的に活躍。2017 年ベネツィアビエンナーレに招待出品、2019 年パ リ・ポンピドゥセンターによる企画個展開催。
同じくフランス政府給費留学生として'72 年に渡仏し、現在は作家活動の他、日本最大級の銅版画 工房「アトリエ凹凸」を主宰するなど、日本を拠点に活躍する神野立生。パリで出会って以来 50 年にわたり親交を深められたお二人の展覧会を、ゆかりの地京都で開催いたします。

   

お二人のフランス留学のきっかけとなった関西日仏学館(現、アンスティチュ・フランセ関西)と 京都市が主催するニュイ・ブランシュ KYOTO2022 への参加が決まり、アンスティチュ・フランセ関西の共催により、同館稲畑ホールでのトークが実現することとなりました。現代日本を代表する国際作家の一人として活躍される松谷武判の存在と、50 年に渡るお二人の活動の軌跡を作品展とトークイベント、二つの場でどうぞお楽しみ下さいませ。

ギャラリーヒルゲート

 

〈1・2 F〉
八田 哲 展
「京都想々」(日本画)

2022.10.4 (火) ~ 10.9 (日)

美術館蔵
東京都現代美術館「夏のポルトガル」、大分市美術館 「日本の城」シリーズ、浜田市立石正美術 館「イスラムの街」、成川美術館「八坂の風」、新潟県近代美術館・万代島美術館「タスコ白日」「夜 のカテドラル」「夏のカシュガル」、宮城県立美術館「古き都」、寺田コレクション「天空」「暮色」 「白い夏」、郷さくら美術館「春の日」

天井画
四国霊場八十八ヶ所第三十七番岩本寺清流殿
「四万十川沈下橋天井図」

 

〈奥庭空間〉
木代喜司・宇治川久司 具象彫刻二人展

2022.6.21 (火) ~ 12.25 (日)

京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町535番地 Tel:075-231-3702 休廊日:月曜日

京都芸術センター Kyoto Art Center

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<ギャラリー北・南>

 

ミーシャ・ラインカウフ
「Encounter the Spatial — 空間への漂流」


《Fiction of a Non-Entry
(入国禁止のフィクション)》
©Mischa Leinkauf –
alexander levy - VG Bild/Kunst


《Endogenous Error Terms
(内生的エラー)》
©Mischa Leinkauf –
alexander levy - VG Bild/Kunst

2022.10.1(土)〜 10.23(日)

KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2022

見えない境界を探る
徒歩、潜伏、遊び
海底に積もる砂を巻き上げながら、前方を見据え、ゆっくりと歩くミーシャ・ラインカウフの後ろ姿。作家がとらえようとしているのは「国境」という不可視の線だ。ここは、イスラエルとヨルダン、エジプト、あるいはジブラルタル海峡のスペインの飛び地セウタとモロッコのあいだ。本作《Fiction of a Non-Entry(入国禁止のフィクション)》は、越境困難な陸路ではなく人の手の及ばない海底で、その境界を実際に跨ごうと歩き続ける作家自身のドキュメンタリーでもある。

また、ラインカウフは東日本大震災直後の東京を起点に、ロシア、モンゴル、アテネ、ウィーン……と移動を繰り返し、各都市の安全性を担う巨大インフラ=地下水路や下水道、シェルターなどに潜ってきた。その暗闇から外の世界を見つめた作品《Endogenous Error Terms(内生的エラー)》も同じく展示される。
現代アートの文脈では、ブルックリン橋に掲げられていた星条旗を白旗に変え、その様子をマティアス・ヴェルムカとともに映像作品とした《Symbolic Threats》が有名だろう。本展では、都市や国家における物理的空間のはざま、大きなコントロールシステムの歪みで遊ぶ作家の、新たな探求をのぞき見ることができる。

京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 Tel:075-213-1000

ギャラリー・パルク Gallery PARC

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「NEW INTIMACIES -WILD WILD WEST-」


022.9.11(日)〜 9.25(日)

本展キュレーション:菅 かおる+田中 和人
主催:soda + Gallery PARC

厚地 朋子+山下 耕平
今村 達紀+林 葵衣
大屋 和代+田中 秀介
​菅 かおる+田中 和人
​楠井 沙耶+黒川 岳
​小西 景子+西村 涼
​増本 奈穂+増本 泰斗

Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、アーティスト・田中和人と菅かおるが運営するアーティストランスペース「soda」の企画 として、2014年・2016年・2020年と開催されてきた「New Intimacies / ニュー・インティマシー」の4回目となる展覧会を開催します。

「New Intimacies」は、プライベートにおいてパートナーの関係にあるアーティスト(あるいはアートに何らかの関わりを持つ者)のカップル が、それぞれ協働・共同により制作した作品を展示するもので、関東圏のアーティストが中心であったこれまでに対し、本展は「-WILD WILD WEST-」として関西以西に在住・活動する7組・14名のアーティストによって構成します。

「個」を起点とするアーティストにおいて、作品・表現はアーティスト個人の発想・思考のみの産物ではなく、個を取り巻く様々な関係・影響を受け て創造・醸成されたものであるといえます。その複雑で多様な関係性を作品に明確に見出すことは難しいものですが、しかしおよそ表現や作品 に至る背景として普遍的に存在しているといえます。

本展はその関係性を『親密さ(インティマシー)』として、作品や表現を通じてその在り方を眼差すものです。そして、多様な関係性におけるひとつ の極として、プライベートにおけるパートナーであるアーティストカップルに共同制作を依頼します。「個」を単位とする表現活動において、内在・ 外在する様々な関係性を一旦はプライベートの「親密さ」に代入し、その回路を用いて共同制作した作品からは、それぞれの関係性や影響関係 を見出すことができるかもしれません。あるいは個々のアーティストの表現への理解が進むかもしれません。

テクノロジーやインフラなどの進化により、コミュニケーションのあり方だけでなく、表現媒体や方法、あるいは「表現」そのものの定義も複雑化・ 多様化する現在にあって、展示された作品に垣間見ることのできる「親密さ」もまた、より複雑なものなのでしょうか。あるいは、そこにより普遍 的な「親密さ」を見出すことだってあるだろう。

京都市上京区皀莢町287 堀川新文化ビルヂング2階   開廊時間:13時~19時 休廊日:水・木曜日 

ギャラリー知

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町田藻映子 個展
「何時からそこに居たのか
 何時までそこに居るのか」

2022.9.24(土) ~ 10.8 (土)
13:00-18:00 金土日のみ営業

トークイベント: 10.2 (日) 17:00-18:00
ゲスト: 吉岡 洋
(美学者/京都芸術大学 文明哲学研究所 教授)


展示にあたって

この度GALLERY TOMOではおよそ3年ぶりとなる町田藻映子の個展を開催する。

愛知県出身の町田藻映子は、京都市立芸術大学で日本画を専攻し、さらに京都大学大学院にて植物の研究生として学びを経て「自然世界におけるあらゆる生命活動エネルギーの可視化」というテーマで一貫して制作を行っており、またコンテンポラリーダンスと舞踏等の身体表現を通じた感覚的なアプローチも行う。

描かれる内容としては鉱石・鉱物が主なモチーフとなっている。その鉱石から成る日本画の技法や素材を用いて制作する町田の作品をみていると、テーマに加えてもう一つ隣り合うように、生命のヒストリーに対するもう少しマクロな視点が浮かび上がる。

町田は美術史に対してさして興味を示さない。人が人を批評することに対する違和感等ももしかしたらあるかもしれない。だがそれはテーマが個人的な探求に向いているためだ。
絵描きは自らの内側と対話し、言葉と離別した表現を行う存在だ。しかしながら、ダンスや舞踏による表現のアプローチというのは単なる視覚に支配された絵描きとして在り方に縛られることなく、彼女の感覚を掴む上での必須の作業なのだろう。
町田の仕事のスタンスとこの俯瞰された視点から画面に見えてくる大局的な印象のアンビバレンスが興味深い。

そして何より象徴的な青色が目を引く。幼少の頃より死者の存在を無視できずにいると述べる町田は、死者の実在を示す色として青を使う。ユングはピカソの青は「冥府の青」であると著作において述べている。批評家小林秀雄はさらにドストエフスキーの著作からも同じ冥府の色を感じると述べる。
我々に寄り添う無数の触れ得ない魂の存在を感じて、我々は何を思うか。去っていった大切な魂に接近してもはやかなわない触れ合いを思い、悲しむのか。または知り得ない他者の歴史から人類を考えるのか。死者の臨在を感じることは、死者と共生することだ。町田の作品はそうした死者と出会った生者の物語であろう。

改めて、絵画は見られるものであると同時に、我々を推し量る鏡なのだと思わされる。

GALLERY TOMO 青山知相

京都市中京区寺町通丸太町東入る南側下御霊前町633 青山ビル1F Tel:075-585-4160 休廊日:月・火曜日

KUNST ARZT

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■新型コロナウイルス感染対策を行った上で、展覧会を開催しております。

 

清水紗希 個展
「reel」



2022.9.27(火)〜 10.2(日)
*10月1日(土)は「ニュイブランシュKYOTO2022」参加の為に21:00までオープン

KUNST ARZTでは、昨年に引き続き 5度目となる清水紗希の個展を開催します。
清水紗希は、針金で町並みを 描くように形作るアーティストです。
鑑賞者の視点によっては、 照明で銀色に輝くこともあれば、 「町」の影だけが見えることもあります。
それら無人の「町」が見せる陰陽の様は、 シンプルな表現だからこそ、 淡々と流れる日々の無常観や、 そこに住んでいるであろう人々を想像させます。
本展では、『作りたいと思う光景であったり、 今起こっていることを自分の視点に引き寄せるという 感覚を「糸をたぐる、引き寄せる」という 意味のreelという単語に込め』(作家の言葉)、 ライフワーク的に2016年から開始し、 100作品を超えているA4サイズの区画の「町」に、 新たなスポットが加わります。
彼女の脳内タウンを散策しに来てください。

KUNST ARZT 岡本光博

<アーティスト・ステートメント>

針金で街の風景を描いている。
モチーフとなる街にここといった 明確な場所はないが、誰しもがいつだったかどこかで 見たような、行ったことがあるような、そんな気がする街だ。
街に人はおらず、ただただ建物が建ち並ぶ風景が続く。
作者である私の視線と作品を観る人の視線、 観る人どうしの視線が、無人の街の中で交差するとき、 街の音や温度、においなど 描かれていないはずのものたちがたちあがって見えてくる。
また、人がいないからこそ、普段、私たちが生活している中で 当たり前に存在しているものや人、 自分自身の存在について強く認識するものではないかと思う。
6枚から始まった街が今でも広がり続けている。
作り始めた時は繋がりのなかった一枚一枚の街たちが 結びつき、また一つの大きな街へと広がっていく。

清水紗希

 

江藤菜津美 個展
「縫い目と記憶」



2022.10.4(火)〜 10.9(日)

KUNST ARZT では、初となる江藤菜津美の個展を開催します。
江藤菜津美は、刺繍を通して、 人々の認識に揺さぶりをかけるアーティストです。
連作「ゴミの宝石」では、ゴミ箱の中にあるモノを そのままモチーフに、刺繍作品として展開しています。
黒く腐りはじめたバナナの皮、ひしゃげた缶コーラ、 レトルトカレーの開封後のパッケージ・・・。
一見、ポップアートの系譜ですが、消費後の無価値な姿にこそ 存在の本質を見出しています。
ご注目ください。

KUNST ARZT 岡本光博

<アーティスト・ステートメント>

一針一針縫っていくと自分の中の心情も刻み込める気がしている。

古来より縫い目には呪力がやどると信じられてきたのだから、 私のやっている縫製や刺繍などの装飾の作業は 儀式に近いのかもしれない。

遺したいという気持ちでひたすら針を刺す。糸を重ねる。
自分の周りには物が溢れており、街の風景は変わり、 SNS上では様々な情報が飽和している。
取捨選択をして生きているのだが、 捨てられていくものはいつまで私の中で生きているのだろうか。
先人たちが祈りを込めながら縫ってきたように、 現代に生きる私が忘れていくには 口惜しいと感じるものを現在に縫い刻み、遺していきたいと思う。

江藤菜津美

 

大越円香 個展
「Invisible」



2022.10.11(火)〜 10.16(日)

KUNST ARZTでは、昨年に引き続き、 大越円香個展を開催します。
大越円香は、メディアと現代人との関係性を 考察、表現するアーティストです。
「もちゆくもの(2020)」では、出身地である 秋田県能代市を撮影、プリントした画面を 薬品で溶解、剥離させることによって、 過疎化していく町並みの現状を 現実以上に映し出しました。
それら薬品で溶解、剥離させる作品を主軸に、 自身の身体の存在をあえてデジタルメディアを 通して確認する試みも展開しています。
ご注目ください。

KUNST ARZT 岡本光博

<アーティスト・ステートメント>

徹底的にメディアに支配された世界で、 メディアと共に生きる生命の関係性をテーマとする。
作品は一貫したメディウムを使用せず、 既存のオブジェクトに対してグリッジをするような 処理を行うことによって作品制作を行い、 作品が現実以上の現実を表象することを 目指して作品制作を行う。

大越円香

京都市東山区夷町155-7 2F Tel:090-9697-3786 休廊日:月曜日

ギャラリー恵風  Gallery Keifu

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*今後周囲の状況を鑑み、変更することもございますので、ご来場の際はホームページやFacebookでご確認くださいませ。

 

〈1F+2F〉
小林悟 佐竹龍蔵 前田龍一 展
ひとりの時間/三つの地点


2022.9.29(木)〜 10.9(日)
*10.3(月)休廊

小林悟、佐竹龍蔵、前田龍一の三人は、同時期に京都造形芸術大学で日本画を学んだ友人同士である。
この展覧会は、それぞれの普段の制作テーマをもとにつくられた作品を紹介する「ひとりの時間」と、三人の関係に焦点を当て共通テーマを設定した「三つの地点」の、二つのセクションで構成する。
「三つの地点」では、三人が出会う以前の〈幼少期の居場所〉、三人が同じ時間を過ごした〈大学〉、それぞれが暮らす〈現在地〉の三つをテーマに、各自が記憶を辿りながら作品を制作した。

 

〈1F〉
大森 啓 展
PAYSAGE


2022.10.11(火)〜 10.16(日)

「PAYSAGE」・・・風景や風景画、転じてキャンバスの縦横比を示す呼び名となり、ときには社会情勢を意味します。
今回は壁面全体をキャンバスの矩形に見立て、その中を漂うパネル群(様々な色面、風景の断片)の収まりどころを探りながら「絵画空間」の成り立ちについて考えています。
引き寄せ合い、あるいは反発し合うパネル達に私たち個人や集団、国や地域を重ねては、せめて絵の中だけでも幸せな「PAYSAGE」を実現できないものかと思うばかりです。(大森)

 

〈2 F〉
Self Portrait
京都芸術祭美術部門実行委員会
ギャラリー恵風 共同企画


2022.10.11(火)〜 10.16(日)

歴史都市京都で、ジャンルや国、地域をこえた文化交流の美術展として、 今年で36回目を迎える京都芸術祭美術部門国際交流総合展の運営事務局と、 ギャラリー恵風の共同企画展です。幅広い文化交流を主軸とした国際交流総合展とはまた違い、Self Portraitというテーマのもと、作家の内在性や心象性にフォーカスできたらと思っています。
芸術は歴史と共に社会を映す鏡のような存在であり続けてきました。
めまぐるしく変化する情勢の波を強く感じる近年、作家は自己というフィルターを通し何を表現するのでしょうか。
それぞれのSelf Portraitの響きあいをぜひ感じていただけると幸いです。(京都芸術祭美術部門実行委員一同)

京都市左京区聖護院山王町21-3 TEL:075-771-1011 休廊日:月曜日

2kw gallery

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冬耳×タイ・テツヤ
未知との遭遇


2022.9.3 (土) 〜 9.25(日)

その色彩の供水の中に未確定なものを位置づける。 数え切れない抱出物に囲まれ、自身の皮膚を鍛えてきた。だから意味あるものと、意味のない表現が綯い交ぜになっているにちがいない。
篩にかけてはきたけれど、今また途方に暮れる毎日だ。漫画チックな、しかし劇画的な、けれど、 寓話っぽくアメリカ風に、結局、ポップな土俗の湿原、 いや出現を期待するも、彼等の可能性を信じている。

2kw gallery

滋賀県大津市音羽台3-29-1 TEL:090-5241-8096 休廊日:月・火・水曜日

Gallery G-77

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Group Exhibition
「INFECTIOUS WORLD」
川口奈々子、長沢郁美、UMA


2022.7.24(日)〜 8.7(日)
オープニングレセプション 7.24(日)17:00 start

本展では、”Infectious World” と称し、川口奈々子、長沢郁美、UMAの3アーティストによるグループ展を、ギャラリーでのフィジカル作品展示とバーチャルギャラリーでのNFT作品展示での同時開催にて行います。
フィジカル会場 : Gallery G-77
メタバース会場 : https://oncyber.io/spaces/T6TEdaNFiXH9gbGyealr

Infectious World
ここ数年の内に、私達の世界との接し方は急速な変化を求められました。
それと同時に、我々一人一人と世界とが、どのように繋がって影響し合っているのか、物理的にも精神的にも、改めて考えさせられました。今もなお私達とこの世界とは、強いショックからの反作用のように、力強くあらゆる手段を駆使して互いに繋がり感染を繰り返し、未来へ拡張しているように見えます。
そして現在進行形でアーティスト達は、複雑に染み広がる思考や感情を必死にその目に捉え、作品として世界に顕現させようとしています。
本展では、”Infectious World” と称し、川口奈々子、長沢郁美、UMAによるグループ展を、ギャラリーでのフィジカル作品展示とバーチャルギャラリーでのNFT作品展示での同時開催にて行います。

長沢郁美、川口奈々子の作品は一見してカラフルで明るくかわいい印象を受けますが、その作品をじっくり鑑賞し絵の中に足を踏み入れると至るところに闇も潜んでいます。その光や闇がどこから来るのか、きっと作者本人の理解をも超えたところから来るのではないか。2020年に突如広まった新型コロナウイルスもどこからきたのか正確にはわかりません。その人智を超えた厄災に世界は翻弄されました。それを闇と言うことも出来ますが、悪いことばかりではなかったはずです。外出やコミュニケーション、愉しみを制限されることで自分自身と向き合い、静かに思考する時間が増えました。それはちょうど100年前のスペイン風邪が猛威を振るった時代、芸術家たちは閉じこもり、内省的に精神の奥深くへと潜ることで唯物的な思想から開放され、シュルレアリスムや幻想主義を開花させた歴史を思い出させます。
現代美術においてコンセプトが最重要であるかのような価値観が長く続いています。作品は自由さよりひとつのコンセプトに縛られることで安心することを望んでいるかのようにも見えます。
この新型コロナの時代もまた変革の時だとしたらそろそろコンセプトから開放されても良いのではないか。長沢氏、川口氏、そして謎のグループUMAの純粋なものづくりの衝動はコンセプトを超えていけるのではないかと考えこの展覧会を企画しました。
コロナ禍で苦労されていることも多いと思いますが、この状況だからこそ、アートを通して少しでも気持ちを明るくできればと思います。できる限りの感染対策を講じて開催致します。ご多用のところ、誠に恐縮ではございますがご来臨の栄を賜りたく、謹んでご案内申し上げます。

京都市中京区中之町73-3 Tel:090-9419-2326 休廊日:月・火曜日

現代美術 艸居

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<艸居>

 

菅野 有紀子
「撫でる、抱き寄せる、リードを持つ」


「Positive loop #1」2022
ガラス、金属
H110 × W88 × D74 cm
H43.3 × W34.6 × D29.1 in.

2022.9.8 (木) 〜 10.5 (水)

艸居(京都)では、菅野有紀子「撫でる、抱き寄せる、リードを持つ」を開催いたします。 兵庫県を起点に活躍を広げる菅野は、極細の透明なガラスの線を用いて、物語性のある作品 を詩的に表現します。2019 年には「第 4 回金沢・世界工芸トリエンナーレ」大賞を受賞す るなど、国際的にも大きな注目を浴びています。艸居において初の個展となる本展覧会では 作品 12 点を展示致します。

菅野の作品は、バーナーワーク、キルンワークや接着などの多様な技法を用いて、ガラス、 銅金網や石膏粘土などの素材から適切に選択し、組み合わせて制作されています。服は服ら しく、髪は髪らしく見えるよう、その数多くある技法と素材を慎重に選択し、ガラス作品と は思えないほど作品の部分ごとに幾多もの表情を作り上げます。 自分自身の経験やそこから生まれる感情を制作の出発点として人や生き物をモチーフに制 作している菅野は、自然の中には様々な特性を持った植物や生き物が集まり一つの世界を 構築しており、人間もその一部であるということ、常に変化し流動的であることから多くの ヒントを得て、日常におけるプライベートな感情を詩的に伝えています。

制作は時間がかかり少しずつの作業ですが、ガラスの線や点を積み重ねていくことでガラ スが増殖していく様子は、自身の手を離れて作品が自ら成⻑しているような感覚を覚え、菅 野はそこに制作の楽しさを感じます。 ガラスは光を造形できる素材であり、光はいにしえより人間の美的感覚に強く訴えてきた 現象であると言われています。そのような性質を持つガラスに菅野は可能性を憶え制作し ています。

本展では、ペットと人間の関係に焦点を当て、「触れる」ことを通して瞬時に伝わる感覚 や感情、反転するペットと人間の関係など、視覚的には認知できないけれども、確かな実 感を得られるものを具現化し、ペットと触れ合うことで起こる心身の変化を表現します。 離れていても簡単に繋がれる現代社会において、「触れる」という確かな心身の実感の大 切さを本展で感じ取っていただけますと幸いです。

<艸居アネックス>

 

菊間雄一郎
「夏の痕跡」


2022.10.6 (木) 〜 11.5(土)

(京都市中京区一之船入町375 SSSビル3階)

京都市東山区元町381-2 Tel: 075-746-4456 開廊時間:10:00AM- 6:00PM 休廊日: 日・月曜日

美術館情報

京都市京セラ美術館
新館 東山キューブ

アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO
2022.9.17 (土)– 2023.2.12(日)


京都市京セラ美術館
ザ・トライアングル

彦坂敏昭:砂のはなし
2022.5.31(火)– 9.25(日)

《手と砂》 2022年
©Hicosaka Toshiaki
撮影:前谷開


京都国立近代美術館

ルートヴィヒ美術館展
20世紀美術の軌跡
―市民が創った珠玉の コレクション
2022.10.14(金)- 2023.1.22(日)


美術館「えき」KYOTO

シダネルとマルタン展
最後の印象派
2022.9.10(土)– 11.6(日)

アンリ・ル・シダネル
《ジェルブロワ、
テラスの食卓》1930年、
フランス、個人蔵
©Luc Paris