◆展覧会についての最新情報は、各ギャラリーのサイトでご確認ください。
イムラアートギャラリー京都 imura art gallery Kyoto

永島千裕 個展
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2025.3.29 (土) ~ 4.19 (土) この度イムラアートギャラリーは、7年ぶりとなる永島千裕による個展「溢れるメリーゴーランド」を開催いたします。 永島は、静岡県で生まれ、嵯峨美術大学造形学科油絵分野を卒業。2007年には「トーキョーワンダーウォール 2007」で大賞を受賞、2008年には「WONDER SEEDS 2008」に入選。現在は、海外のアートフェアにも出展する など幅広い分野で活躍しています。日常の中で触れる映画や音楽、食べ物や本の一節など、さまざまなものからインスピレーションを得て、アクリル絵具でモチーフを描いています。 本展では、新作を中心に、これまでのキャリアを通して表現してきたテーマや技法の進化を感じることができる作品が展示されます。「溢れるメリーゴーランド」というタイトルからは、楽しい思い出やノスタルジックな感情、また、作品の視覚的な美しさや感情の深みを感じ取ることができます。細密な描写によって作品に込められた深い思索と、生み出された美しいビジュアルが融合した世界観を楽しみながら、ほんの些細なことでも、それがどれだけ大切で意味を持つものなのかを感じていただければと思います。どうぞ、作品に込められたエモーショナルな 世界を、存分にご堪能ください。 ―作家ステイトメント
ただ服を着たり |
京都市左京区丸太町通川端東入東丸太町31 Tel:075-761-7372 休廊日:日・月曜日&祝日
同時代ギャラリー DOHJIDAI GALLERY of ART

〈ギャラリー〉
Transcendence: Our Shared Humanity
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2025.4.15(火)〜 4.27(日) この展覧会は、アメリカで最も権威のある写真美術館の一つであるサンディエゴ写真美術館の名誉館長、デボラ・クロチコ氏がキュレーションを担当しています。彼女は「超越—私たちの共有する人間性」というテーマを選びました。 南アフリカの司祭であり人権活動家であったデズモンド・ツツ氏は、アパルトヘイトに対する非暴力の抵抗運動を率い、1984年にノーベル平和賞を受賞しました。彼は「私の人間性はあなたの人間性と結びついている。私たちは共にあってこそ人間になれる」と述べています。本展は、この言葉を指針とし、精神的・感情的に響く作品を通じて、私たちが共有する人間性への深い理解を促すことを目指しています。 参加アーティストたちは、多様なテーマを探求しながら、コンセプチュアルな視点と感情的なビジョン、そして卓越した技術を融合させています。彼らの作品は物理的な世界を超え、私たちの共通する人間の本質を映し出す深遠な体験を提供します。 展覧会は「自然」「旅」「人間性」「本質/抽象」の四つのセクションで構成されており、鑑賞者に日常を超えた視点から世界を探求する機会を提供します。これらの写真作品を通じて、私たちは内なる平和と超越へと導かれるでしょう。
出展者・写真家/Artists |
京都芸術大学大学院 写真・映像領域 修了生展
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2025.4.29(火)〜 5.4(日) コロナ禍を経て新設された京都芸術大学大学院(通信教育)写真・映像領域。その第1期生の有志13名による修了制作展を開催する。本展は、各自が個人の作家として追求した表現を通じて、現代社会の多様な側面を鮮やかに浮かび上がらせるものである。 「人間の生によって変容する風景」「ポートレートが生み出す新たな関係性」「写真・映像装置を介した知覚の拡張」という3つのテーマの連関を提示し、社会と個人をつなぐ問題意識を紡ぎ出す。ともに学び、切磋琢磨しながら完成させた作品群は、2年間の学びの集大成であると同時に、現代社会へと新たな問いを投げかける挑戦である。 多彩な視点と鋭い洞察が凝縮された本展は、私たちの時代を捉える新たな光となるだろう。 ー美術家・京都芸術大学大学院 写真・映像領域准教授 菅 実花 |
Don’t believe the photos! 写真を信じるな!
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2025.5.13(火)〜 5.18(日)
作品の向こう側にあるメッセージが見えてますか?
写真とは何か?
自分の内にあるメッセージを「画像」として解き放つ。
作品の背後に、作者の姿は見えるか?
表現がどこまで届き、どこから始まるのか、 |
京都市中京区三条御幸町南東角 1928ビル2階 Tel:075-256-6155 休廊日:月曜日
エンアーツ eN arts

showcase #13
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![]() 宮下五郎 ![]() 山崎雄策 |
2025.4.11(金)〜 5.11(日) eN arts では、清水穣氏のキュレーションによります、写真・映像に特化したグループ展 “showcase #13” を開催いたします。写真及び映像の現代若手作家のショーケースとなるこの展覧会は2012年からスタートし、シリーズ13回目を迎えます。 清水氏が「showcase#13 “ひとの気配 – human signs”」のために選出したのは、2014年キヤノン写真新世紀で優秀賞を受賞した山崎雄策と、2017年キヤノン写真新世紀佳作賞受賞の宮下五郎。 「ひとの気配」とは、視覚では確認できないけれど、微小な音やその遮り、空気の動きなどで感じられるもの。見ることのできない「ひとの気配」を、見なければならない写真作品でどのように表現してくれるのでしょう。どうぞお楽しみに。 eN arts eN artsは 本年もKYOTOGRAPHIE2025に KG+ for Collectorsとして参加致します。 ひとの気配ここ数年来、showcaseは、初登場の新人と、過去に登場した作家の2人展という形を取っている。二人の作家を選ぶ際に、とくに共通のコンセプトとか相性というものは考えない。むしろ二人の写真家を組み合わせることで、コンセプトはあとからあぶり出されてくる。あるコンセプトをいかに表現するかにおいて、二人の写真家が相補的であることもあれば、対照的であることもある。 宮下五郎は、2017年にキヤノン写真新世紀佳作(清水穣選)を受賞して注目された。今回は、「目は口ほどにものを言い」とか「ふと視線を感じる」とか言うときの「眼」であり、宮下はそれを文字通り被写体とする。撮影された眼はカメラ目線ではなく、その瞳が開いているので、暗がりにいる被写体の眼にピンポイントで光を当てて撮影していることがわかる。つまり、これらは口ほどに物を言う眼、視線を向ける眼を、観察した写真なのである。機械としての写真の力が存分に発揮される。無言の雄弁さを奪われ、何を見ているわけでもない、ただの即物的な眼が並んでいる。 山崎雄策は、ちょうど10年前、2015年のshowcase #4にも登場してもらった。2013年キヤノン写真新世紀佳作(清水穣選)で注目され、翌年には優秀賞を獲得した。今回は、デビュー作「さい子」シリーズのリニューアル&リミックスバージョンとのことである。ヒッチコック監督の「サイコ」に掛けた「さい子」は、写真が好んで生み出す、目に見えないもの(とりわけ人間)の気配、痕跡、視線を主題として、前兆と痕跡、未来と過去をめぐるそのレトリックを、写真によって問い続けている。 2025年4月、清水 穣 EYES TALK
眼は、嘘が苦手だ。
写真を撮るという行為が、人間の本質を炙り出すものだとしたら、 宮下五郎 女子高生が77日ぶり発見、「神隠し」騒動の謎深まる「2013年7月11日から行方不明だった千葉県茂原市の女子高生(17)が、9月26日に自宅近くの神社の社で発見された。衰弱し体重は半分に減少、軽い脱水症状を示すが怪我はなし。本人は社に隠れ、畑の野菜を食べていたと説明。しかし、過酷な環境で77日間過ごせたのか、発見の遅れや証言に矛盾があることから、ネットでは「神隠し」の噂が広まり、真相は未だ解明されていない。」 山崎雄策 |
京都市東山区祇園北側627 円山公園内八坂神社北側 Tel:075-525-2355 開廊日:金・土・日曜日
ギャラリー16 galerie16

櫻井 類 個展
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2025.4.15(火)〜 4.26(土) |
KG+
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2025.4.29(火)〜 5.10(土)
現代人の遺伝子の起源を遡れば、16万年前、アフリカにいた一人の女性、ミトコンドリア・イブにたどりつくと言われている。それから6,500世代にわたる交配を繰りかえすなかで、私の遺伝子が形成されている。「ディープ・ラーニング」になぞらえるなら、入力層のミトコンドリア・イブの23,000の遺伝パラメータが6,500の中間層を経由して、出力層で私のアイデンティを生成したと言えるだろうか。かつての私の証明写真を元に、画像生成AIにより、100人のイブと100人のアダムを生成してみた。彼女、彼らもまた、ミトコンドリア・イブの末裔にほかならない。 |
京都市東山区三条通白川橋上ル石泉院町394 戸川ビル3階 Tel:075-751-9238 休廊日:月曜日
ヴォイス・ギャラリー MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w

西村勇人
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![]() 塚穴1号墳(長野県飯田市) |
2025.4.12(土)~ 4.27(日) 13~19時 このシリーズでは、現代人の暮らしの傍らで、それとは無関係に存在しつつ景色のなかで交ざり合う古墳に着目して、歳月の積層の上に生きる人間のありようを現出させることを試みる。古墳は十数世紀前に権力者の眠る墓として象徴性も持ちつつ築造されたが、現在に至る過程で尊厳を保持されないかたちで毀損され、または都市のうちに埋もれ静安を保てなくなっているものが少なくない。ごく近年に文化財としての価値が認識され保護・保全の対象となってきたが、すでに進んだ都市化のために家屋・公共施設や公共インフラなどとの間に緩衝もなく墳丘が残る景観は、時間も意識も大きく隔たる人間の営みが隣り合う奇異な相をなしている。(西村勇人)
1977年島根県生まれ。科学の研究現場および科学そのものから着想した写真作品のほか、人の営みの痕跡の残る風景に着目して撮影を進めている。 |
*常設部では、10数人のアーティストの絵画・写真・彫刻等をご紹介します。
<出版物>
ギャラリーの活動を概観していただくシリーズを発行しました。
電子版とペーパーバック(ご注文ごとに紙の本として印刷し製本)版があります。
クラフティヴ電子出版株式会社より出版。
vol.1「裏側を通る風: ドローイング日記2021-2022」(著:坂本優子+松尾惠、デザイン:谷浩志)
vol.2「円景を眺める」(著:日下部一司+松尾惠、デザイン:谷浩志)
2025年にも、ギャラリー+アーティストの本を引き続き刊行いたします。
京都市下京区筋屋町147-1 Tel:075-341-0222 営業時間:13時~19時 休廊日:HPにてご確認ください。
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

SPECIAL EXHIBITIONS
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Koki Tanaka, Provisional Studies: ![]()
乾久美子|ねれる公共/横浜美術館 ![]() 副産物産店 ACKキッズプログラム ![]() 小山田徹「いま、バリアとはなにか」 |
2025.5.3(土)〜 6.22(日)
主催:京都市立芸術大学 世界のあちこちで分断と対立が深刻化し、先行きが不透明な時代にわたしたちは生きています。そうしたなかで、多様な背景をもち、考え方もそれぞれに異なる人々が歩み寄り、共に生きていくためにはどうすればよいのでしょうか。コロナ禍に起きたさまざまな変化は、社会の効率化を加速させました。しかし、過剰な効率主義は、人と人との関係性を少しずつ、希薄にしてしまいます。共に生きることを目指すためには、まず、場を共にすることからはじめなければなりません。丁寧に時間をかけ、対話を重ねておたがいを知ろうとし、学び合い、認め合うことの大切さを、いま、あらためて考える必要があります。 本企画では、人々が時間と場所を共にし、対話を重ねることによって広がる可能性について、4組の作品や実践を通して考察します。田中功起は、「共に生きるとは何か」というテーマのもと、人々の協働や共同体のあり方を問い直す活動を長年続けてきました。本企画では、2017年にミュンスター彫刻プロジェクトで発表された《Provisional Studies: Workshop #7 How To Live Together, And Sharing The Unknown》(一時的なスタディ︰ワークショップ7 未知なものを共有し、いかにしてともに生きるか)をとりあげます。この作品は、さまざまな文化的背景を持った近隣住民8名が参加した9日間のワークショップの記録映像を中心に構成されています。このワークショップは、ロラン・バルトがコレージュ・ド・フランスで行った講義のノート『いかにしてともに生きるか』に着想を得たものです。バルトは、ギリシアのアトス山にある修道院の、同じ空間にありながら、それぞれのリズムを保った生活形態「イディオリトミー(固有のリズム)」に共生の可能性を見出していました。ワークショップの参加者たちは、数名のファシリテーターとの協働による複数のプログラムに取り組み、議論を交わします。合計で4時間半を超える記録映像からは、むしろ共に生きることの難しさが感じられるかもしれません。はたして本当に共に生きることはできるのか、映像の前に立つ鑑賞者は、あらためてその問いに向き合うことになるでしょう。 京都市立芸術大学及び京都市立美術工芸高校移転整備工事乾・RING・フジワラボ・o+h・吉村設計共同企業体(以下、京芸設計JV)の代表である建築家の乾久美子は、日常で、また仕事先で出会った、誰がつくったのかわからないけれど、生き生きとして、人の温もりを感じることのできるささやかな場所を「小さな風景」と呼び、協力者と共に膨大な数の記録を撮りためてきました。本企画で紹介するこれらの「小さな風景」に、乾はコモンズ的なもの、場所への愛着、居心地、共有の感覚の源泉などを見出し、日々の学びとしています。なかには、あるコモンズのなかに、また別のコモンズが生まれ、共存しているものもあります。このように一時的に発生するコモンズは、コモニングと呼ばれます。こうした日常的でローカルなコモンズ/コモニングの事例を蓄積しながら活動してきた乾は、建築をつくるのではなく「おく」と表現しています。その言葉には、建築とは空間を与えるものではなく、その場に生きる人々と相互に関係し、その人々が生み出す「小さな風景」と共にあるものと考える建築家の思考が表れています。 矢津吉隆、山田毅による「副産物産店」は、京芸設計JVの機運醸成・リサーチチームの活動から生まれたアーティストユニットです。制作の現場から出る廃材など、いずれは捨てられる運命にあったモノたちを「副産物」と呼び、それらを回収・活用・販売する活動を行ってきました。また、資材の循環を目指した「芸術資源循環センター」、副産物の楽器を用いて演奏を行う「副産物楽団ゾンビーズ」など、基本の活動から派生した複数のプロジェクトを手がけています。本企画では、乾の「小さな風景」と、元の素材の周囲にかつてあったもの、あるいは用途に着目しながら新たな風景を作ろうとする副産物産店の作品が重なり合うコラボレーションのゾーンを入り口として、「副産物」の循環と活用をさまざまな角度から体験できる場を展開します。 昨年度まで本学美術学部彫刻専攻の教員を務め、この4月に本学理事長兼学長に就任した小山田徹は、数十年にわたって、「共有空間の獲得」をテーマとした活動を続けてきました。ホームパーティーが外に広がっていったかのような、人々がゆるやかに集う「カフェ」、小さな焚き火のもとに集う場などの共有空間は、対話や議論が生まれ、育まれていく場所となっています。それらはすべて与えられた空間ではなく、ばらばらな人々が集い、それぞれ固有のリズムを保ちながら、自分たちがつくったものとして愛する空間です。これらもまた、イディオリトミックな共生の場ということができるでしょう。本企画では、約15年間ものあいだ、小山田が作り続けてきた共有空間で、その役割を変化させながら寄り添ってきた小屋状の立体作品《浮遊博物館》を、新キャンパスに「おく」ところからはじめます。実はこの作品は、ようやくその使命を全うして「副産物」になりかけていたところを修復され、復活したものです。そして展覧会会期中の週末には、誰もにひらかれ、それぞれが思い思いに過ごすことによって育つ共有空間「ウィークエンドカフェ」が出現します。 社会の隙間をひらくことで共有空間が生まれ、その場に集ってきた人々によって社会とのつながりができていきます。そして一時的にでも共にいることで、学び合い、認め合い、委ね合う関係性が築かれていくのです。共に生きることの可能性や未来を、本当の意味でひらいていくのは、そうして生まれてくる共有空間を、人々が愛をもって「小さな風景」に育てていくことの積み重ねなのかもしれません。 |
京都市下京区下之町57-1 京都市立芸術大学 C棟1F Tel:075-585-2010 休廊日:月曜日
MORI YU GALLERY 京都

浦郷仁子 個展
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2025.4.19(土)~ 5.18(日)
MORI YU GALLERYは4月19日(土) - 5月18日(日)まで、浦郷仁子個展「RECONNECTION」を開催いたします。
絵画とは無意識への窓であり、絵画を成立させるためには偶然、直感が必要だと語る浦郷。 |
京都市左京区聖護院蓮華蔵町4-19 Tel:075-950-5230 休廊日:月曜日・火曜日・祝日
ギャラリー ヒルゲート Gallery Hillgate

〈1F・2F〉
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2025.4.22 (火) ~ 4.27 (日)
銅版画の制作を始めてから今日まで、自分を取り巻く状況をテーマにして作品を制作して来ました。 |
〈1F〉
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2025.4.29 (火) ~ 5.4 (日) |
〈2F〉
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2025.4.29 (火) ~ 5.11 (日)
本展は日本国内に存在する原発の姿を“風景”として捉え、古典写真技法によって表現した写真展です。 |
〈1F〉
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2025.5.6 (火) ~ 5.11 (日) |
〈奥庭空間〉
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2025.1.13 (月・祝) ~ 6.15 (日) 神の法則を知ろうとする人類の営みはいつしか限界を忘れ、畏れることを忘れた。 |
京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町535番地 Tel:075-231-3702 休廊日:月曜日
京都芸術センター Kyoto Art Center

<ギャラリー南・北ほか>
京都芸術センター開設25周年記念展
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2025.4.12(土)〜 6.8(日)
出品作家:赤瀬川原平 岡田真由美 伊達伸明 京都芸術センターでは2025年4月12日(土)から6月8日(日)まで、開設25周年記念展『そのへんにあるもの』を開催します。
ギャラリー南の「京トマソン マラソン!」(KyOtOmAsOn MArAthOn!)展は、「超芸術トマソン」の概念を学び、体験しながら探究する参加型の展覧会です。「超芸術トマソン」とは、赤瀬川原平
(1937-2014)
が提唱した「不動産に付着し、美しく保存されている無用の長物」です。トマソンは、芸術作品と同じく、あるいはそれ以上に、無用なものであるに関わらず、建築物に付着し意図的に保存されているかのように見えます。作者が存在しないにもかかわらず、それは見る者にとって芸術作品のように映ります。本展では、展示資料、写真、ワークショップ、朗読会、「トマソン公開報告会」
などの参加型イベントを通じて、観察の視点を養う機会を提供します。街を観察する楽しみを共有することが、本展の目的です。 |
京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 Tel:075-213-1000
KUNST ARZT

下村悠天 個展
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# #30 |
2025.4.19(土)〜 4.27(日) KUNST ARZTでは、2年振り2度目となる
下村悠天の個展を開催します。 (KUNST ARZT 岡本光博) 【アーティスト・ステートメント】私はSNSやデジタルデバイスを媒介することで変質してゆく情報やイメージの関心を起点に、物質と非物質の関係性に着目し制作しています。例えば、タッチパネルやVRゴーグルといったデジタルデバイスを通して見るキャラクターに対するフェティッシュから生まれた《Re-touch》シリーズは、ディスプレイの「向こう側」に存在するキャラクターに触れ、相互的な関係を持とうとする欲望が露わになっています。その中で、触れる部位や触れ方(速度、圧力)、絵具の状態(色、粘度、温度)によって、皮膚を伝わって受け取る情報は変化し、そこから湧き上がる感情も変わってきます。他のシリーズに関しても、一貫してネットワークの向こう側のスケールフリーな空間、あるいはコミュニケーション空間への欲望に駆動されながら、その反動として様々な手法で作品にあらわれています。 |
三宅佑紀 個展
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左右のレンズ#03 |
2025.4.29(火)〜 5.4(日)
KUNST ARZT では、2年ぶり6度目となる、
三宅佑紀の個展を開催します。 (KUNST ARZT 岡本光博) 【アーティスト・ステートメント】
あまりにも長い時間が過ぎてしまうと、
記憶というものはどれだけ大切にしまっておいても、
そのままを留めておくことは難しい。 |
上田なごみ 個展
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かごめかごめ |
2025.5.6(火)〜 5.11(日)
KUNST ARZTでは、初となる
上田なごみの個展を開催します。 (KUNST ARZT 岡本光博) 【展覧会コンセプト/アーティスト・ステートメント】
私は、日常の中で生じる相反する存在や、
それに伴う感情をテーマに制作している。 |
赤坂侑花 個展
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2025.5.17(土)〜 5.25(日)
KUNST ARZT では、2年振り、5度目となる
赤坂侑花の個展を開催します。 (KUNST ARZT 岡本光博) 【アーティストステートメント】
6年間通った小学校はもうすぐ廃校になります。
単純で無邪気な明るい時代でした。 |
京都市東山区夷町155-7 2F Tel:090-9697-3786 休廊日:月曜日
ギャラリー恵風 Gallery Keifu

*今後周囲の状況を鑑み、変更することもございますので、ご来場の際はホームページやFacebookでご確認くださいませ。
〈1F+2F〉
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2025.4.24(木)~ 5.4(日)
この度「恵風春の版まつり展」を開催いたします。 |
京都市左京区聖護院山王町21-3 TEL:075-771-1011 休廊日:月曜日
Gallery G-77

KG+
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2025.4.12(土)〜 4.27(日) ギャラリー G-77 は、KG+ (Kyotographie 2025) の一環として、イスラエル人写真家アンナ・ハヤットとスラヴァ・ピルスキーによる展覧会「Postbotanica」を開催いたします。
この展覧会は、大判ポラロイド写真を通じて、乾燥した植物の形をテーマに、自然との関係を再定義します。ヴィンテージポラロイドフィルムの独特な美学を取り入れた作品は、質感、不完全さ、変容に焦点を当て、花のイメージに新しい視点を提供します。 乾燥した植物は、生命力や喪失の象徴としての花という伝統的な概念を覆します。ここでは、腐敗が回復力と変容の証として称賛されます。大判ポラロイドフィルムはこれらのテーマを強調し、その独特の質感と色調のグラデーションは被写体の一時的な美しさと並行します。 Postbotanicaは、自然の自律性を称賛し、無常と変容の中に美を見出すよう観客を招待します。 |
京都市中京区中之町73-3 Tel:090-9419-2326 休廊日:月・火曜日
艸居

<艸居>
道川省三 & トレイ・トレイハン:山の音
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![]() トレイ・トレイハン 展覧会のスケッチ ![]() 道川省三, Volcano Sculptural Form, 2025 |
2025.4.26(土)〜 6.11(水) 道川省三の作品は、土と石のライフサイクルについて深く美しく私たちに教えてくれます。彼は火山地帯の北海道で生まれ、岩が形成される場所で育ち、猿投山での日々の散策で地元の石を感じ取り、集め、土に優しさとエネルギーを込め、手で形作る。まるで大地の使者のようです。
展示会を企画するにあたり、私たちは自然を展示室に招き入れることで彼の作品とその歩みを映し出そうと考えました。時が経つにつれて、巨石は石となり、石は小石へと砕け、やがて小石は粘土の粒子へと分解されます。これらの作品は、本質的に石の原形を尊重し、敬意を込めた彫刻作品なのです。 艸居(古門前)にて、陶芸家、道川省三と建築家、トレイ・トレイハンによるコラボレーション展「山の音」を開催致します。展示では、道川の最新作の陶芸作品29点と、トレイハンによって配置される自然石11点を展示いたします。本展は、芸術と建築において、二者が共通して根源的な要素とする、造形、自然、空間、素材、環境など観点から創造性と革新に満ちた対話を重ね構築されたものです。それは「山の音」のように、山中の静けさの中で、二者の美意識が呼応し、作品と石が対話する形で具現化されています。 道川の作品は螺旋状の力強さと孤高の静けさを併せ持ったフォルムで知られています。それは、作家が生まれ育った北海道の洞爺湖や有珠山の風景を表し、自然の雄大さや優美さ、それと相反して、静寂や脅威を肌で感じながら育った作家の自然への畏怖の念を感じさせます。 これまでの道川の制作方法は、土の塊の外側にワイヤーで切り込みを入れ、轆轤を回転させながらフォルムを形成していくものでした。本展では、土の塊の内部にワイヤーで切り込みを入れるという、これまでにない画期的な方法で、《Volcano Sculptural Form》《Kohiki Sculptural Form》《Kohiki Natural Ash Sculptural Form》《Tanka with Silver Sculptural Form》の代表的な作品シリーズを完成させました。 道川の土との向き合い方は非常に真摯で、土が本来持ち合わせている形状に耳を傾けながら、最大限の可能性を瞬時に引き出します。それはインプロヴィゼーション的で、道川の楽観的な人生観を暗示しているようでもあります。 トレイハンは、道川の彫刻作品と自然との調和を象徴する自然石をギャラリー空間に展示いたします。本展の空間設計にあたり、龍安寺の石の配置を参照しています。入って直ぐの日本建築の部屋には自然の雄大さと力強さを感じさせる大型の石を3石、後ろホワイトキューブの空間には、桂川の投石を5石配置します。そして、前と後ろの部屋を繋ぐ床の間には円柱の束石を、階段下の空間や通路には小川治兵衛の守山石を置き、その上に作品を展示いたします。今展は、石から生まれる粘土の生命循環を観る者に思い起こさせ、自然の中での芸術の存在を再認識させるものです。 トレイハンは2025年大阪・関西万博のアメリカ館のパビリオンの建築をデザインし、本展は万博と同時開催いたします。不確実で複雑、不透明で曖昧な時代において、アートを通して、アメリカと日本、大阪と京都、そして、世界の人々が国境を越えて交流し、よりよい未来を形成することを目指します。 |
艸居:京都市東山区元町381-2 Tel: 075-746-4456 開廊時間:11:00AM - 6:00PM 休廊日: 日・月曜日
艸居アネックス: 京都市中京区一之船入町375 SSSビル3F Tel: 080-9745-8452 開廊時間:1:00PM - 6:30PM
休廊日: 日・月曜日
京都 蔦屋書店

<6F アートスクエア>
佐藤幸恵・佐瀬梓
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佐藤幸恵 ![]()
佐瀬梓 |
2025.4.17(木) ~ 6.1(日) 主催:京都 蔦屋書店
佐藤幸恵は、ガラスや木、石、針金、化石、木の実など、さまざまな素材を組み合わせて作品を制作しています。鋳造ガラスを主な素材とした代表シリーズ《気色/Scene》は、「気配」を抽象化した立体作品です。近年では、土器や化石などの欠片(かけら)を触り、なぞり、想像し、繋げることで作り上げた《残片》シリーズも手掛けています。これは、作る起点を自分自身ではなく他の物にゆだねる試みです。 |
<6F アートウォール>
山口真人 個展
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2025.4.25(金) ~ 5.18(日) 主催:京都 蔦屋書店 山口真人は、グラフィックデザイナーとして活動後、2013年よりアートフェアの参加や個展開催も行い、多岐にわたって活躍しています。今年2月には、2020年から描き続けてきた「SELFY」シリーズ約300点を収録した画集『SELFY - Superficial Aesthetic -』を刊行しました。本展では、画集の刊行を記念して、原画とドローイングの展示、サイン会、トークイベントを開催します。 「SELFY」は、SNS時代における“現代の肖像画”としての新たなあり方を提示するアートシリーズです。SNSが日常化した現代、私たちの「自己」は、他者の視線と承認を前提に構築される存在へと変化しました。セルフィー(自撮り)はその象徴であり、理想化された自分を演出し、他者からの評価によって自己を確認するためのツールのようでもあります。本シリーズは、実在の人物ではなく、匿名性の高いキャラクターや加工されたようなビジュアルを通して、自己の記号化や消費を表現しています。かつての肖像画が「個の本質」を描こうとしたのに対し、「SELFY」は「社会が求める自己像」を描き出します。山口はこの作品群を通じて、「私たちは本当に“自分自身”を生きているのか?」という根源的な問いを投げかけます。
◆サイン会
◆トークイベント |
<6F ギャラリー>
品川 亮 個展
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《After the winter》 |
2025.4.5(土) ~ 4.29(火) 主催:京都 蔦屋書店
品川亮は大学院在学中より、ホテル客室(翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都)の襖絵を依頼され、制作するなど早くから脚光を浴び、国内外からも高い注目を集め続けるアーティストです。 【本展に寄せて】
絵を描く時、紙をパネルに張り込んだ時点で、そこには空間がもう描かれていて、僕はそこに絵の具を使って演出を加えている、という感覚があります。無限に広がる絵画という箱の中で自分はどんなことができるのか。それは金箔でも紙のままでも同じです。 品川 亮 |
サイトウナオコ 個展
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![]() 《雨まじりのとき》2025 |
2025.5.3(土) ~ 5.27(火) 主催:京都 蔦屋書店
アンニュイな⼥性とそこに寄り添う猫。植物や暮らしの中のひとかけら。 【アーティストステートメント】作品は、静止画というよりは線や色面を介した揺らぎのある余韻を感じるものとして表現したいと思っています。 |
京都市下京区四条通寺町東入ニ丁目御旅町35 京都髙島屋S.C.[T8]5・6階
Tel: 075-606-4525 営業時間:10:00~20:00 (不定休)