◆展覧会についての最新情報は、各ギャラリーのサイトでご確認ください。
イムラアートギャラリー京都 imura art gallery Kyoto

辻村史朗 展 |
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2022.5.20 (金) 〜 6.10(金) このたび、イムラアートギャラリーでは約10年ぶりとなる辻村史朗の個展を開催いたします。 日本を代表する陶芸家の一人である辻村史朗(1947-)。 辻村は、日本民藝館(目黒、東京)で古の名も無き大井戸茶盌に魅せられ、1971年24歳の頃に作陶を決意します。その後、人里離れた奈良の山奥に住処と窯を自らの手で建てて以来、50年にも渡って独自の創作活動に打ち込んでいます。辻村史朗の表現は焼きものにとどまらず、絵画や書などにまで及びます。内なるものから発する「何か」に突き動かされながら、追い求める「何か」を形に表すために、何度も何度も満足のいくまで、毎日ただひたすら手を動かし続けます。生み出された作品すべては、その一つ一つに、豪快さのうらに、あたたかみのある美しさを秘め、唯一無二の力強い存在感を放ちます。 本展では、そんな辻村作品の中でも絵画と壺を中心にご紹介いたします。孤高の芸術家・辻村史朗が力を注いできた生命力溢れる作品群を間近でご堪能ください。 |
京都市左京区丸太町通川端東入東丸太町31 Tel:075-761-7372 休廊日:日・月曜日&祝日
同時代ギャラリー DOHJIDAI GALLERY of ART

〈ギャラリー〉
「旅展 −miniature−」 |
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2022.8.16(火)〜 8.21(日) どこかにあるようなどこにもないような場所へ。 |
白井聡子 個展 |
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2022.8.23(火)〜 8.28(日) 日本独自の伝統染色技法である「型染め」を用い、故郷・静岡の風景をモチーフに制作を行っている。長い間、日本のみで熟成された型染めの伝統を守り生かした作品制作を継続しながら、新たな視点を切り開いていく。 |
京都市中京区三条御幸町南東角 1928ビル2階 Tel:075-256-6155 休廊日:月曜日
エンアーツ eN arts

深澤伊穏 個展 |
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2022.7.8(金)〜 7.31(日) 2022年7月 eN artsでは 深澤伊穏個展「加速浸食」を開催いたします。 インターナショナルスクールを卒業後、オーストラリア ニューサウスウェールズ大学美術学部を卒業。陶芸に魅せられた深澤は日本に帰国後、多治見市陶磁器意匠研究所セラミックスラボにて本格的に技術を学びました。 深澤は、風化や浸食という自然現象に着眼し、それらの現象を陶磁器にて人工的に表現出来るか否かを試行錯誤しています。自身の手により作られた人工の造形物が自然に変形したり、作為をもって施した釉薬が自然に垂れ落ちていく様を観察しつつも コントロールし、素材や造形が作品内で「自然と人工」「作為と無作為」を往来するのを表現してゆきます。 本展では、オーストラリアより帰国してからの3年間、岐阜県多治見市にて制作してきたシリーズ「回転」「加速浸食」「石の上」より最新作をご披露致します。深澤伊穏の京都での初個展を是非ご高覧下さい。 eN arts 加速浸食 深澤伊穏 |
京都市東山区祇園北側627 円山公園内八坂神社北側 Tel:075-525-2355 開廊日:金・土・日曜日
ギャラリーギャラリー GALLERYGALLERY

沖縄 首里城再建のためのチャリティー展 |
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2022.7.16 (土) 〜 7.31(日) ■展覧会主旨2019年10月31日、沖縄の首里城が焼失したニュースは、今でもショッキングなニュースとして私の中に大きく残っています。その後フリーランスキュレーターの深萱真穂氏から、首里城再建のためのチャリティー展を開いてはどうかと提案をいただき、沖縄関係の作家の方々もご紹介いただいて、準備を進めてきました。 が、折しも世界中がコロナ禍となり、世の中の動きが止まったようになり、ほぼ2年の月日が流れました。 折しも、今年は、沖縄が本土に復帰して50年という記念すべき年となりました。コロナ禍が少し落ち着いている今、作家の方々の協力をいただき、開催することとなりました。 沖縄が置かれている現状を考え、琉球文化の維持、継続などを考える機会となればと思っています。 ギャラリーギャラリー 川嶋啓子 |
京都市下京区河原町四条下ル東側 寿ビル5階 Tel:075-341-1501 休廊日:木曜日
ヴォイス・ギャラリー MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w

「From the Deep」 |
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![]() “Sleep Walking series:level 3" |
2022.7.10(日)~ 8.7(日) フィリピンで画家、彫刻家、イラストレーターとして活躍するマリアノ・チンの新作ドローイングをご紹介します。 2002年~2004年、文部科学省奨学金留学生として、京都市立芸術大学において木版画を学びました。滞日中の2003年と帰国後の2010年、当ギャラリーでは個展開催のほか、プロジェクトに参加依頼。現在は、独立系の中堅作家として、個展および活躍中のアーティストとの共同制作とグループ展を精力的に開催しています。 日本のアニメの影響もあるという彼の作品は、サイケデリックで時にグロテスクなディストピアの物語です。 *本年11月17日~12月4日、マリアノ・チンをふくむ6名のアーティストによるグループ展〈態度と実践~フィリピンの独立系アーティストたち~ 〉を予定しています。 |
京都市下京区富小路通高辻上る筋屋町147-1 Tel:075-341-0222 営業時間:11時~19時 休廊日:月・火曜日
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

<@KCUA 1>
KCUA OPEN CALL EXHIBITIONS |
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![]() 金 光男 ![]() 東恩納裕一 ![]() 山田周平 |
2022.7.30(土)〜 8.28(日) 主催:京都市立芸術大学、Positionalities実行委員会 「Positionalities」の言葉を冠した本展は、3人の現代アーティスト(山田周平、金光男、東恩納裕一)の作品を並置することを通じて、作家が多様な社会・政治的問題にアプローチするときの立ち位置の重層性を浮かび上がらせる。これまでアーティストが社会・政治的問題に接近を試みるときの、その立ち位置の差異はあまり問われてこなかったように思われる。 「ソーシャリー・エンゲージド・アート」や「アート・アクティビズム」などの用語の流行が示唆するように、今日ではアーティストが作品制作を通して様々な社会・政治的イシューに切り込むことは一般的となった。ソーシャリー・エンゲージド・アートやアート・アクティビズムの観点から眺めると、美術史的文脈とも接続させながら、芸術を通して社会と個人の関係性を問い続けてきた山田、金、東恩納の実践はいずれもユニークかつ重要なものと言える。加えて、ときにエモーショナルにときに挑発的に鑑賞者を刺激する彼らの作品は、アナリティカルで客観的視座を備えた作品の多い日本におけるソーシャリー・エンゲージド・アートやアート・アクティビズムの領域で異彩を放つ。 山田周平は現代社会に対する深い問題意識と関心をもちながらも、作品における彼の立ち位置は一貫してニヒリスティックで冷笑的である。在日コリアン3世の金光男にとって、作品のテーマともつながるアイデンティティの問題は、つねに自らの実存にまとわりつき容易に距離をとって眺められるものではない。東恩納の代表作である、蛍光灯を主要モチーフとする「シャンデリア」シリーズは、日本社会に浸透するメンタリティを批評的に浮かび上がらせるが、作品のなかで彼自身の存在感は極限まで減じられている。 山田、金、東恩納はいずれも「社会-個人-歴史」の連累のなかで過激で挑発的な芸術実践を行い、それらは言語化しにくい感情や情動、あるいはその徹底した欠如に基礎付けられている点で共通する。だが、興味深いことに、彼らの作品における彼ら自身の立ち位置は大きく異なる。 山本浩貴(本展キュレーター) |
<@KCUA 2>
KCUA OPEN CALL EXHIBITIONS |
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![]() 中桐聡美 ![]() 山田真実 |
2022.7.30(土)〜 8.28(日) 私たちは版画のプロセスが「境界」を越える行為にとても近いものではないかと考えています。シルクスクリーンでは、刷りによってインクが版を越えることでイメージが現れ、木版画では和紙と版木とが接しながら、墨によって互いの内部へ侵食し合うようにイメージが摺りとられます。何かについて理解しようとするために、まずそれらと自身を隔てる「境界」を意識し、それを越えて外側へ向かうのだとすると、外と内とを区別する過程で、内側である自身について改めて考える必要があります。この外と内との往還に、版画との共通点を見出しているのです。 この「境界」を越えることによって生まれる流動性と、私たちが現在拠点とする瀬戸内海/琵琶湖という水辺の生活環境とをつなぐ言葉として、本展に「測鉛をおろす」というタイトルをつけました。「測鉛をおろす」とは、綱の先に鉛のおもりをつけた「測鉛」を海に投げ入れて水の深さを測ることを指します。私たちは制作のなかで、船上にいるかのように揺れ動く自身との関係性を考えながら、海面にたとえられた「境界」を越えたその先について知ろうと試みています。そして、それぞれの行為の痕跡を並べてみたとき、そこにまた「境界」があらわれ、新たな気づきを生み出していくのです。私たちは本展を、こうしてあらわになったいくつもの「境界」へ触れる知覚装置と捉えています。そこに示された「境界」を意識することは、鑑賞者自身にとっての新たな海底への道を開いてくれることでしょう。 中桐聡美、山田真実 |
京都市中京区油小路通御池押油小路町238番地の1 Tel:075-334-2204 休廊日:月曜日
ギャラリー ヒルゲート Gallery Hillgate

〈1 F〉 |
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2022.8.9 (火) ~ 8.14 (日) |
〈2 F〉 |
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2022.8.9 (火) ~ 8.14 (日) はじまりは まっしろ |
〈1 F〉 |
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2022.8.16 (火) ~ 8.21 (日) |
〈2 F〉 |
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2022.8.16 (火) ~ 8.21 (日) 私と勝山夫妻との出会いは、2017 年に私が所属する京都府肖像写真技能士会で、写真展「翔貌 ~京の匠」を開催する事になり被写体になる京都の職人さんを探していました、そこで家の近くの体操教室で一緒だった勝山春枝さんに声をかけました。勝山春枝さんは実家で代々続く西陣織の仕事をされており、被写体になってもらえないか?と声をかけたらすぐに「喜んで」というお返事をいただきました。撮影した写真からは熟練の織りの技術に誇りを持った春枝さんの表情を表現できたと思っています。そこから、ご主人が木版画作家であると知り、ギャラリーヒルゲートでの展覧会を見せていただき、お二人の作品展の記録写真を写すようになりました。 勝山正則さんの木版画からはダイナミックな生命力と温もりを感じます。春枝さんのフロッタージュからは正直に生きる姿勢を作品に込められていると感じます、お二人の人柄がそのまま表れています。 伊藤治美・写真家 |
○夏期休廊:2022年8月23日(火)〜8月28日(日)
〈奥庭空間〉 |
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2022.6.21 (火) ~ 12.25 (日) |
京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町535番地 Tel:075-231-3702 休廊日:月曜日
京都芸術センター Kyoto Art Center

<ギャラリー北・南、和室「明倫」、ほか館内各所>
FOCUS#4 伊東宣明 |
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![]() 《Time Cannot Go Back》 |
2022.5.14(土)〜 7.18(月・祝) 京都芸術センターでは、経験や実績を積み重ねてきたアーティストを個展形式でとりあげる「FOCUS」の4回目として、伊東宣明の個展「時は戻らない」を開催します。 伊東はこれまで、映像、インスタレーション、そしてパフォーマンス等によって、一貫して「生/死」「精神」「身体」そして「時間」といった、逃れようのない概念に向き合ってきました。作品において、これらのテーマとともに発見されるのは、時間メディアである「映像」への彼の洞察です。 本展では、伊東の旧作や近作、そして現在のすがたを一挙に紹介します。会期中は展示や関連イベントに加え、南ギャラリー内の小部屋を「制作室13」として不定期に公開します。このオープン・スタジオでは、来館者が被写体として伊東の制作に参加することができます。 本展のタイトルにもなっている最新作《時は戻らない》は、逆再生を用いた映像作品です。巻き戻っていく映像を観るとき、私たちは「何も起こらなくなっていく」ことへの驚きと、居心地の悪さを覚えるでしょう。もし仮に「時を戻す」ことができ、取り返しのつかない出来事を取り消せたとしたら、その「時間」はなかったことになるのでしょうか。伊東の作品にみられる、野蛮なようで穏やかで、しかしどこかユーモラスな表現は、対峙する私たちに、私たち自身や、その周囲に流れる、生きている時間の感触をあらためて意識させてくれます。 カメラで撮影された私たちは、やがて映像から離れ、それぞれに生き、その映像は過去のものとなっていきます。しかし時を隔てて、私たちはその映像の前にふと立ち止まることがあるかもしれません。そのとき映像は、撮影されたときとはまた異なるものをうつす「作品」として、私たちの前にあらわれるのかもしれません。本展は伊東宣明の作品と活動を通じて、私たちにとっての「生きて、ともに観る時間」について再考する機会となるでしょう。 |
京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 Tel:075-213-1000
ギャラリー・パルク Gallery PARC

「Beyond」 |
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2022.8.13(土)〜 9.4(日) 主催:ギャラリー・パルク Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、『beyond:むらたちひろ』展を開催いたします。 むらたは『目に見える景色は、変化し続ける世界のごく一部・ある一瞬を切り取ったものにすぎない』として、 2015年くらいまでは特に「描くことへの意識」から、染色の滲みや拡がりを用いた染色作品を展開してきまし た。ここでは日常の中で見つけた描きたい景色を染料によって布に描き、そこに水を与えることで生じる変化 (滲み)をもって、変化し続ける流動的な世界を描き出していたといえます。 2015年以降、むらたは自身の技法である「染色そのもの」を眼差し、解体と点検をはじめます。染めるという行 為、染まるという現象、染料が持つポテンシャルや布という支持体の特性まで、自身と染色にまつわるそれぞれは 作品や取り組みへと切り分けられ、発表の機会を通じて私たちに投げかけられてきました。とりわけ「染める/染 まる」を物理的な側面としてではなく、精神的な行為・現象と解釈した展開や、染色が持つ不可視の要素である 水や時間を主題に据えた取り組みなどは、むらた自身の染色についての思考を深めるものになったといえます。 画面上の染料が大きな流れや動きを思わせるとともに、細部においては豊かな階調や複雑な様相を見せる 「beyond」シリーズ。ここでは、むらたの意思・身体の動きはストロークとなって布にうつされ、直後に水によっ て滲み、動き、揺らぎ、隣あう色はぶつかり合いながら次第に複雑な色面へと拡がっていく。そうして、むらたに よる線は面へと、色は滲みへと変容するなかで、かつてのストロークは気配として残りながらも、細部には様々 な様相が生じていく。このプロセスに感じる「遠さ」こそが、本シリーズにおいてむらたの描き出したいものであるといいます。 『同じ時代に生きていても、人それぞれに見ている世界は違う。共感・共有できる近しさだけでなく、「遠さ」の なかにも築ける関係性があるのではないだろうか』とするむらたは、これまでの染色のプロセスにその「遠さ」 を見出した体験から本作品の制作に取り組んでいるといいます。そして、「描くこと」が何かのイメージを「明確 にする」ことであるなら、自身(染色)は遠く揺らぎ、滲む存在を「そのまま」に現すことができるものであるとも。 つまり、本シリーズでは、2015年以前に染色の滲みを使って「変化し、近く遠くに揺らぐイメージ」を描くのと 違い、遠ざかるが消えはしない。近づけるがひとつになることはできない。そこにある曖昧ながらも明確な距離 を「遠さ」として眼差し、染色の滲みや動きによって「遠さそのもの」を描きだしているといえます。 本展は2020年に巨大な旧酒造を会場に開催した個展「すべとしるべ 2020 #01:むらたちひろ 時の容 /while it goes 」(オーエヤマ・アートサイト/京都)において、会場制作として取り組んだ大型作品や、2022 年のVOCA展出品作品をはじめとするむらたの『beyond』シリーズ作品を中心に構成いたします。 [artist statement]染色によって広がる色は、生地の内・外、表・裏を横断的に、あるいは 一体のものとして渉ることができる。 |
京都市上京区皀莢町287 堀川新文化ビルヂング2階 開廊時間:13時~19時 休廊日:水・木曜日
ギャラリー知

杉谷 一考 個展 |
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2022.7.22(金) ~ 8.6 (土) GALLERY TOMOではおよそ3年ぶりとなる杉谷一考の個展 -ブロック遊び- を開催いたします。 活動初期の頃は具体的なイメージがより形に出ていましたが、徐々にどこかでいそうでいない動物や世界観の表現へ変化していき、現在では具現化する仕事中に浮かぶイメージを含ませて手を動かし初めて自らに内在する形を知るスタイルへと変貌しています。 今回の展示では、これまでより単純化された形が無秩序性を帯びて並びます。鑑賞者が自らの鑑賞体験を通して思考する作品とのリレーションが作家とのコミュニケーションとなり、作品に意味を持たせることになります。 GALLERY TOMO アーティストステートメント:
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京都市中京区寺町通丸太町東入る南側下御霊前町633 青山ビル1F Tel:075-585-4160 休廊日:月・火曜日
KUNST ARZT

■新型コロナウイルス感染対策を行った上で、展覧会を開催しております。
前野 藍 個展 |
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2022.8.30(火)〜 9.4(日)
KUNST ARZT では、前野藍の個展を開催します。 KUNST ARZT 岡本光博 <アーティスト・ステートメント・展覧会コンセプト>幼い頃から紙が好きで絵を描いたり
本の真似事のようなものを作っていました。 作品を見て、なにかのお話を元に絵を描いているのですか、
と訊ねられます。 今回は自由に空想を広げ、雲を作ることにしました。 コレクターの棚や保管箱の中で
静かに眠っている作品ではなく、
100年後にガラクタ市で色々なモノに紛れて
置いてあるような色褪せたモノになることが
私の作品の目標です。 前野 藍 |
京都市東山区夷町155-7 2F Tel:090-9697-3786 休廊日:月曜日
ギャラリー恵風 Gallery Keifu

*今後周囲の状況を鑑み、変更することもございますので、ご来場の際はホームページやFacebookでご確認くださいませ。
〈1 F〉 |
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2022.8.2(火)〜 8.7(日) 虹に出会えると嬉しくなるのはなぜだろう。分光の原理を頭では理解していても、その光景には無条件に心が躍る。人工的に虹のようなものを作る装置「プリズム」を最近手に入れて、小さな虹を部屋に散りばめ愉しむことがささやかな喜びとなった。 |
〈2 F〉
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2022.8.2(火)〜 8.7(日) 京都市立芸術大学、日本画専攻を卒業した四人による展示です。 |
京都市左京区聖護院山王町21-3 TEL:075-771-1011 休廊日:月曜日
Gallery G-77

Group Exhibition |
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2022.7.24(日)〜 8.7(日) 本展では、”Infectious World” と称し、川口奈々子、長沢郁美、UMAの3アーティストによるグループ展を、ギャラリーでのフィジカル作品展示とバーチャルギャラリーでのNFT作品展示での同時開催にて行います。 Infectious World 長沢郁美、川口奈々子の作品は一見してカラフルで明るくかわいい印象を受けますが、その作品をじっくり鑑賞し絵の中に足を踏み入れると至るところに闇も潜んでいます。その光や闇がどこから来るのか、きっと作者本人の理解をも超えたところから来るのではないか。2020年に突如広まった新型コロナウイルスもどこからきたのか正確にはわかりません。その人智を超えた厄災に世界は翻弄されました。それを闇と言うことも出来ますが、悪いことばかりではなかったはずです。外出やコミュニケーション、愉しみを制限されることで自分自身と向き合い、静かに思考する時間が増えました。それはちょうど100年前のスペイン風邪が猛威を振るった時代、芸術家たちは閉じこもり、内省的に精神の奥深くへと潜ることで唯物的な思想から開放され、シュルレアリスムや幻想主義を開花させた歴史を思い出させます。 |
京都市中京区中之町73-3 Tel:090-9419-2326 休廊日:月・火曜日
現代美術 艸居

<艸居>
秋永邦洋 個展 |
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![]() 左「朧気(鹿)」2022 |
2022.8.4 (木) 〜 8.31 (水) 艸居では、秋永邦洋個展「存在/不在」を開催いたします。弊廊では初めての個展となります。本展 では、架空動物やその対極にある身近な動物を題材に「恒久性」と「儚さ」を表現した新シリーズ(第 一部)と、これまでの骨格シリーズである「擬態化」に更なる展開を示した作品(第二部)を展示いたします。本展では、コロナ渦で、スタジオという限られた一室に篭ることを余儀なくされた秋永が、さまざまな思考を廻らせ新しい方向性を示した作品群を2部立で展示いたします。 ■第一部 秋永邦洋 日本で古来から神聖視されてきた獅子や鳳凰といった架空動物と、その対極の存在である⻑年ペットとして愛されてきた犬や猫などの身近な動物をモチーフに、近年薄れつつある存在と不在の境界線の 曖昧さを具現化しようと試みる秋永。我々の暮らす社会は、溢れる情報に覆われ実態が見えにくくなっています。またネットを介して仮想世界と接することのできる現代社会では、目の前に広がる世界 が果たして現実なのか、或いは非現実なのかうまく判別がつきません。一方で、目まぐるしい科学技 術の進歩により、以前は人間の欲望の中でしか存在し得なかった空想上の出来事が現実になりつつあります。例えば近年話題を集める脳のデジタル化に関する研究。脳の情報をデータ化し保存することで、人間の死後、肉体が不在でも擬似的にネットワーク上で存在し続けることが可能となるかもしれません。 存在とは何か?秋永の手掛ける動物たちを眺めていると、まるで彼らが現実世界に存在しているかのような錯覚に陥ります。本展を通して存在と不在、我々の従来の理解を改めて問う展示構成となっております。 ■第二部 実在するサルやヘラサギに加え、本展では初展示となる龍やケンタウロスなどの架空動物を展示いたします。装飾する行為とは何か?装飾とは人間の欲望を満たす行為であり、物事の本質を偽装してしまう行為ではないかと秋永は考えます。化粧やアクセサリー、服飾、刺⻘など、美しく見せたい、強く見せたいという願望や虚栄心から人は自らを装飾します。 動物を形作ると同時に死を表す「骨格」と「装飾」を組み合わせることで「偽装と欲望」、「儚さ」を表現します。クリスマスのチキンの持ち手についた飾りからは食事を楽しみたいという人間の欲望の恒久性が感じ取れ、食事が終わりゴミとなった骨と装飾からは、人間の欲望を満たした後の儚さを感 じ取ることができます。装飾が施されることで、動物の死は偽装され、動物の生と死、人間と動物の 関係性が曖昧になっています。陶は割れなければ縄文土器のように恒久的に残存します。第二部では、恒久性と儚さを持ち合わせる陶で表現された作品を通して、装飾というベールに覆われた物事の本質を探究していただければ幸いです。 *夏季休廊:8月14日 〜 8月22日 |
<艸居アネックス>
「日本現代陶芸との呼応と対比」 |
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![]() 金子潤 ![]() ジョン・メイソン ![]() 道川省三 ![]() リュ・ジェユン |
2022.8.9 (火) 〜 9.21 (水) (京都市中京区一之船入町375 SSSビル3階) 艸居アネックスでは、ジョン・メイソン、金子潤、道川省三、リュ・ジェユンによる企画展「日本現代陶芸との呼応と対比」を開催致します。 1950年代に西海岸で活動を開始したメイソンは、1957 - 1965年は、ピーター・ヴォーコスとスタジオを共にしながら土の物理的な性質や可塑性を探求しました。そして、その頃アメリカに台頭していた前衛芸術と抽象表現主義の影響を受けながら土の限界に挑戦しました。70年以降は空間的な体験、視覚的錯覚、建築的な展示など、メイソン独自の世界を確立し、線対称、回転、質量を巧妙に組み合わせた幾何学的な造形と色彩の融合などが、メイソン作品の特徴となり、概念や作品の組織化へとシフトされて行きました。 金子潤は、1963年に画家を志して渡米しました。その頃のアメリカは、抽象表現主義、ポップ・アート、そしてミニマル・アートへと展開していく画期的な時期でした。そのような時代背景の中、予期せずアメリカ陶芸に出会った金子は、1964年からジェリー・ロスマンのスタジオで陶芸を学びます。その後、ピーター・ヴォーコスに師事。同年には権威ある全米陶芸展で入選を果たし、アメリカ現代陶芸界に頭角を表します。その後1984年には、ボストン美術館で開催された「アメリカ現代陶芸の動向」展において、アメリカを代表する15人の作家の一人に選ばれ、アメリカ現代陶芸の巨匠として揺るぎない地位を確立します。日本の伝統的な色彩を使ってドットやスパイラル、ストライプなどを巨大な陶のキャンバスに描く金子は、アメリカという自由で縛りのない芸術環境の中でその才能を開花させました。 道川省三は、愛知県瀬戸市を拠点に日本国内をはじめ、イギリス、アメリカ、フランス、イタリア、ドイツ、スイス、シンガポール、フィリピン、モンゴルなど国際的に活躍する作家として知られています。道川の作品はロンドンのべSokyo Lisbonでは只今ポルトガル初の個展を開催中です。道川の作品の特徴は木の棒を土の中央に刺し、轆轤の回転を利用して生まれる強いねじれです。彫刻的な重量感と静謐な佇まいを持ちながらも、水平・垂直どちらの方向にもねじれた造形は躍動感にあふれており、見る者に大地や自然の持つエネルギーを感じさせます。 。北海道の活火山である有珠山の麓で生まれ育った経験が道川の作品にも影響を与えており、また火山に限らず自然界の様々な現象から着想を得て生まれてくる作品には日本のみならず海外でも評価されています。 リュ・ジェユンは、韓国白翎島(ペンリョンド)に生まれ、大学進学を機に来日。それ以来、京都市を拠点に制作活動をしています。人は毎日多くの人と対話し、多様な経験を重ねています。その情報は私たちの内面に積み重なり、混ざり込んで、「魂」に入力されて行きます。それは、やがて自分という自我を構成するとリュは考えます。そのような理由から、日々感じた感情や経験、記憶などを作品に表現しています。2021年から取り組んでいる自画像シリーズでは、ありのままの自分を受け入れ、本来の自分を粘土という媒体を通して表現しています。韓国唯一の陶芸雑誌である月刊陶芸では、記者として活躍するという別の側面も持ち合わせています。また今年6月にソウルのGALLERYSEINで開催した個展では「母国へ送る手紙」と題し、日本で過ごした3年間を作品に記録し、韓国で見せることをテーマとして作品発表しました。駐大阪大韓民国総領事館で日韓学生美術交流展に出展するなど、日本と韓国の文化交流にも積極的に取り組んでいます。 是非、この機会に彼らがどのように日本現代陶芸に呼応、対比しながらそれぞれの表現方法を確立したかをご高覧いただけますと幸いです。皆様のご連絡、ご来廊を心よりお待ち申し上げております。 |
京都市東山区元町381-2 Tel: 075-746-4456 開廊時間:10:00AM- 6:00PM 休廊日: 日・月曜日
コウジュコンテンポラリーアート COHJU contemporary art

土取郁香 個展 |
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2022.3.3(木) 〜 4.9(土) COHJU contemporary artでは、2022年3月3日(木)から4月9日(土)まで、弊廊では初となる土取郁香の個展「Blind Spot」を開催いたします。 土取郁香は1995年兵庫生まれ。2020年京都造形芸術大学大学院(現・京都芸術大学大学院)美術工芸領域修士課程修了。在学中より、親密な二人の姿を描く「I and You」シリーズや、風景から色や形といった要素を抽出した「a scene」シリーズなど、繊細ながらも凛とした空気の漂う絵画で高い注目を集めています。ラッカースプレーなど即興性と平面性の高い素材を用いることで、具象と抽象の間を自由に行き交うような画面構成と色彩感覚で、独自の世界観を追求しています。 本展のタイトル「Blind Spot」は、盲点や死角といった意味を持つ言葉です。日々の生活の中で私たちが見落としている関係性や感情の機微、あるいはまだ触れられていない物事の一側面などに目を向ける土取の絵画にとっては通奏低音とも言える要素の一つです。新作10点前後を中心に、見えているもの / 見えていないものが同居させることで、私たちに気づきを与えるような展示構成を予定しています。この機会に、是非ご高覧いただけますと幸いです。 *ART FAIR TOKYO出展のため、3月8日から14日は休廊いたします。 |
京都市中京区毘沙門町557 江寿ビル Tel: 075-256-4707 開廊時間:1:00PM-6:00PM 休廊日: 日・月・祝日